最近、コンビニの商品を見ていると、たとえば「愛媛県とのコラボ商品」といったような、地域協働協定を結んで新製品を企画販売するケースが多い。ちなみにコンビニで最初に都道府県単位で協定を結んだのは愛媛県とファミリーマートがはじめてである。そこから大ヒット商品が生まれる日も近いはずで、実際に今治市付近で賄い飯として食べられていた「焼き豚玉子飯」はファミリーマートでシリーズ化されている。
この傾向はおそらくずっと続く。なぜならばすでに商品企画をする際に、地方の特産品や郷土料理というモノはたいへん参考になるモノだからだ。まったくの創作料理・商品(有名な料理店のシェフがつくるというものも同様)は売れるかどうかバクチ的な要素があるが、そもそもの特産品や郷土料理というものはその地域でポピュラーのものであるから、ハズレるリスクは創作料理・商品よりは格段に低い。いわば特産品や郷土料理は文化そのものであるから、文化から経済を生んでいるといっても過言ではない。
自治体側にとっても、自分たちの地域の産物に対する認知度が上昇し、そしてまた産物が売れると言うことは産地拡大につながり、ひいては地域活性化につながる。都道府県によっては専属スタッフを配置するところもあるそうだ。
また、個人的なことではあるが、先日、松山市で飲食店を経営する方に、蛙の知り合いの農家がつくった小ロットで栽培されている農産物を個人的にあげたら、たいへんおいしく、お店に納入したいのでぜひ紹介して欲しいという依頼が来た。これもまた、新しいビジネスチャンスの拡大であり、そういった地域の埋もれたものを都市の業者に積極的に紹介していくことがこれからは地域力を高めるひとつの要素かも知れない。
そんな中で、明日放送されるガイヤの夜明けはたいへん興味深い。番組ホームページからの冒頭部分を引用しよう。
少子化が進む日本で"内需を創造する"ことは容易ではない。これまでの大量生産、大量流通、大量消費の流れにのる"工業型商品"は、革新的発明でもない限り、頭打ちとなる。そんな中、注目されているのが、地域の特性を生かした商品・専門性の高い商品・生産者のこだわりがある商品・・・、つまり希少価値のある地方特産品だ。
そんな地方特産の食品や食材を発掘して流通させる仕組みづくりに挑む人たちがいる。ある大手コンビニエンスストアは、地方自治体と手を組んで、埋もれた食材を探し出し、新たな戦略商品にする取り組みを始めた。
一方、全国各地の地元の中間流通業者30社がネットワークを作り、お互いの特産品と情報を融通しあうことで販路とバリエーションを広げている。さらに"新兵器"を使って、新たな特産品を作ろうと模索する人も現れた。
一つ一つは小さな量だが、地方にはまだまだ特産品が埋もれている。大きな流通ネットワークではなく、地方独自そして新たな仲介業者の力で特産品に光をあてることで、新たな需要を呼び起こす。その動きを追う。