4月19日(日)、愛媛県宇和島市遊子地区で開催された第8回ふる里だんだん祭りに行ってきた。これは中四国以西ではじめて指定された重要文化的景観である「遊子水荷浦の段畑」で獲れた、日本一早い馬鈴薯の収穫祭である。


井の中の蛙、大海を知りたい!


この馬鈴薯は基本的に5キロ単位(サイズは大中小の3サイズ)で購入することが原則になっており、その箱も宇和島市推奨品の名前が入った箱で売ることが決まりとなっている。現地でのNPO法人段畑を守ろう会のだんだん屋でのみキロ売りでも購入することが可能である。一部生産者組合に入っていない農家のみ直売しているが、ほとんどの耕作者が生産者組合に加入し、すべての馬鈴薯はJAを通してでしか購入することができない。


ただ、ここまではよくある話であるが、この馬鈴薯の販売が特徴的なのは、JAえひめ南が一括して購入して販売する方式であるが、JAでは珍しく共選ではなくすべて耕作者がわかる仕組みになっている。つまり、箱に耕作者の名前と箱の中に耕作者の顔写真が入ったチラシが同封されているのである。


JAは共選もあるが生産者の見えるモノも販売していきたいという戦略があり、その象徴がこの段畑のじゃがいもなのだということなのだろう。まあ、遊子のじゃがいもの場合は獲れる量が少ないためにできることかもしれないが、この事例以外にもJAえひめ南では「みなみくん」と呼ばれる直売所を開設して、消費者に人気を博していることからも、「JA=共選」のイメージを覆そうとしている努力がうかがえよう。


また、この日は現地で開設された交流拠点施設「だんだん茶屋」のオープニングも兼ねており、指定管理者であるNPO法人段畑を守ろう会の女性部さんたちが、来場者にアジの遊子丼などの食事を出されており、舌鼓を打っていたようである。このだんだん茶屋の隠れた名品が「鯛のカマ」のフィレである。このうまさは絶品であるし、何と言っても値段が500円と安い!興味のある方、ぜひ現地を訪れてご購入を。ちなみに東京でも池袋にある愛媛県のサポーターアンテナショップ「いよかん」において購入できるので参考までに。ただし、東京では1,050円するので要注意。