【ウクライナに勝利を】アメリカ、ウクライナに3100億円の追加軍事支援
ウクライナの軍事生産能力強化のための資金提供か。長期的には間違ってない支援。にしても、ナチスロシア兵死にすぎ問題。
【米、ウクライナに3100億円の追加軍事支援 自力の武器生産に投資
キーウを訪れていたブリンケン米国務長官は15日、ウクライナに総額20億ドル(約3100億円)の資金を提供する新たな軍事支援を発表した。ウクライナの防衛産業基盤を強化するための投資や、他国からの武器の購入にあてる「防衛事業基金」を設けるという「前例のない」(ブリンケン氏)支援の形をとる。
クレバ外相との共同記者会見で明らかにした。
事業基金は、需要にあわせた武器を米軍の在庫から速やかに戦場に届ける通常の軍事支援とは異なり、ウクライナが必要な武器を自力で生産し、将来的には他国の分も生産できる能力をもつための投資などに使われるという。】
ハルキウ州を再侵略するナチスロシア。侵攻の勢いが落ちてきているのは、ウクライナ軍が必死の防衛戦をおこなっているからであり、戦犯プーチンが、民間人の人道に配慮しているからではない。
【ロシア軍電子戦でも優勢に ウクライナ軍無人航空機大隊
動画:AP/アフロ
ハルキウ、ウクライナ、5月15日 (AP) ― ウクライナ東北部でロシアと国境を接するハルキウ州で、5月10日に始まったロシア軍による突然ともいえる春季攻勢で、新たな戦線が形成されつつあり、兵力、武器弾薬ともに圧倒的に不足するウクライナ軍に大きな圧力がかかっている。
無人となったハルキウ州の村ストリレチャは、ここ数日でロシア軍が占領した数カ村のひとつだ。同じように無人となった村では、ロシア軍歩兵部隊が徒歩で村を占領した。
ウクライナ軍の最大の懸念は、ロシアが国境沿いにさらに戦線を広げ、限られた兵力をさらに酷使し、約束された西側の軍事援助が届くまでの隙を突くのではないかということだ。
それを阻止するために、約1000キロにおよぶ戦線に沿った拠点で、これまでロシア軍の前進を食い止めるために配備されていた戦闘旅団から、貴重な予備兵力が新たな戦線に投入された。
ロシア軍の攻勢を受けて、ドネツク州バフムートに配備されていた第92独立強襲旅団の無人航空機大隊「アキレス」も5月10日、ハルキウ戦線に投入された。
AP通信は、部隊の所在地を明かさないという条件で、アキレス大隊の取材が許可された。
国境沿いのロシア軍掃討作戦の一環として、部隊は24時間態勢でハルキウの主要道路を監視し、爆弾を積んだ自爆型無人機を飛ばして、敵の軍用車両を破壊している。
ロシア軍が到着した夜、アキレス大隊は主要道路を走る多くの軽軍用車やトラックを破壊した。
翌日の夜には、ドローン部隊が射程圏内にいることにロシア軍が気づいたのか、車両の数が減ったという。
ロシア軍は、ウクライナ軍の自爆型無人機を無力化するために、電子戦を使って優勢になった。ロシア軍はウクライナ軍のジャマーを回避するために新しい周波数を配備し、ウクライナ軍のドローンの周波数を消す別の方法を見つけている。
最近、ロシア軍は亀の甲羅のようなものを装備した戦車を公開しており、そのような設備を破壊するのは難しくなっているという。
(日本語翻訳・編集 アフロ)】
苦境が続くウクライナ軍。ナチスロシアシンパの共和党議員共による半年もの妨害のツケは甚大。
【ウクライナ軍、貴重なヘリを一度に3機損失 補給中をまた狙われる
David Axe
2カ月で2回目の出来事だった。ウクライナ東部で先週、ウクライナ軍のヘリコプター数機が燃料と弾薬の補給のため前線近くに着陸したところを、上空で監視していたロシア軍のドローン(無人機)に発見された。
直後にロシア軍の長距離兵器が飛来し、駐機中だったヘリのうち3機が爆破された。使われたのは、地上から発射されるイスカンデル弾道ミサイルだった可能性がある。
ベルディチ村周辺の接触線から西へ110kmほどのパウロフラード市近郊でのこの損失は、ウクライナ軍の小規模な航空戦力にとっては深刻な被害だ。それはまた、ロシアがウクライナで拡大して2年3カ月目になる戦争のおよそ1000kmにおよぶ前線の全体で、ウクライナ側が十分な防空体制を確保できていないこともあらためて浮き彫りにした。
Mi-24攻撃ヘリコプター2機と随伴のMi-17強襲ヘリコプター1機は11日かその前日ごろ、日中の任務の途中に「前方武装・再補給点(FARP)」と呼ばれる場所に着陸した。
前線近くに設けられるFARPは、ヘリが安全に着陸し、燃料と弾薬を積んだ補給トラックが急行できるエリアだ。ヘリが迅速に、理想的には数分で満タンまで補給し、敵に狙われる前に離陸できるようにするのが目的だ。
ウクライナ軍のヘリコプターは連日、前線付近を低空飛行し、物資の運搬や負傷兵の搬送、あるいは数km先のロシア軍部隊に対する無誘導ロケット弾での攻撃などに従事している。その間、補給のためにFARP作戦も行っている。
全面戦争の開始から2年後まではFARPはそれなりに安全だった。ウクライナ側の防空兵器によって守られていたうえ、ロシア側の「キルチェーン」(目標の探知から攻撃の承認、実行、評価にいたるプロセス)も遅かったからだろう。
しかしその後、ウクライナ軍の防空弾薬は枯渇した。ロシア軍のキルチェーンは、新たな通信システムの導入などによって速くなった。英陸軍のブレア・バターズビー下級准尉は米陸軍訓練教義コマンドに寄せた論考で、ロシア軍は「新しい技術を用いてセンサーとシューター(射撃手)の連携を向上させている」と指摘している。
この春までに、ロシア軍はドローンをウクライナ側の防御線の後方により深く飛ばすようになった。そして、ロケット弾やミサイル、爆弾でウクライナ軍の後方の最も脆弱で最も貴重な装備を攻撃し始めた。たとえばレーダー、ジャマー(電波妨害装置)、地対空ミサイルシステム、ロケット弾発射機、飛行場に駐機中の軍用機、FARPに駐機中のヘリなどだ。
米陸軍のクレア・ギル准将と同僚のブリジット・デイ少佐は、すでに3年前にこうした問題を予見していた。ふたりによれば、米陸軍はヘリ数十機を補給できる「スーパーFARP」を設置するのが常習になっていた。
だが時代は変わった。「過去にうまくいったからといって、今後も繰り返せるとは限らない。スーパーFARPというコンセプトが(中略)存続できる可能性はほとんどない」とギルとデイは論じている。
もっと小規模なFARPの場合ですら、彼らの認識は正しかった。3月13日かその前日ごろ、ロシア軍のドローンは、ウクライナ東部アウジーウカ郊外の前線から55kmほど離れたノボパウリウカ村の平原で、ウクライナ軍第12独立陸軍航空旅団のMi-8もしくはMi-17強襲ヘリ3機が補給しているのを発見した。
そこにイスカンデルが猛スピードで突っ込み、ヘリ2機が破壊されたほか、搭乗員少なくとも2人が死亡した。2カ月後、パウロフラード近郊で同様のことが起きた。パウロフラードはノボパウリウカの西65kmほどに位置するので、攻撃を受けたのはおおむね同じ方面といってよい。
ウクライナ軍に4個あるヘリ運用旅団は現状、機体不足の危機が差し迫っているわけではない。2022年2月にロシアが戦争を拡大した時点で、4個旅団は全体でMi-24を約40機、Mi-8を約60機保有していた。その後の戦闘でヘリを44機失う一方、飛行不能だった古いヘリの一部を修復し、さらに支援諸国から代替機としてヘリ90機以上を供与されている。
ではウクライナ軍はヘリの損害をあまり心配しなくていいのかと言えば、そうではない。ヘリ1機を失うごとに搭乗員2人以上が死傷する可能性があり、経験豊かな搭乗員は機体よりも代替が難しいからだ。
ウクライナ側が弾薬・燃料補給の一段の迅速化やFARP上空の防空強化、より安全な夜間の作戦への移行、あるいはこれらの組み合わせといった措置を講じなければ、狙われやすいFARPでの損失は今後も続くおそれがある。
(forbes.com 原文)】
いま、最大のスピードでウクライナに武器弾薬を届けているだろう米軍だが、全てが届くにはまだ時間がかかるだろうが、ついにナチスロシア軍の亀戦車の撃破が相次いで報告されている。
【ロシア軍の「亀戦車」、次々に仕留められ始める 砲弾への弱さ露呈
David Axe
4月上旬、ウクライナ各地の戦場に、ロシア軍の見慣れない装甲車両がのこのこと姿を見せるようになった。T-62、T-72、T-80といった戦車に、屋根材や格子、網などの金属製外殻を取り付けた、俗称「亀戦車」である。
見た目は妙な格好をしているが、亀戦車は実は有効だ。いや、「有効だった」と言うべきだろう。というのもここ数日、ウクライナ側による亀戦車の破壊が相次いでいるからだ。戦争中に新しい技術や工夫が生まれても、それがずっともつわけではないことの実例でもある。
英国の兵器史家であるマシュー・モスは、数週間前にこうした展開を予想していた。「向こう数週間、亀戦車はさらに増殖することになりそうだが、ウクライナ側はそのうちこうした戦車とより効果的に戦うすべを見つけるだろう」
ロシア側にとって亀戦車の問題点は、この仕様は特定の技術的問題に対する技術的解決策だったということだ。特定の技術的問題とはもちろん、ウクライナ側が毎月、ロシア軍の部隊や車両に10万機差し向けている自爆型FPV(一人称視点)ドローンのことである。
たしかに、亀戦車の大きな甲羅はたいていの方向からFPVドローンをブロックできる。また、一部の亀戦車の甲羅にへばりついているジャマー(電波妨害装置)は、ウクライナ側のドローンの制御信号を妨害できるのかもしれない。
ウクライナ軍で最近まで最も重要な弾薬だったFPVドローンから身を守れる亀戦車は、比較的無傷でウクライナ側の陣地に近づくことができた。亀戦車は車体前方に装着したローラーで地雷を除去しながら車列を先導し、ほかの車両がウクライナ側の陣地に十分近い地点で歩兵を降ろせるようにしていた。
ウクライナ側がFPVドローンを中心とした陣地防御を強いられている限り、亀戦車はロシア軍の作戦に非常に役に立つものであり、半面、ウクライナ軍の作戦にとっては深刻な脅威だった。
とはいえ、ウクライナ各地に分散する小規模な施設で生産されている1機500ドル(約7万8000円)程度のFPVドローンは、ウクライナ軍にとって常にその場しのぎのものだった。ウクライナ軍はつい最近まで砲弾やミサイルが不足しており、FPVドローンはそれを補うための手段だったのだ。ウクライナ軍の弾薬が不足したのは、米議会下院のロシアに融和的な少数の共和党議員グループの手で、米国のウクライナ追加支援が何カ月も阻まれていたのが主な原因だ。
4月下旬になってようやく妨害が解けると、米国防総省はただちに14億ドル(約2200億円)相当の武器弾薬をウクライナに送った。米国から新たに供与された砲弾・ミサイルは、チェコの主導でウクライナ向けに調達されている大量の砲弾と相まって、ウクライナの1000kmにおよぶ戦線の力学を変えようとしている。
ロシア軍の連隊が攻撃してくると、ウクライナ軍の旅団は機体重量900gかそこらのFPVドローンに加えて、いまでは重量45kgほどの砲弾や25kg弱のミサイルを再び発射できるようになった。亀戦車が次々に破壊されているのはそのためだ。
亀戦車が背負っている薄い金属製の屋根は、500g弱の爆弾を装着した小型軽量のドローンの攻撃からは本体を守ってくれるかもしれない。だが、炸薬量が10kgを超えるような砲弾に対しては役に立たないどころか、かえって危険なものになる。砲弾が甲羅を貫通して車両に火災が生じれば、金属に覆われた亀戦車はオーブン状態になりかねない。
亀戦車の乗員にとっても問題が生じる。溶接された大きな追加装甲のせいで乗員の視界は妨げられており、車両が動けなくなった際には脱出の邪魔になるおそれもあるからだ。
亀戦車の視界の悪さや機動性の低さは、この車両がひどいダメージを受けにくい限りは必ずしも大きな問題にならなかった。しかし、重い弾薬で攻撃されるようになった現在、乗員たちはそれを許容するわけにはいかないだろう。このままでは、損傷時に中に閉じ込められる危険性が高くなるからだ。
ウクライナ軍が今後、武器弾薬の補充をさらに進めれば、突撃してくる亀戦車を仕留めるのはますます容易になりそうだ。そうなれば、ロシア側はこの仕様の放棄、あるいは少なくとも改良を余儀なくされるかもしれない。ただ、視界や機動性を改善するために外殻を小さくすれば、その分、FPVドローンが狙える箇所は増えるだろう。
「戦争ではありふれたことだが、対策とそれへの対策が進化を続けていくことになるだろう」とモスは記している。
(forbes.com 原文)】
対自爆ドローンに特化した亀戦車は、火砲に対しては、逆にいい的にしかならない(笑)。
ウクライナに勝利を。ウクライナ軍に栄光あれ。ウクライナに自由と正義と真の平和を。