【はじめに】

 

スパ リゾート ハワイアンズの グランド ステージ「Emau~100年へ、つなぐ笑顔~」、6月23日、の演目がとても心にしみ入ります。考えることは多くあり、そこに、この日の サンライト カーニバルや トワイライト パーティーでの印象も オーバーラップしました。もちろん、この素人カメラマンが拝見する最後の スパ リゾート ハワイアンズの舞台という思いもあるからなのかも知れません。しかし、それ以上に、あの方、ウアケア佳奈子の踊りに感じ入ることが多かったからです。ハワイアンズ訪問を始めた頃、この方の踊りが、どの様になっていかれるのかは、はっきりとはしていませんでした。もっともっとお美しくなると、ただ、思っていたのです。訪問させて頂くたびに、少しずつお変わりになりました。そして、この日でした。ただ、これからどの様に発展されるのかは、分かりません。いつぞやの舞台終了後の記念撮影の折に、予定が決まったらお知らせしますという口約束を頂き、その時に合わせてこの項を掲載することにしました。この方の踊りを愛する者としては、待つより他に無いと思ったからです。そうしましたら、「グリーン ローズ フラ」が、ふと、心に浮かんできたのです。あの美しい「ブルー レイ」につなげる演目です。この曲、「グリーン ローズ フラ」についてはすでに議論して、この素人カメラマンなりの結論は書きました。しかし、どうも、それらは表からの見方、もっと言えば、皮相的な見方だったのです。裏から見ると、つまり、この曲を作った方の心を推し量ると、また別の面が浮かび上がります。正しいと思う選択が、実は、傲慢なのかも知れません。そこで、まだ何もわからない状態ですが、本項を掲載することにしました。

 

変則的ではありますが、本項は「グリーン ローズ フラ」についての再考から始め、そのままに、グランド ステージの「ブルー レイ」、「川の流れのように(メケ カヘアナ オカ カハワイ)」、「ポイ エ」、「フェヌア モア」について触れてみたいと思います。他は全て ウアケアさんが踊られる演目ですが、「ポイ エ」は歌詞解析をする上で印象に残った演目です。その後、トワイライト パーティ、特に、その「プア ミキノリア」について触れたいと思います。最後に、サンライト カーニバルの「ウイ ラニ」について触れます。この様な変則的な書き方をするのは、23日の ウアケアさんの舞台をどの様に捉えたら良いのか、心が定まらなかったからです。そして それが、何らかの結論が出るまで、本項の掲載を待とうとした理由でもありました。そこで、「グリーン ローズ フラ」でした。ですから、この方の踊りにかける志を思い、満天の星々に語りかけるに等しくとも、この素人カメラマンの声をお届けしたいと思います。

 

 

 

 

【「グリーン ローズ フラ」再考】

 

グリーン ローズ フラ」については「グリーン ローズ フラ の日本語歌詞」で、その日本語歌詞を案出しておりますので、それを以下に再掲します。この曲は高名な盲目の作曲家にして演奏家 ジョン アルメイダの作とされますが、正式には、彼のアルメイダ トリオのメンバーの一人の奥さん、ライダ パイアさんが作曲したものです。

 

   Green Rose Hula 

     Laida Paia/John K. Almeida

 

 No ka pua loke lau ke aloha     葉バラの花から   この愛は
 No ka uʻi kau i ka wēkiu      その美しさは限りなく

 Kō ʻala onaona i ʻaneʻi         このあなたの良い香り
 Hoʻolale mai ana e walea      さあ急いでいらして楽しんで

 E walea pū aku me ʻoe        今すぐ楽しもう   ともに
 I ka hana noʻeau hoʻoipo       この素晴らしいときに プロポーズ

 A he ipo ʻoe naʻu i aloha      貴方が愛ある人ならば
 Ka ʻanoʻi a kuʻu puʻuwai      私の心の愛の人 

 Haʻina ʻia mai ka puana       ここまで歌ったことは
 Nou nō green rose ke aloha      あなた グリーンローズの   この愛は

 

    【 グリーン ローズ フラ、グランド ステージ、6月 23日、より】

 

この歌詞に押されて グリーン ローズを見に行った顛末は「グリーン ローズ」の項にまとめさせて頂きました。その時は、この歌詞に歌われている グリーン ローズの美しさに囚われすぎていたのでしょうか、「美しい花」で想像した姿と違いすぎていることに、少々、呆れ返って、「なんとなく、引っ掛けられたようで、作者が大笑いしているような気がします。」と印象をまとめました。ここまでが、歌を聞く人がまず感じる、表の見方だと思います。

 

 

ご覧になればおわかりのように、この「葉バラ」は「その美しさは限りなく」とは人に薦められないし、実際に香りを嗅いでも、普通は、何も感じないことから、お世辞にも、「このあなたの良い香り」とは言えません。

 

 

ここで、葉バラから見てみましょう。そんな葉バラが、「その美しさは限りなく」と言ってくれて、そして「このあなたの良い香り」を感じる人をどう思うでしょうか。それが「貴方が愛ある人ならば、私の心の愛の人」なのではないでしょうか。多くの人は、自分が美しく、香り高い薔薇であるとは考えていないと思います。むしろ、葉バラかな? と思うかも知れません。その時に、良い出会いがあれば、愛が生まれ、互いの理解と共に、その愛は深まる。アルメイダ トリオで活躍している夫を見ている ライダ パイアさんは、それを感じて作曲したのかも知れません。曲調には深い愛を感じさせるところが弱いですが、その意味を ジョン アルメイダが感じて、トリオの持ち歌としたのだと思います。更に人に例えて言えば、その様な深い愛を持つ葉バラは美しいのです。その様な、見かけからは分からない深い愛の歌、それが「グリーン ローズ フラ」なのでしょう。物事は見方を変えると変わるのですね。

 

 

 

【グランド ステージ】

 

「常磐炭坑節」の終わり、早変わりの前です。この曲は、従来と比べて、とてもスッキリとした演出が行われています。左端がサユさん、真ん中が レヒヴァさん、右端が アヤカさん。後のお二人が分かりません。ハルカさんと プアメリアさんでしょうか。

 

 

 

ドゥ ザ フラ (Do the Hula)」です。

 

 

ウイラニ、ノゾミ、ウアケアさん

 

 

アイリ、リンカ、ミヤさん

 

 

おしまい。カノハ、レイイリマ、レヒヴァ、カノンさん

 

 

「グリーン ローズ フラ」の始まり。ハナ、ユイさん。

 

 

ミク、アヤノ、サユ、ハルカ、ハナ、ミミ、ユイさん

 

 

 

おしまい。

 

 

 

 

ブルー レイ」のはじまりです。気持ちを乗せて、プアメリア、アヤカさん

 

 

ウイラニ、ウアケア、プアメリア、アヤカさん

 

 

 

 

いつもとは少し違ったご表情です。

 

<愁いなく 君にも僕にも>

 

 

 

 

 

 

ここで見交わす時の表情がいつも素敵です。

 

<そう 天のように美しい>

 

 

不思議な雰囲気を感じた一瞬です。

 

いつもよりご表情が輝いて見えます。

 

<君がかけた青い  青いレイ>

 

 

おしまい。

 

 

いつもとは少し違ったご表情の ウアケアさんでとても良かったと思います。ただ、最後の方で、皆さんの雰囲気が微妙になる一瞬があります。同じようなことは、サンライト カーニバルの「ウイラニ」でも感じました。その時の出演者はほとんど同じで、ウイラニさんの代わりにレイイリマさんが入っています。この親しい方たちの間に、何らかの意識の共有がお有りなのかも知れません。後で考えてみます。

 

 

「ハワイアン ヴァンプ」です。

 

 

 

 

おしまい。

 

 

この曲の日本語歌詞は、結局、最後まで考える気になりませんでした。この英語の雰囲気を日本語で表せるか自信が無かったのが、一番の理由です。あるいは、ウアケアさんが踊ってらしたら、無理でも、試みたかも知れません。

 

 

ハワイアン ウォー チャント(タフワフワイ)」です。

 

 

 

 

 

60周年

 

 

 

おしまい。

 

 

歌詞には意味がありませんから、この踊りの要は群舞の移り変わりの面白さにあります。意味が分からずとも、語感だけで成立してしまう歌がポリネシアには他にもあります。タヒチの歌の「リマタラ」の第二バージョンもその様な感じでした。そもそも、タヒチの「Tangata Huruhuru(タンガタ フルフル)」がそうでしたね。ポリネシアのような多言語の領域ですと、分からない言葉を聞く機会も沢山有るので、それを許容する文化が出来ているのでしょうか。

 

 

 

川の流れのように(メケ カへアナ オカ カハワイ)」です。

 

まず、レヒヴァ、ウイラニ、ウアケアさん登場。

 

 

プアメリア、アヤカ、レイイリマ、レヒヴァ、ウイラニ、ウアケアさん

 

 

ウイラニ、ウアケアさん

 

 

レイイリマ、レヒヴァさん

 

 

プアメリア、アヤカさん

 

 

プアメリア、アヤカ、レイイリマさんが バルコニーに残って、

 

 

レヒヴァ、ウイラニ、ウアケアさんが上舞台に、

 

 

 

 

プアメリア、アヤカ、レイイリマ、レヒヴァ、ウイラニ、ウアケアさん

 

 

ソリスト全員の揃い踏みですから、ここからの ハーモニーが素敵です。ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから、前列におられた ウアケアさんは後列に戻りますが、ウアケアさんの背中は、充実していて、演技を感じることが出来て素敵だと思います。

 

<ああ川の流れのように>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい。

 

 

如何でしたか。ソリスト全員出演の回でしたから、広い舞台に広がり、スローでありながら、動きと変化のある踊りに、ハーモニーが溢れ、素敵な「川の流れのように」になったと思います。

 

 

ポイ エ ( Poi E )」です。

 

体験コーナーの司会者 サユさんの「キアオラ (kiaora) 」の掛け声で始まります。これは、タヒチ語の「イアオラナ ( 'iaorana) 」から感嘆詞「na」がとれた形です。タヒチ語の「 'i 」は、マオリでは「 ki 」となります。

 

 

この歌は、女性リーダの独唱「 Te poi / Patua taku poi / Patua kia rite pāpara / Patua taku poi e 」から始まる踊りです。

 

ミヤ、アミ、ミク、ミヤビ、カノン、カノハ、ノゾミ、リンカ、アイリさん。見えませんが、前列左右に アヤカ、ウイラニさん。

 

 

 

まるで鳥のように、都会のビル街を居場所を探して尋ね回る若者たち。彼らを ポイに例えて歌います。

 

 

 

そんな中で自分を見失いがちな彼らを力付けます。

 

 

 

 

そういう彼らが愛おしい。

 

 

そんな彼らを救うのは愛なのでしょうか。

 

 

 

舞台は暗転して、ファイヤーダンスに移ります。

 

 

 

ファイヤー ダンス」です。演者は LAGI中谷さん。

 

 

 

演技終了後、次に炎を譲り

 

 

 

モ オモ オンガ (Mo'omo'oga o lo'u Agaga)」です。

 

 

 

ハルカ、ミミ、ハナ、サユさん。

 

 

アイリ、アヤノ、レイイリマさん

 

 

ユイ、レヒヴァ(後)、ユウキさん

 

 

 

サモアのサバイイ島と ウポル島に離れ、フェリーを使って逢瀬を重ねる二人。その男の子から女の子への恋の思い歌。

 

 

 

おしまい。

 

 

「サバイイ ( Savai'i ) 」ですが、サモアの「 s 」は「 h 」と区別がつかないことが多く、「ハバイイ ( Havai'i 」とも読めます。ポリネシア人の故郷は「 Havai'i 」であるという伝承があります。ですから、サモアにも、タヒチにも、ハワイにも同じ名前があります。

 

 

フェヌア モア」です。プアメリ、ウアケア、アヤカ、ミヤさん。

 

 

 

 

ウアケアさんの 「フェヌア モア」は 5月 14日の、親会社からの視察に急遽対応するために演技されたものが最初であると思います。そして、それ以来、ウアケアさんが出演された時、つまり、6月 10日と本日の 6月 23日は、「フェヌア モア」を踊っていらっしゃいます。5月 14日の演技はとても緊張感があり、この方の底知れぬ可能性を認識させる、驚きの演技でした。ところが、6月 10日の演技では、どうしたことか集中力がやや欠け、必ずしも良い演技ではありませんでした。この方にしては、とてもめずらしいことでした。そして、この日です。緊張感を強いる視察こそなけれども、気力のこもった演技となりました。歌詞の各行ごとにスナップ ショットを取ってみました。ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

アヤカ、ミヤさん

プアメリア、ウアケアさん

 

 

 

ミヤ、アヤカさん

ウアケア、プアメリアさん

 

プアメリア、ミヤさん

ウアケア、アヤカさん

 

 

 

 

 

普段の ウアケアさんですと、表現は、自然ににじみ出るに任せるように思えるのですが、この演技では意識的な表現が拝見され、とてもめずらしく思いました。

 

<マラエ タプタプアテア この国の真中>

 

 

 

プアメリア、ウアケア、ミヤ、アヤカさん

 

 

おしまい。

 

 

如何でしたか。ウアケアさんの「フェヌア モア」の特徴は、その質量感にあると思います。何か、大いなる存在が踊っておられるように思えるのです。一つには、この方の充実した筋力によって実現される均等な運動です。動きの方向や速さが頻繁に変動すると、軽く、そして固く見えます。逆に、大きくゆっくりとした変動は、柔らかさを感じさせながら、質量感を与えます。もう一つには、この方の類まれなバランス感覚にあります。私達が重いものを持つ場合、まずは自分の体のバランスに気をつけなければなりません。体のバランスが崩れていたり、あるいは不必要に湾曲していたりすると、重いものは支えられません。ですから、完全なバランスは、質量感を与えるのだと思います。踊りの中での体の動きは、単なる演技ではなく、自然の摂理に従う、必然的なものだということを、ウアケアさんの踊りは教えてくださるように思います。

 

ちなみに、「ハバイ (Hava'i) 」は「ハバイイ ( Havai'i ) 」のことで、フランス領ポリネシアのソサイエティ諸島にある「ライアテア島」の古い名前です。ポリネシアの中心的な マラエである タプタプアテアはここの海岸にあります。

 

 

 

 

 

【トワイライト パーティ】

 

この日の トワイライト パーティは CP (チーフパーサー) が ウイラニさん、マカナちゃんが ユイさん、HT (本日の旅人) が ミヤビさんでした。

 

「ダイナマイト」で オープニング。

 

ミヤビ、ミヤ、ハナ、アミ、レヒヴァ (隠れている) 、ウアケアさん。

 

 

エンディングで珍しく ウアケアさんが真ん中。

 

 

そして、マカナちゃん登場。

 

 

 

「エ ヴァイ オエ (E vai oe) 」です。レヒヴァ、ミヤビ、ミヤさん

 

 

 

「本日の旅人の時間」は ミヤビさん。愛宕山温泉で盛り上がっておられました。

 

 

 

「クウ ホアロハ (Ku'u Hoaloha) 」です。ミヤ、ユイ、レヒヴァ、ハナ、ウアケア、アミさん。

 

 

 

 

 

「へ アロハ ノオ ワイアナエ (He aloha no 'O Wai'anae) 」です。

 

 

 

 

 

 

 

ユイさんの踊り、最近の勢いの良さが素直に出ていて良かったと思います。拍子の取りにくい難しい曲でしたが、しっかりと踊っておられ、凄いなと思いました。大きくお動きになるので、カメラの操作が大変だったということもありますが、手拍子のタイミングがつかめなかったのは、ちょっと、びっくりでした。他の方も手拍子は出来なかったみたいです。最初に ミヤビさんが「ガンバ」とやっておられた所を見ると、皆さんにも結構チャレンジングな曲なのかも知れませんね。

 

 

 

【ページ変え】

 

ここでページの文字数制限にかかりましたので、以降は次のページに「夢を思う:令和7年6月23日の舞台に寄せて(その2)」として書かせて頂きます。