太亮の独言毒言 -160ページ目

太亮の独言毒言

絵本作家、イラストレーター、デザイナー、アート・ワークショップなどで
活動している木村太亮の公式ブログ。
まあ、単なる戯言だとお聞き流し下さい。連絡先は、deeworks3623☆gmail.com

先日、お約束していた青森県立美術館から送られてきた画像を使って、
僕のワークショップの「流れ」を振り返りたいと思います。
画像はクリックすると若干鮮明な画像が見れます。

受付を終えた後、僕のオリジナルのカラーパターンを1枚
選んでもらう事になります。
ちょっと、お店みたいでしょ。

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あ~~じゃない、こ~~じゃない。
でも、ここで「何を作るか?」を考える必要はありません。
なんとなく、ピンと来たものを選んでいただければ良いのです。

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そうは言っても、悩んじゃうよね。
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ちょっと寄って見るとこんな感じです。
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そんでもって、自分の席に戻って制作してもらいます。
とは言っても、ここでも「何を作るか?」は必要ありません。

この紙に決定!(意外とシブイ!)
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まずは、「ちぎる」。ただし、ちぎる作業にもいくつかコツがあります。
それも「やりながら発見して下さい!」まあ、ある程度は教えますが
自分でやってみないと分からない事が多い。頭で分かっていても思い通りに行かない作業です。

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「ちぎる手」と「ガイドにする手」は近い方が、思い通りにちぎれます。
まあ「縫い物」をイメージしていただけると分かりやすいでしょうか?

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だんだん気づいてきます。

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そうそう、そんな感じです。

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なんか見えてきたか??

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まだみたいですが、繋ぐという技を発見したようです。

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何か、踏ん切りが付いたみたい。

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新たな段階に入りました。

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裏返して・・・・。

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目と口が出来ただけで、ずいぶんイキイキしてきました。

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実はこの辺で「何を作るか?」考え始めます。
この後、何をして行くのか?どうしたらいいのか?

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んで、再び加工、盛りつけ開始です。
いいぞいいぞ!

続く。




仕事というのは不思議なものだ。

重なる時は、これでもか!と重なる。
多分、「いい仕事してます」「今乗ってます」みたいな「やる気」が
オーラとなって出てるんじゃないだろうか?
(まっ、本人としては、それほどオーラ出してるつもりもないんですが・・・)

まあ、重なったとしても、それぞれに時間差があるから
何て事ないんだけれど・・・。

本日土曜日なのに、お仕事発注あり。
大急ぎの話かと思いきや、1年がかりの仕事だってさ。
フ~~~ン、面白そうじゃない。

という訳で、来週、絵本の打ち合わせの後に、
この仕事の打ち合わせすることになった。
(おっと、こっちも絵本関係ですね)

まっ、仕事をするのには興味津々なんだけれど、
はてさて、出版されるまでの間は、無保証なのかな?
ム~~~!
何とか考えてもらわないと、いけないかな?

青森行の前にラフ出ししていた大手出版社ムックは、
先方事情でペンディングになっちゃったしなあ。

とにかく、前向きに考えよ!
忙しいのは大歓迎だぜ。
青森県立美術館でのワークショップを終え帰宅した翌日、
大変尾籠な話であるが、「痔爆」してしまった。
普段、酒をすぎた時とは、ちょっと様相が違った。

元々、ワークショップが終わった後というのは
カメハメ波連発で打った後、元気玉も使い果たしてしまったようなもので、
まっ、ほとんど使い物にならないほど、バテちゃう。

でも、普段なら1日休めば、復活するのであるが、
今回は2日半かかった。
もう復活したけれど、いやはや参った。

その後、懸案であった絵本のラフに戻る。
作業を進める中で、色々と自分の中に置き忘れていたようなものが
ムクムクと動き始めているようだ。
2冊分のミニラフを作成する。
うまく行くと良いのだけれど・・・。
今回のアイデアは、自然保護とか地球環境とか、大上段に構えたテーマではなくて
もっと、身近な奴がキャラクターである。
ただし、動物である事には違いない。
さて、どうなることやら・・・。

スキー教室から息子が、日に焼けた息子が帰ってきた。
僕はもう20数年、滑っていないが、一時期、はまっていた。

「滑れるようになったのか?」

と、聞くと、

「楽勝!」

と答えが返ってきた。

まあね、サッカー少年だから足の力もあるし、
多少強引でも怖さが先に立たなければ、あっという間に滑れるようになるだろう。
しかも、今の板は昔に比べれば、回転もしやすいし、安定してるし、
サッカーのトレーニングとしても、スキーは良いと思う。
今は、すべてのウェア&道具を貸してくれるらしいね。
いいじゃん。ソレ!

今朝から税金の計算を始めた。
早めに申告すると、異常な早さで還付される。
だから毎年、2月15日前には申告しちゃうのだ。

出来れば、今日中にまとめちゃって、税理士さんに見てもらって
来週には申告済ませてしまいたい。

しかし、まだ途中だが、昨年は「悲惨」の一言につきるなあ。
コマッタものだ。今年はガンバロウ!
(と、力のない意気込み・・・。)
試合っていうのは、相手がある事だからね。

「快勝!」の一言では終わらないと思うのだけれど、

まあ、それでも昨日の試合は、「良い勘違い」をするためには
良い試合じゃなかったのかな。

フィンランドの主力選手級はリトマネンだけで
後は、皆、準主力級ではあったし、確かに体はでかいが
それほど、その体のでかさ、足の長さを
自分たちの利点として活用出来ている選手は少なかった。

それでも、同じピッチで闘っていたら、それなりに
ジャパンの選手たちにもプレッシャーはあったと思うんだよね。
長友とフィンランドの選手比べると「大人と子ども」だもんね。

その中で、相手が大した事なかったにせよ、あれだけ守れて、攻められた。

実際には、オーストラリアの選手とは、体の大きさくらいしか共通点はないにせよ、
「なんとかなんじゃないの?」
というように、勘違いしちゃった方が、前向きな気がするんだよね。

いつもの言い方と逆行するようだけれど、

ジャパンはそれほど強くないのが事実であるとして、
それでもベストパフォーマンスができれば、現時点では、
ジャパンはオーストラリアより強い。と思っています。
(まっ、それも前向きな勘違い。かも知れませんが・・・。)

1週間後、どんな結果が出るのか分かりませんが、
「思い込みの強さ」が時として「戦力」になると僕は思います。
本日、美術館の方からワークショップ中の画像を送ってもらいました。
ちょいと仕事の方もわやなので、明日とかは約束出来ませんが、
近日中に「様子」もアップします。

乞うご期待!
そんなこんなで、展示も終え、ようやく控え室に戻って昼食を食べました。
その後、アシスタント小林は知人の結婚パーティのため、
大急ぎで青森空港へ。

僕の方は、美術館を覗かせていただく事になりました。
ただし、美術館の中は、一カ所を除いて、撮影禁止なので
写真は、そこしかありません。

美術館では、見たかった棟方志功の作品や寺山修司の懐かしいモノやら
ちょうど企画展でやっていた、大正・昭和初期の時代に洋行された方の
抜群に巧いスケッチやら、写真やら、とにかく他にも盛りだくさんの
アートに触れさせていただきました。

まあ、一言で言うと、とっても贅沢で完成度の高い美術館でありました。
若干、閲覧順番とかに問題はない訳ではありませんが・・・。
正直、青森県民、幸せだなあ!と思いました。

あの建物、あの運営、金かかってるぞう。
でもね、決して無駄使いじゃないと思いますよ。
その答えが出るには、正味時間はかかると思いますが、
青森県民の未来にとって、大事な施設だと思います。

まあ、喫煙施設が、はじっこのはじっこというのにも若干の疑問は残るのですが・・・。

ともあれ、一カ所だけ撮影可能な場所で撮ったのがこちら!
(京極さん、会ってきましたよ。笑)
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奈良美智さんの作品の「あおもり犬」です。頭の所には雪が積もっていて
ユダヤ教徒の帽子の様でした。なかなか面白い!

現代美術って、皆に理解しにくいですよね。

え~~、僕もそう思います。何が良いのか?スゴイのか?

でも、「分からない」から「つまらない」というのは短絡的だと思うのです。
色んな価値観を持って、接してみると、また新しい自分の発見が出来るかもしれません。
参加者は,親子含めて総勢60名ほどに収まったが、
やっぱり、いつものドロップインスタイルではないので、
いつまで経っても、キリが付かず、
しかも今回は「お持ち帰り用」作品も作るという事であったので
(通常のワークショップでは、展示用のみ作成で、お持ち帰りは、なしなのね)
結局、9:30頃に始まり、14:00頃まで、とにかくほとんど休みなく
ブっ続けで、対応したのである。

ウ~~~ム、この辺も反省材料だなあ。
基本的には、お持ち帰りよりも展示の方に集中したいなあ。

展示用作品を作り終えてしまった子が行列に並んでいて、
まだ一度もアドバイス出来ていない子が並べず、
アドバイス出来なかった子もいたらしい。
まずは、「展示用」の方で、全員に均等にアドバイス出来れば
良かったのじゃないかと思うんだよねえ。

本来なら、14:00に制作を終了してから、自分の作品、あるいは人の作品に関して
「良い所を見つけて褒める」という形の講評会をしたかったのだけれど
子どもたちの集中力も、だいぶ落ちてきているし、
一応、総括という事で、僕がまとめさせていただきました。

そのマトメの中身に関しては、ワークショップに来てくれた方々にのみ
お伝えする事なので、多くは語りません。

ともかく作品を見ていただきましょう。
今回の作品は1.8m×1.8mのボードに製作です。
こちら。クリックすると拡大されます。
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少し寄りその1
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少し寄りその2
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どうです?なかなかいいでしょ。
同じ色、同じ紙の大きさからちぎっていても、同じ作品はひとつもありません。
なぜなら同じものは作れないからです。どの作品にもエネルギーがあり、
その集合体には、また新しいエネルギーが宿ります。

ひとつひとつは「上手」じゃないかもしれません。
でも、「とても良い」「とても素敵だ」と思うのです。

この作品は、青森県立美術館のキッズルームという部屋に飾られる事になりました。
絵本やおもちゃが置いてあり、絨毯も敷いてあって、リラックスできる小さなお部屋です。
そこに飾った状態がこちら。
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なかなか、良いと思います。

出来る事なら、何度かお伺いして、リピーターの方々と、
もっともっと分かりあえると良いのになあ。と思います。
機会があれば、またお伺いしたいと思っています。
前日考えていた事もあり、開始時に説明をしようと考えていたのであるが、
参加者が一斉にやってくる訳でもなく、何となく始まってしまった。

若干不備を感じたので、10:00に説明させていただいたが、
何となく、説明不足な感じ。ウ~~~ム。
まっ、仕方がないや。

僕のワークショップの一番の特徴は、「仕上がり予想図」を
頭の中に置かない。ということである。
「仕上がり予想図」あるいは「下描き」または「設計図」
そういうものが事前にあると、どうしてもそこに固執しがちである。

まずちぎってみる。

その「ちぎる」行為も思ったようには行かない。
一番基本的な「道具」である「手」が思い通りに行かない。
そんな経験は、意外と今、新しいと思うのだがいかがであろうか?
パソコンのボタンひとつで、ベタ塗りも出来れば、
垂直平行の正しい線だって、あっという間に引ける。
僕たちは、もしかすると「便利」に慣れすぎてしまっているのではないだろうか?

でもね、パソコン使うのも他のカッターやはさみやセメダイン使うのも
大元は「手という道具」なのである。

手でちぎるという行為は、いい加減すると、本当にうまく行かない。
そこの作業も、一所懸命にやる事が必要なのだ。
この一所懸命な作業は、ちぎっている紙にエネルギーを込める作業でもある。

紙には意志はないかも知れないけれど、きっと何かになりたがっているのだと思うのだ。
込めたエネルギーが、どんなものか?ちぎった紙とコミュニケーションする。
「君は鳥になりたいの?」それとも「泳ぎたいの?」

参加者にはそこが巧く伝わらなかった。のではないかと思う。
というか、一番理解するのが難しい所かも知れない。

ちぎった後から「何を作るか決定する」と言っても
ただ、アウトラインが、何かの形に見えただけでは、まだ時期尚早なのである。

良い例えになるか、否か分からないけれど、
「ちぎる」は収穫である。
収穫したものに下ごしらえを加えて、形を整えて行く事が「料理」である。
最後に僕が手を加えるのは、いわば「盛りつけ」である。

おいしい魚は、シンプルに「塩焼き」か「刺身」が旨いに決まっている。
でも、他にも色々な食べ方があるでしょう。
その素材が、どんな風に「料理をしてもらいたいのか」を模索する事が
実は大事なのだ。

僕の所へ持ってきて、当初「作りたかったモノ」と違うものに変えられてしまった。
と思われている参加者もおられるのではなかろうか?

今回が初めてという事も大きく原因しているし、時間の制限もあったので
説明不足の感は否めないのであるが、要するに「塩焼き」や「刺身」ばっかりじゃ
飽きちゃうでしょ。そこにサプライズがあっても良いじゃない。

これらの問題は、複数回、開催している板橋では、少なくなってきている事なのだ。
だから多分、青森でも繰り返し経験してもらえれば解決出来る話なんじゃないかと思う。

さらに続く。
1日目のミニワークショップを終えた後、
市内の居酒屋にアシスタントの小林とH女史と3人で行った。
あえて、店名は伏せるが、なかなか予約が取れないお店だそうな。

なるほど、北の幸は旨い。
お刺身も、東京のソレとはまたひと味違う。
タコも大きいし、前沢牛はあるし、ニシンもあるし・・・。
白子も格段に旨いし、ムムムである。

元々、大食漢でもなければ大酒飲みでもないが、
旨いモノと旨い酒があると、人間は幸せなんだねえ。

さて、ただのんべんだらりと呑んでいた訳ではなく、
翌日のワークショップ進行の打ち合わせ等もする。

普段、僕のワークショップは「ドロップイン形式」というのが主流である。
つまり、通りすがりに「参加して」「制作して」「預かって」
後で「一枚の絵に仕上げる」ので見に来てね。でオシマイ!というパターンである。

しかし、今回の場合、60名以上の方々が、ずっとそこにいるわけで、
出来れば、個々の参加者の方々と密接にお話し出来ればいいのだけれど・・・。
と考えていたのであるが、何せ、青森でのワークショップは、初めてであり、
サポーター&スタッフの方々にしても、小1時間のレクチャーでは
がんばってくれたにしても完璧を望む方が無理というもので、
その辺を鑑みた上で、出来る限りたくさんの子どもたちを中心に
木村が対応しよう。という方針に決めたのであった。

アシスタントの小林郁ちゃんは、僕と同等もしくは
それ以上のファシリテートが出来ると僕は思っているが、
彼女の良い所は「ジックリ」という一面があり、
そうなると、イベントそのものに与えられた時間と齟齬が生じることもある。
良い面が、必ずしもいつも正解ではなかったりするのだ。

そんなこんなで打ち合わせ?を終え、ホテルへ。
今回宿泊したホテルにはLANケーブルが設置してあって、
ネットに繋げる。んなわけで、PBを持参したのであるが、
「アレ?繋がんないよ」
仕方がないので、僕のマックの師、ヨっちゃんに携帯でサポートを頼む。
結局、自分のプロトコルのままであったので、そこの指定を「自動」に切り替えたら
何の問題もなく接続出来た。ちょっとだけ、ブログを更新して就寝。

翌朝、5:00に目覚めてしまう。ワークショップの時にはありがちなことである。
寝ている間も、妙にシュミレーションしてしまうから、眠りも浅いし、
昂っているのだと思うのだ。しょうがないので朝風呂入って、
再び、布団に潜り込み、「鬼平」読みながらウトウトする。
7:30にレストランに行き、朝食。お味噌汁はトロロ昆布であった。
小林曰く、前日はホタテだったそうな。「ホタテのお味噌汁」ヘェ~~~。

8:30、H女史のお迎えで、美術館に向かう。
さて、本番当日なのである。

続く。

そういう訳で(どういう訳だ?)順番がワヤになってしまいますが、
青森県立美術館ワークショップ報告です。

青森に来る前は、1月末の青森という所は、
多分、大雪が降っていて、人々は二階からでないと
出入りができないんじゃないかとさえ思っていたのですが・・・。

あにはからんや、暖かいじゃん(まっ、それほどでもないか?)

でもまあ、そこかしこに大雪の後があり、
道路はそこはかとなく凍結しているし、
車は皆、スタッドレスを装着しており、
晴れ間ものぞくものの、雲はたれ込めていて
ナルホド、これが北国か?北海道の雰囲気とも若干異なる
あえて言えば「演歌なかんじ?」

そんな風に感じた木村でありました。

お迎えのH女史の旧型ステーションワゴンに揺られて10分程で
噂の青森県立美術館に到着です。

雪の中の白亜の建物「青森県立美術館」
クリックすると若干鮮明(以下同様)

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話は前後してしまいますが、青森県立美術館の中は迷路の様です。
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足元は土間のような作りです。
エレベーターは乗るためのドアと降りるためのドアが別だったりします。

ワークショップを開催するワークショップルームの前には大きな土間があります。
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その一角には、子どもたちが遊べるように絨毯が引かれたスペースがあったりします。
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ワークショップの準備を終えたワークショップルームです。
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本番前日にサポートしてくれるスタッフの方々相手にミニワークショップをしました。
しかしながら、皆さんには、とにかく初めての経験なのです。
そう簡単には、理解してもらえないよねえ。
いや、実はとても簡単な事なんだけれどさ、
でも皆さんまじめに取り組んでくれました。ありがとうございました。

すぐ分からなくても良いんです。僕のワークショップは
西洋医学ではなく、どちらかと言えば漢方薬みたいなものです。
即効性はあまりありませんが、ジワジワと後から効いてきます。

今日はここまで。
続く。