畑の圃場近くに生えている木の下に、過日にバジルの種を雑にばらまいておいたらいくつかが育っているのを発見しましたが......

 

一方で、ベランダのほうのバジル勢力は本日2025年8月24日現在全滅状態に陥っております。

昨夏は「生垣www」と思うほどに盛況でしたのに...。

 

バジル(スイートバジルの原産地はインドや熱帯アジアだそうでして、原産地では多年草だそうですが、日本の冬は苦手なので日本では一年草...という扱いなのだそうです。

たしかに、南インドなら万年常夏ですもんねと納得する南インド在住経験者のワタシ。

 

「日本では一年草」と言われても、鬱蒼と繁茂したこのバジルの大元(おおもと)は、2023年12月1日に芽出しを開始したタネ。

そのまま枯らしてしまうのは何だかもったいない気がしたんですよね。タネがいっぱい余っているにも関わらず。

発芽して双葉が出揃って本葉が出始めるまでの期間が長いからそういう心境になるのかもしれませんが。

 

「寒さからよけてあげれば越冬できるかな?」と思い、挿し木として室内で冬越しをさせる実験を始めてみることにしたのが昨年(2024年)11月のこと。

 

”寒さ回避”とはいえ、暖房で加温していない部屋に置かれていたので、冬季の室温は平均11〜15度といったところでしょうか。

バジルの生育適温は20〜30度なので、すくすく育つ...というわけにはいかず”10度以下にはなっていないので一応枯れずに済んでいる”という状況だったと言えるでしょう。

(↓撮影日時:2024年11月24日16時01分)

 

寒くない時期なら、このように↓バジルの小枝を水を入れた容器にさしておくと発根してくるのですが、気温が15度を下回るとさすがにそれも不活発な模様です。

(↓撮影日時:2024年12月14日16時01分)

 

一方、手抜きでベランダに放置しておいたバジルの枝はお正月を過ぎたあたりでも、痛々しい姿ながらもかろうじて何とか生き残っておりました。

これは培地が土壌だからというのもあるかもしれません。

(↓撮影日時:2025年1月9日13時11分)

 

液肥の補給を完全停止してしまった水耕もとい液肥栽培バジル(生垣になったアレです)のほうは、当然のことながら枯れていきました。

(↓撮影日時:2025年1月14日午前11時50分)

 

2月に入ると、いちおうタネの芽出しも新たに数粒分はやってみてたんですが...

放置して乾燥させてしまいました。(ダメじゃん←セルフツッコミ)

 

枯れてしまった液肥栽培バジル(生垣になってたアレ)の完全撤収をサボっていたら、栽培容器内に残っていた水分が真っ黒になってしまっておりました。

(↓撮影日時:2025年2月26日16時32分)

 

根っこそのものも見事に真っ黒です。根っこに含まれていたポリフェノールが分解されたためだと考えられます。

(↓撮影日時:2025年2月26日16時32分)

 

他にも2本ほど挿し穂で雑に土に挿しておいたバジルがありましたが、これも冬の間に枯れてしまったため、容器の中身を解放してみたらこのような↓感じになっておりました。

この容器の下半分に土、その上に他の作物の残渣を雑に押し込み入れた状態で潅水を継続していたわけですが、残渣は冬のあいだに分解されて土に還ってしまった様子。

(↓撮影日時:2025年3月18日14時36分)

有機物ってやっぱり循環してるんですねえ...としみじみ。

 

さて、春を迎えるとバジルの状況はどうなったのか?

そのお話はまた別途。

 

 

 

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