Adilon とSagrantino
ハンガリー語はどうしたのかというと、どうしたのだろう?と自問するのだが、
ブドウの方は、黙々と育っていく。
種から育てるのは初めてで、
出たばかりの芽を雑草と区別するのには思案したが、
本葉が出れば、明らかにブドウである事がわかる。
不思議な事に、そばに沢山のキノコが出てきたが、
ひょっとしたら、イタリアから持ってきてしまったのだろうか。
Sagrantinoは、イタリアはUmbria州のPerugia県にのみ栽培される。
黒ブドウで、粒はデラウェアより少し大きい。
果皮が厚いので、タンニンに富む。
寒さに強く、晩熟型。
醸造用ブドウであるから、
生食用にはきつい(小さいから)かもしれない。
だが、干しブドウとしたら、良い物ができるかもしれない。
(干しブドウの作り方は、よく知らない)
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なんでこの種を購入したのかは忘れてしまった。
今年は、花ぶるいを起こす事なく、結実している。
今年は風が強かったので、風媒花であるブドウは、
結実がうまく行ったのだろうか?
ちなみに、ブドウは花も匂う事を発見した。
蜂もブドウの花に来ていた。
家で使用した卵の殻を全てブドウの土に投入しているのだが、その効果は出るのだろうか?
Sagrantinoが発芽する
小学校の理科の教材に採用すれば、
子供達が、毎日観察日記を書かねばならぬ程の勢いである。
花穂も沢山出てきた。
1本の樹に、こんなに実をつけさせても良いのかと、
まだまだブドウ栽培の修行不足の身であるので、
試行錯誤を繰り返していかねばならない。
だいたい、ブドウの樹を、車の日よけにしているのが駄目だろう。
きちんと棚を作れば良いのかもしれないが、
私はブドウの棚を実物として見た事が無い。
欧州では、ブドウは棚でなく、垣根に作られている。
それを参考に、私は栽培している。
というか、樹をデザインしている。
剪定と芽かきが控えめすぎるなぁ。。。と今さらながら反省。
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2008年の秋に、イタリアのウンブリア州に旅をして、
ちゃっかりと、ブドウの種を持ち帰った。
ブドウは、DOCGにもなる「サグランティーノ」で、
モンテファルコ産である。
多分、こいつがブドウの発芽かな?
と思うが、何とも言えない。
ただの雑草だったら、とんだ恥かきである。
2009年のAdilon
Adilon(アジロン)という稀少品種のブドウを栽培している。
稀少品種というと聞こえは良いが、人気が無いだけなのかもしれない。
苗から育てて2年目、おおよそ、この品種の特徴が分かってきた。
(という事は、害虫に強い?)
果実は小さくて食べにくい。
果皮は厚くて色素成分が濃い。
(という事は、醸造に適している)
濃縮した巨峰のような甘味があり、味は悪くない。
強烈な芳香を放つので、コガネムシが寄ってくる。
(生食用としても悪くはない)
新しい芽には、虫の卵みたいな白い球状の物が付く。
これは、虫卵ではなく樹液であり、樹の健康である証。
本日は「芽かき」でもしようと思ったけど、
少しやっただけで止めてしまった。
どうも、樹勢はまだ読みにくい。
花穂(=将来のブドウ)も出始めている。
もう少し芽が出てから、芽を間引く事にする。
土は、田の肥沃な土だから、ブドウもよく育つ。
ミネラル分が足りないかなと思ったが、
石灰や貝ガラを投入するのも疑問だし、
化学肥料は使わないという主義で栽培しているから、
この2年間は、卵の殻を土に混ぜている。
これが有効な方法なのかは分からないけど。
(家庭で使用した卵を全て投入したので、卵は500個は下るまい)
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これとは別に、Adilonの「挿し木」にも挑戦している。
剪定した枝が沢山あるので、それを色々な条件で土に挿している。
また、2番目の品種として「Sagrantino(サグランティーノ)」の種の発芽を待っているのだが、発芽しない。
(Sagrantino とは、イタリアのDOCGにもなる黒ブドウで、去年イタリアに行って失敬してきた)
ひょっとすると、Sagrantinoは全滅だろうか?
ヨーゼフ2世のつぶやき-Unicum考
Unicum
は、ハンガリーの国民的な養命酒である。
安易に養命酒と比較してはいけないかな、と思うのは、
養命酒は16世紀まで遡るが、Unicum はたかだか18世紀だし、
養命酒は美味しいので子供でも隠れて飲めるが、Unicumは苦すぎる。
(Unicum に関しては、こちら )
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Unicum とは、オーストリア皇帝のヨーゼフ2世(モーツアルトのパトロン)に、
宮廷侍医が秘伝の薬種を献上した所、皇帝が
「Das ist ein Unicum(こいつはUnicumだ)」と言ったのが由来である。
(と、3行にまとめてみた)
Unicum とは、ラテン語で、英語のunique(ユニーク)と同意。
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という逸話は、ハンガリーに興味を持つ人のうちでは有名である(と思う)。
だが、先日、イタリア語の諺辞典を読んでいたら、「Unicum」を発見したのである。
●Essere un Unicum (ウニクムである)
(=ユニークなもの。
蔵書やコインの収集物の中で、滅多に他では見られないようなもの)
文の構造としては、全く同じで
「Das ist ein Unicum(ドイツ語)」=「Essere un Unicum (イタリア語)」
ひょっとしたら、どこか(演劇の台詞とか)に、原典があるのではないか?とも思ってしまう。
ヨーゼフ2世は、彼の独創の言葉でつぶやいたのではなくて、
実は、慣用句か流行言葉でつぶやいた事が分かる。
2003の貴腐ワイン
このブログも荒れてきて、飲んでばかりいるなぁ、と思う。
そんな、だらけた気分を一蹴するために、Tokajiワインを飲んでしまおう!
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いや、ワインは文化であるが故、堂々と飲んだ報告をすれば良いのであります。
エチケット(ラベル)の風景が、まだ見ぬTokajiの想像を掻き立てて止まないではないか。
しかし、今回は気合を入れた「5 Puttonyos」なのに、なんと色の薄い事よ。
普通、このレベルだと、淡いほうじ茶くらいの色があるのに。。。
Tokaji Aszú 5 Puttonyos/Chateau Henye
/成城石井(名古屋駅前店)/4690円
貴腐にしては薄い色。レモン果皮の淡い色。足は速い。
レモンやスダチの柑橘香。干しブドウ。清涼感。仄かにハーブ香。
やさしい酸味に、ふくよかな甘味。レモン系の酸が細く弱いが、長く尾を引く。甘味は蜜系。最後はレモンやマーマレードの余韻。レモンでマーマレードを作ったらこうなるのか?鼻腔に抜ける、仄かなハーブと蜜の気だるい感じ。半分熟れた干しブドウに少しレモンを加えた感じ。
2日後、パイナップル系の酸、リンゴ果汁の風味。
6日後、まだまだ普通に飲める。
さすがに、5Puttonyosだけあって、風格は堂々たるもの。
2000年の感想はこちら
2000年が格安(というか店の間違い)で売っていたので、もっと買っておけば良かったと反省。
2003年というのは、記憶にも新しいが欧州では記録的は猛暑の年。
イタリアのシチリアでは、車のボンネットで目玉焼きが作れたそうだ。
ワイン(ブドウ)への影響も甚大で、果実味が凝縮して力強いものが多い。
(2003年のボジョレー・ヌーボーが2005年に熟成して旨かった記憶がある)
良い結果の出た地域もあれば、ブドウが焼け爛れてしまって悪い結果の出た地域もある。
2003年のTokaji「5 Puttonyos」、あと1本あるが、今後どう化けるか。。。
酸がTokajiにしては弱い(=熟成能力が弱い)ので、あまり持たないかな?
厳島をゆく(3)
2009年3月1日(日)
皆が厳島に到着する船着場は、昭和51年に埋め立てた場所である。
そして、翌朝に清清しい朝を迎えられる事。
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右写真は、大願寺
厳島神社の出口に位置する。
仁王門以外は撤去されている。
だから、昼夜問わず出入り自由。
寺の説明によると、「勝海舟と木戸孝允の会見の間」。
これは、私は非常に違和感を感じるのだ。
先ず、そんな資料を見た事が無い。
長州代表は、木戸の補佐役の広沢平助(真臣)のはず。
そこを、寺の関係者と思われる女性に尋ねてみる。
「当時はそれは秘密会談でして、私どもはあのように伝えられております」
(勝海舟が宿泊していた宿はどの辺りですか?)
「わかりません。観光案内所で聞いてください」
(江戸時代の船着場は、どの辺りだったのでしょうか?)
「さあ。。。今の場所ではないのですが・・・」
(話にならないな)
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帰宅して色々と調べたが、結論を言うと、木戸孝允は厳島に来てはいない。
やはり、広沢平助なのだ。
幕末の人は日記を沢山残しているから、長伐の和平会談の代表が「秘密」なんて資料的に有り得ない。
私の蔵書である勝海舟の自伝「氷川清話」にも「広沢平助」と書いてある。
それに、あの神経質な木戸が相手だったら、和平交渉がまとまるはずがないのである。
木戸孝允が有名人であるからといって、寺は史実を曲げて説明をしてはいけないと思う。
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厳島神社の神官にも、出口と入口が入れ替わったのはいつかと質問。
「何百年も前のことです」「いつかは分かりませんが」
(こいつ、バカか?神官のくせに、何やってるのだ?)
全く、話にならなかった。
結局、観光案内所で、江戸時代の船着場を確認できただけだった。
世界遺産と伝統の座に甘んじて、史実を歪曲したり疎かにするような風潮には寂しさを感じた。
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もう厳島に用はないか、とも思ったが、人と喋らなければ神々しい場所だ。
本当に神がおわしますのか、それとも私の心象の投影なのか。。。
例年のように弥山に登山して、昼飯を「ふじた屋」のアナゴ飯にする。
アナゴ飯のアナゴが例年になく歯ごたえが良くて美味であり、嬉しい驚きであった。
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もみじ饅頭の店は幾つもあり、どの店も焼き立ては旨い。
もしも問う人あらば、宮前町の表通りをひとつ外れた通りにある「坂本菓子舗」を勧める。
「こしあん」は元より、「さくら」(桜餅味)が当店独自であり、風流を感じて特に旨い。
(終わり)
厳島をゆく(2)
2009年2月28日
厳島が年々新しくなっていくのは、
もみじ饅頭の種類が増える事で実感する。
饅頭は増えても良いが、街なみは変わってほしくないものだ。
(世界遺産だから、その点は大丈夫か)
今回、牡蠣のフルコースに合わせるべく持ち込んだのは、イタリアのマルケ州の白。
Verdicchio dei castelli di Jesi classico superiore "GAIOSPINO"/Coroncino
/14.5%Vol./イタリア商事(株)/3680円
灰色おびた淡いワラ色。足はゆっくりと涙。
パイナップル香。南方系柑橘香。仄かに甘い香。
さわやかな酸味に、やや軽やかな甘味。
収斂性ある酸は夏ミカン的。底辺で甘夏の苦味が続く。シッカリとした骨格。時間とともに甘夏の風味が増す。リンゴの余韻。
単体でも充分いけるワインである。
アルコール度数が14.5%と、結構高い。
単体で飲んだ時に、咄嗟に「時雨煮」「ご飯」と合わす事を中止。
牡蠣の時雨煮:-
酢牡蠣:△
牡蠣のグラタン:◎普通に合う
焼き牡蠣:○普通
牡蠣フライ:◎全ての要素があう。酸が絶妙に活躍
牡蠣の土手煮:△果実味と味噌味が喧嘩する
牡蠣ご飯:-
牡蠣の吸い物:○
しっかりした骨格と、柑橘よりかは夏蜜柑的風味のため、火を通さない牡蠣には合わない。
ただ、牡蠣フライには相性抜群で、数秒間の時間が止まった感覚さえ覚えた。
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世界的不景気と円高のためか、外人がいない。
厳島神社の隣の大願寺の庭で一人たたずむ。
この寺は、門塀が無いので出入り自由。
ここは第2次長州征伐の和平会談が行われた場所。
幕府からは、勝海舟が単身やってきた。
彼は、死ぬ覚悟であったから、毎日下着を替えていたという。
勝はどの辺りに宿泊していたのだろうか?
寺の説明では、長州の代表は木戸孝允という事だが、本当か?
厳島神社は、入口と出口が昔は逆だったらしいが、いつ変わったのだろう?
江戸時代の船着場は、どこだったのだろう?
食事中に宿の女将にも尋ねたが、よく分からない様子。
だから、明日は直接に大願寺の関係者に尋ねてみようと思う。
(続く)
厳島をゆく(1)
私は陰暦で行動しているから、初詣は皆とずれてしまう。
といっても、なかなか時間が取れなくて、初詣は結局、2月28日と3月1日に決行。
「決行」というのは、厳島まで行くから泊りがけだ。
敬虔な気持ちで初詣に臨む。
しかし、一方では、遊興気分も多分に混じっている。
「伊勢参り」に赴く江戸時代の人の気分がよく分かるのだ。
(・∀・)
座席には座れた。
しかし、隣で丸坊主の高校生が携帯電話でピコピコやっているのが、私の旅情にそぐわないのだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
そんな鬱懐を払うため、広島のエノテカに寄る私がいる。
去年は、ここで持ち込みワインを買ったのだ。
グラスでBranaireDucru・02とLynchBages・03を楽しむ。
これは、幸先が良いなぁ。(自分は広島まで来て、何をやっているのだろうか?)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
この数年間は、牡蠣と合うワインは何かと考え続けている。
勿論、模範回答は「Chablis」だと知ってはいる。
でも、それだけではつまらないのだ。
そんな実験を兼ねて、水筒に安い白ワインを入れてきた。
今回は、イタリアはシチリアの白ワインを選んだ。
ブドウは、Catarratto100%.
Catarratto 2007/Maranfusa/12.5%Vol./稲葉(株)1350円
薄い鮮やかなレモン果汁色。足はゆっくりと不規則に涙。
レモンキャンディー。グレープフルーツの香。
やさしい酸味に、ややスマートな甘味。飲み口は、レモンドロップの印象。シッカリした酸が口腔内に広がる。パイナップルの缶詰のシロップの甘味。仄かに夏ミカンや山椒の苦味を伴う。以上の清涼感に、グリス分が多めのシッカリした骨格の造りが加わる。
焼き牡蠣には果実味が邪魔をするが、カキフライには相性良い。
冷やしたやつを水筒(魔法瓶)に入れて、出来立ての焼き牡蠣や牡蠣フライに合わせる。
何とも仕様の無い道楽者だ。
ちなみに、水筒に入れているから、緑茶か何かを注いで飲んでいるようにしか外見上は見えない。
(続く)
Esterhazy:Estoras 2006
Esterhazy家は、ハンガリー貴族の中でも名家である。
武家としての側面も華やかだが、芸術にも力を入れ、例えば音楽家ハイドンのパトロンでもあった。
また一方では、ワインの生産にも抜かりが無く、陰に陽に歴史に話題を添えている。
私としては、ワインを生産していたという事の方が重要である。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
Esterhazy家は、現在は断絶したが、ワイン畑はオーストリアの企業が受け継いで復活させた。
Estoras 2006 / Esterhazy
13% Vol. / 1290円 / エイ・ダブリュ・エイ
ブドウは、Sauvignon Blanc. Pinot Blanc
成城石井(名駅店)を点検中、2290円が1290円の特価になっているのを発見。2本即買い。
卵白系の淡黄色。足は速い。
熟した青リンゴ。青いハーブ香。仄かにレモン香。
やさしい酸味に、スマートな甘味。
ハッサク系の苦味を伴った、少々収斂性ある酸が余韻長い。
最後には苦味を強く感じる。
骨格はシッカリしていて、いきいきと果実の新鮮味を感じる。
気だるい感じの残糖感。塩からい感じのミネラル少々。
翌日、おからとの相性が良い。
単独だと苦味が目立ち、少々つらい。
販売元のHPでは、説明は以下の通り:
「2種類のブドウを8時間5℃で低温浸漬し、フリーランスのみを使用し19℃に冷やして発酵。その後、30%は古樽で2ヶ月間澱の上に寝かせて熟成させ、70%はステンレススティールタンクで澱の上に4週間寝かせて熟成させる。マロラクティック発酵なし。総酸度6.4g/L 残糖度2.4g/L」
なぜ、「おから」に合わせたかというと、手許にそれしか無かったからなのだが、案外合うものだと感心。
残りの1本は、初夏の頃に冷やして飲むつもり。
お相手は、茹でたてのトウモロコシが良いかな、と思っている。
(「熟した青リンゴ」って表現は可笑しいが、メモに書いてあるそのままを転記)
Cabernoir-カベ・ノアール
先日、「ハンガリー語の入門」の復習を終えました。
勿論、勉学に励む精神の現れでもあるのですが、その他の狙いもあったのです。
「2006年のハンガリーで購入したワインの最後の1本を抜栓する」という名目のためという。。。
Royal Cuvée 2001/Bock Jozsef (Villany)/Cabernet Sauvignon & Pinot Noir
/13%.vol./4470Ft
ハンガリーでは知る人ぞ知る、トップクラスの造る赤ワインである。
Villanyは、ハンガリーの南端のワインの産地。
はたして、2001年という、7年あまりも経ったハンガリーの赤ワインは飲めるのか?
しかも、ブドウの品種が「Cabernet Sauvignon・Pinot Noir」なのだ。
この掟破りの配合は、ハンガリーではよく見られ、「CaberNoir」という。
Barrique(樽)を使っている事から、熟成を念頭に造られたと思う。
熟成した「CaberNoir」は想像がつかないし、既に枯れていたらどうしようと不安にもなる。
熟成ものにしては短いなと驚く。
しかし、液漏れは無く、保存に関しては良好だったと安心。
濃い石榴石色。端はやや幅狭に、くすんだ赤小豆色。
足は鋸歯状にゆっくりと涙。
熟れた黒系果実香がふわりとし、樽香と調和している。
同年代のBordeauxに似ている香の熟成感。ふと明るい赤系果実香も少々。
仄かにキャラメル、桂枝香。仄かにバラ香。
厚みがある渋味に、ふくらみあるボリューム感。アタックに収斂性のある酸があり、尾を長く引く。塩辛いミネラル感もある。タンニンは角が取れて熟れているが少し核が残って、ほろ苦い。果実味は少ない。シッカリした骨格で、Bordeauxタイプ(Moulis辺りの感じ?)だが、酸が力強くて質が違う。
翌日、香は落ち着く。酸が強く、その質はサクランボに似ている。やや果実味が前面に出て来た印象。甘酸っぱさとほろ苦さが特徴。飲み飽きないコクが良い。
全体的に、同年代のBordeauxの、普通のCruBourgeoisと同じレベルだと思った。
このワイン、今度はいつ手に入るだろうか。。。














