末期ガンで死にかけた男が「もう時効なのだが、子供を殺した」と自白した殺人。
ところが子供の死体が埋まっているはずの場所から現れたのは、成人男性の屍蝋化死体だった――科研第九のMRI捜査で、脳から情報が採れるのか?
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おや? おやおや?
青木と三好先生があっさりとうまくいくかと思われた前作のつづきですが、
ところがところが! ふたつの殺人事件の間で、事件以上に三角関係の緊張が高まっております!
それも誰かが誰かを取り合うというのではなく、青木→三好雪子先生→薪さん→青木? という、カンペキすれちがいな三角関係に!
前作にひきつづき「青木はさー、三好先生スキなのもいいけど、少しは薪さんも思いやってやれよ」と思う私ですが、その私でさえ今回の薪さんの言動は――
嫉妬じゃねえの。
としか思えないのですよ。
薪さんはなんだかんだ屁理屈をこねて
「あなたは恵まれているから想像力というものがない!」
と三好先生を糾弾するけどさ、
そりゃー言いがかりだよ……。
薪さんという人の背景はいまだ語られていない部分が多いわけで、
どのような過去があって、他人を「幸せだから」「想像力がない」と言い切るのかは分かりませんが。
ささやかな証拠から不幸な事件を即座に嗅ぎ分ける自分のような人間のほうが少数派であると、どうして分からないのか。
そういうアナタだからこそ、第九の室長なのではないか。
というわけで、なんかこー納得のいかない薪さんの言動ですが、
やはりその反面、かわいそうになあとも思うわけです。
こういう人にとって、心許せる身近な人間というのは、ものすごく大事なんだろうなあ……。
あのー、私はべつに恋愛感情だけが独占欲を生むとは思わないのですよ。だから薪さんが青木に執着するのも、わりと幼いワガママなのではないかと思うのですが。
まあ恋愛でもそれはそれで構いませんが、なんだか薪さんとゆー人は、そこまで情緒面で成熟していない気がする……年齢容姿ともに関係なく。
(と三角関係、いえ薪さんを語るだけで終わるレビュー)