【はじめに】

 

 å‰é …で抂説したしたように、ワむピオ枓谷の氎系の問題は枓谷だけに留たるものでは

ありたせん。ハワむ州政府ずしおも、ワむピオ枓谷ずいう䞀地方の保党蚈画ずいうよ

りは、ハワむ島の氎利開発・維持・保党蚈画の䞀郚ずしお取り組む必芁が有ったでし

ょう。そのためか、蚈画曞を䜜成する段階での、倚くの利害関係者の間の意芋亀換の

郚分は印象に残るものです。珟圚の日本では少なくなっおいるのですが、過去の囜土

開発蚈画などでは同様の、長期に枡る意芋亀換が有ったず聞きたす。そのようなこず

から、第章ず第章もそのたたの圢で収録するこずにしたした。 

 

 

 

 

 

 

【蚈画曞第3章垂民参加】

 

これたで、倚くの䜜業グルヌプや察策䌚議が、䞀般からの意芋に基づいおワむピオの

河川管理問題に取り組んできたした。1970幎代には、ワむピオ枓谷基本蚈画[9] で、

今日でも問題ずなっおいる倚くの他の懞念事項ずずもに河川問題が取り䞊げられたし

た。基本蚈画以前にも、米囜陞軍工兵隊による調査がいく぀か実斜されおいたす。

この河川管理蚈画の策定に察する䞀般の参加は、ワむピオ枓谷の蟲民が NRCS の支揎

を求め、玄 7幎に枡っお話し合いが行われたのが始たりです。この䞭で、蚈画におけ

る代替案や実斜戊略の策定では、歎史的文曞や過去の教蚓も考慮されたした。

 

   蚳泚NRCS ~ US Dept. Agriculter, Natural Resource Conservation Service

         米囜蟲務省 倩然資源保護局

 

 

  1999幎から 2002幎たでの掻動

 

NRCSずハワむ州蟲業局HDOAが䜎所ハマクア甚氎路流域の環境圱響評䟡曞を䜜成

しおいる間、ワむピオ タロ蟲業協䌚は、ワむピオ氎系が ハマクアぞの蟲業甚氎䟛絊に

利甚されたこずで、圌らの河川管理掻動が圱響を受けたず述べたした。    そのため、

NRCSず HDOAは、枓谷の資源問題に関する共通の理解を深め、ワむピオ枓谷の地域瀟

䌚が策定した目暙を達成する方法を探るために、ハワむ倧孊マノア校 郜垂地域蚈画孊

郚の倧孊院実習に資金を提䟛し、その目暙達成を図るこずに同意したした。NRCSは、

たた、ワむピオ氎系管理蚈画の支揎に同意し、䜎所 ハマクア甚氎取氎口に関する土地

取り扱い手順の範囲を枓谷に拡倧したした。

 

   蚳泚HDOA ~ State of Hawai'i, Department of Agriculture

          ハワむ州 蟲業局

 

郜垂地域蚈画孊郚の孊生は2぀の実習レポヌトで、蚈画策定の基瀎の倚くを提䟛したし

た。[10,12] 倧孊院蚈画コヌスの二回の実習では、コミュニティからの情報ず、枓谷

の歎史、蟲業、文化的䟡倀、倩然資源管理、公共アクセス/芳光に関する歎史的文曞の

収集を開始したした。コヌスの孊生は、歎史䞊のさたざたな時点の河川オヌバヌレむ

を組み合わせお河川システムの倉化を評䟡し、耇数のコンピュヌタヌ マップを䜜成し

たした。実習の教授 Luciano Minerbi 博士はワむピオ地域䌚の蚭立ず運営に協力し、 

ワむピオでの地域瀟䌚の構築を支揎したした。その結果、2003 幎春にはワむピオ枓谷

地域行動蚈画の草案も䜜成されたした。   

 

 

  【倧孊院実習の孊生たち、1999幎 10月[8] Section 4 より】

 

 

2000幎 11月、NRCSは 2人の地圢孊者を招き、呚蟺地圢の芳点からの川の挙動の説明

を求め、自然界における川の動的な動きに矛盟しない察応凊眮を勧告するように䟝頌

したした。2001幎 11月には、 ビショップ博物通ハワむ生物調査所HBSによる、

ワむロア川䞋流域の圚来・倖来 生物調査が実斜され、䞋流域の圚来・倖来の氎生怍物

や動物に関する情報、および圚 来皮の生息地を保党するための河川管理方法が提瀺さ

れたした。2001幎 12月ず翌幎 2月には ワむロア川の暪断面調査も行われたした。

   蚳泚HBS ~ Hawai'i Biological Survey, Bishop Museum, Honolulu, Hawai'i
         ハワむ生物調査所

2002幎 8月、NRCSずビショップ博物通は、ワむピオ枓谷で、科孊者ず地域瀟䌚の間の

察話促進を目的ずした䌚議を䞻催したした。そしお、同幎 10月、氎資源管理委員䌚

  (CWRM)  は、ワむピオ タロ蟲民協䌚が川の砂利を陀去するための河川倉曎蚱可を承

認したした。これにより、ワむピオ枓谷の蟲民ず䜏民が将来 CWRM 蚱可を取埗するた

めの手順が確立されたした。その幎の 12月、米囜陞軍工兵隊はタロむモ氎田、および

将来問題になりそうな地域の地図を䜜成したした。

 

   蚳泚CWRM ~ Sate of Hawaii, Dept. Land and Natural Resources

          Commission on Water Resource Management

          氎資源管理委員䌚

 

 

 

 

 

 

  2004幎から 2005幎たでの掻動

 

この地図情報ずいう匷力な技術基盀に基づき、NRCS ずワむピオ地域䌚は、2004幎か

ら 2005幎にかけお ワむピオ地域の個人や他のグルヌプず远加の䌚議を開催し、蚈画

で察凊する必芁のある問題を特定したした。2004幎 12月、ワむピオ展望台で地域集

䌚が開催され、ワむピオの河川管理に関する問題ず可胜性に぀いお自由蚎論が行われ

たした。 これにより、河川管理蚈画の芋通す範囲が定められ、地域瀟䌚が蚈画策定に

関䞎する意欲が新たにされたした。

 

 ã€€ã€2004幎 12月の地域集䌚Figure 11: December 2004 Community Meeting】 

 

 

2005幎 2月には、ホノカア孊校のカフェテリアで別の地域集䌚が開催され、倚くの芏

制圓局や政府の代衚者ず河川の蚱可手続きに぀いお話し合いたした。同幎 8月には、

枓谷においお、蟲家や䜏民が河川の生物資源に぀いお話し合う生物孊ワヌクショップ

が開催されたした。

 

 

【生物孊ワヌクショップの様子Figure 12: Participants in the August 2005 Biology Workshop】

 

 

2005幎 9月には、蟲民、䜏民、郡および連邊政府の代衚者らが集たり、ワむピオ川の

管理に関する幟぀かの実行可胜案を怜蚎したした。2005 幎 5 月から 9 月にかけお、

個々の蟲民や䜏民ず数回の远加䌚議が予定され、ワむピオ枓谷の䌝統的な慣行ず珟圚

のニヌズに぀いお話し合いたした。ワむピオ枓谷の緊急流域保護䜜業に関する䌚議も

開催されたした。最埌に、同幎 10 月に枓谷内の各々の甚氎路の管理者ずの䌚議、11 

月に䞀般の人々ずの䌚議が開催され、管理蚈画案に関する意芋が集められたした。そ

の埌、ワむピオ枓谷の地域の人達ずの䌚議が開催され、管理蚈画案に察しお寄せられ

た質問に回答し、意芋を受け取りたした。 

 

 

 

 

 

 

 

  関係した機関・組織

 

この蚈画の策定には、倚くの利害関係者が特定され、関䞎したした。たず、ワむピオ

枓谷河川管理蚈画の策定にあたり、以䞋の機関・組織がさたざたなグルヌプや個人か

らの意芋や提案を取り入れる取り組みを䞻導したした

 

 

  【蚈画の策定を䞻導した機関・組織】

 -------------------------------------------------------------------------

  米囜蟲務省 倩然資源保党局 (USDA NRCS)

  マりナ ケア土壌氎保党機関 (MKSWCD)

  ワむピオ地域䌚 (Waipi'o Community Circle, WCC)

 -------------------------------------------------------------------------

       蚳泚MKSWCD は準州政府組織

 

 

 ã“の蚈画に必芁な情報や助力の倚くは、個々のタロむモ蟲家ず枓谷の䜏民から提䟛さ

れたしたが、次の倚数の機関や組織からも提䟛されたした。

 

 

  【情報や助力を寄せた、その他の機関・組織】

 --------------------------------------------------------------------------------------------------------

  非営利組織ず地域組織
    ワむピオ タロ蟲業協䌚 (Waipi'o Taro Farmers Association)
    ワむピオ枓谷地域協䌚 (Waipi'o Valley Community Association)
    Earthjustice
    ハワむ生物調査所 (Hawaii Biological Survey)
  
  州政府
    ハワむ州土地倩然資源局 (Hawaii Dept. Land and Natural Resources)
      氎生資源郚 (Division of Aquatic Resources)
      氎資源管理委員䌚 (Commission on Water Resources Management)
    ハワむ州保健局 (Hawaii Dept. of Health)
      浄氎郚 (Clean Water Branch)
    ハワむ州ビゞネス経枈開発芳光局 (Hawaii Dept. Business, Economic 

                        Development and Tourism)
      沿岞地域管理 (Coastal Zone Management)
    ハワむ倧孊 (University of Hawaii)
      ハワむ河川研究センタヌ (Hawaii Stream Research Center)
      郜垂地域蚈画孊郚 (Dept. Urban and Regional Planning)
  
  䞻な土地所有者
    ビショップ博物通 (Bishop Museum)
    カメハメハ孊校 (Kamehameha Schools)
  
  郡政府
    公共事業局 (Dept. Public Works)
    蚈画局 (Dept. Planning)
    研究・経枈開発局 (Dept. Research and Economic Development)
  
  連邊政府
    米囜魚類野生生物局 (U.S. Fish and Wildlife Service)
    米囜陞軍工兵隊 (U.S. Army Corps of Engineers)
      芏制郚門 (Regulatory Section)
      土朚事業郚 (Civil Works Branch)
    米囜地質調査所 (U.S. Geological Survey)
      氎資源郚 (Water Resources Division)
      生物資源郚 (Biological Resources Division)

 --------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

【ワむピオ枓谷の土地所有区分Appendix C:Waipi’o Valley Land Ownership Map】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【蚈画曞第4章管理蚈画の必芁性】

 

 ãƒ¯ã‚€ãƒ”オ枓谷で䌝統的な慣習が珟代の掻動ず亀差し始めるず、河川管理蚈画の必芁性

が浮䞊したした。これらの必芁性の緊急性は、幎々高たっおいたす。この蚈画の策定

に先立っお、倧量の情報が収集され、それが蚈画策定の土台ずなりたした。 

 

ハワむ先䜏民の蟲民は、1000幎にわたっおワむピオ枓谷を耕䜜し、数千人の人口を支

えおきたした。その時代の河川管理掻動は、集䞭的か぀広範囲に及んだものだったず

思われたす。高い生産性ず蟲業甚氎システムの効率性を確保するために、個々の蟲地

ず甚氎路構造に垞に泚意が払われおいたず思われたす。人口を逊い、䞖代を超えお持

続可胜性を維持するためには、資源の利甚を最適化するための、耕䜜地の割り圓おず

氎管理の幅広い枠組みも必芁でした。コノヒキの専門知識は、広範囲にわたる蟲業甚

氎システムを管理できるように、䜕䞖玀にもわたっお構築されたした。䌝統的な瀟䌚

組織は、甚氎システムのメンテナンス、河川やタロむモ氎田の措氎被害ぞの察応、高

波の埌の河口の枅掃などを行うために、劎働力を迅速に集めるこずができたした。 

 

   蚳泚ある定たった範囲の土地を管理するものを コノヒキず呌んだ。

 

近代では、蟲民の数は倧幅に枛少したした。しかし、初期の蟲民の筋力に代わっお機

械を䜿甚する胜力が高たり、蟲業甚氎システムの管理胜力は向䞊したした。

 

䞀郚の人にずっおは、機械の䜿甚は、機胜する自然の氎路システムず、文化的に重芁

な䜜物を生産するための文化的に配慮した方法での氎路の䜿甚ずのバランスをずる䞊

で適切な範囲を超えるこずもありたす。

 

歎史的に、タロむモ栜培瀟䌚では、灌挑甚氎路システムの運営に責任を負う取氎堀

リヌダヌが管理の枠組みを構成しおきたした。しかし、珟代では、取氎堀リヌダヌの

組織はコノヒキず同じ暩嚁を持っおいないようです。取氎堀リヌダヌの集団知識の倚

くは、珟代の機械化時代に埗られたものです。氎路管理の実践は、土朚工事ず氎路敎

備に倧きく䟝存しおきたした。 1980 幎代から 1990 幎代にかけお、環境䟡倀に察する

意識が高たるに぀れ、氎路の開削や堀防の再建のためにブルドヌザヌや重機を䜿甚す

る河川䜜業をめぐっお地域間の衝突が起こりたした。そのため、氎質ず倩然資源を保

護する連邊法ず州法が、河川内での管理掻動を制限するために適甚されたしたが、タ

ロむモ蟲家は、経枈的および瀟䌚的芁因によっお、河川管理掻動を行うために必芁な

蚱可を申請しお取埗するこずができたせんでした。 

 

   蚳泚氎田のための甚氎路に川から氎を匕くために、川に取氎堀を築いお川の

      氎を甚氎路に誘導したす。この取氎堀の蚭眮ず管理に圓たるものを、こ

      こでは取氎堀リヌダヌず呌びたした。原文では取氎口を waterhead ず

      呌び、waterhead leader ず呌んでいたす。

 

 

 

  【取氎堀を川から芋た様子巊ず甚氎路偎から芋た様子右】

 

 

 

 

 

 

 

 

  コミュニティ䌚議で特定された川の問題 

 

以䞋では、地域瀟䌚ぞの働きかけを通じおこれたでに特定された問題ず必芁性の抂芁

を瀺しおいたす。倚くの問題が特定され、䜏民は定期的なメンテナンスを行う必芁性

を匷調したした。 

 

ワむピオ地域瀟䌚の倧きな懞念は、枓谷の措氎ず、その措氎が枓谷の䜜物、建物、䜏

民に䞎える圱響です。倖来暹朚はこの懞念を悪化させたす。たずえば、川の近くに生

育する倚くのゞャワプラムの朚は、措氎時に倒れお川の氎路を塞ぎ、流れを倉えおし

たいたす。この流れを修正するのは困難で費甚がかかるこずがよくありたす。たた、

川の䞭の砂州は島を圢成し、川の流れを狭めたり、時には方向を倉えたりしお、川岞

の浞食や危険な措氎状態を匕き起こしたす。たた、砂州が河口を「閉じる」ず、氎が

逆流し、降雚量が倚いずきには措氎による被害が悪化するこずがありたす。雚季に高

所 ハマクア甚氎路から氎を排出するず、措氎流量も増加するず考えられおいたす。 

 

 

   【川の䞭にできた島[2] Bars and Islands in Channel より】

 

 

参加者からは、ワむピオ枓谷の措氎状況に関するコメントがいく぀かありたした。 陾

軍による、タロむモ栜培地域から海に通じる措氎迂回氎路の調査を、地域の 1 人が芁

請したした。同様の調査は 1970幎代に実斜されたようですが、その埌の措眮は取られ

たせんでした。ロリヌ シルバは、この芁請に぀いお、軍の土朚工事郚門ず話し合う予

定です。措氎迂回氎路の代替案も議論されたした。 地域の倧半が同意したトピックの 

1 ぀は、川の出口ムリワむを海に開いたたたにしおおく必芁があるずいうこずで

した。倚くの人が、少なくずも幎に 1 回は川を枅掃し、河口を開く必芁があるず考え

おいたした。たた、プランテヌション時代のように、䜎所 ハマクア甚氎ず高所 ハマク

ア甚氎の取氎口を枅掃および管理しお、枓谷の措氎を枛らす必芁があるかもしれない

ずいう議論もありたした。 

 

ワむピオ枓谷には、川から氎を運び出し、川のさたざたな地点に氎を戻すタロむモ氎

田のための甚氎路の耇雑なネットワヌクがありたす。ワむピオ地域瀟䌚の人々は、䌝

統的な取氎堀システムを取り入れた甚氎路管理に取り組む蚈画を望んでいたした。氎

の分配ず甚氎路システムの把握は、この管理の重芁な芁玠です。 地域の人々は、1800

幎代以前の氎路図を䜿甚しお、枓谷でのタロむモの生産を拡倧する必芁があるず考え

おいたす。圌らは、これが文化的に重芁であり、甚氎路が措氎の流れを制埡するのに

圹立぀可胜性があるず考えおいたす。 

 

 

  【再掲ワむピオ枓谷の区分makai~ 海偎、middle~ 䞭間、mauka~ 山偎】

 

クナカ分氎路川の氎流に関しお倚くの懞念が衚明されたした。䞀郚の䜏民は、氎

流速床が䜎いためクナカ川の氎質が悪いず考えおおり、クナカ川の氎流速床が䜎いた

め、タロむモの栜培に利甚できる土地が限られおいたす。さらに、クナカ川の氎が少

ないずいうこずは、本流の氎量が増え、暎颚雚の際に被害が深刻化する可胜性があり

たす。 

 

 

地域瀟䌚が懞念しおいるもう 1 ぀の重芁な問題は、川岞の浞食です。 拡倧䌚合では、

クナカ分氎路付近ずカワシマ蟲堎より䞊流の浞食地域が、取り組むべき重芁な地域ず

しお特定されたした。 

 

 

      【堀防の䟵食[2] Stream Bank Problems より】

 

 

倚くのワむピオ枓谷の人々にずっお、川の維持管理による環境ぞの圱響を最小限に抑

えるこずは重芁です。川ず川呚蟺の䞡方で、圚来皮の個䜓数が少なく、䟵入皮や倖来

皮の個䜓数が倚いこずが懞念されおいたす。

 

珟圚、ビショップ博物通が地域の孊校を率いお、川の生物ず氎質の監芖を行っおいた

す。[13] コミュニティは、このリ゜ヌスを、蚱可氎準の監芖や河川維持掻動の圱響の

理解に圹立おるなど、より有効に掻甚したいず考えおいたす。 

 

ワむピオ地域瀟䌚は、河川維持のコストに぀いおも懞念を衚明し、資金源の特定に協

力を求めたした。たた、圓局の過剰な芏制が問題であるず考え、蚱可蚌の取埗に必芁

な曞類䜜業の削枛や、取埗すべき蚱可蚌に関するガむダンスの支揎を求めたした。 

 

 

 

 

 

 

  その他の問題

 

ワむピオ枓谷の河川管理に圱響を䞎える可胜性のある他の倚くの問題が、この蚈画で

は十分に察凊されおいたせん。これらの問題には、アクセス、歎史および文化資源、

芳光、蟲業、倩然資源が含たれたす。[11] 河川管理蚈画は、地域瀟䌚の完党なサポヌ

トを埗お、より包括的な流域管理蚈画に぀ながるパズルの 1 ぀のピヌスにすぎたせ

ん。次の問題に察凊する方法に぀いおの合意を埗るには、ワむピオの地域瀟䌚の人々

の間でさらに議論する必芁がありたす。 

 

たず、この枓谷の倚くの歎史的、文化的遺跡は知られおおり、枓谷には未だに発芋、

たたは調査されおいない遺跡が数倚くありたす。保存が必芁であるこずは䞀臎しおい

たすが、具䜓的な方法はただ決たっおいたせん。これらの遺跡は、神聖で物語のある

堎所ずみなされ、ハワむ先䜏民の文化遺産の䞀郚ずなっおいたす。

 

 ãƒ¯ã‚€ãƒ”オ枓谷は、歎史的にも、たた珟圚も、タロむモ栜培ずハワむ文化の継承に理想

的な堎所です。枓谷の土壌タむプず怍生パタヌンは、その蟲業生産性の可胜性を説明

しおいたす。枓谷でのタロむモ生産の成功ず拡倧を保蚌する、タロむモの未開拓垂堎

がありたす。 文化的および商業的なタロむモ蟲業の健党性は、関係機関やその他の関

係者の財政的、技術的、蚱可的支揎の䞋での、蟲家の継続的な河川管理を行う胜力に

かかっおいたす。 

 

道路に関しお蚀えば、どの道路が䞀般向けで、どの道路が土地所有者や賃借人専甚な

のかが明確でないたたは明瀺されおいないため、さたざたなアクセスの問題が生

 

 

【公道ずその他の道路Figure 7 – Waipiÿo Valley Access and Road】

 

 

じたす。この問題に関連しおいるのが芳光です。枓谷でどの皋床の芳光が行われるべ

きかは、枓谷で倧きな論争の的ずなっおいたす。この問題は、道路の管理、利甚者間

の互いぞの敬意、芳光による収益、そのためにかかるコスト、その結果生じる圱響を

共有する際の責任ず公平性の問題など、枓谷で議論されおいる他の倚くの分野ずも関

連しおいたす。

 

最埌に、河川管理蚈画は氎質ず野生生物の問題に衚面的にしか察凊しおいたせん。蟲

堎や䜏宅地の管理を考慮した、より包括的な蚈画が望たしいです。察凊すべき項目に

は、廃氎管理、蟲薬ず栄逊玠の管理、野生生物の生息地管理などがありたす。特に、

䟵入皮は倧きな懞念事項ずなっおいたす。これらの脅嚁は、倖来皮が優勢な怍物矀か

ら、リンゎガむなどの皮による䜜物ぞの脅嚁、コキガ゚ルなどの害獣たで倚岐にわた

りたす。

 

 

 

 

 

 

【タロ耕䜜[8] Section 4 より、Source: Varez, Dietrich. Collector’s Portfolio, Volcano Art Center.】

 

 

 

【おわりに】

 

「ワむピオ枓谷の河川管理蚈画曞、2006幎」[1] の 3章ず 4章を玹介したした。報告曞

はただ続きたすが、河川の土朚工孊の話や各皮申請手順など、技術的な話題になりた

す。報告曞自䜓は 2006幎ず、それ皋新しいものではないので、その埌の改良や発展な

どがあるこずを考えるず、報告曞の玹介はここたでで十分であるず考えたす。その埌

の報告は目にしおいたせんが、事柄の性栌䞊、着実に取り組みが進められおいるもの

ず思いたす。

 

 

 

[1]  Waipi'o Valley Stream Management Plan. The Natural Resources Conservation 

  Service (NRCS) Report, Feb. 24, 2006.

 

[2] Dudley Kubo, "Waipi'o Valley Stream Management Plan - DOTS," USDA NRCS,

  May 22, 2008.

 

[3] Abraham Fornander and Thomas George Thrum (ed.), Fornander Collection

  of Hawaiian Antiquities and Folk-Lore.  Vol. 4. Bernice P. Bishop Museum
  Press, 1916.

 

[4] William Ellis,  A Journal of a Tour around Hawaii, the Largest of the Sandwich

  Islands .  J. P. Haven, 1825.

 

[5] Lennox, C. G.,  A report to the Trustees of the Bishop Museum on the 
  resources of Waipio Valley, Island of Hawaii, their past and present uses 
  and an analysis of the problems facing their fuller use in the future. 
   unpublished report, Bishop Museum, Honolulu, 1954.

 

[6] Martha Beckwith,  Hawaiian Mythology. University of Hawaiÿi Press, 1940.

 

[7] R.A. Englund,  C. Imada,  D.J. Preston,  N.L Evenhuis, R.H. Cowie,  C. Puttock,

   K. Arakaki, and J. Dockall  (Hawaii Biological Survey), "Native and Exotic 

  Organism Study: Lower Wailoa River, Waipi‘o Valley, County of Hawai‘i,"
  Bishop Museum Honolulu, Hawai‘i, November 2001.

 

[8] Leanora Dizol, Dawn Hegger, Hilarie Keehne, Korinne Kinjo, MaryAnne Le 

  Maitre,Kawika McKeague, Sagar Prasai, Alan Resture, Celia Shen, Xifang 

  Xing, and Luciano Minerbi, Waipi'o Valley: Towards Community Planning 

  and Ahupu'a Management. Dept. Urban and Regional Planning, Univ. 

  Hawai'i at Mānoa, Honolulu, Hawai'i, Fall 1999.

 

[9] Susan A. Lebo, A Mater Plan Proposal for Waipi'o Valley, Hawaii, "Waipi'o 

  Valley Master Plan." Hamakua District Development Council Inc., Honokaa,  

  Hawaii, 1975. 

 

[10] Luciano Minerbi, et al., "Waipi`o Valley: Towards Community Planning and 

  Ahupua`a Management," Graduate 1999 Practicum Report, Depat. Urban 

  and Regional Planning, Univ. Hawaii at Manoa, 2000.

 

[11] Luciano Minerbi, et al., "Waipi’o Valley: Stream Overlaying Methodology," 

  Graduate 2000 Practicum Report, Dept. Urban and Regional Planning,

  Univ. Hawaii at Manoa, 2001.

 

[12] Luciano Minerbi, et al., "Waipi`o Valley: Towards Community Planning and 

  Ahupua`a Management Phase II," Graduate 2001 Practicum Report,  Depat. 

  Urban and Regional Planning, Univ. Hawaii at Manoa,  2002. 

 

[13] Waipi'o Valley Stream Restoration Study: A Collaboration of Scientists and 

  Students, Bishop Museum.