信義則
被告側立証要件:
1)第1立証要件
・特許権者が誤解を招く行為を行っていること
・特許権者の行為が、「特許権者が被告に対して特許権を行使しないこと」を合理的に推測させるものであること
2)第2立証要件
被告が特許権者の行為を信頼していたこと
3)第3立証要件
特許権者の請求が認められると、被告が大きな不利益を被ること
民訴とかの知識が不足しているんだよなぁ・・・と実感。
来年は、付記弁でも目指してみようかな・・・。
信義則
被告側立証要件:
1)第1立証要件
・特許権者が誤解を招く行為を行っていること
・特許権者の行為が、「特許権者が被告に対して特許権を行使しないこと」を合理的に推測させるものであること
2)第2立証要件
被告が特許権者の行為を信頼していたこと
3)第3立証要件
特許権者の請求が認められると、被告が大きな不利益を被ること
民訴とかの知識が不足しているんだよなぁ・・・と実感。
来年は、付記弁でも目指してみようかな・・・。
Court of equity will not assist one who has slept upon his rights and shows no excuse for his laches in asserting them.
民法724条の消滅時効に相当する概念か・・・。
被告側立証要件:
1)「原告が被告に対し提訴できた日」or「当然提訴できたであろう日」から「実際の訴訟提起の日」が、不合理で説明ができない程、長期間であること。
and
2)遅延が、被告に「不利益」or「損害」となっていること
民法724条:
「損害」and「加害者」を知った時から3年
or
不法行為のときから20年
日本の方が、一律に数字で切ってしまうので、色んな意味で楽かな・・・。
以前に所属していた事務所が、業界内でかなり追い込まれていることを今の事務所へ移籍して気づきました。
特許事務所は、理系で唯一独立できる業種などと言われるほど、設備投資を必要としません。
極端なことを言ったら、鉛筆と紙さえあれば、出願できる。
事務所という組織の資産は、何か?
「人材」です。
士業が特殊なのは、職場が変わっても、仕事の幹は変わらないということです。
したがって、腕に自信がついた人は、よりよい職場を求めて、移籍を画策しやすい業種ということができます。
以前の事務所は、5年以内に95%の人間が入れ替わるくらい出入りの激しいところでした。
月に10本以上の明細書を書く能力を有する人間が、私を含めて、同時期に2名抜けました。
少なく見積もっても、これだけで、年間4,800万円分の処理をできる人間を補充しなければなりません。経験者の応募は、提示金額的にほとんど見込めませんので、4名の未経験者で補う形になりました。
今、業界的に起きているのは、中小の事務所で育った人間を、大手の事務所が採用する流れです。
勝間チックに断言しちゃいましたが、そんな感じ。
もし、私が人を雇う形態の事務所を開業したとしたら・・・
働いている人のための事務所にしないと、とても太刀打ちできないかなと・・・
頭を垂れて、腰低く。
今の事務所の所長先生を見ていると、「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」との詞が本当に当て嵌まるなと思います。
本日は、仕事納めでしたが、なかなか忙しい1日でした。
出願1件に、原案2件を客先送付。
上司の先生が、来月用にと、どっさりクリスマスプレゼント(案件)を持ってきてくださったし。
勉強会用の英文テキストも配られたし。
1月は所内のプチセミナーの講師当番だし。
1月を乗り切れるのだろうか・・・。
無理だろうって思うような仕事を成し遂げた時の達成感はたまらないんですけどね。
資格持ちになって、「無理です」って言いにくくなったな・・・。
ぶっちゃけ、資格取る前は、自分より仕事量の少ない弁理士先生を見て、「なんで、この人を先生って呼ばなあかんの?」なんて内心思ってたから、自己暗示的なプレッシャがかなり大きい。
周囲よりも高い成績を残さないと、過去の自分がそうであったように、未来の弁理士さんから、そう思われるっていう強迫観念。
過去の自分の性格の悪さを恨みたくなる。
4月から部下持ちになるし。
性格改善しないといけないかな。
自己啓発セミナーで壺と水晶買って、性格良くなるように祈ってみようか・・・。
「小さな事務所 or 大きな事務所」
将来、独立開業をすることを考えているとしたら、どちらでキャリアを積むのがいいのか。
今のところ、独立開業は考えてないのですが、事務所を移籍しようと考えた時、少し悩みました。
引き続き、小さな事務所でキャリアを積むべきか、大きな事務所にチャレンジしてみるか・・・。
小さな事務所のいいところは、明細書作成以外の雑多な業務も直接できることだと思います。
そういうことを嫌がる方もいらっしゃると思うのですが、独立したときは、多くの場合、小さな事務所から始めなくてはいけません。そうすると、雑多な業務も当然自ら行う必要があるわけで・・・。
大きな事務所のいいところは、経験豊富な先生方が多いことです。
明細書の作成は、100人いれば100通り。ある意味、職人仕事みたいなところがあるわけで・・・。
多くの先輩先生から影響を直接的に受けることは、小さな事務所では期待できません。
恥ずかしながら、移籍前の事務所では、「私が1番上手」と思っていましたが、とんでもなく「井の中の蛙」ということを思い知らされました。
今の事務所で、「私が1番上手」と思うことができたら、独立してもいいかな・・・。
なかなか道のりは遠そうですが・・・。
知財業界では、「弁理士大増員」を嘆く声がよく聞かれます。
実際、特許の出願件数が減っている中で、弁理士の数が増えていったら、特許事務所の経営が成り立たないという事情があって、そういう声になっているんだと思いますが・・・。
経済的な理由以外として、「試験の難易度の低下が、弁理士の質の低下を招く」という理由を声高らかにおっしゃっている先生も多いようです。
「弁理士の質の低下」
末端の弁理士の独り言に過ぎませんが、この論は微妙な感じがします。
「試験に受かったら、それで終わりですか?」
難易度の高かった頃に受かった先生の中には、最近の判例や外国の判例をお勉強されていらっしゃらない方もいらっしゃいます。
弁理士が少ない時代であれば、そういう先生でも生き残れたことでしょう。
弁理士が多くなったとき、真っ先に淘汰されてしまうのは、資格試験に合格した後、胡坐をかいていた先生達だと思うのです。
経営面では確かに大変だと思います。
私の考えでは、「渉外事務所資格」の導入がいいと思うのですが・・・。
実現可能性は、全くありませんが・・・。
最近は緩和されてきているようですが、中国では外国関連の業務を行うためには国の認可が必要とのこと。
日本でも、外国関連の業務は国の認可制にすればよいかと・・・。
「IDSの提出のための管理体制とかが未整備の事務所及び最低限の外国特許法を習得していない先生は、クライアントのためにも外国出願を取り扱うべきでない」
正論だとは思っているのですが・・・。
きっと、異端な意見なのでしょうね。
少なくとも、渉外事務所資格制度が導入されれば、外国案件に精通する程度に勉強を続けた先生や外国案件に対応できる業務システムを作り上げた先生方は、弁理士大増員時代であっても、安泰ではないかと思うのですが・・・。
「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
今、個人的に見たい映画。
以前勤めていた特許事務所。
ある年、私を含めた数人が弁理士試験に合格しました。
そして、合格した翌年、合格者全てがその事務所を去っていきました。
辞めた同期が言った「この事務所、超ブラックだから・・・」とのセリフ。
働いていたときは、ブラックだとは感じていませんでしたが、新しい職場に移った後で、
「ブラック事務所に勤めてたかもしれない」
そんな風に感じることが多くありました。
「ワーキングプア」という言葉が巷に広がる昨今。
きっと、ブラック会社が増加しているのでしょう。
「ブラック会社」の定義はよくわかりませんが、従業員が快適に働くことができる環境を与えていない会社をそう呼ぶのかもしれません。
100%快適なんて会社は存在しないと思うのですが・・・。