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【 影法師ロキ 翻訳術 】

 

 

下記のファイルには、このブログで紹介している要点をPDFのデータとしてまとめています!

パソコンからブログにアクセスしている人は、下記のリンク先をクリックして閲覧してみてね!

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

 

 
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑

 

 
 
【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在する台詞の掛け合いで構成されている曲

 

 

 
 
 
 
洋楽和訳における直訳から要約・意訳までの流れ
 
 
洋楽和訳における直訳から誤訳・珍訳までの流れ

 

 

 

 

 

 

【 宿題1 】

 

My proposal is simple.

We clear this game representing everyone, return to the real world together,

receive the reward from Mr. Battler, and split it evenly among us all.

 

Hard to believe, huh ?

I've changed my ways.

True, Tsezgela is outside this game.

But that doesn't prove he agreed to your plan.

Well, yeah, I guess so.

 

So what now ?

Want to die ?

Stop spouting all this nonsense and hand over your cards !

We'll kill every last one of you !

 

【 HUNTER × HUNTER No,175 三つ巴の攻防⑥ から引用 】

 

 

 

上記の【 宿題1 】に含まれている主語と目的語と使用されている人称代名詞の表現を訳文から削除して訳した場合、その翻訳は必ず【 訳抜けの誤訳 】になります。

 

映像やイラストのヒントがある洋画やアニメ、絵本の翻訳であれば人称代名詞の表現を訳文から省略して訳しても洋画やアニメ、絵本を見ている読者には誰と誰が同一人物で、誰とダレが別人であるのかの識別が可能なため、それほど問題にはなりませんが翻訳対象とする原文が西洋文学やオペラ、洋楽の場合であれば映像やイラストのヒントがないため、その翻訳は【 訳抜けの誤訳 】として認識されてしまいます。

 

日本の大学受験や資格試験における問題文とは文章構成のタイプが【 I 】で表現されているキャラクターがその原文の著者本人である文章であることが多いため、日本でプロとして活躍している翻訳者、英語教育者、大学教授の多くの人達も【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在する台詞の掛け合いで構成されている文章には慣れていないと思います。

 

つまりこの宿題を解くことは日本でプロの翻訳者、英語教育者、大学教授をしている人達にとっても簡単じゃないはずです。機械翻訳も人称代名詞の識別を苦手としているため、機械翻訳に差をつける翻訳者を目指すのであれば人称代名詞の識別をマスターすることがもっとも手っ取り早い方法です。

 

 

 

人称代名詞の表現は翻訳のジャンルによって省略できるかが決まります。

 

筆者が読者に語り掛けるタイプの実務翻訳、イラストのある絵本などの文芸翻訳、映像のある映像翻訳の場合なら、上記の実務翻訳の場合、原文に含まれているキャラクターの総数はそれほど多くならないため、人称代名詞の表現を訳文から省略できます。上記の文芸翻訳、映像翻訳の場合なら、イラストや映像のヒントがあるため、人称代名詞の表現を訳文から省略できます。

 

イラストのない小説などの文芸翻訳、一人のヴォーカリストが複数のキャラクターの台詞を演じ分けるタイプの演劇、オペラ、洋楽の場合なら人称代名詞の表現を訳文から省略して訳してしまうと訳文の読み手が誰と誰が同一人物で、誰とダレが別人であるのかの識別が困難となってしまうため、基本的に人称代名詞の表現は訳文から省略できません。

 

では何故、日本の洋楽和訳を担当する翻訳者の多くが訳文から人称代名詞の表現を省略して訳しているのかと言いますと、一人のヴォーカリストが複数のキャラクターの台詞を演じ分けるタイプの洋楽の存在を知らない、もしくは【 I 】で表現されているキャラクターが常にその文章の書き手本人である文章しか訳してこなかったなどの経験不足が考えられます。

 

 

 

洋楽の歌詞には、

【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である曲、

【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手の創作上のキャラクターである曲、

【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いで構成されている曲、

 

が存在しているため、原文に含まれているキャラクターの総数、性別や性格、人間関係に対しての理解、それぞれのキャラクターの識別ができていない状態で「 日本語では主語や目的語として使用させている人称代名詞の表現は訳文から省略して訳したほうが自然な日本語になります 」という先入観のもとで翻訳者としての経験を積んでも、一人のヴォーカリストが複数のキャラクターの台詞を演じ分けるタイプの洋楽を訳せるようにはなりません。

 

 

一人のヴォーカリストが複数のキャラクターの台詞を演じ分けるタイプの洋楽を訳せるようになるためにはまずその先入観を捨てて、外国語の原文を一言一句見逃していない直訳を作成できるようになり、そこからさらに経験を積んで要約、意訳を作成できるまでに修業を積む必要があります。

 

とりあえず、そのワケの分からない先入観を捨てることができなければ、オペラとか洋楽はほとんど何も理解できないでしょうし、その状態で訳文を作成したとしても、その翻訳者が普段使用している日本語の文章と比較して日本語表現力が見劣りしてしまうレベルの不自然な訳文しか作成できません。

 

 

機械翻訳はそれぞれの人称代名詞で表現されているキャラクターの識別ができない、同じ人称代名詞で表現されているキャラクターの識別ができない翻訳ツールであるため、人称代名詞の識別ができないようであれば、その翻訳者の翻訳品質は機械翻訳とそれほど変わらないレベル、機械翻訳を扱える素人の方とそんなに変わらないレベルであるため、プロの翻訳者としてのアドバンテージを確保するためには人称代名詞の識別をマスターする必要があります。

 

 

プロの翻訳者とは、その人が普段使用している日本語表現力と見劣りしないレベルの訳文、もしくはそれ以上の日本語表現力を発揮させられている訳文を作成できる人です。

 

 

 
翻訳という行為は原文を翻訳する人が原文の内容を理解した上で別の言語の自然な文章に言葉を言い換えることです。原文に対しての理解が不十分なまま、辞書や参考書の言葉通りに二国間の言葉の意味を取り換えたり、英文法や英語構文の訳例通りに原文を訳すことではないです。また翻訳業界では一般的に調べ物の重要性が問われているかと思いますが、原文の内容が理解できていないのであればインターネットや文献の膨大な情報の中から原文の内容と一致した情報を選別することも不可能になります。そのため外国語の文章を翻訳できる人とは原文の内容が理解できる人ということになります。原文の内容が理解できれば翻訳者であると言えますが、原文の内容が理解できなければ翻訳者であるとは言えないと思います。
 
 
 
 
 
 
 
2025.11.20 追加の記事
 
 
お返事をお待ちしている間、ヒマなのでChat GPTさんとチャットをしています。
 
 


 

【 意訳・要約・直訳・誤訳・珍訳についての解説 】

 

 

【 直訳の解説 】

 

 

原文に対しての理解が不十分なまま、二国間の言葉の意味を辞書の言葉通りに取り換えただけの訳文

 

1.原文の【 文章構成のタイプ 】を下記の項目1と認識した場合の訳文

項目1 【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

項目2 【 I 】で表現されているキャラクターが、創作上のキャラクターである文章

項目3 【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっている文章

 

 

2.原文に含まれている【 それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクター 】を原文に対して理解のないまま( それぞれのキャラクターの識別のできていないまま )、下記のように訳しただけの訳文

【 I 】=【 私 】

【 You 】=【 アナタ 】

【 He 】=【 彼 】

【 She 】=【 彼女 】

【 They 】=【 彼等 もしくは それら 】

 

 

3.文脈の流れから読み取れる言葉を受ける用途として使用されている【 冠詞と代名詞の表現 】を原文に対して理解のないまま、辞書の言葉通りに取り換えただけの訳文

【 冠詞 】

【 a 】【 the 】=【 一つの・一個の・この・あの・その 】

 

【 代名詞 】

【 It this that these those stuff 】=【 この・これ・その・あの・これら・それら・あるもの 】

 

 

【 直 訳 】で訳せる文章とは、下記の項目を全て満たす文章だけです

1.【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

 

2.【 I 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

3.【 You 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

4.【 He 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

5.【 She 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

6.【 They 】で表現されているキャラクターが、1つの団体の文章

 

7.原文に含まれている登場人物の総数が5人以下に収まる文章

 

8.複数のキャラクターの台詞の掛け合いとなっていない文章

 

 

【 直訳の翻訳品質 】

機械翻訳と同じくらいのレベルの訳文

原文の英単語を辞書の言葉通りに取り換えただけの訳文のこと。

 

【 直 訳 】を作成するために必要なスキル

【 語学力( 単語、慣用句、文法、構文への理解 ) 】のみ

 

 

 

 

 

 

 

 

【 要約の解説 】

 

 

【 原文 】【 直訳 】から、翻訳対象となっている原文の【 文章構成のタイプ 】を特定している段階の訳文

 

1.原文の【 文章構成のタイプ 】は下記の項目のどれに該当するのかを理解しようとしている段階の訳文

項目1 【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

項目2 【 I 】で表現されているキャラクターが、創作上のキャラクターである文章

項目3 【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっている文章

 

 

2.原文に含まれている【 それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクター 】を理解しようとしている段階の訳文

1.原文に含まれているキャラクターの総数

2.それぞれのキャラクターの性別、性格、人間関係

3.原文に台詞の表現が入っていた場合、その台詞は誰の台詞でダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解

4.それぞれのキャラクターの識別

 

 

3.文脈の流れから読み取れる言葉を受ける用途として使用されている【 冠詞と代名詞の表現 】に代入するべき具体的な言葉を原文の中から読み取っている段階の訳文

 

 

【 要約の翻訳品質 】

原文に含まれている、それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクターへの理解を深めようとしている段階の訳文、かつ原文に含まれている冠詞や代名詞に代入するべき具体的な言葉を文脈の流れから読み取っている段階の訳文のこと。

 

【 要 約 】を作成するために必要なスキル

【 語学力 】【 文化の理解 】【 文章読解力 】の3つ

 

 

 

 

 

 

 

 

【 意訳の解説 】

 

 

【 原文 】【 要約 】から、翻訳対象となっている原文の【 文章構成のタイプ 】を特定した訳文

 

1.原文の【 文章構成のタイプ 】は下記の項目のどれに該当するのかを理解できた後の訳文

項目1 【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

項目2 【 I 】で表現されているキャラクターが、創作上のキャラクターである文章

項目3 【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっている文章

 

 

2・3.原文に含まれている下記の項目を自分なりに理解した後の訳文のこと

・原文のテーマや結論

・原文の中には記載されていない著者の真意やメッセージ

・原文に含まれているキャラクターの総数

・それぞれのキャラクターの性別、性格、人間関係

・原文に台詞の表現が入っていた場合、その台詞は誰の台詞でダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解

・それぞれのキャラクターの識別

・文脈の流れから読み取れる原文に含まれている冠詞や代名詞に代入するべき具体的な言葉

 

4.原文の内容を自分なりに理解した後で、不自然な日本語になってしまった部分をさらに自然な日本語の表現へと言葉の言い換えを行った後の訳文のこと。

 

 

【 意訳の翻訳品質 】

原文を要約( 原文のテーマ、それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクターの性別、性格、人間関係、文脈の流れから読み取れる冠詞や代名詞に代入するべき具体的な言葉を理解 )した上で、訳文の表現をより自然な日本語の文章へと言葉の言い換えを行った後の訳文のこと。

 

【 意 訳 】を作成するために必要なスキル

【 語学力 】【 文化の理解 】【 文章読解力 】【 日本語表現力・語彙力 】の4つ

 

 

 

 

【 プロの翻訳者・翻訳の方向性 】

【 原 文 】【 直 訳 】【 要 約 】【 意 訳 】【 超 訳 】

【 要 約 】を作成できるようになれば、プロの翻訳者として活躍できます!

 

原文に含まれている、それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクターを理解し、文脈の流れから読み取れる冠詞や代名詞に代入するべき具体的な言葉に対しての理解が十分な状態で、これらの表現に具体的な言葉を代入してから訳文を作成した場合、【 要 約 】【 意 訳 】の方向性に向かえる翻訳になります。

 

下記の項目に対する、その翻訳者なりの具体的な解答が存在する訳文が【 要 約 】【 意 訳 】の方向性に向かえる翻訳です。

 

・翻訳対象となる原文の文章構成の理解

・原文のテーマや結論の理解

・原文の中には記載されていない著者の真意やメッセージの理解

・原文に含まれているキャラクターの総数の理解

・それぞれのキャラクターの性別、性格、人間関係の理解

・原文に台詞の表現が入っていた場合、その台詞は誰の台詞でダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解

・それぞれのキャラクターの識別

・文脈の流れから読み取れる原文に含まれている冠詞や代名詞に代入するべき具体的な言葉の理解

 

 

 

 

 

【 誤訳の解説 】

 

 

原文を正しく翻訳するために必要不可欠な( 省略することができない )人称代名詞、冠詞や代名詞の表現を訳文の中から削除してしまった後の訳文のこと。

 

 

1.原文の【 文章構成のタイプ 】は下記の項目1の場合しかないと思い込んでいるため、項目2と項目3のタイプの原文を翻訳した場合、その翻訳の全てが【 誤 訳 】になってしまいます。

項目1 【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

項目2 【 I 】で表現されているキャラクターが、創作上のキャラクターである文章

項目3 【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっている文章

 

 

2.原文に含まれている【 それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクター 】を原文に対して理解のないまま( それぞれのキャラクターの識別のできていないまま )、同じ人称代名詞で表現されているキャラクターは常に同一人物である!と思い込んでいる人が訳文の中から削除してはいけない人称代名詞の表現まで削除してしまった訳文のこと。

このタイプの翻訳者の人称代名詞の訳し方は下記の通りであるため、原文に含まれているキャラクターの総数が6人以上となった場合、その翻訳の全てが【 誤 訳 】になってしまいます。

 

【 I 】=【 私 】

【 You 】=【 アナタ 】

【 He 】=【 彼 】

【 She 】=【 彼女 】

【 They 】=【 彼等 】 もしくは【 それら 】

 

 

3.文脈の流れから読み取れる言葉を受ける用途として使用されている【 冠詞と代名詞の表現 】を原文に対して理解のないまま、辞書の言葉通りに言葉の意味を取り換えただけの訳文のこと。

【 冠詞 】

【 a 】【 the 】=【 一つの・一個の・この・あの・その 】

 

【 代名詞 】

【 It this that these those stuff 】=【 この・これ・その・あの・これら・それら・あるもの 】

 

 

【 誤 訳 】でも辛うじて訳せる文章とは、下記の項目を全て満たす文章だけですが、下記の項目を全て満たす文章であったとしても、原文の結論やテーマを捉えきれていない訳文であるため、素人目にも【 誤 訳 】であると疑われやすい訳文にしかなりません

1.【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

2.【 I 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

3.【 You 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

4.【 He 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

5.【 She 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

6.【 They 】で表現されているキャラクターが、1つの団体の文章

7.原文に含まれている登場人物の総数が5人以下に収まる文章

8.複数のキャラクターの台詞の掛け合いとなっていない文章

 

 

【 誤訳の翻訳品質 】

【 I 】で表現されているキャラクターは、常にその原文の著者である!と思い込んでいる人が、それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクターの理解のないまま、「 日本語は主語がなくても意味の伝わる言語なので主語の表現は訳文から削除して訳しましょう! 」という根拠のない迷信を信じて、訳文から人称代名詞の表現を削除して訳してしまった訳文、もしくは省略できない冠詞や代名詞の表現まで訳文から削除してしまった訳文のこと。

 

【 誤 訳 】を作成するために必要なスキル

【 語学力( 単語、慣用句、文法、構文への理解 ) 】【 先入観 】の2つ

 

 

 

 

 

 

 

 

【 珍訳の解説 】

 

 

【 珍訳の特徴 】

珍訳を作成した翻訳者に下記の項目を質問したとしても曖昧な解答しか得られない訳文のこと。

 

・翻訳対象となる原文の文章構成のタイプ

・原文のテーマや結論

・原文の中には記載されていない著者の真意やメッセージ

・原文に含まれているキャラクターの総数

・それぞれのキャラクターの性別、性格、人間関係

・原文に台詞の表現が入っていた場合、その台詞は誰の台詞でダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのか

・それぞれのキャラクターの識別

・文脈の流れから読み取れる原文に含まれている冠詞や代名詞に代入するべき具体的な言葉

・何故、インターネットの膨大な情報の中から、その情報を訳文の中に反映させたのかについての論理的な説明

・何故、膨大な文献の中から、その情報が原文の中で引用されているという判断に至ったのかについての論理的な解説

 

 

【 珍訳1 】

人称代名詞、冠詞、代名詞の正しい用途の理解のないまま、これらの表現を訳文の中から削除してしまった訳文のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

【 珍訳2 】

正しい訳文を作成するために必要な上記の項目への理解が致命的に欠如している状態で無理やり自然な日本語の表現へと言葉の言い換えを行うなどして、より不自然な日本語になってしまった訳文のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

【 珍訳3 】

正しい訳文を作成するために必要不可欠な( 省略することができない )人称代名詞や冠詞、代名詞の表現を訳文から削除する代わりに、インターネットから集めてきた原文の内容とは全然関係ない情報を訳文の中に盛り込んでしまった後の訳文のこと。

 

 

 

 

 

【 珍 訳 】を作成するために必要なスキル

【 語学力( 単語、慣用句、文法、構文への理解 ) 】【 先入観 】【 勘違い 】の3つ

 

 

【 翻訳者として実力不足の方の翻訳の方向性 】

【 原 文 】【 直 訳 】【 誤 訳 】【 珍 訳 】

【 要 約 】も作成できないようであれば、原文を翻訳するために必要な教養( 文化の理解と文章読解力 )が不足しています。

 

原文に含まれている、それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクターの理解のないまま、文脈の流れから読み取れる冠詞や代名詞に代入するべき具体的な言葉に対しての理解のないまま、これらの表現を訳文から削除して訳した場合、【 誤 訳 】【 珍 訳 】の方向性に向かう翻訳となってしまいます。

 

 

下記の項目に対する、

その翻訳者なりの具体的な解答が存在しない訳文が【 誤 訳 】【 珍 訳 】の方向性に向かう翻訳です。

 

・翻訳対象となる原文の文章構成の理解

・原文のテーマや結論の理解

・原文の中には記載されていない著者の真意やメッセージの理解

・原文に含まれているキャラクターの総数の理解

・それぞれのキャラクターの性別、性格、人間関係の理解

・原文に台詞の表現が入っていた場合、その台詞は誰の台詞でダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解

・それぞれのキャラクターの識別

・文脈の流れから読み取れる原文に含まれている冠詞や代名詞に代入するべき具体的な言葉の理解

 

 

【 文章を読む 】という行為は原文の中で具体的には表現されていない著者の真意やテーマを読み取り、見識を深める行為のことを言います。原文で何が表現されているのかの理解のないまま、辞書の言葉通りに二国間の単語の意味を取り換えたり、英文法や構文の形式通りに二国間の言葉を取り換えるだけの行為でもありません。そのへんの認識から改めないと外国語なんて訳せませんよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

2025.11.20 追加の記事

 

 

 

【 課題曲 魔王による 意訳と直訳の比較 】

 

 

 

 

 

【 クラシックミュージック 魔王 台詞別 直訳 】

 

 

【 曲の主人公 】=【 作詞家のゲーテ本人 】

【 文章構成のタイプ 】=

【 I 】で表現されているキャラクターが、作詞家本人である曲 と認識した場合の訳

【 原文の内容 】=【 よく分からない 】

 

 

【 登場人物 】

 

 

一人目 … 【 Mein 】=【 I 】=【 私 】=【 作詞家のゲーテ本人 】

二人目 … 【 Du 】=【 You 】=【 アナタ 】

三人目 … 【 Er 】=【 He 】=【 彼 】

四人目 … 【 Sia 】=【 She 】=【 彼女 】

五人目 … 【 They 】=【 彼等 】 もしくは【 They 】=【 それら 】

 

※ 冠詞と代名詞を含む表現は全て直訳して訳す

 

 

【 魔 王 】

 

【 台詞別 直訳 】

 

 

Wer reitet so spat durch Nacht und Wind ?

夜と風の中 こんな夜更けまで走っている人は誰か?

 

Es ist der Vater mit seinem Kind;

それは彼の子供と共にいる その父親

 

Er hat den Knaben wohl in dem Arm,

彼はおそらく その可愛い少年を その腕の中に抱いている

 

Er fabt ihn sicher, Er halt ihn warm,

彼は 彼の安全を確保しながら 彼は 彼を温めている

 

 

Mein Sohn,

私の息子よ

 

Was birgst du so bang dein Gesicht ?

何故アナタは そこまで不安そうにアナタの顔を隠しているのか?

 

Siehst, Vater,

見てよ お父さん

 

Du den Erlkonig nicht ?

アナタには あの魔王が見えないの?

 

Den Erlenkonig mit Kron’ und Schweif ?

王冠と裾の長い服を身に付けた あの魔王が見えないの?

 

Mein Sohn, Es ist ein Nevelstreif.

私の息子よ それは一筋の霧だ

 

 

Du liebes Kind, Komm, Geh mit mir !

アナタは魅力的な子供 こっちへ来て 私と一緒に行きましょう!

 

Gar schone Spiele spiel’ ich mit dir;

私が アナタと楽しいゲームをしてあげるよ

 

Manch’ bunte Blumen sind an dem Strand;

その浜辺には 色とりどりの華が咲いているよ

 

Meine Mutter hat manch’ gulden Gewand.

私の母親は 煌びやかな服を沢山持っているよ

 

 

Mein Vater, Mein Vater, Und horest du nicht ?

私の父さん 私の父さん アナタには聴こえないの?

 

Was Erlenkonig mir leise verspricht.

魔王が 私に約束だからねって 静かに囁いているよ

 

Sey ruhig, bleibe ruhig, mein Kind;

落ち着くのだ 落ち着くのだ 私の息子よ

 

In durren Blattern sauselt der Wind.

その風が枯葉を鳴らしているだけだ

 

 

Willst feiner Knabe, du mit mir gehn ?

元気な男の子が欲しい アナタは 私と一緒に来ませんか?

 

Meine Tochter sollen dich warten schon;

私の娘たちは アナタを待っているよ

 

Meine Tochter fuhren den nachtlichen Reihn,

私の娘たちは その毎晩のように列をなして

 

Und wiegen und tanzen und singen dich ein.

アナタに 彼等が軽やかに踊って歌ってくれるでしょう

 

Sie wiegen und tanzen und singen dich ein !

アナタに 彼女が踊り 彼等が軽やかに踊って歌いましょう!

 

 

Mein Vater, Mein Vater, Und siehst du nicht dort ?

私の父さん 私のお父さん アナタには あそこが見えないの?

 

Erlkonigs Tochter am duster Ort.

暗い場所にいる 魔王の娘たちが

 

Mein Sohn, Mein Sohn, ich seh’ es genau;

私の息子よ 私の息子よ 私は そこをしっかり見ているよ

 

Es scheinen die alten Weiden so grau.

そこの古い柳は とても薄暗く見えているよ

 

 

Ich liebe dich much reizt deine schone Gestalt;

私は アナタをとても愛している アナタの美しい姿に惹かれているよ

 

Und bist du nicht willing, so brauch’ ich Gewalt.

アナタに アナタの気がないなら 私には暴力を振るう必要があるね

 

Mein Vater, Mein Vater, jetzt fabt er mich an !

私の父さん 私の父さん 今 彼が 私に触れているよ!

 

Erlkonig hat mir ein Leids gethan !

魔王が 私に その危害を加えたよ!

 

 

Dem Vater grauset’s , er reitet geschwind,

父親は恐怖に駆られて 彼は急いで馬を走らせる

 

Er halt in Armen das achzende Kind,

彼は うめき声を上げる子供を腕の中に抱きかかえ

 

Erreicht den Hof mit Muhe und Noth;

努力と苦労を重ねて その屋敷へ辿り着いたが

 

In seinen Armen das Kind, war tadt.

彼の腕の中の子供は死んでいた

 

 

【 作 詞 ゲーテ 作 曲 シューベルト 【 魔 王 】から引用 】

 

 

【 直訳とは? 】

 

翻訳者が下記の項目への理解が不十分な状態で、

二国間の言葉を辞書の言葉通りに取り換えただけの訳文

 

【 人称代名詞への理解 】

1.翻訳対象となる原文に含まれているキャラクターの総数

2.それぞれのキャラクターの性別や性格

3.それぞれのキャラクター同士の人間関係

4.その台詞が誰の台詞で、ダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解

5.それぞれのキャラクターの識別

 

【 翻訳の基本 】

1.翻訳対象となる原文における結論の理解

2.原文の中では表現されていない真のメッセージの理解

3.自分の訳文に対しての自分なりの原文への理解

4..それぞれのキャラクターへの理解

5.原文に含まれている冠詞と代名詞に代入するべき具体的な言葉の理解

6.辞書の言葉通りに直訳しただけでは意味を捉えることができない表現に対しての理解

 

【 直訳で訳せる文章 】

1.【 I 】【 You 】【 He 】【 She 】【 They 】で表現されているキャラクターが5人以下の文章

2.同じ人称代名詞で表現されているキャラクターが1人である文章

3.【 I 】で表現されているキャラクターが、筆者である文章

4.【 I 】で表現されているキャラクターが、筆者の創作上のキャラクターである文章

5..【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっていない文章

 

 

 

 

 

【 クラシックミュージック 魔王 台詞別 意訳 】

 

 

【 曲の主人公 】=【 語り手 】【 父 親 】【 子 供 】【 魔 王 】

【 文章構成のタイプ 】=

【 I 】で表現されているキャラクターが その曲の作詞家の創作上のキャラクターである曲

【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在する台詞の掛け合いで構成されている曲

【 歌詞の内容 】=【 地獄の魔王が 幼い子供の魂を奪っていくという物語 】

 

 

【 登場人物 】

 

 

一人目 … この曲の語り手

二人目 … 父親

三人目 … 子供

四人目 … 魔王

五人目 … 魔王の母親

六人目 … 魔王の娘たち

※人目 … 魔王と 魔王の娘たちと 魔王の母親

 

※ 冠詞と代名詞を含む表現に文脈の流れから読み取れる具体的な言葉を代入して訳す

 

 

 

【 魔 王 】

 

【 台詞別 意訳 】

 

 

Wer reitet so spat durch Nacht und Wind ?

夜風の中 こんな夜更けまで走っている方は誰か?

 

Es ist der Vater mit seinem Kind;

それは幼い子供と共にいる父親

 

Er hat den Knaben wohl in dem Arm,

彼は幼い少年を 腕の中に抱いているに違いない

 

Er fabt ihn sicher, Er halt ihn warm,

彼は子供の安全を確保しながら 子供を暖めているのだろう

 

 

Mein Sohn,

俺の息子よ

 

Was birgst du so bang dein Gesicht ?

何故 そこまで不安そうに顔を隠しているのか?

 

Siehst, Vater,

見てよ お父さん

 

Du den Erlkonig nicht ?

お父さんには あの魔王の姿が見えないの?

 

Den Erlenkonig mit Kron’ und Schweif ?

王冠と裾の長い服を身に付けた魔王が見えないの?

 

Mein Sohn, Es ist ein Nevelstreif.

俺の息子よ それは一筋の霧だ

 

 

Du liebes Kind, Komm, Geh mit mir !

キミは魅力的な男の子 こっちへ来て 私と一緒に行きましょう!

 

Gar schone Spiele spiel’ ich mit dir;

私が キミと楽しいゲームをしてあげるよ

 

Manch’ bunte Blumen sind an dem Strand;

私の庭園の浜辺には 色とりどりの華が咲き乱れているよ

 

Meine Mutter hat manch’ gulden Gewand.

私の母親は 煌びやかな服を沢山持っているよ

 

 

Mein Vater, Mein Vater, Und horest du nicht ?

お父さん お父さん お父さんには聴こえないの?

 

Was Erlenkonig mir leise verspricht.

魔王が 僕に約束だからねって 静かに囁いているよ

 

Sey ruhig, bleibe ruhig, mein Kind;

落ち着くのだ 落ち着くのだ 俺の息子よ

 

In durren Blattern sauselt der Wind.

不吉な風が枯葉を鳴らしているだけだ

 

 

Willst feiner Knabe, du mit mir gehn ?

元気な男の子が欲しい キミも 私と一緒に来ませんか?

 

Meine Tochter sollen dich warten schon;

私の娘たちも キミのことを待っているよ

 

Meine Tochter fuhren den nachtlichen Reihn,

私の娘たちは 毎晩のように列をなして

 

Und wiegen und tanzen und singen dich ein.

キミのために 軽やかに踊って歌いましょう

 

Sie wiegen und tanzen und singen dich ein !

キミのために 私の母親も一緒になって 皆で踊って歌いましょう!

 

 

Mein Vater, Mein Vater, Und siehst du nicht dort ?

お父さん お父さん お父さんには あそこが見えないの?

 

Erlkonigs Tochter am duster Ort.

薄暗い場所に潜む 魔王の娘たちの姿が

 

Mein Sohn, Mein Sohn, ich seh’ es genau;

俺の息子よ 俺の息子よ しっかり見ているよ

 

Es scheinen die alten Weiden so grau.

古い柳の木陰が 薄暗く見えているよ

 

 

Ich liebe dich much reizt deine schone Gestalt;

私は キミのことを愛している キミの美しい姿に惹かれているよ

 

Und bist du nicht willing, so brauch’ ich Gewalt.

キミに その気がないなら 私には暴力を振るう必要があるね

 

Mein Vater, Mein Vater, jetzt fabt er mich an !

お父さん お父さん 今 魔王が僕に触れているよ!

 

Erlkonig hat mir ein Leids gethan !

魔王が 僕に危害を加えたよ!

 

 

Dem Vater grauset’s , er reitet geschwind,

父親は恐怖に駆られて 急いで馬を走らせる

 

Er halt in Armen das achzende Kind,

彼は うめき声を上げる子供を腕の中に抱きかかえ

 

Erreicht den Hof mit Muhe und Noth;

努力と苦労を重ねて 彼の屋敷へ辿り着いたが

 

In seinen Armen das Kind, war tadt.

彼の腕の中の子供は死んでいた

 

 

【 作 詞 ゲーテ 作 曲 シューベルト 【 魔 王 】から引用 】

 

 

【 意訳とは? 】

 

翻訳者が下記の項目を十分に理解している状態で、

訳文をより自然な日本語の表現へと言い換えた後の訳文

 

【 人称代名詞への理解 】

1.翻訳対象となる原文に含まれているキャラクターの総数

2.それぞれのキャラクターの性別や性格

3.それぞれのキャラクター同士の人間関係

4.その台詞が誰の台詞で、ダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解

5.それぞれのキャラクターの識別

 

【 翻訳の基本 】

1.翻訳対象となる原文における結論の理解

2.原文の中では表現されていない真のメッセージの理解

3.自分の訳文に対しての自分なりの原文への理解

4..それぞれのキャラクターへの理解

5.原文に含まれている冠詞と代名詞に代入するべき具体的な言葉の理解

6.辞書の言葉通りに直訳しただけでは意味を捉えることができない表現に対しての理解

 

【 意訳で訳せる文章 】

1.【 I 】【 You 】【 He 】【 She 】【 They 】で表現されているキャラクターが6人以上の文章

2.同じ人称代名詞で表現されているキャラクターが複数存在する文章

3.【 I 】で表現されているキャラクターが、筆者である文章

4.【 I 】で表現されているキャラクターが、筆者の創作上のキャラクターである文章

5..【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっている文章

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで洋楽がいつまでも経っても訳せないか、その原因が分かりましたか?

 

 

 

 

 

 

 

【 復 習 】

 

 

 

 

 

【 問 題 】

上記の曲における【 Mein 】=【 I 】=【 私 】で表現されているキャラクターは何人いましたか?そしてそのキャラクターは、どんなキャラクターとして表現されていましたか?

 

 

【 解答A 】

【 Mein 】=【 I 】=【 私 】で表現されているキャラクターは1人です。

そのキャラクターは【 この曲を作詞したゲーテ本人 】です。

 

 

【 解答B 】

【 Mein 】=【 I 】=【 私 】で表現されているキャラクターは4人です。

そのキャラクターは【 語り手 】と【 父親 】と【 子供 】と【 魔王 】です!

 

 

 

 

【 解答A 】を選んだ翻訳者が【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在する原文を訳した場合、その翻訳の全てが【 人称代名詞の識別ができていない直訳 】になります。

 

さらに上記の例文における【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在する文章の【 I 】を全て同一人物であると誤認して人称代名詞の表現を訳文の中から削除して訳した場合、その翻訳の全てが【 人称代名詞の表現を訳文の中から削除した訳抜けの誤訳( 原文と訳文では登場人物の総数の合わない誤訳 ) 】になります。

 

人称代名詞で表現されているそれぞれのキャラクターの識別ができないようであれば、西洋文学( 洋画、小説、オペラ、洋楽 )の翻訳はできませんので人称代名詞の識別ができるようになってからもう一度西洋文学の翻訳に挑戦してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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【 影法師ロキ 洋楽和訳 】

 

 

 

 

 

 

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【 その他の洋楽和訳 】

QUEEN, THE OFFSPRING, Simple Plan以外の洋楽和訳は

ブログの右のテーマのリンクから、検索してご覧ください!

 

 

 

 

 

 

 

【 洋楽の訳し方 】

 

 

どこの国の言語であっても、翻訳対象となる文章の構成は下記の3つのタイプのどれかになります。洋楽を翻訳する場合は、原文が下記のどのタイプの文章構成であるのかの理解から始める必要があります。

 

1 【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

2 【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手の創作上のキャラクターである文章

3 【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いで構成されている文章

 

【 項目1 】に該当する文章( 実務翻訳 )と音楽の歌詞

【 一般的な文章 】=契約書、電化製品の説明書、著名人のコラム、インタビューなどの記事

【 音楽の歌詞 】=そのミュージシャンの日常を描いたラブソングや人生観を表現している曲

 

【 項目2 】に該当する文章( 文芸翻訳 )と音楽の歌詞

【 一般的な文章 】=絵本、小説などの文章

【 音楽の歌詞 】=【 さそり座の女 】【 ぼく どらえもん 】【 オラは人気者 】など

 

【 項目3 】に該当する文章( 映像翻訳 )と音楽の歌詞

【 一般的な文章 】=洋画、ドラマ、オペラなどの文章

【 音楽の歌詞 】=【 奇跡の地球 】【 デュエットソング全般 】など

 

項目3 【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いで構成されている洋楽の代表的な曲は、【 クラシックミュージックの魔王 】です!

 

【 クラシックミュージックの魔王 】の文章構成のタイプを【 項目1の文章構成 】と認識した場合の【 直訳( 誤訳 ) 】【 項目3の文章構成 】と認識した場合の【 意訳 】の比較を下記のリンク先で実際に検証してみましょう!

 

 

 

【 クラシックミュージックの魔王 直訳と意訳の比較 】

洋楽や外国語を訳すとき、一番重要なことは原文の内容を理解できているかです!こちらの記事では、【 原文の内容を理解している状態で作成した意訳 】【 原文の内容を全く理解していない直訳 】を比較しています。いつまで経っても外国語の翻訳ができない人とは、いったい何の要素が欠けているのか?それに対する答えを提示しています。端的に結論を言えばアナタ達が外国語を翻訳できないのは【 思い込みと先入観 】に支配されていることが致命的な理由です!

 

 

 

 

 

【 クラシックミュージックの魔王 細かすぎる解説 】

 

 

 

 

 

【 日本のアニメから学ぶ人称代名詞の捉え方 】

 

 

 

 

 

 

 

 

【 翻訳に必要なスキル 各科目における習得難易度 】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 影法師ロキ 翻訳術 】

 

 

下記のファイルには、このブログで紹介している要点をPDFのデータとしてまとめています!

パソコンからブログにアクセスしている人は、下記のリンク先をクリックして閲覧してみてね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 翻訳の基礎 】

 

 

下記のリンク先をクリックして移動してね!

 

 

 

 

 

 

 

 

【 意訳までの流れ 珍訳までの流れ 】

 

 

 

下記のリンク先をクリックして移動してね!

 

 

 

 

 

 

 

 

【 音楽の歌詞における文法表現 各科目における習得難易度 】

 

 

 

 

【 音楽の歌詞における文法表現について 】

 

 

下記のリンク先をクリックして移動してね!

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

【 影法師ロキ 自己紹介 】

 

 

 

 

 

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【 John Lennon 】 Imagine 【 想像してごらん 】

 

 

 

 

洋楽和訳の手順

 

 

0.その前に翻訳品質についての解説

 

 

 

【 超訳・意訳・要約とは 】

 

【 文章構成のタイプ 】

翻訳対象となる原文が下記の文章構成のどのタイプなのかを理解した状態の訳文

1 【 I 】で表現されているキャラクターが その原文の著者本人である文章

2 【 I 】で表現されているキャラクターが その原文の著者の創作上のキャラクターである文章

3 【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在するセリフの掛け合いで構成されている文章

 

 

【 人称代名詞の理解 】

原文に含まれている人称代名詞で表現されているキャラクターの理解が及んでいる状態の訳文

1 翻訳対象となる原文に含まれているキャラクターの総数への理解

2 それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクターの性別、性格の理解

3 それぞれのキャラクター同士の人間関係の理解

4 原文に台詞の表現が含まれていた場合、その台詞が誰の台詞でダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解

5 それぞれのキャラクターの識別

 

 

【 西洋文化における擬人法 】

人称代名詞で表現されているキャラクター( 西洋文化における擬人法の表現を含む )

【 I 】【 We 】【 You 】【 He 】【 She 】【 They 】で表現されているキャラクター

1 人間の場合がある

2 ペットや人形、道具の場合がある( 西洋文化の擬人法 )

3 車やバイクなどの乗り物、道具や電化製品の場合がある( 西洋文化の擬人法 )

4 神様や女神、天使や悪魔の場合がある( 西洋文化の擬人法 )

5 光 闇 火 水 土 風 氷 雷などの自然現象の場合がある( 西洋文化の擬人法 )

6 抽象的な概念、自分自身の裏の側面、心の闇の場合がある( 西洋文化の擬人法 )

 

 

【 冠詞と代名詞の理解 】

原文に含まれている冠詞と代名詞の理解が及んでいる状態の訳文

【 a 】【 the 】・【 it 】【 that 】【 this 】【 those 】【 these 】【 stuff 】の役割

1 前後の文章の中の人称代名詞を受けるときに使用する

2 前後の文章の中の言葉を受けるときに使用する

3 前後の文脈の流れから連想できるであろう言葉を受けるときに使用する

4 後ろに掛かる名詞を ある特定のものと断定・限定するときに使用する

5 個数・数量を意味するときに使用する

6 特定の地名や人名に付属するものである

7 直訳で訳したとしても意味の通る場合がある

8 慣用句の一部になっている場合がある

 

 

 

 

 

【 直訳・誤訳・珍訳とは 】

 

【 文章構成のタイプ 】

翻訳対象となる原文は、常に下記の文章構成タイプ1だと思い込んでいる翻訳者が訳した訳文

1 【 I 】で表現されているキャラクターが その原文の著者本人である文章

2 【 I 】で表現されているキャラクターが その原文の著者の創作上のキャラクターである文章

3 【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在するセリフの掛け合いで構成されている文章

 

 

【 人称代名詞の理解 】 【 直訳の場合 】

原文に含まれているキャラクターの総数、性別や性格、人間関係の理解、それぞれのキャラクターの識別ができていない状態でそれぞれの人称代名詞の表現を下記のように原文を訳した訳文

【 I 】=【 私 】【 We 】=【 私たち 】【 You 】=【 アナタ 】

【 He 】=【 彼 】【 She 】=【 彼女 】【 They 】=【 彼等・それら 】

直訳で登場人物の総数が7人以上の文章を訳した場合、その翻訳の全てが誤訳になります。

 

【 人称代名詞の理解 】 【 訳抜けの誤訳の場合 】

原文に含まれているキャラクターの総数、性別や性格、人間関係の理解、それぞれのキャラクターの識別ができていない状態で人称代名詞の表現を訳文からキレイに削除すると訳抜けの誤訳になります。

 

【 人称代名詞の理解 】 【 訳抜けと訳足しの珍訳 】

原文に含まれているキャラクターの総数、性別や性格、人間関係の理解、それぞれのキャラクターの識別ができていない状態で人称代名詞の表現を訳文からキレイに削除する代わりにインターネットで一生懸命集めてきた原文の内容とは全然関係ない情報を足すと珍訳になります。

 

 

【 冠詞と代名詞の理解 】 【 直訳の場合 】

冠詞や代名詞が受ける表現の理解のないまま、下記のように原文を訳した訳文

【 a 】=【 一つの・一個の 】【 the 】=【 これ・それ・あれ 】

【 it 】=【 それ 】【 that 】=【 あれ 】【 this 】=【 これ 】

【 those 】=【 それら 】【 these 】=【 これら 】【 stuff 】=【 あるもの 】

冠詞と代名詞の表現を直訳で訳すと具体的な言葉が好きな日本人には伝わりづらくなります。

 

【 冠詞と代名詞の理解 】 【 訳抜けの誤訳の場合 】

原文に含まれている冠詞と代名詞の重要性が理解できていない状態で冠詞と代名詞を訳文からキレイに削除すると訳抜けの誤訳になります。

 

【 冠詞と代名詞の理解 】 【 訳抜けと訳足しの珍訳 】

原文に含まれている冠詞と代名詞の重要性が理解できていない状態で冠詞と代名詞の表現を訳文からキレイに削除する代わりにインターネットで一生懸命集めてきた原文の内容とは全然関係ない情報を足すと珍訳になります。

 

 

 

 

 

1.文章構成の理解

翻訳対象となる原文が下記のどの文章構成なのかを見極めてから、人称代名詞の表現を省略して訳すかの判断をする。

 

【 文章構成のタイプ 】

1 【 I 】で表現されているキャラクターが その原文の著者本人である文章

2 【 I 】で表現されているキャラクターが その原文の著者の創作上のキャラクターである文章

3 【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在するセリフの掛け合いで構成されている文章

 

 

【 例題1 】

 

 

【 原文 】

When you think things through thoroughly, 

they usually turn out as you imagined.
If they don't,
 

it's because you haven't thought them through enough.

 

【 直訳 】

アナタ達が物事を通じて徹底的に考えるとき

それらは通常アナタ達に想像通りの結果をもたらします

もしそれらが違うなら、

それはアナタ達がそれらについて十分に考えていないからです

 

【 要約 】

考え方の深い人が物事を通じて徹底的に考えるとき

考え方の深い人が導き出した答えとは通常考え方の深い人に想像通りの結果をもたらします

もし考え方の浅い人が導き出した答えが想定していた答えとは異なる結果になるなら、

それは考え方の浅い人が考え方の浅い人が導き出した答えについて十分に考えていないからです

 

 

 

この原文は文章構成のタイプ1の原文であるため、

人称代名詞の表現を省略して訳しても誤訳にはならない。

 

 

 

【 原文 】 文章構成のタイプ1の原文

When you think things through thoroughly, they usually turn out as you imagined.
If they don't, it's because you haven't thought them through enough.

 

【 意訳 】 文章構成のタイプ1の原文

考えて考え抜いたら、だいたい考えたとおりになる。

そのとおりにならないのは考えが足りないからである。

 

 

【 松下幸之助の名言 より引用 】

 

 

 

 

 

【 例題2 】

 

 

【 原文 】

Don't lie to me !
This stench on you, the smell of blood. 

The number of humans you've devoured isn't just a hundred or two hundred !
Stop playing
the victim after killing and devouring so many people !
You're
a twisted soul. I'll never forgive you.
You're
the devil. I'll be the one to cut your head !

 

【 直訳 】

私に嘘をつくな!

アナタ達のこの悪臭、ある特定の血の匂いだ。

アナタ達が殺戮してきたその人間の数はとか二百だけじゃないだろ!

とても多くの人々を殺して喰った後に、その犠牲者のフリをするのはやめろ!

アナタ達はある特定の捻じれた魂だ。私はアナタ達を絶対に許さない。

アナタ達はある特定の悪魔だ。私こそアナタ達の頭を切る唯一の存在になるだろう!

 

【 要約 】

俺に嘘をつくな!

お前たちのその悪臭、大勢の人々の血の匂いだ。

お前たちが殺戮してきた人間の数はとか二百だけじゃないだろ!

大勢の人々を殺して喰った後に、自分が犠牲者であるかのようにするのはやめろ!

お前たち邪悪で捻じれた魂だ。俺はお前たち絶対に許さない。

お前たちこそ血も涙もない悪魔だ。俺こそお前たちの頭を切る唯一の存在になるだろう!

 

 

 

【 原文 】

Don't lie to me !
This stench on you, the smell of blood. 

The number of humans you've devoured isn't just a hundred or two hundred !
Stop playing the victim after killing and devouring so many people !
You're
a twisted soul. I'll never forgive you.
You're
the devil. I'll be the one to cut your head !

 

 

【 登場人物別要約 】

俺に嘘をつくな!

お前たちのその悪臭、大勢の人々の血の匂いだ。

お前たちが殺戮してきた人間の数は百とか二百だけじゃないだろ!

大勢の人々を殺して喰った後に、自分が犠牲者であるかのように振舞うのはやめろ!

お前たち邪悪で捻じれた魂だ。俺はお前たち絶対に許さない。

お前たちこそ血も涙もない悪魔だ。俺こそお前たちの頭を切る唯一の存在になるだろう!

 

 

 

 

この原文は文章構成のタイプ2の原文であり、

人称代名詞の表現を省略して訳しても誤訳にはならないが、

アニメの台詞であるため、人称代名詞の表現を強調したいところだけ省略しない。

 

 

 

【 原文 】 文章構成のタイプ2の原文

Don't lie to me !
This stench on you, the smell of blood. 

The number of humans you've devoured isn't just a hundred or two hundred !
Stop playing the victim after killing and devouring so many people !
You're a twisted soul. I'll never forgive you.
You're the devil. I'll be the one to cut your head !

 

 

【 意訳 】 文章構成のタイプ2の原文

ふざけるな!

お前たちのこの匂い、血の匂い、喰った人間の数は百や二百じゃないだろう!

大勢の人を殺して喰っておいて、被害者ぶるのはやめろ!

捻じ曲がった性根だ。絶対に許さない。

悪鬼め…、お前の頸は俺が斬る!

 

 

【 鬼滅の刃 14巻 第116話 極悪人 より引用 】

 

 

 

 

 

【 例題3 】

 

 

私が考えた文章構成のタイプ3の原文(複数のキャラクターの台詞で構成されている文章)

この原文における直訳誤訳要約意訳の翻訳品質の比較

 

【 原文 】

I'm Yamakawa the recruiter for this company.
Thank you for coming to our company's interview today.
Please tell me your name.

Nice to meet you, my name is Yamazaki.
Your name is Yamazaki?
It's similar to mine !
Today's interview looks like
it will be a productive time for both of us.

 

 

【 直訳 】

私はこの会社で採用担当をしている山川です。

今日は私たちの会社に面接に来てくれてありがとうございます

アナタの名前を私に教えていただけませんか。

はじめまして、私の名前は山崎です。

アナタの名前は山崎さんですか?それは私のものと似ています。

今日の質疑応答、それは私たちの両者にとって、ある特定の有意義な時間になるように見えます。

 

 

複数のキャラクターの台詞で構成されている文章を直訳で訳した場合、

どっちの台詞が山川さんで、どっちの台詞が山崎さんであるのか?

訳文の読み手は混乱してしまう

 

 

 

【 訳抜けの誤訳 】

私はこの会社で採用担当をしている山川です。

今日は私たちの会社に面接に来てくれてありがとうございます

アナタの名前を私に教えていただけませんか。

はじめまして、私の名前は山崎です。

アナタの名前は山崎さんですか?それは私のものと似ています。

今日の質疑応答、それは私たちの両者にとって、ある特定の有意義な時間になるように見えます。

 

複数のキャラクターの台詞で構成されている文章に含まれている人称代名詞の表現を訳文からキレイに削除して訳した場合、その翻訳の全てが誤訳になります。そのため主語や目的語として使用されている人称代名詞を省略するかどうかの判断は文章構成のタイプに注目する必要があります。

 

 

 

【 原文 】 文章構成のタイプ3の原文

I'm Yamakawa the recruiter for this company.
Thank you for coming to our company's interview today.
Please tell me your name.

Nice to meet you, my name is Yamazaki.
Your name is Yamazaki? It's similar to mine !
Today's interview looks like
it will be a productive time for both of us.

 

 

【 登場人物別要約 】 文章構成のタイプ3の原文

【山川】 私はこの会社で採用担当をしている山川です。

【山川】 今日は私たちの会社に面接に来てくれてありがとうございます

【山川】 アナタの名前を私に教えていただけませんか。

【山崎】 はじめまして、ボクの名前は山崎です。

【山川】 アナタの名前は山崎さんですか。アナタの名前は私の名前と似ています。

【山川】 今日の質疑応答、その時間は私たちの両者にとって、たいへん有意義な時間になるように思えます。

 

 

【 登場人物別意訳 】 文章構成のタイプ3の原文

【山川】 私はこの会社で採用担当をしている山川です。

【山川】 今日は私たちの会社に面接に来てくれてありがとうございます

【山川】 アナタの名前を私に教えていただけませんか。

【山崎】 はじめまして、ボクの名前は山崎です。

【山川】 アナタの名前は山崎さんですか。アナタの名前は私の名前と似ています。

【山川】 今日の面接の時間は私たちの両者にとって、たいへん有意義な時間になるように思えます。

 

 

外国語の原文に含まれているそれぞれの人称代名詞で表現されているキャラクターへの理解が不十分な状態で、人称代名詞の表現を訳文から削除して訳すと多くの場合、その翻訳は誤訳にしかなりません。

 

 

 

 

【 翻訳のジャンルによって人称代名詞を省略するか判断する方法 】

 

 

実務翻訳(原文の著者が読者に語り掛けるタイプの文章)であれば、文章構成のタイプ1の原文が多いため、人称代名詞の表現を訳文から省略して訳しても誤訳として認識されることが少ない。

 

 

イラストのある文芸翻訳(絵本)・映像のある映像翻訳(洋画)の翻訳であれば、文章構成のタイプ2、3の原文が多いが、イラストや映像からその台詞が誰の台詞でダレに対しての台詞であるのかの判断が訳文の読み手に伝わっているため、人称代名詞の表現を訳文から省略して訳しても誤訳として認識されることが少ない。

 

 

イラストのない文芸翻訳(小説)・映像のない洋楽和訳の場合であれば、文章構成のタイプ2、3の原文が多く、イラストや映像のヒントもないため、人称代名詞の表現を訳文から削除して訳したら、その台詞が誰の台詞でダレに対しての台詞であるのか訳文の読み手が混乱してしまうため、基本的に人称代名詞の表現を訳文から省略して訳してはならない!

 

 

【 翻訳総合力について 】

 

 

 

 

【 表現力 】 原文を意訳するときに必要なスキル

・語彙力・言葉選びのセンス

 

【 文章読解力 】 原文を要約するときに必要なスキル

・原文における結論やテーマの理解

・文章構成の理解

・人称代名詞の識別

・キャラクターの理解

・人間関係の理解

・冠詞と代名詞の理解

・思考力と想像力

 

【 文化の理解 】 原文を要約するときに必要なスキル

・人称代名詞の使い方の感覚の違い

・西洋文化における擬人法に対しての理解

・宗教・信仰心に対しての理解

・調べ物による検索力

原文の内容を理解していれば原文の内容と一致する情報を訳文に反映させることができるが、原文の内容をまったく理解できていないのであれば、原文の内容とは全然関係ない情報を訳文の中に反映させてしまうだけの結果にしかならない。

・比喩表現・ジョークに対しての理解

 

【 語学力 】 原文を直訳するときに必要なスキル

・英単語・慣用句に対しての理解

・英文法・英語構文に対しての理解

 

【 先入観 】 原文を誤訳するときに必要なスキル

・【 I 】で表現されているキャラクターは、常にその文章の著者本人であると思い込んでいる

・人称代名詞で表現されているキャラクターは、常に人間であると思い込んでいる

・人称代名詞の表現を訳文から削除して訳しても、正しい訳文が作成できると思い込んでいる

・冠詞の表現を訳文から削除して訳しても、正しい訳文が作成できると思い込んでいる

・代名詞の表現を訳文から削除して訳しても、正しい訳文が作成できると思い込んでいる

・原文に含まれているはずの言葉を訳文から削除しても、正しい訳文が作成できると思い込んでいる

 

 

 

 

 

【 語学力 初級 】 原文を直訳できるレベル(配点 各3点)

英単語 … 英単語の辞書の言葉通りの額面通りの意味が分かる

慣用句 … 慣用句の辞書の言葉通りの額面通りの意味が分かる

英文法 … 英文法の参考書の訳例通りの使い方、用法が分かる

英構文 … 英構文の参考書の訳例通りの使い方、用法が分かる

 

【 語学力 中級1 】 原文を要約できるレベル(配点 各2点)

英単語 … 原文に含まれているそれぞれの英単語のニュアンスを周りの文章との関連性から、辞書や参考書では紹介されていないニュアンスで捉えられる

 

慣用句 … 原文に含まれているそれぞれの慣用句のニュアンスを周りの文章との関連性から、辞書や参考書では紹介されていないニュアンスで捉えられる

 

【 語学力 中級2 】 原文を要約できるレベル(配点 各2点)

英単語 … 原文に含まれているそれぞれの英単語のニュアンスをその台詞を発しているキャラクターとその台詞の受け取るキャラクターの人間関係から、辞書や参考書では紹介されていないニュアンスで捉えられる

 

慣用句 … 原文に含まれているそれぞれの慣用句のニュアンスをその台詞を発しているキャラクターとその台詞の受け取るキャラクターの人間関係から、辞書や参考書では紹介されていないニュアンスで捉えられる

 

 

 

 

【 文化の理解 中級 】 人称代名詞の使い方の感覚の違い(配点5) 原文を要約できるレベル

西洋と日本の文化の間では人称代名詞の使い方の感覚が全然違うことを理解している。例えば、その原文の著者以外のキャラクターの台詞が文章に含まれていた場合、日本ではその台詞を発しているキャラクター目線【 I 】を使用して、そのキャラクターの台詞を表現するが、西洋の言語の場合、その原文の著者目線【 He 】【 She 】【 They 】などを使用して、そのキャラクターの台詞を表現する。

 

【 文化の理解 中級 】 西洋文化における擬人法(配点5) 原文を要約できるレベル

【 I 】【 We 】【 You 】【 He 】【 She 】【 They 】で下記のキャラクターを表現する。

1 人間の場合がある

2 ペットや人形、道具の場合がある(西洋文化の擬人法)

3 車やバイクなどの乗り物の場合がある(西洋文化の擬人法)

4 神様や女神、天使や悪魔の場合がある(西洋文化の擬人法)

5 光 闇 火 水 土 風 氷 雷などの自然現象の場合がある(西洋文化の擬人法)

6 抽象的な概念、自分自身の裏の側面、心の闇の場合がある(西洋文化の擬人法)

 

【 文化の理解 中級 】 宗教・信仰心(配点5) 原文を要約できるレベル

日本の仏様は結婚式、ハロウィン、お葬式、皆様の好きなスタイルで楽しんでねという自由奔放な宗教観を持つ国であるが、世界の他の国々では自国の信仰している神様以外は認めないという封建的な宗教観を持つ国であると理解している。そのため翻訳対象となる国の神様や女神がどういう存在なのかをある程度理解している。

 

【 文化の理解 中級 】 検索力・調査力(配点7) 原文を要約できるレベル

翻訳対象となる原文のだいたいの結論やテーマ、その原文に含まれているキャラクターの総数、性別や性格、それぞれのキャラクター同士の人間関係、冠詞や代名詞に代入するべき具体的な表現がある程度理解できているのであれば、膨大なインターネットや文献の資料の中から原文の内容と一致する情報と一致しない情報を選別して、必要な情報だけを訳文に反映させられる。

 

【 文化の理解 問題外 】 検索力・調査力(配点-100) 原文を珍訳するレベル

翻訳対象となる原文のだいたいの結論やテーマ、その原文に含まれているキャラクターの総数、性別や性格、それぞれのキャラクター同士の人間関係、冠詞や代名詞に代入するべき具体的な表現を全然理解できていない状態でインターネットや文献による検索力・調査力に頼りすぎてしまうと、どの情報が原文の内容と一致する情報で、どの情報が原文の内容とは関係ない情報なのかの判断ができなくなり、最終的に原文の内容とは全然関係ない余計な情報を訳文に反映させてしまう。

 

【 文化の理解 中級 】 比喩表現(配点4) 原文を要約できるレベル

上記で説明している原文の内容をある程度理解できている状態で、辞書や参考書の訳例通りにはならない一般的な用法とは少しニュアンスの異なる表現、少し違和感のある表現を原文から見つけ出せ、それが何らかの比喩表現であると理解できる。

 

【 文化の理解 中級 】 ジョーク(配点4) 原文を要約できるレベル

上記で説明している原文の内容をある程度理解できている状態で、辞書や参考書の訳例通りにはならない一般的な用法とは少しニュアンスの異なる表現、少し違和感のある表現を原文から見つけ出せ、それが何らかのジョークであると理解できる。

 

 

 

 

【 文章読解力 上級 】 結論の理解(配点7) 原文を要約できるレベル

翻訳対象となる原文の結論やテーマを自分なりに理解できる。

 

【 文章読解力 初級 】 文章構成の理解(配点3) 原文を要約できるレベル

翻訳対象となる原文が下記のどの文章構成であるのかの識別ができる。

【 I 】で表現されているキャラクターが その原文の著者本人である文章。

【 I 】で表現されているキャラクターが その原文の著者の創作上のキャラクターである文章。

【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在するセリフの掛け合いで構成されている文章。

 

【 文章読解力 中級 】 人称代名詞の識別(配点3) 原文を要約できるレベル

翻訳対象となる原文に含まれているキャラクターの総数、それぞれのキャラクターの識別ができる。

 

【 文章読解力 中級 】 キャラクターの理解(配点3) 原文を要約できるレベル

翻訳対象となる原文に含まれているそれぞれのキャラクターの性別や性格を理解できる。

 

【 文章読解力 中級 】 人間関係の理解(配点3) 原文を要約できるレベル

翻訳対象となる原文に含まれているそれぞれのキャラクター同士の人間関係が理解できる。

 

【 文章読解力 上級 】 冠詞の理解(配点7) 原文を要約できるレベル

原文に含まれている冠詞の用途が下記のどの用途で使用されているのかの理解ができ、抽象的で曖昧な冠詞の表現を原文のニュアンスに適した具体的な言葉に変更して、そのニュアンスを捉えられる。

 

【 文章読解力 上級 】 代名詞の理解(配点7) 原文を要約できるレベル

原文に含まれている代名詞の用途が下記のどの用途で使用されているのかの理解ができ、抽象的で曖昧な代名詞の表現を原文のニュアンスに適した具体的な言葉に変更して、そのニュアンスを捉えられる。

 

冠詞と代名詞の用途

1 前後の文章の中の人称代名詞を受けるときに使用する

2 前後の文章の中の言葉を受けるときに使用する

3 前後の文脈の流れから連想できるであろう言葉を受けるときに使用する

4 後ろに掛かる名詞をある特定のものと断定・限定するときに使用する

5 個数・数量を意味するときに使用する

6 特定の地名や人名に付属するものである

7 直訳で訳したとしても意味の通る場合がある

8 慣用句の一部になっている場合がある

 

【 文章読解力 上級 】 原文に対しての理解(配点7) 原文を要約できるレベル

原文の内容を自分なりに理解して、自分の訳文に対する読書感想文をA4の紙、1枚くらいの文章量でまとめられる。

 

【 文章読解力 上級 】 思考力(配点5) 原文を要約できるレベル

原文の中では具体的に表現されていなかったその原文の著者の真意や狙いを自分なりに考察できる。

その原文の著者の他の作品から、その原文の著者の思想や信念を捉えられる。

 

【 文章読解力 上級 】 想像力(配点5) 原文を要約できるレベル

原文の内容、文脈の流れから今後の物語の展開を予測できる。

 

 

 

 

【 先入観 論外 】 【 I 】=文章の書き手本人(配点-15) 原文を誤訳するレベル

原文に含まれている人称代名詞【 I 】は常にその文章の書き手本人である! と思い込んでいる。

翻訳対象となる原文が文章構成のタイプ1であり、かつ【 I 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章なら、その訳文は誤訳・珍訳にはならないが文章構成のタイプ2・3の場合、もしくは【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在する文章なら、その訳文は必ず誤訳になる。

 

【 先入観 論外 】 【 I 】=人間(配点-10) 原文を誤訳するレベル

原文に含まれている人称代名詞の表現は常に人間のキャラクターを意味していると思い込んでいる。

この場合、西洋文化における擬人法で表現されているキャラクターの理解のないまま人形やペット、

乗り物や道具、神様や女神、自然現象、抽象的な概念の全てを【 私 】【 君 】【 彼 】【 彼女 】としか訳せなくなるため、原文のメッセージを訳文の読み手に伝えられなくなる。

 

【 先入観 論外 】 人称代名詞無視(配点-20) 原文を誤訳するレベル

原文に含まれているキャラクターの総数、性別や性格、人間関係、それぞれのキャラクターの識別ができていない状態で訳文から人称代名詞の表現を削除した場合、英語の人称代名詞6種類を超えるキャラクターが含まれている文章には全く対応できなくなる。さらに同じ人称代名詞で表現されているキャラクターは必ず1人である文章にしか対応できなくなる。翻訳対象となる原文に映像やイラストのヒントがある場合なら、人称代名詞の表現は省略しましたで筋は通るが、映像やイラストのヒントのない場合、その訳文は訳抜けの誤訳として認識されてしまう。

 

【 先入観 論外 】 冠詞無視(配点-20) 原文を誤訳するレベル

冠詞の正しい用途の理解のないまま、訳文から冠詞の表現を削除してしまうこと。

 

【 先入観 論外 】 代名詞無視(配点-20) 原文を誤訳するレベル

代名詞の正しい用途の理解のないまま、訳文から代名詞の表現を削除してしまうこと。

 

【 先入観 論外 】 原文無視(配点-15) 原文を誤訳するレベル

原文に含まれているニュアンスを捉えきれなかった表現や、その翻訳者にとって不都合な表現の全てを最初から原文には無かったことにして訳文を作成してしまうこと。

 

 

 

 

【 原文に対する理解率 上級 】

 

【 原文に対する理解率% 】=

【 語学力20 】+【 文化の理解30 】+【 文章読解力50 】+【 先入観-100 】

×0.01

 

【 語学力20 】+【 文化の理解30 】+【 文章読解力50 】+【 先入観0 】なら、

【 原文に対する理解率% 】=100%になります。

 

 

【 語学力0 】+【 文化の理解0 】+【 文章読解力0 】+【 先入観-100 】なら、

【 原文に対する理解率% 】=-100%になります。

 

 

 

 

【 日本語表現力 】

翻訳には直接関係のないスキル。日本語表現力をどのくらいの力で発揮できるのかは、原文に対する理解率によって変化する。原文の内容が正しく理解できていれば、日本語表現力はプラスの方向に発揮できるが、原文の内容が全然理解できていないのであれば、日本語表現力はマイナスの方向にしか発揮できなくなる。

 

【 日本語表現力 中級 】 言葉選びのセンス(配点50)

・映画や漫画のキャラクターのような魅力溢れる言葉を考えることができる。

・より多くの人々を魅了できるような言葉を考えることができる。

・そういう台詞をいつも吐き散らかしていて、多くの友人や恋人に恵まれ人生を楽しんでいる。

・自分のキャラクターに合う魅力的で個性溢れる言葉遣いをいつもしている。

 

【 日本語表現力 初級 】 語彙力(配点50)

・色々な二字熟語、三文字熟語、四字熟語を知っている。

・より多くの日本のことわざを知っている。

 

 

 

 

【 発揮できる日本語表現力 上級 】

 

【 発揮できる日本語表現力 】=

【 原文に対する理解率% 】×【 日本語表現力 】

 

【 語学力20 】+【 文化の理解30 】+【 文章読解力50 】+【 先入観0 】なら、

【 原文に対する理解率% 】=100%であり、かつ【 日本語表現力100 】なら、

 

【 発揮できる日本語表現力 】は100となり、上記のようなステータスになります。

 

 

 

 

【 発揮できる日本語表現力 上級 】

 

【 発揮できる日本語表現力 】=

【 原文に対する理解率% 】×【 日本語表現力 】

 

【 語学力20 】+【 文化の理解0 】+【 文章読解力0 】+【 先入観-100 】なら、

【 原文に対する理解率% 】=-80%であり、かつ【 日本語表現力100 】なら、

 

【 発揮できる日本語表現力 】は-80となり、上記のようなステータスになります。

 

 

 

 

 

 

 

【 翻訳品質について 】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 訳抜けの誤訳 】

原文にしっかりと記載している人称代名詞、冠詞や代名詞、この翻訳者にとってニュアンスを掴みきれなかった不都合な表現の全てを訳文から削除して訳した場合、その翻訳は訳抜けの誤訳になります。

 

 

 

 

【 訳抜け&訳足しの珍訳 】

原文にしっかりと記載している人称代名詞、冠詞や代名詞、この翻訳者にとってニュアンスを掴みきれなかった不都合な表現の全てを削除した訳抜けの誤訳から原文の内容を捉え、その状態でインターネットや文献の情報を読み漁ると原文の内容とは全然関係のない情報を訳文に反映させるだけの結果にしかなりません。この珍訳を作成するイメージは元々原文に含まれている表現が100%であったとしたら、その中の50%を削除した後に原文の内容とは全然関係ない情報を50%盛り込むというイメージであるため、もはやその訳文は原文の原形を留めていないデタラメな訳文にしかなりません。

 

 

 

【 誤訳 】【 珍訳 】ばかり作っている人達に必要なこと

 

外国語の翻訳文をある程度上手に作成できるようになるためには、原文の内容を自分の頭でどのくらい理解できているのかが重要になります。辞書とかインターネットの調べ物というのも原文の内容をある程度理解できているからこそ膨大なデータの中から原文の内容と一致する情報を取捨選択できるようになるわけで、原文の内容を全然理解できていないのであれば、その膨大なデータに振り回されるだけの結果にしかなりません。

 

そんなアナタ達に欠けている能力とは【 要約力( 文章読解力 ) 】ですので辞書とかインターネットの情報に頼らない状態でどのくらい原文の内容を理解できているのかを確認して、まずは自分の【 要約力( 文章読解力 ) 】がどの程度のものであるのかから自覚する必要があります。自分の弱点も分からないまま、見当違いの努力ばかりしていたとしてもその努力に費やした分だけ時間を無駄にすることになります。

 

西洋の言語とは原文に含まれているキャラクターの総数を理解できなければ訳せません。何故なら西洋の言語における人称代名詞の種類はたったの六種類しかないからです。その六種類の人称代名詞の表現で登場人物の総数が7人以上の文章を構成するため、【 I 】で表現されているキャラクターが何人いるのか? 【 You 】で表現されているキャラクターが何人いるのか? を自分の頭で理解できなければ、まったくお話になりません。

 

 

 

プロの翻訳者に求められている翻訳品質

 

 

文章の構成には大きく分けて、下記の3つのタイプが存在しています。

 

1 【 I 】で表現されていたキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

2 【 I 】で表現されていたキャラクターが、その文章の書き手の創作上のキャラクターである文章

3 【 I 】で表現されていたキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いで構成されている文章

 

【 最近の機械翻訳 】は、【 上記の項目1の文章構成のタイプ 】の文章であれば、人間の翻訳者に近い訳文に仕上げることができますが、【 上記の項目3の文章構成のタイプ 】の文章であれば、たちまち【 誤訳 】ばかり作成してしまうという欠点を持っています。

 

では何故そんなことが起こってしまうのかと言いますと、西洋の言語における人称代名詞の種類は【 I 】【 You 】【 He 】【 She 】【 They 】しか存在しておらず、原文に含まれているキャラクターがどんなに多かろうが、一人称の表現は全てのキャラクターにおいて【 I 】で統一され、二人称の表現も【 You 】で統一されてしまうからです。

 

 

世間では『 今後、機械翻訳がさらに進化していけば、人間の翻訳者は必要なくなる! 』

なんてことが言われているようですが、そんなことありません。

 

 

【 機械翻訳 】の性能をまとめると

【 上記の項目1の文章構成のタイプ 】であれば、【 要約 】【 意訳 】の翻訳品質になりますが、【 上記の項目3の文章構成のタイプ 】であれば、【 誤訳 】【 珍訳 】にしかなりません。そのため、【 機械翻訳 】は翻訳対象となる原文の文章構成によって、翻訳品質の安定しない翻訳ツールということになるため、その弱点を補うために、どうしても人間の翻訳者が必要になるわけです。

 

 

 

 

 

【 検証 1 】

【 機械翻訳 】【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いで構成されている文章を翻訳するとどうなるのか?

 

【 検証 1 ① 】

【 好きな漫画の台詞の掛け合いになっている文章 】【 機械翻訳 】で英訳し、

【 機械翻訳で訳出されてきた英文 】を文章の上段に配置し、

英訳する前の文章を下段に配置する

 

【 検証 1 ② 】

【 機械翻訳で訳出されてきた英文 】【 機械翻訳 】で和訳し、

【 機械翻訳で英訳する前の漫画の文章 】に、ちゃんと元に戻るのかを検証する。

 

 

 

Death Note

 

【 検証 1 ① 】

【 原文と英訳( 翻訳品質 意訳 ) 】

 

 

【 夜神 月 】 Mikami Teru? Yes, that's right. Don't hide, come inside.

【 夜神 月 】 魅上 照? そうだ。隠れてないで中へ入ってこい。

 

【 魅上 照 】 God!

【 魅上 照 】 神!

 

【 夜神 月 】 ( Mikami, You did well. )

【 夜神 月 】 ( 魅上、よくやった。 )

 

【 魅上 照 】 God ! As you wish.

【 魅上 照 】 神!仰せの通りに。

 

【 夜神 月 】 How many seconds after the first name ?

【 夜神 月 】 一人目の名前を書いてから何秒ですか?

 

【 魅上 照 】 36、37、38、39…。

 

【 夜神 月 】 Nia, I win !

【 夜神 月 】 ニア、僕の勝ちだ!

 

 

【 松  田 】 It won't die. A minute has passed... I will not die.

【 松  田 】 し…死なない。一分は経った…。死なない。

 

【 ニ  ア 】 So I have told you many times that you will not die.

【 ニ  ア 】 だから死にませんと何度も言ったはずです。

 

【 魅上 照 】 Why, why won't you die.

【 魅上 照 】 な…何故、何故死なない。

 

【 夜神 月 】 Mikami, But this can't be.... What's going on....

【 夜神 月 】 魅上、しかし、こんなはずは…。どういう事だ…。

 

 

【 ニ  ア 】 See for yourselves.

【 ニ  ア 】 自分達の目で確認してください。

 

【 ニ  ア 】 The first four are definitely our SPK's real names.

【 ニ  ア 】 最初の四人は我々SPKの本名に間違いありません。

 

【 ニ  ア 】 And the only one who is here and has no name is Light Yagami.

【 ニ  ア 】 そして、ここに居て、唯一名前がないのが夜神月。

 

【 ニ  ア 】 Mikami, He called you God and said he did as he was told.

【 ニ  ア 】 魅上は、あなたを神と呼び、言われたとおりにしたと言った。

 

【 ニ  ア 】 It's settled !

【 ニ  ア 】 決まりです!

 

 

【 夜神 月 】 It's a trap! It's a trap !

【 夜神 月 】 罠だ!これは罠だ!

 

【 夜神 月 】 It's a trap set by Nia to trap me !

【 夜神 月 】 ニアが僕を陥れるために仕組んだ罠だ!

 

【 夜神 月 】 Isn't it strange that you wrote your name in the notebook and didn't die ?

【 夜神 月 】 ノートに名前を書いて死なないというのはおかしいじゃないか!

 

【 夜神 月 】 That proves it's a trap !

【 夜神 月 】 それが罠だという証拠!

 

【 ニ  ア 】 I said you wouldn't die because I tampered with the note.

【 ニ  ア 】 ノートに細工したから死なないと言ったじゃないですか。

 

【 夜神 月 】 No, you... No, it can't be.

【 夜神 月 】 いや、おまえが…。違う、あり得ない。

 

【 夜神 月 】 It's a trap. I don't know anyone like that.

【 夜神 月 】 罠だ。僕はそんな奴は知らない。

 

 

【 相  沢 】 It's too late, Light. Nia won.

【 相  沢 】 月くん、もう遅い。ニアの勝ちだ。

 

【 相  沢 】 Earlier, you said, "I won."

【 相  沢 】 さっき、君は「 僕の勝ちだ 」と言った。

 

【 相  沢 】 That was a confession.

【 相  沢 】 あれは自白したのと同じだ。

 

【 松  田 】 Light, why did you...?

【 松  田 】 月くん、なんで…。

 


【 Death Note 12巻 Page 102 我慢 Page 103 宣言 から引用 】

 

 

 

Death Note

 

【 検証 1 ② 】

【 英訳と再和訳( 翻訳品質 珍訳 ) 】

 

 

Mikami Teru? Yes, that's right. Don't hide, come inside.

三上 照? そうだよ。隠れてないで中に入りなさい。

 

God!

神様!

 

( Mikami, You did well. )

( 三上、よくやった。 )

 

God ! As you wish.

神様!お好きなように。

 

How many seconds after the first name ?

最初の名前から何秒後ですか?

 

36、37、38、39…。

 

Nia, I win !

ニア、私の勝ち!

 

 

It won't die. A minute has passed... I will not die.

死なない 1分経過 私は死にません

 

So I have told you many times that you will not die.

だから、私は死なないと何度も言ったでしょう

 

Why, why won't you die.

なぜだ、なぜ死なない

 

Mikami, But this can't be.... What's going on....

三上 でも、こんなはずは…どうなってるんだ

 

 

See for yourselves.

自分の目で確かめてください

 

The first four are definitely our SPK's real names.

最初の4人は間違いなく我らがSPKの本名だ

 

And the only one who is here and has no name is Light Yagami.

そして、ここにいて名前がないのは夜神月だけだ

 

Mikami, He called you God and said he did as he was told.

三上、彼はあなたを神と呼び、言われたとおりにしたと言った

 

It's settled !

決まった!

 

 

It's a trap! It's a trap !

罠だ!罠だ!

 

It's a trap set by Nia to trap me !

ニアが私を陥れるために仕掛けた罠だ!

 

Isn't it strange that you wrote your name in the notebook and didn't die ?

ノートに名前を書いて、死ななかったのは、おかしくないか?

 

That proves it's a trap !

罠の証明だ!

 

I said you wouldn't die because I tampered with the note.

ノートをいじったから、死なないんでしょ?

 

No, you... No, it can't be.

いや、君は…そんなはずはない。

 

It's a trap. I don't know anyone like that.

罠だ。そんな人、知らない

 

 

It's too late, Light. Nia won.

もう遅い、ライト ニアの勝ちだ

 

Earlier, you said, "I won."

さっき、"俺の勝ちだ "って言ったろ?

 

That was a confession.

あれは告白だ

 

Light, why did you...?

ライト、何故?

 


【 Death Note 12巻 Page 102 我慢 Page 103 宣言 から引用 】

 

 

【 検証 1 ② 】

【 機械翻訳で訳出されてきた英文 】【 機械翻訳 】で和訳し、

【 機械翻訳で英訳する前の漫画の文章 】にちゃんと元に戻るのかを検証した結果

 

この文章には何人の登場人物が含まれていて、それぞれの文章が誰の台詞でダレに対しての台詞であるのかが、原文と比較してメチャクチャになってしまった。

 

・ライト、松田、ニアの一人称が全て【 私 】で統一されて訳出されてきたため、

3人のキャラクターの識別ができなくなってしまった。

 

・ニアが話し掛けているのは、この場に存在しているライトと魅上を除く全ての人間であるため、【 自分の目で確かめてください 】という台詞は誤訳、正しくは【 自分達の目で確かめてください 】と複数形になっていなければならない

 

・ライトは自分の台詞の中で、自分のことを【 私 】と表現しているのに、

相沢の台詞の中では【 俺 】に変更されてしまった

 

 

 

 

 

【 機械翻訳 】の性能の検証結果から分かること

 

文章構成のタイプが

1 【 I 】で表現されていたキャラクターが、その文章の書き手本人である文章の場合なら、

【 要約 】【 意訳 】の翻訳品質の訳文を作成できるが、3 【 I 】で表現されていたキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いで構成されている文章なら、【 誤訳 】【 珍訳 】の翻訳品質の訳文しか作成できないため、翻訳対象となる原文の文章構成のタイプによって性能がまったく安定しないのが【 機械翻訳 】であると言えます。

 

この検証における例題は、そこまで長い文章ではないため、【 誤訳 】と言っても、そこまで酷い【 誤訳 】にはなっていませんが、A4の紙4ページから6ページくらいの文章量を訳すと、もう目も当てられないほどの【 珍訳 】にしかなりません。

 

 

 

【 プロの翻訳者に求められている翻訳品質とは? 】

 

翻訳対象となる原文の文章構成のタイプが、下記のどのタイプの文章であったとしても、

1 【 I 】で表現されていたキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

2 【 I 】で表現されていたキャラクターが、その文章の書き手の創作上のキャラクターである文章

3 【 I 】で表現されていたキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いで構成されている文章

 

安定した翻訳品質の訳文をお客様に提供できるのが、

【 これからの翻訳業界に必要とされているプロの翻訳者( 人間の翻訳者 ) 】だと言えます。

 

 

 

 

 

そのため、【 機械翻訳 】の脅威に対抗できる翻訳者の最低条件とは、

下記の項目を満たす翻訳者であると言えます。

 

【 人称代名詞への理解 】

1.翻訳対象となる原文に含まれているキャラクターの総数が理解できる翻訳者

2.それぞれのキャラクターの性別や性格が理解できる翻訳者

3.それぞれのキャラクター同士の人間関係が理解できる翻訳者

4.その台詞が誰の台詞で、ダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解ができる翻訳者

5.それぞれのキャラクターの識別ができる翻訳者

 

 

上記の項目への理解が不足している状態で翻訳に臨んだとしても、この記事で検証した【 機械翻訳 】と同じくらいの精度の訳文しか作成できません。【 機械翻訳と同程度の翻訳品質しか提供できない翻訳者 】には、【 人間の翻訳者 】としてのアドバンテージは限りなくゼロに近くなるため、その需要はどんどん減少していくと思います。

 

 

そのため、【 これから先の未来で活躍できる翻訳者 】になるためには、【 英文法や英語構文 】の勉強ばかりしていないで、【 文章読解力 】の向上を図れる勉強へとシフトチェンジする必要があると私は考えています。

 

 

 

【 課題曲 魔王による 意訳と直訳の比較 】

 

 

 

 

 

【 クラシックミュージック 魔王 台詞別 意訳 】

 

 

【 曲の主人公 】=【 語り手 】【 父 親 】【 子 供 】【 魔 王 】

【 文章構成のタイプ 】=

【 I 】で表現されているキャラクターが その曲の作詞家の創作上のキャラクターである曲

【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在する台詞の掛け合いで構成されている曲

【 歌詞の内容 】=【 地獄の魔王が 幼い子供の魂を奪っていくという物語 】

 

 

【 登場人物 】

 

 

一人目 … この曲の語り手

二人目 … 父親

三人目 … 子供

四人目 … 魔王

五人目 … 魔王の母親

六人目 … 魔王の娘たち

※人目 … 魔王と 魔王の娘たちと 魔王の母親

 

※ 冠詞と代名詞を含む表現に文脈の流れから読み取れる具体的な言葉を代入して訳す

 

 

 

【 魔 王 】

 

【 台詞別 意訳 】

 

 

Wer reitet so spat durch Nacht und Wind ?

夜風の中 こんな夜更けまで走っている方は誰か?

 

Es ist der Vater mit seinem Kind;

それは幼い子供と共にいる父親

 

Er hat den Knaben wohl in dem Arm,

彼は幼い少年を腕の中に抱いているに違いない

 

Er fabt ihn sicher, Er halt ihn warm,

彼は子供の安全を確保しながら 子供を暖めているのだろう

 

 

Mein Sohn,

俺の息子よ

 

Was birgst du so bang dein Gesicht ?

何故 そこまで不安そうに顔を隠しているのか?

 

Siehst, Vater,

見てよ お父さん

 

Du den Erlkonig nicht ?

お父さんには あの魔王の姿が見えないの?

 

Den Erlenkonig mit Kron’ und Schweif ?

王冠と裾の長い服を身に付けた魔王が見えないの?

 

Mein Sohn, Es ist ein Nevelstreif.

俺の息子よ それは一筋の霧だ

 

 

Du liebes Kind, Komm, Geh mit mir !

キミは魅力的な男の子 こっちへ来て 私と一緒に行きましょう!

 

Gar schone Spiele spiel’ ich mit dir;

私が キミと楽しいゲームをしてあげるよ

 

Manch’ bunte Blumen sind an dem Strand;

私の庭園の浜辺には色とりどりの華が咲き乱れているよ

 

Meine Mutter hat manch’ gulden Gewand.

私の母親は煌びやかな服を沢山持っているよ

 

 

Mein Vater, Mein Vater, Und horest du nicht ?

お父さん お父さん お父さんには聴こえないの?

 

Was Erlenkonig mir leise verspricht.

魔王が 僕に約束だからねって 静かに囁いているよ

 

Sey ruhig, bleibe ruhig, mein Kind;

落ち着くのだ 落ち着くのだ 俺の息子よ

 

In durren Blattern sauselt der Wind.

不吉な風が枯葉を鳴らしているだけだ

 

 

Willst feiner Knabe, du mit mir gehn ?

元気な男の子が欲しい キミも 私と一緒に来ませんか?

 

Meine Tochter sollen dich warten schon;

私の娘たちもキミのことを待っているよ

 

Meine Tochter fuhren den nachtlichen Reihn,

私の娘たちは毎晩のように列をなして

 

Und wiegen und tanzen und singen dich ein.

キミのために軽やかに踊って歌いましょう

 

Sie wiegen und tanzen und singen dich ein !

キミのために私の母親も一緒になって 皆で踊って歌いましょう!

 

 

Mein Vater, Mein Vater, Und siehst du nicht dort ?

お父さん お父さん お父さんには あそこが見えないの?

 

Erlkonigs Tochter am duster Ort.

薄暗い場所に潜む魔王の娘たちの姿が

 

Mein Sohn, Mein Sohn, ich seh’ es genau;

俺の息子よ 俺の息子よ しっかり見ているよ

 

Es scheinen die alten Weiden so grau.

古い柳の木陰が薄暗く見えているよ

 

 

Ich liebe dich much reizt deine schone Gestalt;

私はキミのことを愛している キミの美しい姿に惹かれているよ

 

Und bist du nicht willing, so brauch’ ich Gewalt.

キミにその気がないなら 私には暴力を振るう必要があるね

 

Mein Vater, Mein Vater, jetzt fabt er mich an !

お父さん お父さん 今 魔王が僕に触れているよ!

 

Erlkonig hat mir ein Leids gethan !

魔王が 僕に危害を加えたよ!

 

 

Dem Vater grauset’s , er reitet geschwind,

父親は恐怖に駆られて 急いで馬を走らせる

 

Er halt in Armen das achzende Kind,

彼はうめき声を上げる子供を腕の中に抱きかかえ

 

Erreicht den Hof mit Muhe und Noth;

努力と苦労を重ねて 彼の屋敷へ辿り着いたが

 

In seinen Armen das Kind, war tadt.

彼の腕の中の子供は死んでいた

 

 

【 作 詞 ゲーテ 作 曲 シューベルト 【 魔 王 】から引用 】

 

 

【 意訳とは? 】

 

翻訳者が下記の項目を十分に理解している状態で、

訳文をより自然な日本語の表現へと言い換えた後の訳文

 

【 人称代名詞への理解 】

1.翻訳対象となる原文に含まれているキャラクターの総数

2.それぞれのキャラクターの性別や性格

3.それぞれのキャラクター同士の人間関係

4.その台詞が誰の台詞で、ダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解

5.それぞれのキャラクターの識別

 

【 冠詞と代名詞への理解 】

1.文脈の流れから読み取れる具体的な言葉を冠詞と代名詞の表現に代入して原文の内容を捉えた訳文

 

 

【 翻訳の基本 】

1.翻訳対象となる原文における結論の理解

2.原文の中では表現されていない真のメッセージの理解

3.自分の訳文に対しての自分なりの原文への理解

4..それぞれのキャラクターへの理解

5.原文に含まれている冠詞と代名詞に代入するべき具体的な言葉の理解

6.辞書の言葉通りに直訳しただけでは意味を捉えることができない表現に対しての理解

 

【 意訳で訳せる文章 】

1.【 I 】【 You 】【 He 】【 She 】【 They 】で表現されているキャラクターが6人以上の文章

2.同じ人称代名詞で表現されているキャラクターが複数存在する文章

3.【 I 】で表現されているキャラクターが、筆者である文章

4.【 I 】で表現されているキャラクターが、筆者の創作上のキャラクターである文章

5..【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっている文章

 

 

 

 

 

 

西洋文化における人称代名詞の表現は原文の内容を理解できなければ( それぞれのキャラクターの識別ができなければ )訳せません。日本で洋楽がいつまで経っても訳せていない原因は原文に含まれているキャラクターへの理解が不足している状態で【 直 訳 】で訳している人が多いからだと私は考えています。

 

 

 

 

 

 

 

【 クラシックミュージック 魔王 台詞別 直訳 】

 

 

【 曲の主人公 】=【 作詞家のゲーテ本人 】 と認識した場合の訳文

【 文章構成のタイプ 】=

【 I 】で表現されているキャラクターが、作詞家本人である曲 と認識した場合の訳文

【 原文の内容 】=【 よく分からない 】

 

 

【 登場人物 】

 

 

一人目 … 【 Mein 】=【 I 】=【 私 】=【 作詞家のゲーテ本人 】

二人目 … 【 Du 】=【 You 】=【 アナタ 】

三人目 … 【 Er 】=【 He 】=【 彼 】

四人目 … 【 Sia 】=【 She 】=【 彼女 】

五人目 … 【 They 】=【 彼等 】 もしくは【 They 】=【 それら 】

 

※ 冠詞と代名詞を含む表現は全て直訳して訳す

 

 

【 魔 王 】

 

【 台詞別 直訳 】

 

 

Wer reitet so spat durch Nacht und Wind ?

夜と風の中 こんな夜更けまで走っている人は誰か?

 

Es ist der Vater mit seinem Kind;

それは彼の子供と共にいる その父親

 

Er hat den Knaben wohl in dem Arm,

彼はおそらく その可愛い少年を その腕の中に抱いている

 

Er fabt ihn sicher, Er halt ihn warm,

彼は 彼の安全を確保しながら 彼は 彼を温めている

 

 

Mein Sohn,

私の息子よ

 

Was birgst du so bang dein Gesicht ?

何故アナタは そこまで不安そうにアナタの顔を隠しているのか?

 

Siehst, Vater,

見てよ お父さん

 

Du den Erlkonig nicht ?

アナタには あの魔王が見えないの?

 

Den Erlenkonig mit Kron’ und Schweif ?

王冠と裾の長い服を身に付けた あの魔王が見えないの?

 

Mein Sohn, Es ist ein Nevelstreif.

私の息子よ それは一筋の霧だ

 

 

Du liebes Kind, Komm, Geh mit mir !

アナタは魅力的な子供 こっちへ来て 私と一緒に行きましょう!

 

Gar schone Spiele spiel’ ich mit dir;

私が アナタと楽しいゲームをしてあげるよ

 

Manch’ bunte Blumen sind an dem Strand;

その浜辺には色とりどりの華が咲いているよ

 

Meine Mutter hat manch’ gulden Gewand.

私の母親は煌びやかな服を沢山持っているよ

 

 

Mein Vater, Mein Vater, Und horest du nicht ?

私の父さん 私の父さん アナタには聴こえないの?

 

Was Erlenkonig mir leise verspricht.

魔王が私に約束だからねって 静かに囁いているよ

 

Sey ruhig, bleibe ruhig, mein Kind;

落ち着くのだ 落ち着くのだ 私の息子よ

 

In durren Blattern sauselt der Wind.

その風が枯葉を鳴らしているだけだ

 

 

Willst feiner Knabe, du mit mir gehn ?

元気な男の子が欲しい アナタは 私と一緒に来ませんか?

 

Meine Tochter sollen dich warten schon;

私の娘たちは アナタを待っているよ

 

Meine Tochter fuhren den nachtlichen Reihn,

私の娘たちは その毎晩のように列をなして

 

Und wiegen und tanzen und singen dich ein.

アナタに彼等が軽やかに踊って歌ってくれるでしょう

 

Sie wiegen und tanzen und singen dich ein !

アナタに彼女が踊り 彼等が軽やかに踊って歌いましょう!

 

 

Mein Vater, Mein Vater, Und siehst du nicht dort ?

私の父さん 私のお父さん アナタには あそこが見えないの?

 

Erlkonigs Tochter am duster Ort.

暗い場所にいる魔王の娘たちが

 

Mein Sohn, Mein Sohn, ich seh’ es genau;

私の息子よ 私の息子よ 私は そこをしっかり見ているよ

 

Es scheinen die alten Weiden so grau.

そこの古い柳は とても薄暗く見えているよ

 

 

Ich liebe dich much reizt deine schone Gestalt;

私は アナタをとても愛している アナタの美しい姿に惹かれているよ

 

Und bist du nicht willing, so brauch’ ich Gewalt.

アナタに アナタの気がないなら 私には暴力を振るう必要があるね

 

Mein Vater, Mein Vater, jetzt fabt er mich an !

私の父さん 私の父さん 今 彼が 私に触れているよ!

 

Erlkonig hat mir ein Leids gethan !

魔王が 私にその危害を加えたよ!

 

 

Dem Vater grauset’s , er reitet geschwind,

父親は恐怖に駆られて 彼は急いで馬を走らせる

 

Er halt in Armen das achzende Kind,

彼はうめき声を上げる子供を腕の中に抱きかかえ

 

Erreicht den Hof mit Muhe und Noth;

努力と苦労を重ねて その屋敷へ辿り着いたが

 

In seinen Armen das Kind, war tadt.

彼の腕の中の子供は死んでいた

 

 

【 作 詞 ゲーテ 作 曲 シューベルト 【 魔 王 】から引用 】

 

 

【 直訳とは? 】

 

原文に対しての理解が不十分なまま、二国間の言葉の意味を辞書の言葉通りに取り換えただけの訳文

 

 

【 直 訳 】で訳せる文章とは、下記の項目を全て満たす文章だけです

1.【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

2.【 I 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

3.【 You 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

4.【 He 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

5.【 She 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

6.【 They 】で表現されているキャラクターが、1つの団体の文章

7.原文に含まれている登場人物の総数が5人以下に収まる文章

8.複数のキャラクターの台詞の掛け合いとなっていない文章

 

 

【 直訳の翻訳品質 】

機械翻訳と同じくらいのレベルの訳文

原文の英単語を辞書の言葉通りに、英文法や構文の形式通りに取り換えただけの訳文のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

【 直 訳 】よりも酷い状態の訳文は【 誤 訳 】【 珍 訳 】のどちらかです。

 

 

【 誤訳の特徴 】

 

 

1.【 それぞれの人称代名詞で表現されているキャラクター 】の理解のないまま、省略することができない人称代名詞の表現( 同じ人称代名詞で表現されている別人の人称代名詞( 主語とか目的語 )まで訳文の中から削除してしまった訳文のこと。

 

2.文脈の流れから読み取れる言葉を受ける用途として使用されている【 冠詞と代名詞の表現 】を原文に対して理解のないまま、訳文の中から削除してしまった訳文のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 珍訳の特徴 】

 

 

正しい訳文を作成するために必要不可欠な人称代名詞、冠詞、代名詞の表現を訳文の中から削除する代わりに、インターネットから集めたきた原文の内容とは全然関係のない情報を盛り込んだ後の訳文であるため、もはや【 原形( 直訳 ) 】すら留めていない状態の訳文のこと。

 

 

 

 

 

 

【 意訳 】【 要約 】とは?

原文の翻訳を担当した翻訳者に下記の項目を質問すれば、具体的な解答が得られる訳文のことです。

 

1.その原文のテーマや結論

2.その原文に含まれている、それぞれのキャラクターの総数、性別、性格、人間関係

3.文脈の流れから読み取れる冠詞や代名詞の表現に代入するべき具体的な表現

4.その翻訳者なりの原文に対する具体的な感想

 

 

【 直訳 】【 誤訳 】【 珍訳 】とは?

原文の翻訳を担当した翻訳者に上記の項目を質問しても、曖昧な解答しか得られない訳文のことです。

 

 

クラシックミュージックの魔王は【 I 】で表現されているキャラクターが4人いると、それぞれのキャラクターの識別ができる翻訳者であれば訳すことは可能ですが、【 I 】で表現されているキャラクターが作詞家のゲーテ本人だと思い込んでいる人には訳せない曲です。

 

 

【 直訳から要約・意訳までの流れ 】

 

 

プロの翻訳者は、

【 原文 】【 直訳 】【 要約 】【 意訳 】の流れで捉えることができます。

 

 

 

【 課題曲1 クラシックミュージック魔王 】

 

 

【 魔 王 】

 

【 原文 】から【 直訳 】までの流れ

【 登場人物別 直訳 】

 

 

【 原 文 】 Wer reitet so spat durch Nacht und Wind ?

【 ??? 】 夜と風の中 こんな夜更けまで走っている人は誰か?

 

【 原 文 】 Es ist der Vater mit seinem Kind;

【 ??? 】 それは彼の子供と共にいる その父親

 

【 原 文 】 Er hat den Knaben wohl in dem Arm,

【 ??? 】 彼はおそらく その可愛い少年を その腕の中に抱いている

 

【 原 文 】 Er fabt ihn sicher, Er halt ihn warm,

【 ??? 】 彼は 彼の安全を確保しながら 彼は 彼を温めている

 

 

【 原 文 】 Mein Sohn,

【 ??? 】 私の息子よ

 

【 原 文 】 Was birgst du so bang dein Gesicht ?

【 ??? 】 何故アナタは そこまで不安そうにアナタの顔を隠しているのか?

 

【 原 文 】 Siehst, Vater,

【 ??? 】 見てよ お父さん

 

【 原 文 】 Du den Erlkonig nicht ?

【 ??? 】 アナタには あの魔王が見えないの?

 

【 原 文 】 Den Erlenkonig mit Kron’ und Schweif ?

【 ??? 】 王冠と裾の長い服を身に付けた あの魔王が見えないの?

 

【 原 文 】 Mein Sohn, Es ist ein Nevelstreif.

【 ??? 】 私の息子よ それは一筋の霧だ

 

 

【 原 文 】 Du liebes Kind, Komm, Geh mit mir !

【 ??? 】 アナタは魅力的な子供 こっちへ来て 私と一緒に行きましょう!

 

【 原 文 】 Gar schone Spiele spiel’ ich mit dir;

【 ??? 】 私が アナタと楽しいゲームをしてあげるよ

 

【 原 文 】 Manch’ bunte Blumen sind an dem Strand;

【 ??? 】 その浜辺には 色とりどりの華が咲いているよ

 

【 原 文 】 Meine Mutter hat manch’ gulden Gewand.

【 ??? 】 私の母親は 煌びやかな服を沢山持っているよ

 

 

【 原 文 】 Mein Vater, Mein Vater, Und horest du nicht ?

【 ??? 】 私の父さん 私の父さん アナタには聴こえないの?

 

【 原 文 】 Was Erlenkonig mir leise verspricht.

【 ??? 】 魔王が 私に約束だからねって 静かに囁いているよ

 

【 原 文 】 Sey ruhig, bleibe ruhig, mein Kind;

【 ??? 】 落ち着くのだ 落ち着くのだ 私の息子よ

 

【 原 文 】 In durren Blattern sauselt der Wind.

【 ??? 】 その風が枯葉を鳴らしているだけだ

 

 

【 作詞ゲーテ 作曲シューベルト 魔王から引用 】

 

 

【 直訳とは? 】

【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である!と認識した場合の訳文であるため、【 I 】で表現されているキャラクターが、架空のキャラクターである文章【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっている文章を訳すことはできません。

 

原文の翻訳を担当する翻訳者が、原文のテーマや結論、原文に含まれているキャラクターの総数、それぞれのキャラクターの性別や性格、人間関係の理解のないまま、辞書の言葉通りに二国間の言葉を取り換えただけの訳文であるため、下記の条件を全て満たす文章しか訳せません。

 

下記の項目を全て満たす原文なら【 直訳 】で訳せます。 

 

1.【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

2.【 I 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

3.【 You 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

4.【 He 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

5.【 She 】で表現されているキャラクターが、1人だけの文章

6.【 They 】で表現されているキャラクターが、1つだけの団体である文章

7.原文に含まれているキャラクターの総数が5人以下の文章

8.複数のキャラクターの台詞の掛け合いになっていない文章

 

 

【 直訳の翻訳品質 】 機械翻訳と同じくらいのレベルの訳文

機械翻訳を扱える一般人と同じレベルの訳文ですので、わざわざお金を払って依頼するまでもありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 魔 王 】

 

【 直訳 】から【 要約 】までの流れ

【 登場人物別 要約 】

 

 

【 原 文 】 Wer reitet so spat durch Nacht und Wind ?

【 語り手 】 夜と風の中 こんな夜更けまで走っている人は誰か?

 

【 原 文 】 Es ist der Vater mit seinem Kind;

【 語り手 】 それは彼の子供と共にいる その父親

 

【 原 文 】 Er hat den Knaben wohl in dem Arm,

【 語り手 】 彼はおそらく 彼の可愛い少年を 彼の腕の中に抱いている

 

【 原 文 】 Er fabt ihn sicher, Er halt ihn warm,

【 語り手 】 彼は 子供の安全を確保しながら 彼は 子供を温めている

 

 

【 原 文 】 Mein Sohn,

【 父 親 】 俺の息子よ

 

【 原 文 】 Was birgst du so bang dein Gesicht ?

【 父 親 】 何故オマエは そこまで不安そうにオマエの顔を隠しているのか?

 

【 原 文 】 Siehst, Vater,

【 子 供 】 見てよ お父さん

 

【 原 文 】 Du den Erlkonig nicht ?

【 子 供 】 お父さんには あの魔王が見えないの?

 

【 原 文 】 Den Erlenkonig mit Kron’ und Schweif ?

【 子 供 】 王冠と裾の長い服を身に付けた あの魔王が見えないの?

 

【 原 文 】 Mein Sohn, Es ist ein Nevelstreif.

【 父 親 】 俺の息子よ それは一筋の霧だ

 

 

【 原 文 】 Du liebes Kind, Komm, Geh mit mir !

【 魔 王 】 キミは魅力的な子供 こっちへ来て 私と一緒に行きましょう!

 

【 原 文 】 Gar schone Spiele spiel’ ich mit dir;

【 魔 王 】 私が キミと楽しいゲームをしてあげるよ

 

【 原 文 】 Manch’ bunte Blumen sind an dem Strand;

【 魔 王 】 私の庭園の浜辺には 色とりどりの華が咲いているよ

 

【 原 文 】 Meine Mutter hat manch’ gulden Gewand.

【 魔 王 】 私の母親は 煌びやかな服を沢山持っているよ

 

 

【 原 文 】 Mein Vater, Mein Vater, Und horest du nicht ?

【 子 供 】 僕のお父さん 僕の父さん お父さんには聴こえないの?

 

【 原 文 】 Was Erlenkonig mir leise verspricht.

【 子 供 】 魔王が 僕に約束だからねって 静かに囁いているよ

 

【 原 文 】 Sey ruhig, bleibe ruhig, mein Kind;

【 父 親 】 落ち着くのだ 落ち着くのだ 俺の息子よ

 

【 原 文 】 In durren Blattern sauselt der Wind.

【 父 親 】 不吉な風が枯葉を鳴らしているだけだ

 

 

【 作詞ゲーテ 作曲シューベルト 魔王から引用 】

 

 

【 要約とは? 】

原文の翻訳を担当する翻訳者が、原文のテーマや結論、原文に含まれているキャラクターの総数、それぞれのキャラクターの性別や性格、人間関係の理解を深めようとしている段階の訳文、原文に含まれている冠詞や代名詞の表現に文脈の流れから読み取れた具体的な言葉を代入して原文の内容を捉えようとしている段階の訳文であるため、下記の文章構成の原文全てに対応できる訳し方です。

 

【 要約 】で対応できる原文の文章構成のタイプ

 

1.【 I 】で表現されているキャラクターが、その文章の書き手本人である文章

2.【 I 】で表現されているキャラクターが、架空のキャラクターである文章

3.【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっている文章

 

 

【 要約の翻訳品質 】 プロの翻訳者がお客様に提出する前の訳文( 下書き )であるため、この訳文が【 意訳 】になるまでもう少々お待ちください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 魔 王 】

 

【 要約 】から【 意訳 】までの流れ

【 台詞別 意訳 】

 

 

Wer reitet so spat durch Nacht und Wind ?

夜と風の中 こんな夜更けまで走っている人は誰か?

 

Es ist der Vater mit seinem Kind;

それは幼い子供と共にいる父親

 

Er hat den Knaben wohl in dem Arm,

彼はおそらく可愛い少年を 腕の中に抱いているのだろう

 

Er fabt ihn sicher, Er halt ihn warm,

彼は子供の安全を確保しながら 子供を温めているのだろう

 

 

Mein Sohn,

俺の息子よ

 

Was birgst du so bang dein Gesicht ?

何故オマエは そこまで不安そうに顔を隠しているのか?

 

Siehst, Vater,

見てよ お父さん

 

Du den Erlkonig nicht ?

お父さんには あの魔王が見えないの?

 

Den Erlenkonig mit Kron’ und Schweif ?

王冠と裾の長い服を身に付けた あの魔王が見えないの?

 

Mein Sohn, Es ist ein Nevelstreif.

俺の息子よ それは一筋の霧だ

 

 

Du liebes Kind, Komm, Geh mit mir !

キミは魅力的な子供 こっちへ来て 私と一緒に行きましょう!

 

Gar schone Spiele spiel’ ich mit dir;

私が キミと楽しいゲームをしてあげるよ

 

Manch’ bunte Blumen sind an dem Strand;

私の庭園の浜辺には 色とりどりの華が咲いているよ

 

Meine Mutter hat manch’ gulden Gewand.

私の母親は煌びやかな洋服を沢山持っているよ

 

 

Mein Vater, Mein Vater, Und horest du nicht ?

お父さん お父さん お父さんには聴こえないの?

 

Was Erlenkonig mir leise verspricht.

魔王が 僕に約束だからねって 静かに囁いているよ

 

Sey ruhig, bleibe ruhig, mein Kind;

落ち着くのだ 落ち着くのだ 俺の息子よ

 

In durren Blattern sauselt der Wind.

不吉な風が枯葉を鳴らしているだけだ

 

 

【 作詞ゲーテ 作曲シューベルト 魔王から引用 】

 

 

【 意訳とは? 】

翻訳者が下記の項目を十分に理解している状態で、

訳文をより自然な日本語の表現へと言い換えた後の訳文です。

 

【 人称代名詞への理解 】

1.翻訳対象となる原文に含まれているキャラクターの総数

2.それぞれのキャラクターの性別や性格

3.それぞれのキャラクター同士の人間関係

4.その台詞が誰の台詞で、ダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかの理解

5.それぞれのキャラクターの識別

 

【 冠詞と代名詞への理解 】

1.文脈の流れから読み取れる具体的な言葉を冠詞と代名詞の表現に代入して原文の内容を捉えた後の訳文

 

【 翻訳の基本 】

1.翻訳対象となる原文におけるテーマや結論の理解

2.原文の中では表現されていない真のメッセージの理解

3.自分の訳文に対しての自分なりの原文への理解

4..それぞれのキャラクターへの理解

5.原文に含まれている冠詞と代名詞に代入するべき具体的な言葉の理解

6.辞書の言葉通りに直訳しただけでは意味を捉えることができない表現に対しての理解

 

【 意訳で訳せる文章 】

.【 I 】で表現されているキャラクターが、筆者である文章

2.【 I 】で表現されているキャラクターが、筆者の創作上のキャラクターである文章

3..【 I 】で表現されているキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いになっている文章

4.【 I 】【 You 】【 He 】【 She 】【 They 】で表現されているキャラクターが6人以上の文章

5.同じ人称代名詞で表現されているキャラクターが複数存在する文章

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 クラシックミュージック 魔王 台詞別 意訳 】

 

 

【 曲の主人公 】=【 語り手 】【 父 親 】【 子 供 】【 魔 王 】

【 文章構成のタイプ 】=

【 I 】で表現されているキャラクターが その曲の作詞家の創作上のキャラクターである曲

【 I 】で表現されているキャラクターが複数存在する台詞の掛け合いで構成されている曲

【 歌詞の内容 】=【 地獄の魔王が 幼い子供の魂を奪っていくという物語 】

 

 

【 登場人物 】

 

 

一人目 … この曲の語り手

二人目 … 父親

三人目 … 子供

四人目 … 魔王

五人目 … 魔王の母親

六人目 … 魔王の娘たち

※人目 … 魔王と 魔王の娘たちと 魔王の母親

 

※ 冠詞と代名詞を含む表現に文脈の流れから読み取れる具体的な言葉を代入して訳す。

 

 

 

西洋文化における人称代名詞の表現は原文の内容を理解できなければ( それぞれのキャラクターの識別ができなければ )訳せません。日本で洋楽がいつまで経っても訳せない原因は原文に含まれているキャラクターの理解が不足している状態で【 直訳 】で捉えている翻訳者が多いからだと、私は考えています。