当たりました!
当たりました!
何に当たったかというと、ブショネに当たりました!
ブショネとは、ワインのコルク栓に起因する、劣化したワインの事。
どういう風に劣化してしまっているかというと、一般的に、リンゴを汚い雑巾で拭いたような香がします。
2003 Zweigelt/Dörgicsei/(株)スズキビジネス/12%voL/1995円
透明な石榴石色。端はやや幅広に、くすんだルビー。縁は透明。足はゆっくりと密に涙。
少し肉厚の黒系果実の甘い香。少し枯葉のわざとらしい、腐葉土っぽい土臭さ。
厚みのある渋味に、膨らみあるボリューム感。
酸は収斂性あり、余韻短い。
ここで、集成コルクの質が悪過ぎて気になっていたのだが、ハッキリと気付く。少しブショネ。
飲むに耐えない。
排水溝に廃棄。
12/50点
安物の集成コルクを使った上で、ブショネ。
製造者側の責任もあるが、あまりにも汚らしいコルクに保存側の責任も問いたくなる。
普通に飲むと、過去の記録(ここ )のようなワインかと想像できる。
南ハンガリーの赤ワイン
まとめてハンガリーワインを注文したので、記録がたまってます。
割とまともだなと、思ったハンガリーワイン。
南ハンガリーというのは、夏はフランスのローヌ地方と同じくらいの温度になるらしく、ハンガリーの赤ワインの最有望地帯である。
2005 Trió Szekszárdi Cuvée/Takler Pince/(株)スズキビジネス/2520円
CabernetSauvignon. Merlot. Kekfrankos の3種類からなるので、「Trio」と命名した様子。
透明な石榴石色。端はやや幅広に、くすんだ赤いルビー。縁は透明。足は刃紋状にゆっくり涙。
新木の箱に入った熟した黒や赤系果実とバナナ香。焼いたようなキャラメルの甘い香。
やや厚みのある渋味に、やや膨らみあるボリューム感。
酸は収斂性あり、余韻長い。余韻にキャラメルやコーヒー的な甘味が過剰な感がある。
翌日も健在。充分に国際的な勝負が可能。
34/50点
高かったワイン
今回、「Sauvignon Blanc」と「Zenit」からなるワインを入手した。
「Zenit」とは、どんな品種なのか?
しかも、ハンガリーワイン(白)のくせに「4095円」もしている。
かなり、期待と興味を掻き立てられる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
結果からいうと、悪いワインではないのだが、4095円の価値は無い。
適正価格は、2300円くらいが妥当。
造り手のHP(こちら )
ハンガリー国内でのネット販売(こちら )
造り手のHPは、小さい上に重たい。最低のHPである。
Hungarovin の系列であるようだが、あの大量生産のHungarovin でこの品質を保てれば合格か。
ハンガリー国内でのネット販売では、このワインは1本では1600Ft(=800円)弱であることが分かる。
800円のワインが、4095円で日本で流通しているのである!
普通は、「1.5倍」くらいの値段で欧州のワインは日本で小売され、1200円くらいのワインになる。
それならば、コストパフォーマンスは絶大であり、買わなくては損なのだが。
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ちなみに、私は2006年に1週間ハンガリー旅行の経験から、
「ハンガリーの物価は、日本の1/3である」という結論を出した。
そうすると、現地では1600Ft(=800円)は、ハンガリーでは実質2400円の価値がある。
であるから、「適正価格は2300円くらいぜよ」と思ったのも、かなり当たっている。
理屈をこねたが、要するに、このワインは、どういう理由かは知らないが、高すぎるのである。
2006 Kemendy Selection Pázmandi Cuvée Sauvignon Blanc- Zenit/Kemendy/Etyek-Buda/
(株)スズキビジネス/12.5%/4095円
明るく淡いレモン果皮色。足は疎にゆっくりと涙。
おだやかな南方系の果実香。樽香。少しナッツ。
やさしい酸味に、ややスマートな甘味。
酸は結構切れて、やさしいレモン系で、きれいな余韻。果実味は穏やかな甘味で、骨格がある。
SauvignonBlanc的要素がよく分からない。
合わすとしたら、クリームシチューなどはどうだろうか?
翌日、少しカルピスソーダ的清涼感。茶碗蒸しに少し合う。甘味要素が尖ってしまうが。
32/50点
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Zenit という聞きなれない品種を使用している。
呑み終わった後で、裏のエチケットの説明を読んだら、「軽いレモン風味」が特徴とのこと。
(呑み終わった後で説明を読むな、というようなツッコミは受け付けない)
まさに、酸のやさしいレモン系、というのがZenitの特徴だったようだ。
「ハンガリーワイン入門」:講演会の資料3
字数制限4000字のために、講演会資料を3部に分けました。
今から見直すと、Egerの生産者でThummererを忘れています。
不備もあるけれど、素人が1日で作成する資料としては、合格点でしょう。
時間がなかったので、長母音の記号を故意に抜かしたりしてます。
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本日のワインの説明
香や味の説明があると、それを確かめる作業になってしまうので、敢えて致しません。
ワイン単体の香や味を楽しむのも良いですし、料理との相性を発見するのもワインの楽しみの一つです。
●2000 Badacsonyi Kéknyelű / Huba Szeremley
Kéknyelű(ケークニュエリュー=青い茎)というブドウ品種は、バラトン湖周辺でのみ栽培されるハンガリー固有の古い種類で、栽培は難しい。受粉には、他品種のブドウの樹が植わっていることが必要である。
実は、2002年の天皇皇后両陛下のハンガリー公式訪問の際、ハンガリー大統領の晩餐会で供されたワイン。2002年からは7年を経過して熟成した色をしており、陛下が飲まれた頃の新鮮な味わいとは異なると思われる。
●2005 Trió Szekszárdi Cuvée / Takler Pince
(輸入会社の説明より)
ワインは深いルビー色で、カシスや樽からのヴァニラの香りがします。
ハンガリーにおける、2004年度ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー受賞者であるタクラー・フェレンツと、彼の二人の息子によってブレンドされました。トリオー(三重奏)という名前は、彼ら3人と、使われている3種類のぶどうにちなんでいます。
(追加)
ブドウはCabernet(Sauvignon)、Merlot、Kékfrankosの3種類のブドウから。
●Cabernet(Sauvignon):濃いタンニンと骨格を形成。南の地方でないと完熟できない。土壌としては、水はけの良い地域を好む。
●Merlot:柔らかさや繊細さを特徴とする。早熟なため、栽培しやすい。土壌としては粘土質を好む。
以上の2種類は、フランスのボルドーの赤ワインの基本骨格であるが、更にハンガリーらしい品種を付け加える。
●Kékfrankos:オーストリア原産で、東欧・中欧にも広く栽培されている。文献的には18世紀に登場するが、カール大帝(8世紀)が優れたブドウに「フランスの(=frankos)」という名称を与えていた事から、その頃にまで遡ると推測。
土壌的には広く適応し、収穫量を抑えれば、素晴らしい骨格のワインができる。
●トカイワイン
国営ワイナリーだった「ケレシュケドゥーハーズ社」の造るワイン。当社は辛口の白を成功させるため、国際的なコンサルタントも招聘している。
「トカイワイン=甘口ワイン」で、甘いのは確かであるが、それに相応の酸があるのが重要。トカイワインを始め、甘口ワインは長期熟成が可能であるが、それは「酸」が豊富であるためである。
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以上、御清聴ありがとうございました。
「ハンガリーワイン入門」:講演会の資料2
字数制限が4000字なので、3部になります。
ついでに、右写真は、2006年に東京のレストランでのんだフォルディターシュで、今回の総会の宴席とは関係ありません。
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主なハンガリーワインの説明と代表的生産者
●エゲルの雄牛の血
名前の由来は、1552年のトルコ軍のエゲル城攻撃時に遡る。伝説によると、エゲルの指揮官であるドボー・イシュトヴァーンが、兵士たちの士気を揚げるためにエゲルのワイン蔵を開放。兵士たちはワインをガブ呑みして、軍服がワインで真っ赤になり、それを見たトルコ軍が「マジャール人は雄牛の血を飲んでいる!」と恐怖して退散した。
また、別の伝説もある。ハプスブルク帝国時代、下士官たちが勤務中にワインをコッソリと飲んでいた所を上官に発見された。叱責を受けた下士官たちは「これはワインではありません。雄牛の血であります」と答える。上官は下士官らのワインを奪うやゴクゴクと飲み干し「確かにこれは雄牛の血である。いいな、雄牛の血であるぞ」と言って立ち去った。
「雄牛の血(Bikaver)」は、11種類のブドウのなかから最低3種類のブドウ品種をブレンドするのが条件。伝統的にはKadarkaが使われ、第2次世界大戦まではそれが主流であったが、このブドウは栽培が難しいので、Kékfrankos、Zweigelt、Kékoport、(以上、オーストリアでも栽培されている)Cabernet Sauvignon(どこでも栽培されている)、に植え替えられた。Kadarkaの欠如により、ワインの複雑味は薄くなった。
お勧めの生産者は
■Gal Tibor(1989年から10年間、伊のOrnellaiaの醸造責任者を務める。惜しくも故人であるが、彼のワインは仏のブルゴーニュを意識している形跡がある)
●ヴィラーニ・セクサールド
ハンガリー最大の赤ワインの産地。ヴィラーニはハンガリーで最も暑くなる地域であり、夏の気温は、フランスのローヌ地域(南仏)にも相当する。主要はブドウはKékfrankosで、他にはボルドースタイルの重みのあるワインを造っている。
お勧めの生産者は、
■Bock Jozsef(ヴィラーニの指導的権威者、ボルドー系品種の老舗。社会主義時代に自家用ワインが国際コンクールで金賞を受賞してしまい、例外的に独立を許される。)
■Ede Tiffan(赤ワインだけ。豪快なBock Jozsefに比べて、上品な味わい)
■Gere Attila
■Kuria Malatinsky
■Vesztergombi
●トカイ
フランスの太陽王ルイ14世から「ワインの王、王のワイン」と言われる。背景としては、ラーコーツィ・フェレンツ2世(500フォリント紙幣の肖像の人)が、反ハプスブルク独立戦争があり、ルイ14世(ハプスブルクと犬猿の仲であるブルボン朝)との外交交渉の手土産に持参したのがトカイワインであった。
当時の甘味料は蜂蜜であり、砂糖は薬として扱われ、一部の富裕層にしか入手できない貴重品であったことから、ルイ14世の言葉の政治的含みや、ハンガリー側の宣伝効果を差し引いても、その賞賛はうなずける所であろう。
トカイ・アスーは、世界3大貴腐ワインの1つ。貴腐菌(=カビ)がブドウの果皮に小さな穴を開け、そこから水分が蒸発することにより、ブドウがしぼんで糖分が濃縮する。その糖分を利用した醸造過程(普通のブドウ果汁の発酵液体に、貴腐菌のついたブドウのペーストを加える)により、3・4・5・6puttonyosの等級が表記され、数字が大きいほど貴腐ブドウの割合が多くて「甘い」。
貴腐菌が都合よく発生しないといけないため(自然条件=湿度、特に朝は霧が出て、昼は乾いた天気あるのが理想)毎年かならず貴腐ワインが出来るとは限らない。
トカイの他の甘口ワイン:
エッセンシア:貴腐ブドウの粒を保管している途中に、自然にしみ出て来た液体で造る、まさに「エッセンス」である超ワイン。
サモロドニ:トカイワインは貴腐ブドウの「粒」を選りすぐるが、サモロドニ(自然のままに)は、貴腐ブドウの粒と健全なブドウの粒が混在する「房」から造る。
フォルディターシュ:トカイ・アスーに使った貴腐ブドウのペーストの残り滓もまだ甘いので、それを再利用するべく、新鮮な発酵果汁に漬け込んで造ったワイン。甘苦い。
マーシュラーシュ:トカイ・アスーの澱に、発酵果汁を加えて発酵させる辛口ワイン。
お勧めの生産者は、
●Szepsy István(トカイの第1人者:1630年の文献に登場するマテ・セプシの子孫)
●Disznókő(フランス保険会社AXAの所有)
●Orems(スペインのベガ・シシリアの系列)
●Royal Tokay(英国のワイン評論家のヒュー・ジョンソンを筆頭に100名の株主を持つ)、
●Kiralyudval(仏のロワールのVouvray最高の醸造所Domaine Huet とSzepsy Istvánにより1997年に創立)
●Degenfeld(ドイツ系の元領主の伯爵家が亡命の末、トカイに戻る)
●Arvay(貴腐のペーストでなく、「貴腐の粒そのまま」を使う現代のトカイの標準的製法の先駆者)
「ハンガリーワイン入門」:講演会の資料1
「ハンガリーワイン入門」と題して、講演をしました。
従事している仕事とは無関係の分野の講演に、さすがに一考しましたが、一つのアクセントとして面白いかと承諾。
(別の説明をするならば、酔った勢いで承諾)
ハンガリーワインの経験は中途半端で、
正式な記録としては約40種類。
メモ書きとして残るので約40種類。
合計80種類の経験と、手許にある文献で作成したものが以下の長文です。
故意では無いけどウソが書いてあるかもしれません。
作成時間は1日。
(見やすくするために、色などの修正を加えました。
ブログの制限文字数が4000文字のため、1部と2部に分けました)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ハンガリーワイン
ワイン生産では(2002年時点の統計)、世界第12位(1位フランスの1/20)、1人当たりの消費量は世界第9位で31L/年(日本は1.5L/年)
ワインの1/4以上が輸出され、ドイツが最大の市場。
ハンガリーには22のワイン生産地域がある。全てが高品質のワインを生産しているとは言いにくい。有名な地域としては、以下の地域。
① 甘口の貴腐ワインのトカイ、
②「雄牛の血」で有名なエゲル、
③赤ワイン生産地として最も評価されている、南部のヴィラーニ、セクサールド、
④白ワインの産地としてショプロン、ショムロー、
⑤欧州最大の湖、バラトン湖周辺のバダチョニ、バラトンボグラール
ハンガリーワインの歴史
黎明期
ワイン造りは、他のヨーロッパ諸国と同様、紀元前にローマ軍の北進により伝播されたといわれている(ケルト文化でもワインを造っており、欧州では、複数の伝播経路があった。ローマ人が北進する以前に既にケルトのワイン文化は熟しており、例えば、ローマ兵によって「Vindobonna(=おいしいワイン)」と呼ばれた都市が訛って、現在のウィーンとなる)。
紀元3世紀、属州におけるワイン造り制限令を撤廃したプロブス帝が、パンノニア(ハンガリーを含む地域)とガリア(フランス)にのみワイン造りを復活させた。
修道院の時代
中世のワイン造りの中心は教会と修道院である。例えば、パンノンハルマの大修道院(世界遺産)では、創建の996年にはヴェネディクト会の修道士たちによってワイン造りも始まっている。
ハプスブルク帝国の時代
1630年、トカイにてトカイ・アスーが世界最古の貴腐ワインとして造られる(文献には、マテ・セプシがトカイワインを造った記録がある。現代もセプシ一族はトカイの指導者的立場としてワインを造っている)。トカイワインは国外にも輸出され、18世紀の反ハプスブルク独立戦争の資金にもなったという。
18世紀には、世界に先駆けて、ワインに関する法律や、畑の格付けが誕生。
近代
19世紀には、オーストリアによる過剰な課税、領土問題、独立運動などで輸出が落ち込み、更にフィロキセラ(ブドウの根について樹を枯らす害虫)の被害、2度の世界大戦が追い打ちをかける。
1945年以降、共産主義体制下での農業国有化とワイン生産の集約化によって「質より量」が重視されて、ワイン産業は停滞し、衰退した。更に、1985年にはソ連で禁酒令が出たので、市場を失ってしまう。
1990年に民主主義政府が誕生。私有農地が復活し、また海外から資本と技術が導入された。農業経営の形態は、他の旧東欧諸国に比べて西ヨーロッパに近くなる。
現在は、かつての集団農場から再編された協同組合と、10haにも満たない零細農家が混在している。
続きは「第2部」です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
反省:修道院の時代が、ものすごく省略されてます。
時間の制限により、ハンガリーの気候や土壌の説明は省略しました。
天皇陛下に供されたハンガリーワイン
先日、某県のハンガリー友好協会の総会に参加してきました。
総会の前日に、欧州から帰国するという厳しい日程だったので、今年は不参加かなと思っていたのですが、
酔った勢いで総会での講演を引き受けてしまっており、参加です。
その総会での講演は「ハンガリーワイン入門」という題目で、30分程度でした。
原稿は1日で仕上げたのですが、さすがに文献が少なくて苦労しました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
実際には、白、赤、貴腐の3種類が供されたのですが、
今回の1番の目玉は「白」だったかな、と思います。
2002年の天皇皇后両陛下のハンガリー訪問の際、ハンガリー大統領主催の饗宴に出されたワインです。
ただ、それから7年たってしまった2009年現在は、当時よりもワインは変化しているはずです。
ブドウは、バラトン湖周辺のワイン生産地域「Badacsony」の固有品種、「ケークニュエリュー」。
このブドウは、受粉に他品種のブドウが周囲に植わっていないとならないため、栽培が困難。
絶滅しかけたらしい、珍しい品種であるようです。
2000 Badacsonyi Kéknyelű / Huba Szeremley/12.5%voL/極秘入手
明るいレモン果皮色。足はゆっくりと細かく涙。
小さな白い花の香。オレンジ系柑橘やパイナップル、黄桃の甘い香。ゴム。アクリル板。
優しい酸味に、ややふくよかな甘味。
重心低いレモン系酸は、穏やかに長い余韻。
かなりの果実の凝縮感。南方系果実の印象。熟れたパイナップル、黄桃、蜜の甘味。
一瞬、マスカットの果実味も現れる。少しパイナップルの苦味。
Auslese級の凝縮。熟成感もあり、味の不調和はない。
鼻腔に抜ける甘栗感。冷やして飲むべし。
香:7
味:9
バランス:8
幸福感:7
酸が足りないので、これ以上の熟成は無理な印象です。
青い茎
大して有難く思っていない人も少なくないはず。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私、darmagiも全然ありがたいと思っていないのだが、
色々と私事で時間が経っていった。
どういう経緯かは省略するが、
ハンガリー固有種のブドウ「kéknyelű(青い茎)」について調べていた。
すると、悪友からmixiの「ボイス機能」とやらで、
「今、どこにいる?」
とメッセージが届いた。
よく分からなかったので、
「ブダペストに着きました」
と返事を出してみる。
その後の混乱劇は、推してしるべし。
私は、冗談と本気の区別のつかない人間なので、周囲の人も困るだろうなぁ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
と、私はそれどころではなく、以下の原文と格闘していた。
Tőkéje középerős, lapított vesszőzetű. Késői érésű, október első felében szüretelhető fajta. Levele és főleg levélnyele kékes, kékesvörös árnyalatú. Női virágú ezért termékenyülése bizonytalan; az idegen beporzás
a szél
segítségével megy végbe. A porzó fajtaként a Budai zöld
szőlőfajtával vegyesen telepítik. Fürtjei középnagyok, kissé vállasak, lazák. Mindebből következően nem túl nagy mennyiséget terem, de szinte minden évben kiváló minőséget ad.
Bora a rusztikus fajták közé tartozik, melynek ízvilága egyszerű. A friss bor halványzöld, érlelés során is világos marad. Illata határozott, de nem tolakodó, jellegében sok közös van a királyleánykával . Élénk savérzetet ad. Hosszabb érlelés után nagyívű savharmóniát produkál. A kellemes illat mellett a szépségét a savak finomsága, vagy éppen a nyersesége, férfiassága adja. Bora fiatalon is kellemes, de igazi élményt több éves érlelés után nyújt. A hordós vagy palackos érlelést egyaránt meghálálja. Jégbort (azaz késői szüretelésű édes fehérbort) is készítettek már a kéknyelű fajtából.
要は、「ケークニュエリュー」が熟成タイプのワインになるか否かを知りたいのであり、
辞書と首っ引きに解読する。
その答えは、緑色の部分に書いてある。
近況報告
●ハンガリー語
最近は、フランス語に集中していて、ハンガリー語は怠けています。
怠けたっていいじゃないか。
にんげんだもの。
みつを
(こういう悪用は良くないな)
収穫には燃え尽きている自分を発見。
であるが、今年の出来は最高でした。
①台風が来なかった
②樹の生長期であった
③私の剪定のセンスが良かった?
④私の土作りが奏効した?
の4つの要素がある(・∀・)
と思うのですが、来年はもっと頑張ります。
番外:Sagrantino種のブドウ
水不足?で枯れたり、
害虫(でんでんむし・芋虫)にやられたり、
家族に雑草として抜かれてしまったり、
で50本のうち8本程度が生き残りました。
ついでに、収穫したブドウの一部を、潰してから瓶に詰めておいたら、発酵してます。
(偶然の事故です。密造しようとはしてません)
「良い匂い」がするのですが、この次にどうしようかとオロオロしてます。
●他
そろそろ、打ち上げ花火を一つ。
2009年の収穫
2009年はブドウにとってはどのような年であるかというと、の論議は尚早であるのだが、
私の栽培するAdilon は収穫の時期を迎えてしまった。
冷夏、多雨の年であったと、今の段階では言える。
よって、一般論では、ブドウにとってはちょっと厳しい年であった。
結実2年目(苗で買ったのだが、移し変えた年は結実しなかった)は、昨年よりも大粒のようだ。
ジベレリン処理の影響は不明である。というのも、種なしブドウになってないから。
味は、デラウェアに似ている。
2009年の反省をする。
①葉を「ブドウの日よけ」として茂らせすぎたので、通気性がわるくなった。
その結果、デンデンムシが、わずかながら発生しブドウに糞をくっつけて行った。
乾燥した土地でブドウを栽培する欧米では、考えられない害である。
②7月までは、芋虫に葉が食われ、8月からはコガネムシが葉を食っていった。
特に、コガネムシの害は甚大である。防ぎようがない。
③ブドウの果皮に穴を開けていく謎の生命体(虫?カビ?)がいる。
穴の開いたブドウは、シワシワになって腐っていく。
④Adilon種の特徴なのか、果実がボロボロと落ちて、歯抜けのような房になる。
但し、落ちる果実は全て、腐っていたり乾燥している不良果実である。
以上の点を考慮して、来年の栽培に改良を加えたい。









