水の中。 -17ページ目

水の中。

海外小説のレビューと、創作を。


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ちょっとした高熱でバッタリ倒れていた私ですが、
とくに風邪の諸症状もないので、何事もなかったかのように生活しております。が。



この高熱というやつ、ウィルスを撃退するために体が体温を上げているのだと思うのですが、
うわー、痩せるものですね。びっくり。



この夏、すこーしずつすこーしずつ地道にためていたプチvビール腹が、たった一日で消え去りました……(よかった蓄積しておいて!)。



発熱のおそろしさを実感しました。
いやー、ダイエットなんて健康な人間のたわごとですよ。



みなさま夏風邪には気をつけて。


末期ガンで死にかけた男が「もう時効なのだが、子供を殺した」と自白した殺人。
ところが子供の死体が埋まっているはずの場所から現れたのは、成人男性の屍蝋化死体だった――科研第九のMRI捜査で、脳から情報が採れるのか?

秘密(トップ・シークレット) 5 (5) (ジェッツコミックス)/清水 玲子
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おや? おやおや?
青木と三好先生があっさりとうまくいくかと思われた前作のつづきですが、
ところがところが! ふたつの殺人事件の間で、事件以上に三角関係の緊張が高まっております! 
それも誰かが誰かを取り合うというのではなく、青木→三好雪子先生→薪さん→青木? という、カンペキすれちがいな三角関係に!



前作にひきつづき「青木はさー、三好先生スキなのもいいけど、少しは薪さんも思いやってやれよ」と思う私ですが、その私でさえ今回の薪さんの言動は――



嫉妬じゃねえの。



としか思えないのですよ。
薪さんはなんだかんだ屁理屈をこねて
「あなたは恵まれているから想像力というものがない!」
と三好先生を糾弾するけどさ、
そりゃー言いがかりだよ……。



薪さんという人の背景はいまだ語られていない部分が多いわけで、
どのような過去があって、他人を「幸せだから」「想像力がない」と言い切るのかは分かりませんが。
ささやかな証拠から不幸な事件を即座に嗅ぎ分ける自分のような人間のほうが少数派であると、どうして分からないのか。
そういうアナタだからこそ、第九の室長なのではないか。



というわけで、なんかこー納得のいかない薪さんの言動ですが、
やはりその反面、かわいそうになあとも思うわけです。



こういう人にとって、心許せる身近な人間というのは、ものすごく大事なんだろうなあ……。

あのー、私はべつに恋愛感情だけが独占欲を生むとは思わないのですよ。だから薪さんが青木に執着するのも、わりと幼いワガママなのではないかと思うのですが。

まあ恋愛でもそれはそれで構いませんが、なんだか薪さんとゆー人は、そこまで情緒面で成熟していない気がする……年齢容姿ともに関係なく。



(と三角関係、いえ薪さんを語るだけで終わるレビュー)




仕事不明、住所不定の破天荒な父親が亡くなった――
三人兄妹(プラス孫一名)が集められ、弁護士から「一億円の遺産相続をダーツで決める。これは遺言です」と言い渡され……?


この度は御愁傷様です (モーニングKC)/宮本 福助
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不謹慎ながら、「ある人物の死から始まる物語」というのが私は好きで。

それは生前には本人が隠していたあれやこれやが白日のもとに晒されるから――という、のぞき屋根性であったりするわけですが。
これはサスペンスや推理モノにはよくあるシチュエーションですよね。



本作は珍しくもコメディで、しかも驚いたことにこのネタでこれでもかこれでもかとばかりに、何話もつづく。
生前の愛人が出てきたり隠し子が出てきたりライバルがあらわれたりして、しまいには父親の父親(なんと生きてた! 100歳で!)まで登場するというムチャクチャぶりですが、まあ一冊分の分量をこれで続けるところがエライ。



亡くなった父親の「人生を楽しめよ!」というメッセージが根底にあるので、まったく湿っぽくならないところが、最近の邦画チックで面白いです。
葬式つづきで疲れているときなどにオススメ。



ああ、ただウルサイことを言うようですが、作画が……たいへん達者な絵なのですが、
人物がぜんぶ同じくらいの大きさに見えるところが残念のような。
誰もかれもおんなじ輪郭のおんなじ体つきぽくて、家に住みついてる愉快なじいさまたちの区別がつかないのが残念です。


まあ、登場人物がほぼ全員中年から高齢者の男性であるわけで(女性キャラふたりしかいない。そういえば) ……そうですねえ、描きわけしてくれーというのは酷かなあ……。







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ごぶさたしております!


旦那とゆー名の体のよわい生き物が熱を出して寝込んでいたので、
しばらく遠ざかっていたここですが(家を涼しくできないストレスに文章など書く気になれず……)、
みなさま夏バテなどしていないでしょうか。



メッセージボードにのせているライラのシリーズを読んでいてですね、
「内容わかんない! なんだっけこんな話だっけ???」
と自分の脳に不安になっていたのですが、分からないのも道理でこれはシリーズ三作目「琥珀の望遠鏡」……。
私が読むべきであったのはシリーズ二作目「神秘の短剣」ですよオイ。
どちらにせよ判断力がいちじるしく低下しているようで、脳に不安が残るわけですが――



いつかこの作品のレビューを……
レビューを書くことはないかもな……。



何といったらいいか、面白い面白くないに関わらず、
語るべきことが見当たらない作品というのがあるもので、
要は「自分にとっては興味のないテーマを持った作品である」ということなのでしょうね。



とりあえずメッセージボードから下げておきます、「琥珀の望遠鏡」。



23 (マンタは記事と関係ありませんー)


あのー私はですね、
毎度毎度のように忙しぶって日常生活をおろそかにしがちなもので、
それだけに、自分にとって責任のある生き物が毎日しあわせに生きているのかどうかを、
実はものすごく気にかけている人間なのですが(例・飼い犬や旦那などに「幸せか? 何かつらいことはないか?」と顔を合わせるたびに尋ねたりする←ヘン)。



犬はまあ、もちろん返事をするわけではないのですが、それなりに「ワン!」とか元気に言ってるので大丈夫として。
旦那もまあ、「あー、大丈夫大丈夫、おれ体重へってない」だそうで。



しかしですね、
やたらと会社にばかりいて家事もぎりぎり気味の、あまり妻として素晴しいとも言えない私に、旦那は文句ひとつ言わないわけです。



なぜだ。
このひと不満とかないの? 




ふと疑問に思いまして、
「私と結婚して、良かったことってあるの?」
と聞いてみたのですが……




「えー、あるある、たくさんあるよ」
「どこどこ? どういうとこ?」

わー嬉しいなあ、と嬉々として尋ねる私に、


「そうだなーいちばんは日常会話ができることかなあ……」
という、驚愕の返事が。



「日常会話って、それはあのー、どういう……」
「えー、おはようとかおやすみとか、今日は暑かったね寒かったねとか?」



そういうのは、そのへん歩いている人とすればいい会話では。



「えー、何言ってるんだよ全然ちがうよ。他の人間とは出来ないよ」
「なんで?」
困惑して私は聞き返します。
そんな高度な会話でないだろ。



「おまえは家で一緒にいても、 襲ってきたり とか 財布からお金ぬいたり とかしないけど、他の人間は何するか分からないだろ?」



どこの国の話だソレ。

「えっ……私じゃなくても、普通それはしないよ……」

びっくりのあまり、呆然と答える私に、旦那は「仕方ないなあ」と笑うのです。



「おまえの言う普通っていうのはさー、世間の普通じゃないんだよ。気をつけないと」



なにが「気をつけないと」なのかは分かりませんが、
とりあえず私とゆー妻はですね、
この人に「家に置いて日常会話をできるくらい信用されている(……)」貴重な人材なのだそうです。

だからなのか、現実的に妻としてどうであるかという部分については、そもそもあまり期待されていないようなのです。


そういえば、最近ではすっかり忘れていましたが、出会ったころのこの人というのは、けっこうヒドイ人間だったような気がしますが――



この人どういうタイプの人間不信なんだろう。
いやそれよりも、今までどういう目にあってきたのだろう……。


深まるナゾ。




ボブ・ハワードは<ランドリー>の新米エージェント。
英国政府が設立した歴史あるこの組織、
チューリング定理に基づく数学的魔術を駆使してオカルト的国防を行うお役所であるのだが……

残虐行為記録保管所 (海外SFノヴェルズ) (海外SFノヴェルズ)/チャールズ・ストロス
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えーとですね、このお話、サイバー・オカルト・スパイスリラーとでも言うのでしょうか。
クトゥールー神話の古きものどもから地球を守れ! というような話なのですが、
主人公ハワードが予算のことで上司にグズグズ苛められたりしながら、命がけで任務をまっとうするという、
オトナのコメディ。



こういうタイプの「数学が魔法に!」というオカルト物は漫画ではけっこう見かけるのですが、
小説でこんなに馴染んだ描写は珍しい……馴染みすぎていて、まあつまり日常的な描写にまで進化しすぎていて、最初は入りにくいほど。
いやー、主人公の理系オタクなうんちく満載で、なおかつアーネンエルベなんて出てくるし、
すんごい面白いです。面白いけど……



長い。



この作者さんのものは「シンギュラリティ・スカイ」「アイアン・サンライズ」と読んできましたが、
この二作は実際にページ数が多いので、「長いなー」と感じるのは無理もないのです。
ところが上下巻分冊であった前二作にくらべたら短い物語であるはずの本作までもやはり
「な、長い……」
と思ってしまったのは、何故なのでしょう。



つーかアレですよ、やはりフツーの作家さんの構成感覚と違うのですよ。
だってフツーはですよ、「こういう物語を書こう」の「こういう」という部分のエピドードに重きを置いて書くわけですよ。
この人はそのへんの感覚がちがう。
本題に入るまでが長く、語りのボリュームも「前置き」と「本題」がまったく同じくらいにぎっちりあって、そしてエピローグはいつも見逃しそうなくらいあっさり終わる。



ものすごく語りの上手い人なので小説として成立していますが、そうでなかったら読めたものではない……という気がします。



つまらないから読むのがかったるい、という「長い」ではなくて
語りたいことが多すぎてヘンな構成になるから長く感じる、のですね。



この物語も「主人公ハワードが現場任務を与えられるまで」の部分はさー、もうちょっとさー、省略してくれたらなあ……などと思うわけです。



なんだかいつもストロスの感想は「長い」だけで終わってしまって申し訳ないのですが、
ホントーに、面白いことは面白いのです。

ひとつの世界をつくる力はものすごくある作家さんなのです。

なのであのー、あともう少しだけ、読み手に優しい構成を希望。



後半に収録されている「コンクリート・ジャングル」くらいの長さが一番いいなあ……。




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いろいろいろいろ滞っておりますが、
こんな更新とぎれがちヨロヨロ☆ブログにいつも来ていただいて申し訳なく……!



実は最近おそろしいことが起きたのですが、
そう、実家に帰ってPC(私の先代VAIOがまだ頑張ってます)をいじっていたときのことです。

「ちょっとー、セキュリティソフト期限きれてるよー!」
などと文句を言う私のところへ、姉が無邪気な顔でやってきて
「ねえねえ、アメブロってしってる?」
と聞くのです。


「知ってるけど、なんで?」
「あのねー」
姉の話を要約すると、最近スキになった芸能人さんがアメーバでブログをやっているのでコメントしたいがためにIDをとったのだそうです。
それで自分もブログを始めたのだそうです。
姉のブログを見せてもらったところ、いろいろな意味で「なんじゃこりゃ!!」だったので、だまっていられずに直してあげました(ログインパスワードに公開してる誕生日入れるのやめようよ……!)。内容は……内容はそうですね……なんか絵文字顔文字いっぱいあったかな……。←それ内容じゃない



ふつー世間一般では、姉妹とは仲良しであることが多いと思うのですが、
うちは、いえ私はそうではないのですよね。
私もいいかげんオトナになったので、今では時おり一緒に出かけたりもして、そこそこ仲良くしていますが、姉と話していると自分がこの人のどこが好きではなくて物心ついたときから険悪であったのか思い出します……ああ、自分の腹が黒いのはここか? ここがルーツなのか? と思う週末でした。



ちなみにココのことは教えていません。
うーん、小説のレビューがメインであるし、創作もべつにエロでもドリームでもないので、どうしても読まれたくないような内容ではないのですが……どう記憶をさぐってみても、家族についてのイイ話を書いた覚えが無い……。





両親を交通事故で亡くし、理解者であった伯父レイフを飛行機事故で失ったカーター。
すっかり立ち直り、順風満帆な学生生活をおくっているかのように見える彼であったが、優しかった伯父のパートナーは全てを残して姿を消し、同居していた友人は黙って戦争へ行ってしまい、
永遠の別れはふとした瞬間に訪れる――


蜘蛛の紋様 2 (2) (WINGS COMICS パーム 31)/獣木 野生
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パームの登場人物の中では「アタマの固い常識人」という役割をふられているカーターですが、
あんなふうに小言を言ってプリプリ怒っていられるのは、現在の彼が幸せであるからなのですね……というのが分かる過去編。



ちなみに学生時代のカーターがどういう人だったのかというとー、


底抜けなタラシぶり(モラルぜんぜんない)、
身内には真面目な優等生の顔を見せ(期待を裏切りたくないのですかね~)、
自分を侮る相手には容赦なく(けっこーキツイ皮肉を言う)、
友人には寛容で(あの家にあんなおおぜいを住まわせていたのか!)、
差別に敏感(私もとくに黒猫を不吉だと思ったことはありませんが……時代性か?)。



両親から相当な抑圧を受けて育ちながらも、特に荒れた生活をおくるわけでも自暴自棄になるでもなく成長した彼は、すごーく自制心のある人だと思うのですが、
それだけに、ちょっと尋常でない覚悟を秘めているようなところがありますよね。
こういう人は怒らせちゃーダメだろうなあ……。



というわけで内容にまったく触れていない感想ですみません。
あ、この巻で「マイケル・ネガット事件」が世間にどのように扱われていたかが描かれています。


「こういうガキきらい」「かわいげがない」のような世間話をする友人に「こんな子供になんてこと言うんだ!」と怒るカーター。
彼もまた、自分の責任ではない罪によって、守ってもらえない子供時代をおくった人なのですよね……。



はじまりは小さな出来事だった。
「これ、何だと思う?」
容器の中でうごめく小さなゴカイ。
ノルウェー工科大教授であるシグル・ヨハンソンは石油会社にいる知人から個人的な分析を依頼される。新種のように見えるそのゴカイが見つかったのは、深海のメタンハイドレートから新燃料を得るための、プラットフォームの建設予定地だった。


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深海のYrr 中 (2) (ハヤカワ文庫 NV シ 25-2)/フランク・シェッツィング
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うわー大作です!


近年、大作扱いのものが大作であったためしがないように思っていたのですが、これはまぎれもなく一級のエコ・サスペンス。
環境問題をあつかった物語は今までにもたくさん読みましたが、「ああ、頑張って取材したんだね……」という感想をもつのがせいぜいで、楽しんで読んだ記憶はありませんでした。
そもそも、うんちくとドラマ部分とテーマという、物語を支える三つの要素が高いレベルで結実するのは難しいことなのですよね。
真面目に取材をする作家さんほど、対象について深い知識を得ているわけで、その知識を使ってしまいたい欲求があるのか、
たいていの場合、「調べましたよー」という部分が浮いてしまう。



この作品が素晴しいのは、テーマを語るために知識を使い、知識を活かすためのドラマをつくっているところではないかなーと思います。
他ジャンルの物語であれば、テーマを語るためにドラマを使うところですが、本作のような地球環境モノとしては、なるほどこの順番でいいのですね……ちょっと目からウロコが落ちました。




というわけで、ドラマ部分にまったく触れていませんが(忘れてた)、すこし説明させていただくと、


全世界の海で異変が起こり、
海底が沈んじゃってー、津波が起きてー、ヨーロッパが水没してしまいー、
「こりゃ大変だ! 環境テロか?!」というわけで、世界の警察であるアメリカ軍が専門家を招集するわけです。

上のあらすじ↑に登場する海洋学者シグル(ワイン好きなちょいワル中年)、
自分のルーツを忌避してきた水棲動物の研究者アナワク(このひと里帰りするまでマカ族だと思ってた)、
生物学者オリヴィエラ(働き者なのに印象うすいのはクロウが個性的だからか……)、
海洋ジャーナリストであるカレン(彼女の扱いが意外でした……登場するの遅かったのに)、


などなどなどたくさんいるのですが割愛すると、シグルをはじめとする彼ら専門家は、ある判断をくだすのです。


――これは自然災害でも、まして環境テロでもない。


では何なのか? というのは前半の山場のひとつであるので書きませんが、
あえてこの着想を採用するあたり、この作者さんは勇気がありますね……テーマからすると正しい選択なのですが、それにしてもこれは……ひとつ間違えば相当に陳腐になってしまうアイデアでは。なっていないところがスゴイ。
本作がドイツ発の作品であるというのも、幸運であったのかもしれません。
だってさー、アメリカ人の作家がアメリカ軍にああいう悪どい役回りをさせるとは思えないものな……。




最後に、個人的にここのところ「物語の鮮度」というものについて考えてきたのですが、
この作品こそは鮮度が大事な物語。ここ数年で読まれることに意味がある、と思います。
えーとこれは、いま環境問題を考えてほしい、とかいう意味ではなくて、2004年作品である本作の、情報の部分の問題ですね。
そもそも物語の大事な部分を占めているメタン開発について、今はコスト高で実用化されていませんが、あと数年で実用化するか、あるいは不安定すぎるエネルギーとして使われないか、そうなってしまうと「ああ、昔はこんなことでバタバタしてたのねー」と色あせて見えてしまい、サスペンスの輝きが失われるのでは……と思うのです。

10年後には、この物語で描かれている現実の大半は、現実ではなくなっている。


じつは非常に賞味期限の限られた作品であり、いつ読んでも色あせない普遍的なテーマを扱った物語のように、時代を越えて残るものではないと思うのですが。
今この時代にしか味わえないという贅沢さのある、素晴しいエンターテイメントであると思います。




そうですね、酒で言えばボジョレーみたいなものかなあ……。







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ごぶさたしておりますー!


ちょっと不在にしていたココですが、あまり報告するような進展もなく……。



たとえばですねー、ここ最近まんがの古い名作というやつを読んでいて、
面白くないなーないなーなんでだろうなーと、

物語の鮮度というものについて考えてみたりしていたのですが、
これはなー、例をあげるのが難しく……。



特定の作品の話をすると、ただの悪口になってしまいかねないのですが、複数を例示するためにはさらにたくさん読了して経験値を積み上げなくてはいけないので、めんどうくさ……いえ時間が足りない。



時代が共有する知識の成熟度(読み手側の一般常識がどこらへんまでか)とかー、
個人的な成熟度(読み手の年齢)とかー、
さらには当時の他作品の傾向とかー(恋愛物はハッピー・エンド等の定型があったかどうか)、



によって「おもしろい」「おもしろくない」というのは意外とカンタンに左右されるのではないかと思うのですよね。
ギャグなどの「笑い」は特に時代性があるわけで……古いものが面白く感じられない、というのはむしろごく当たり前のことかもしれません。

というわけで、そのうちこれらを語りなおすこともあるかもしれませんが、
今は何のことやらですみませんー!



今週中には書庫で「水上奇譚」(のろのろ奇譚……)の更新と、あとこちらで「深海のYrr」のレビューをしたいと思います。


ではまた。