水の中。 -16ページ目

水の中。

海外小説のレビューと、創作を。


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えーと別ブログ (書庫の更新情報をのせているブログ)にて、
「愛車って、その人が分かるよね!」

という、しょーもない記事を書いたのですが。

まあ私のアホーな記事はともかく、「所有するクルマがその人のひととなりをあらわす」というのは、これは本当にそうなのですよねえ。



ここで過去にレビューを書いた物語の主人公たちも、それぞれの個性に合った愛車を持っていて、



●クラリス・スターリングのマスタング

これはピッタリですよね~。じゃじゃ馬(死語ですか)イメージにピッタリな名前といい、キビキビした走りのスタイルといい、なるほどなーというクルマ。



●アレックス・デラウェアのセヴィル

セヴィルだと記憶しているのですが、ちょっと自信なし。作中時間が80年代だか90年代だかわからんのですが、「古い型のクルマを長く乗っている」という描写が、愛着のあるものを大事にするアレックスぽくてイイのですよねえ……。



●ダーウィン・マイナーのアキュラNSX

影の主役ともいえるこのクルマ。しかも「ホンダの優秀な技術者が一人でエンジンを組み立てた」とかの大層な由来がある。ダーウィンの走り屋ぶりと、こだわりすぎる性格がよく出ています。



あー、あと人物というより、クライトンの「恐怖の存在」でのプリウス。この作品では、良い人も悪い人も、やたらみんなこのハイブリッド・カーに乗っている。エコ・サスペンスにふさわしいクルマなのでしょうねえ……。




……と思い出せるだけでも、かなりのクルマが登場します。


いつもお世話になっている、えいみすさんブログ でも関連記事を書いていただいていて、それを読むと創作の小道具としても重要で、考えるのが楽しい(あんまり多いと苦しい……)ものであるようです。
私自身が創作をする場合、固有名詞を出すのがスキではないので、たいていのモノは名前を出すことを避けるのですが、クルマについてはさすがに色だけでは伝わらないことがありますので(まあ、通りすがりのものについては「白いセダン」でいいかなーという場合もある)、車種を書きますねえ……。
年式までは読み手にとってどうでもよかろうと思うので、書きませんが。



あ、でもですね。
例外的な話として、「一人称の主人公自身がクルマに興味ない場合」は不自然であるので、出しません(「OVER」の永一がコレに該当するかも。関連記事のコメントでのえいみすさん説は非常に面白いです。ああ、絶対そうですね。譲ってもらった軽自動車に乗ってそう……←車種はなんでもいいけどとにかく古くて色は白、という気がする)。



「物語に登場するクルマ」を一覧化すると面白そうですねえ。
まあ、海外小説好きな方などが、すでにどこかで素晴らしいデータベースを作っていそうな気もするのですが……。






廣田は製薬会社プラスケミカル・ジャパンのエリート課長。
本社からの強引な要請により、一年前に失踪した研究者を見つけ出さなくてはならなくなる。
行方不明の研究者の名は倉石。
彼はガン治療に驚異的な成果を上げ、その副産物として「若返り」の方法さえ完成させていたという――

ラザロ・ラザロ (ハヤカワ文庫 JA (929))/図子 慧
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す……すごい困った部分のある物語。


基本的にメディカル・サスペンスで、筋立てもおかしくはないし、「不老」というテーマも魅力的。
会社組織というものの冷酷な一面の描き方も、ありえなさそうでいて、意外と現実感があるのです。
そう、基本的に大人の常識のある作家さんなんだよなーと思うのです。が。




主人公・廣田のわけのわからない超絶美形ぶり。


廣田のパトロンであったプラスケミカル副社長のアラン・フェアフィールド(とうぜん男性で、なんかしらんがとつぜん廣田を「リーフ」と呼んだりする←愛人時代の愛称)。


廣田の相棒である、野生児・宮城(こいつの存在が一番ワカラン。野生児のくせに女顔という描写があるのも意味がわからん。この展開だとこのキャラクター自体が必要でない気がする)。



作者さんによるあとがきを読んで、ようやく腑に落ちたのですが、
ああ、「耽美小説を書いてください」というオーダーが元にあったのですね……!!
なるほど。それが書いていくうちに一般小説(要は耽美でない)へと変質してしまったわけか。



というわけで、主人公であるスーパー美形課長・廣田は、最終的にはカワイイ女の子とハッピー・エンドなわけですが、人物の配置がこんななので、なんかこう納得できない部分が……。



この配置だと、廣田と、廣田がひそかに劣等感を持ち続けていた宮城との物語のほうが優先順位は高い気がするのですが、わりとあっさりと流されている。

フェアフィールドも意外とあっさり身を引くし(何しにきたんだ)。



まあ、そのへんはいいとして、
私がなにより困惑したのは、廣田の美形ぶりに対する周囲の人々の賛美でしょうか。



「男の人でそんなにきれいってどういう気持ち?」
「きみなら鏡を見ながらマスターベーションができるでしょう?」



ブーッ。 ←茶をふいた音

あのう……あのう、人はさー、男の顔の造作なんて、そんなホメないよ。
主人公・廣田自身も「そんなにトクすることはない」という発言をしていて、
それはまったく同感なのですが(男性の容姿なんて、そんなに商品価値ないと思う。特にさらりーまんが超美形で何か良いことあるか疑問)、だったらコレはいらないんじゃねえの、という気がする。なんだかこういう部分がですね、とてもとても萎えるのです。
しかしこれら「困惑する」部分をきれいさっぱり排除したとして――それだと面白味に欠けるような気もするのですよねえ。



それら耽美的(?)要素を失って、この人の書く物語に魅力はあるのでしょうか。



うーん……無いような気がする。
いえ、どちらが物語として高尚かということが言いたいわけでなく、やはり作家さんの持ち味の問題で、この作者さんからそういうものを奪ってしまうと、なんだか色気がなくなる気がします。



読み手としては面白ければそれでいいわけで、あまりジャンルについて考えることはないのですが。
本作のようにわざわざ一般小説的なオチへ持っていくのなら、それらアヤシイ設定はすべて無駄になってしまうわけで、それならいっそ設定を活かせるライトノベル、あるいは耽美小説という枠組みで物語をつくってくれたほうが面白いのでは……と思いました。



あ、あとエンジェルの正体ですが、あれはちょっとムリ。現実感がなさすぎる。
「嫁と名乗っていたが、じつは息子だった」くらいのほうがよかった……。





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最近、本を貸してくれる同僚がいるのですが、
私はお返しに貸すよーなものがない……というかコレなんか貸しても読んでもらえるのか?!
という疑問が。
映画化超話題作ならともかく、翻訳小説ってやはり好き嫌いありますよねえ……。



私などは、昔の読みにくい時代から、「なんじゃそら」「意味わかんない」とブツブツ文句を言いつつ読んでいるもので、今どきのハイレベルな翻訳などは読みにくいとはまったく思わないのですが、そんなもの他人様がどうであるか分からないしな……。



しかも私の買うよーな本というのは、たいていが上下巻で長いのですよね。
私自身がそうなのですが、たとえ内容にどれほど興味がなかろうとも

「借りたものは読まないと失礼だしなー」

と思ってしまうので、なんだかアレとかコレとかの超長編を貸すのは気がひけます……えーとどうしよう。
読んだら捨てる読書生活のせいで、手元に短い作品が無いー。



思えばココでレビューを書いているのは、
感想を言い合う相手がいないからなので、本読み仲間が出来たらそれはそれはステキだなーとは思うのですが。
いままでの人生で自分の身のまわりのひとと感想を共有できたためしがないので、なんだか弱気です。



なんでだろうなあ……。



私などはべつに小難しいものを好むわけでもなく、おたくぽい萌えを欲しがるわけでもなく、冒険モノとかパニックものとかミステリだとかSFだったりとかの、ふつーのエンターテイメントな作品がスキで、特別に変わった嗜好の持ち主ではないはずなのに、いったい何故だろう……。



swan


「アメゴールド」

という通貨があるのを、みなさんご存知でしょうか。
いえ単なる仮想アメブロマネーなんですけども。



このアメゴールド、特に気にしたこともなかったのですが、
ある日ふと見てみたところ、なんだか結構増えている。


なぜに?


と不思議に思ってよくよく見てみたところ、どうやらココでレビューを書くために貼り付けた画像のリンクから、ときどき購入してくださるひとがいるようで……ええー、知りませんでしたよ! どうもありがとうございます。



あのー、ここのレビューはべつにアフィリエイト目的ではありませんので(そもそも誉めてない……)、適度に貯まったら、どうにかして何か世の中のためになるよーなことに使わせていただきます。えーと、そんな機能あったっけ。まあいいや。



という感謝の言葉でした。



(でもなー、正直なところ。そんなことより昔みたいに大きな画像を使いたいなあ。こんな小さいやつじゃなくてー)



(ちなみに↓これはー、どこかの空港の本屋さんです。ケアンズかブリスベーン)



book


朝の通勤電車で、熱心に携帯電話を覗き込んでいるひとがいるのです。
なんだろうと思って見ると、これが小説。



「ほー、これがケータイ小説というものか!」



と物珍しさに覗き込み(すみません)、ちょっとびっくり。

だってですよ、
えーと、なんかこう偽悪的なカンジの一人称の物語なのですが、とつぜん書いてあるわけですよ。



ムクッ



え? ムクッてなに?

前後のつながりを考えるに、どうやら「主人公が起き上がった」ことを描写しているらしいのですが、
まんがの擬音みたいだなあ……そうか、そもそもケータイの小さな画面で長い文章は読みにくいものなあ。可能なかぎり描写は省略されるわけだよなあ、と感心しました。



ただ、私などの場合は、携帯電話のちっこいディスプレイでは一度に目に入る文字量が少なくてイライラするので(通勤本読みとして鍛えられているので、たぶん読むのがかなり速いのでは……)、どちらにしてもケータイ小説にお世話になることはなさそうですが。
最近では漫画も配信されているようで、あのコマわりを携帯電話で見るなんていうのは、もう小説以上に論外にダルい。気がします。



自宅PCの広い画面で文章を読むのはラクチンなのですけどねえ。いざ持ち歩くとなると、いまだ紙媒体のほうが便利であるという不思議……

でもなー、携帯電話の機能が向上して、PDAが存在意義を失った今となっては、やはり未来の読書用端末となるのは携帯電話だろうなあ、仕方ないよなあ……とは思っているのですが。



でもヤダー!!



装丁うんぬんにこだわりはありませんが、まだまだしばらくは紙媒体にがんばってもらいたいものです。




ゴッサム・シティに現れた、最凶最悪の犯罪者ジョーカー。
しかし、マフィアも恐れずジョーカーとの戦いに一歩もひかない高潔な検事デントの出現に、バットマンであるブルースは引退を考える。


「彼こそは顔を隠すことのない真のヒーロー、この街の<光の騎士>となる男かもしれない――」


The DARK KNIGHT

¥2,008
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バットマンシリーズ最新作である、この「ダークナイト」。
しかしですよ、じつは私はいままでバットマン関連の作品は、ひとつも! 掛け値なしにひとつも見たことのないバットマン偏差値35くらいの人間なわけですが
(唯一の知識が「えーと、バットマンてコウモリのかっこした正義の味方なんでしょ?」という)。
いやー、なのにそれなのに、すごく面白かったです。


バットマンてあんな億万長者なんだ!  ←いちばん驚いた部分



で、本作の内容ですが、
二時間半の長尺でありながら、長さを感じ……まあ、実はちょっと長いとは思いましたが、
ダレることなく、犯罪者でありながら人の弱さ卑怯さを断罪しているかのような正体不明の男ジョーカーに
「選べ! 生き残りたければ選べ!」
と、全編ただひたすらに試されつづけるわけです。いや「脅されつづける」のほうが正しいかな。
自分が生き延びたければ、目の前のそいつを殺せ――という究極の選択を迫ってくるジョーカー。



本来であれば、そのような人間の弱さにつけこんで選択を強いる犯人こそを憎むべきなのですが、
追い詰められると、人はあっさりとその脅迫にのってしまうわけなのです。

本作でバットマンが「この男に後を託そう」と見込んだ検事デントでさえ、
愛する女性を殺された復讐心から、殺人に手を染めていく。



バットマン自身でさえ、「自分が犯罪者を追い詰めた挙句に、人々が犠牲になったのでは?」と自身の正義のありかたに疑問を持ち始めるわけです。




で、最終的に正義の味方であるバットマンは「自分はヒーローではない!」という結論に達するわけですが……

私はやや疑問なのです。
バットマンの最後の選択は、正しいのか。



ヒーローではない、街を守る暗黒の騎士(ダークナイト)でいいと言うのなら、あの選択は間違いではないのか。
「やつに勝たせない」とバットマンは言うけれど、人の良心を堕落させることが目的のジョーカーに「勝ったと思わせない」ことが、果たして「勝つ」ことなのか。


この手で始末するのではなく、自分の高潔さを守り、法によって裁かれることを選ぶべきなのか?
たとえ犠牲を増やしても?
愛する人を殺されても?



とは言え、その一線を越えてしまえば、相手も自分も変わりない憎しみで生きるだけの存在になってしまいかねないわけで……空しいなあ、正義をつらぬくって、なんて空しいことなんだろう、と「どうせおまえは俺を殺せない!」とバットマンを嘲笑うジョーカーの高笑いを聞きながら、しみじみ考えました。




まさかアメリカのヒーロー物で、こんな感慨を抱くことがあろうとは……という良作。




しかしまあ私だったら、このゴッサムシティーのような街では暮らせないので、あっさり引っ越すと思いますが……(こんな毎日どっかんどっかん爆発が起きるとこ通勤できないし)。




ライラはオックスフォードのジョーダン学寮で暮らす11歳の女の子。
相棒のダイモン、パンタライモンに止められながらもこっそりと忍び込んだ部屋で、彼女の叔父であるアスリエル卿を毒殺しようとする企みを知ってしまうのだが――
これが世界を変える、ライラの冒険のすべての始まりだった。


黄金の羅針盤〈上〉—ライラの冒険/フィリップ プルマン
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黄金の羅針盤〈下〉—ライラの冒険/フィリップ プルマン

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神秘の短剣〈上〉—ライラの冒険II/フィリップ プルマン

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琥珀の望遠鏡〈下〉—ライラの冒険III/フィリップ プルマン

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原題「His Dark Materials」シリーズ三部作。

うーん……。


のっけから「うーん」で申し訳ないのですが、非常によく出来たファンタジー(すごく練られた物語だというのでなくー実際はわりと行き当たりばったり的な展開なのですが、ワクワクハラハラする冒険がある、という意味で)の本作、大人でも楽しめる作品として世界中で読まれている物語、なのですが。

ううーん、要は「神さまを頼るのではなく、地上にすばらしい楽園をつくらなきゃダメなのよね!」という物語なのです。


べつにこれは私が読み取ったテーマというわけでなく、物語の最後に主人公ライラ自身が語っちゃうわけで、まあ文字が読めるのなら「そういう物語なんだなー」というのは分かると思います。

しかし「創造主なんていない!」みたいなことは、日本人である私にはいまさらどーでもいいつーか、
これといって感銘を受けることもないテーマなのですよね……。



物語の冒頭で予告されているとおり、
一作目「黄金の羅針盤」では主人公ライラの世界(われわれの世界と似たパラレルワールド)での冒険のはじまり、
二作目「神秘の短剣」では、われわれの世界のウィルという少年とライラとの出会いを描き、
三作目「琥珀の望遠鏡」では、重なりあった異世界すべてにかかわる大きな戦いが発生するのです。



本作において私が唯一、気になっていたのは、ライラの世界における自分の分身であり相棒である「ダイモン」とは、われわれにとっていったい何にあたるのか?
よく似た世界なのに、どうしてこのような違いが生まれるのか?


という部分だったのですが……



「見えないだけで、みんなダイモンを持っているのよ!」
という魔女の言葉にガッカリ……えええー、そんなーそんな結論て。
むしろ作中のウィルの推測である「ダイモンとは、実体化した独り言のようなものでは?」という説明づけのほうがイイような。
この結論ではあまりに夢がないかもしれませんが、なんだかなー、物語の根幹にかかわるナゾかと思っていたら、なんだーただのガジェットとしての役割しかない設定だったのかー、と残念でした。



そしてやはり私という読み手は、ガキ大将タイプである主人公ライラに、どうしても共感できなかったのですね。
いやー、ライラという少女はですね、勝気で頑張り屋で他人を巻き込んで進むタイプの主人公で、
現実にそこにいたら愛さずにはいられない個性の持ち主だとは思うのですが、物語の主人公としてはなー、私はいまひとつ感情移入できなかったのです……。



最後にとーとつに生まれる恋愛部分とかもなー、
いえ、唐突に生まれるのが恋なので、それ自体はべつにいいのですが、「そんな幼い恋でそんなに苦悩しなくてもさー」と思ってしまい、はなればなれになる彼らの運命に、あまり同情できなかったり。




というわけで、こむずかしいテーマを持つ本作ではありますが、やはり子供時代に読むほうがいいのでは、という結論に達しました。


前提となる宗教観のちがう日本人で、すでに大人であり、しかもファンタジー好きでもない私にとっては、あまり興味をひかれる部分のない作品でしたね……。







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どうもこんにちはご無沙汰してます!
お盆ですよ夏休みですよー!
そのどちらとも関係ねえ生活をしている私ですが(休暇中のひとのルーティンな仕事もするのでいーそーがーしーいー)、よくよく考えたら帰省とかすべきなのでは……?



と旦那(←この人はプチ休暇中)に聞いてみたところ、
「こんな混んでるとき帰るのムリ! おれ倒れる!」
だそうで。



そういえば、うちの実家も旦那の実家も
「あんたたち忙しいから」
と言って何故か理解を示し、帰ってこいとは言わないのですが、そんなだから私も自分ちの墓がどこだか分からなくなる(←ほんとう)のですよね。



私がそういう話をすると、同僚Aちゃんなどはそのあたりがきちんとしているオトナなので、
「あんた信じらんない!! お墓まいりくらい行きなさいよ!」
と叱られるのですが、そうか、そーゆーものか……。



というわけで、反省しました。
海外へ遊びに行くのはやめて、来年からはお盆休みを取得することにしよう。
ナスの馬つくったりスイカ割りしたり精霊流ししたり盆踊りしたりしよう。←なんか混ざってる



だってですよ、先祖の供養をきちんとしておかないと、
両親が亡くなったら……亡くなったら、墓がどこか分からなくなる(今すでに記憶が漠然としているような……だって寺の敷地広すぎるんだもの……)かもしれません。ヤバイ。これはヤバイ。



反省する夏。




(あ、レビューなどはのちほど更新しますー!)




アングラードの船にのせられ、外洋に出た琉花と海。
何らかの思惑を持つアングラードの制止を聞かずに、誘われるように海へと飛び込む琉花。
そこで彼女は古い記憶たちと出会うのだった。

海獣の子供 3 (3) (IKKI COMIX)/五十嵐 大介
¥750
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すみません、私にこのレビューを書く資格はあるのかどうか~。


非常にゆったりした展開の物語のために、二巻までの記憶がすっかり風化してしまい、



(え、アングラードっておばあさんだっけ?) ←ちがう
(あれ、一人いないけどどこいったんだろ?) ←死んで海にかえりました
(空くんと海くんてどっちがどっちだっけ?) ←生きてるほうが海くんです


……みたいな。


まあ、もともとそれほどセリフも説明もない作風なのですが、それにしても自分わすれすぎ。
しかし今回は深海の生物にまつわる話が出てきて、おおー海洋ロマンな気配が!
この物語はスピリチュアルな話になるのか科学な話になるのか、今のところどちらともつかない雰囲気ですすんでいますが、どちらなのでしょうね……。


琉花が泳いでいるシーンだけでも気持のよい本作ではありますが、

私は海洋モノでスピリチュアルとゆーのは、なんだか騙されたような気がして苦手なので、まんなかへんあたりでバランスをとるような物語がいいなあ……。





dolphin


そう、それは高熱を出して寝込んでいたときのこと。


「あたまいたい……」


ベッドで天井を見上げて弱々しく呟く私に、旦那がオロオロしながら
「そりゃ熱あるからだよ。病院行く? もっと冷やす?」
と聞いてきます。

歩けない自分が病院など行けるわけもなく、そういえば何も食べていなかったなと思いつき、

「もも」
「は?」
「桃たべたい。桃むいて」



私のこの要求に対する、旦那の返事がすごかった。
「俺が?! どうやって?」

言っておきますが、私はふだんはカワイイ妻です。乱暴なことは言いませんし、怒ったりすることも滅多にありません。
どちらかと言えば甘えて言うことを聞いてもらおうとするタイプです。←イヤな女……
しかし、不調が私の忍耐力を奪っていた。


 
「 ど う に で も せ い や …… (地を這う低音で)」


十分後にやたら細切れになった桃がぶじに届けられたので、もしゃもしゃ食べました。完(完て……)