祇園宵山
運良く、その日は非番であったので、見に行った。
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河原町に行くと、写真で見た事ある「鉾」が聳えていた。
祇園祭の山鉾は、現在23ある。
巡行の順番は、くじ引きで決まる。
しかし、最初と最後は固定していて、
最初に繰り出すのが、右の「長刀鉾」である。
宵山では、山や鉾に登れる。
長刀鉾は男しか登れない。
都市では「女性専用車両」の地下鉄が走っていたりして、非常に不公平だと思うのだが、
この時に限っては、「ざまあみやがれ」と内心思ったね。
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長刀鉾は、かなり金をかけているのか、
動く美術品と言ってよい。
ほら貝を吹いたり、
煙をたいたり、
えらい騒ぎである。
宵山だと、こういった行事に遭遇するのだ。
「南観音山」であったような気がする。
女人禁制なのは「長刀鉾」くらいで、
他の山鉾は、誰でも登ってよい。
祇園祭は869年にまで遡る。
地方にもよく似た祭が沢山あるが、
祇園祭が原型なのだろう。
祇園囃子と京都の蒸し暑さにフラフラになりつつ、
そんな事を勝手に考えている。
どこにでもある、「夏祭り」となってしまう。
四条通が車両進入禁止となり、
普段は見れぬ繁華街の姿が現れる。
右は「祇園」あたり。
突き当たりが「八坂神社」である。
京都での〆の夕食はいつも決まっていて、
「西利」で、「漬物懐石」とワイン1本と洒落込む。
「西利」には、恐らく30数回通っていて、同じ物を注文している。
物価高のためか、今回は「漬物フライ」の中から、「ラッキョウのフライ」が1個減っていたのを発見した。
人生とは
年寄りが、大した学が無くても、洒落た人生哲学を口にできるのは、
人生経験が豊富であるからではなくて、
子供の時に遊んでいた「いろはカルタ」の受け売りではないだろうか???
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早速、「私用いろはカルタ:ハンガリー風」を作ろうかなと思ってみる。
その記念第1号は。。。
Ilyen az élet. (イイェン アズ エーレット)
(人生とは、そんなものさ)
Ilyen は、なかなか便利な単語で、「このような」という意味。
英語では「such」に相当するが、もっと応用範囲が広いようだ。
第7夜(12):旅の終わり
最終日:ハンガリー第6日目。
ウィーンの酒場で最後の一時を楽しんでます。
2006年9月16日、土曜日
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(写真は全てクリックにて拡大されます)
(この頃には、カメラの電池切れが間近で、フラッシュたけません)
(そして、電池もとうとう切れてしまいました)
ホイリゲで相席となった、2人の地元のオヤジも帰って行った。
私も、そろそろ、満腹であり、良い加減の酔いでもある。
食べた物を思い出す。
Kürbis Kremesuppe (カボチャのクリームスープ)(2.5ユーロ=400円)
Wienerschnitzel (ウィーン風トンカツ)(5.3ユーロ=850円)
Geschmitzer Salatteller(サラダつけあわせ)(2.8ユーロ=450円)
Gebratener Kürbis (焼きカボチャ)(4.5ユーロ=720円)
カボチャ(Kürbis)ばかり食べているが、この季節はカボチャが旨いのだ。
飲んだ物を思い出す。
Strum 1/4L.(2.2Euro=365円)
Heurige2005 1/4L.(1.5Euro=250円)
Grüner Vertliner. Kabinett 1/8L.(?Euro)
Welschriesling 1/8L. ×2杯(?Euro)
カボチャのスープがまた欲しくなり、最注文。
で、最後の1杯を飲んで、この旅を締めくくろうか。
Cabernet x Merlot Cuvee 2003 Barique 1/8L.(3.8Euro=600円)
CabernetSauvignon 60%. Merlot 40%. との事。
メニューリストの中では一番気合の入っていそうなワインである(赤)。
南仏を連想させる、少し甘味のある、コクがある赤であった。
オーストリアも、ここまで作るか!と感無量。
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実に楽しかった。
また来たいものだ(と思って、2度と行けない場所の何と多いことよ)。
23:10 ホイリゲを後にする。
23:40 Heiligenstadt の駅。電車がもう無い事を知る。
駅のトラム(路面電車)がまだ動いているので、それに乗る。
しかし、切符の買い方が分からない。
どうすれば、良いのか???
仕方ないから、切符を買わずに、車内では寝たふりをしていた。
結局、検札も来ずに、私は目的地で降りる。
ホテルに着いたのは、0:15 だ。
ここから、シャワーを浴び、荷物をまとめ、今日あった出来事を覚えている限り、日記に記す。
明日は、午前5:00前にはホテルを出て、バスで空港に向かうのだ。
疲労の限界だ。
日記は2:00くらいまで、書きなぐった。
そして少しばかりの仮眠を取る。
数時間で、起きなくてはならぬ。
モーニングコールを依頼してあるから大丈夫だろうけれども。。。
(終わり)
第7夜(11):ホイリゲでの話
最終日:ハンガリー第6日目。
既に、ハンガリーを後にし、ウィーンに到着してます。
2006年9月16日、土曜日
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(写真は全てクリックにて拡大されます)
(この頃には、写真の電池切れが間近で、フラッシュたけません)
(そして、勿論、写真も数が少ないのです)
既に、ホイリゲにいます。
ホイリゲは、一人で飲むような酒場ではない。
私も、誰かと、行き当たりばったりで、歓談する覚悟で乗り込んできた。
そして、相席となったのが、妙齢なお姉さんではなく、ドイツ首相似のこの二人である。
左:Willy Brandt :ヴィリー・ブラント(以下、B.)
右:Helmut Kohl :ヘルムート・コール(以下、K.)
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グラスには、Grüner Vertliner. Kabinett 1/8L.
酸味が特徴的だ。
コップ酒は終わり、グラスを傾けてこそ、対等にウィーン子と話ができようというものだ。
K.が、「日本でフーグーという魚で50人死んだそうだな」と語ったり、
B.が、「俺は、アフリカのサファリで鉄砲で猟をしていた」と自慢したり、
私が、「オーストリアで一番良いのは、Wachau渓谷だ」と主張したり。。。
K.<お前さん、Welschriesling が一番うまいよ。飲みなよ!
(Welschriesling もオーストリアを代表する白ワインのブドウ)
おいおい。余計な事いうねぇ。と思いつつも、素直に注文している私。
Welschriesling 1/8L.
香が良い。結局。2杯飲んでしまった。(しかも、K.がおごってくれた)
B.<ところで、最近、日本の王室に男児が生まれたと聞いたよ。
K.<天皇って言うんだろ?どれくらい古いんだ?
それに対して私は説明をしてやり、最近、将来の天皇が誕生した事を伝える。
(・∀・)<日本国民、皆が喜んでいますよ!
B.K.<こりゃ、天皇に乾杯だよ!
(・∀・)<ははは。ハプスブルグに乾杯です。
軽妙な話題の変転のうちに、ウィーンの夜は更けていく。
第7夜(10):ホイリゲ考「陽気な国民はどこにいるのか」
最終日:ハンガリー第6日目。
既に、ハンガリーを後にし、ウィーンに到着してます。
2006年9月16日、土曜日
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(写真は全てクリックにて拡大されます)
既に、ホイリゲにいます。
旅の終わりに、陽気な酒場だなんて、少々皮肉かもしれない。
しかし、そんな詩情にふける湿っぽい要素は、ホイリゲには微塵もない。
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陽気な国民の代表格は、ラテン系の国民である。
しかし、それは、あくまでも「内向的な陽気」であって、彼らは仲間うちで騒いでいるだけである。
だから、私は、ラテン系人種に話しかけられた経験は、あまりない。
一方、ゲルマン系の国民は、「外向的に陽気」である。
話しかけられるのは、圧倒的にゲルマン系が私には多い。
そして、ウィーン周辺の人は、一皮むけていて、しかも洗練されている。
酒の力も加わった結果もあり、
世界で一番陽気な国民は、「ホイリゲの住民」であると言って良い。
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でも、ホイリゲに子供がいるというのは、新発見だった。
日本で例えると、焼き鳥屋でオヤジに混じって、子供が麦茶で手羽先を食べているのと同じであろう。
(見たことはないが)
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ふと思うのだが、私の旅の目的は、実は「ホイリゲ」だったのではないかと。
いや、それで良いのだよ。
その日その日の瞬間を、知力体力と度胸の限りにて、過ごしてきた1週間の締めくくりだ。
しけた晩餐などでは許されないのだ。
まあ、満身創痍ではあるが。。。
と、物思いに耽っていたら、注文した料理が来ましたよ!
もう、最後だ。学習の為でなくて、食べたい物を注文しましたよ!
花ならば散れ!ユーロがあるなら使い尽くせ!
Kürbis Kremesuppe (カボチャのクリームスープ)(2.5ユーロ=400円)
Wienerschinitzel (ウィーン風トンカツ)(5.3ユーロ=850円)
その時、相席のWilly Brandt(あだ名)が、話しかけてきた。
<野菜は頼まないのかい?
(・∀・)<勿論、頼みますよ。へい!給仕さん!サラダを頼むよ。
Geschmitzer Salatteller (トマト、きゅうり、ジャガイモ、他の入ったサラダ)(2.8ユーロ=450円)
これより、相席の2人のオヤジ(ドイツ首相似)との、首脳会談に突入する。
(続く)
第7夜(9):旅のうちあげ
最終日:ハンガリー第6日目。
既に、ハンガリーを後にし、ウィーンに到着してます。
2006年9月16日、土曜日
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(写真は全てクリックにて拡大されます)
既に、ホイリゲにいます。
陽気な雰囲気。
あふれるドイツ語。
子供の哄声。
忙しいボーイ。
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先ずは、Strum 1/4L.(2.2Euro=365円)!
Strumとは、発泡性の発酵途中のブドウ果汁である。
こいつを最初に一杯やるのは、私の儀式のようなものだ。
次は、やはり、Heurige2005 1/4L.(1.5Euro=250円)
(何が「やはり」なのか、今となっては不明である)
ハンガリーの白に近い感じがして、また酸の切れが良い。
ただ一つ気になる事がある。
両方とも、グラスではなくて、コップで出てきたのだ。
ちょうど、私の真向かいに少年が座っていて、コップでジュースを飲んでいるのだが、
私もコップでジュースを飲んでいるみたいで、雰囲気が出ないのだ。
グラスで何かを飲まなくては。
既に0.5Lを飲んでいる。
ここで、Egerの悲劇 を繰り返してはならぬ。
そして、とにかく、何か食べなくては。
ホイリゲは食事も出す。
店によって注文の仕方が違うようで、
ここでは、カウンターで注文して前払いである。
ここで、相席のWilly Brandt と Helmut Kohl が私の存在を気になりだしたようだ。
話しかけてきたので、私も久しぶりにドイツ語会話ができるのが嬉しくて、
ハンガリーを旅してきて、このホイリゲで最後の夕べを楽しむのだと伝えた。
「おう!日本人かい!」と、2人のドイツ首相はニコリとした。
(続く)
第7夜(8):WienのHeurige
ハンガリー第6日目。
既に、ハンガリーを後にし、ウィーンに到着してます。
2006年9月16日、土曜日
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(写真は全てクリックにて拡大されます)
今から、今回のハンガリー旅行のうちあげを一人で行う。
会場は、ウィーンの下町酒場(=ホイリゲ)だ。
私がオーストリア贔屓なのは、彼らの朗らかさにある。
数件あるうちの一つのホイリゲの門をくぐると、地元の男女が卓をブドウ棚の下で囲んでいた。
その中の数人が私を見つけ、早速「Gruess Gott !(こんにちは)」と叫ぶ。
私も、自然に「「Gruess Gott !」と叫び返す。
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そのまま酒場に入ると、卓に陣取った地元の人達の喚声に圧倒される。
「どこに座れば良いのだ。。。」
忙しく立ち回るボーイを呼びとめ、案内を請う。
案内された卓には、初老の男性2人が座っていた。
一人は精悍な顔つきで痩せている。
もう一人は、対象的に肥えた典型的なゲルマン人だ。
この2人を見て、私は瞬間的に、あだ名を付けてやった。
痩せている方は、Willy Brandt。
太っている方は、Helmut Kohl。
(どちらも、ドイツ連邦共和国の首相である)
2人のドイツ首相と相席となり、少々、私は緊張する。
ここは、先ず、一杯ひっかけなくてはならない。
(続く)
ブドウの害虫
無謀にも、完全有機栽培に取り組んでいる。
○●○●○●○●○●
果実を全部成熟させると、
粒が小さくなってしまうので、
この時期は果実を間引きするらしい。
面倒なので放置しておいた。
良い具合に、結実しない粒もあって、
手を加えたような房になっている。
○●○●○●○●○●
散発的に観察された。
一体、どのような虫が出てくるのか、
怖い物見たさの期待もあったが、
どうやら、蛾か蝶の卵だったようだ。
とびきり大きくなった幼虫が左の写真。
こいつだけは生かしておいて、
どのような成虫になるか、見届けるつもりだ。
こいつは毛虫だ(右の写真)。
触っても、刺さない。
だから、見つけ次第、捕まえて
クモの巣に放り込んだり、
地面に捨てて、蟻に持って行かせている。
こいつは大きくなると、どうなるか不明だが、
どうせ、ろくなものにならないだろう。
松葉でつつくと、動き出して、飛んで行く。
ウンカの仲間であるようだ。
樹液を吸っているに違いない。
この他にも、ナメクジを見た。
少し前には、カナブンがブドウを齧っていた。
臭そうなカメムシが沢山いた時期もある。
これに反して、益虫といえば、
クモが2匹、カマキリが1匹、テントウ虫が1匹。。。
(この場合、テントウ虫は役に立たない)
これでも、私は農薬は使わないのである。
雄牛の血
先日に飲んだハンガリーワインが、あまりにも不味かった 、
と報告して、2週間後、輸入元のスズキビジネスから郵送物が届きました。
しまった!ばれたか!
と思ったけれども、ただのカタログでした。
そうよ。私、darmagi の素性を知る者は数人しかいない。
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同時期に購入したBikavér(赤ワイン)があるけれど、状態が心配だ。
最近上昇してきた気温は、ワインには非常に良くない。
ついでに、Bikavérとは、「雄牛の血」を意味し、故事にちなむ 。
11.5% Vol / 1470円 / スズキビジネス
くすんだルビー色。向こうが見える。
端は幅広にルビー色。
足は刃紋状に涙。
スーッと香辛料系の香。
カシスや青草、黒系果実香。
やや厚みある渋味に、やや膨らみあるボリューム感。
一貫して酸味が強い。
その背後に、やや滑らかなタンニン、ほのかな甘味。
意外とコクがある。
クラスには一人はいるであろうか。。。
「目立たぬ優等生」的なワインだな。
ブドウの品種を調べると(ハンガリー語のHPで調べた)、
Merlot. Cabernet Sauvignon. Kékfrancos
である。
Kékfrankos とは、Blaufränkisch の事で、こいつが青味ある野性味を加味させる(と信じている)。
オーストリアの赤ワインで使われる事が多く、独特な風味を醸し出す、農家好みの風味だ。
ワインのイメージとしては、ボルドーのスタイルに、怪しげな一味が加わったと言って良い。
懸念していたよりも、良いワインであり、ホッとした。
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ウナギの蒲焼に合わしてみたら、ワインの甘味がしゃしゃり出て、良くなかった。
(ウナギの蒲焼は、輸入元のスズキビジネスが「相性の良い食事」として推薦していたものである)
ついでに、ウナギの蒲焼には、アメリカのPinot Noir が合うと言われている。
(言い始めたのは、田☆慎也氏だと思う)
私は、むしろSyrahが良いと思っている。
冷奴には醤油をかけないくせに、
ウナギには山椒を一面に振りかける私の「ウナギ哲学」には、
田崎慎也もスズキビジネスも、眼中には無い。
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(注)輸入元のスズキビジネスの資料によると、このワインにはZweigelt も入っている事になっている。
花が咲く
今年は葡萄の花穂が出た。
数日前から、花が咲いているようだ。
近づくと、わずかながら香立つ。
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それにしても、葡萄の枝の成長はすさまじい。
こんなに延びては、果実に栄養が行かないではないか、と心配になる。
この現象を「花ぶるい」という。
それを防ぐには延びすぎている芽の先端を摘む(摘芯)。
本当は、開花の1週間前にするらしいが、この時期にしてしまった。
ついでに、開花の時期は、私が参考にする宮崎県の都農ワイナリー のシャルドネとほぼ同時期であった。
葡萄の種類によって、開花の時期が違うのも、理屈では分かるが、実感を伴うと素朴な驚きとなる。














