なにも思いつかないので
6人は何とか立ち上がった。
しかしレッドとエメラルドグリーン以外は必殺技を使っているので体力も限界に近づいてた。
「フハハハ、さしものワンファイバーもここまでの様だな。」
怠惰はゆっくりと6人を見回す。
「徳永さん!!目を覚ましてください!!」
ロイヤルブルーが叫ぶ。
「そんなヤツなぞもうおらぬわっ!!こやつも初めは我の力を受け入れ我らの大願を実行していたが、やはり人間としての生活が長ったからか良心の呵責に苛まれてなぁ。しばらく何も無かったのはその為よ。先程まで我に抵抗していたから本気で攻撃なぞしておらなんだわ。だが、街で奪った生気とウヌらが我の怒りに触れてくれたお陰で今は完全に意識を乗っ取っる事が出来た。礼をいうぞ。」
怠惰は言った。
「やっぱり徳永さんは優しい先輩のままだったんですね!?」
エメラルドグリーンが嬉しそうに言った。
「戯言などもうよい。そろそろウヌらを屠ってくれるわ。まずは先の4人を相手にしてやる。そこな2人はこやつらの相手でもしておれ!」
そう言うとレッドとエメラルドグリーンの周りを無数の咎人が取り囲んだ。
「ではゆこうか。一息には殺さずいたぶりながら殺してくれる!!」
怠惰は翼を広げ羽ばたいた。
そして高く飛び上がりホットピンク目掛け急降下を始めた。
「これが本物の飛び蹴りよ!!」
ホットピンクは避けようとしたが降下してくる速度が早い。躱しきれず当たった衝撃と風圧で弾き飛ばされた。
怠惰は次にロイヤルブルーへと素早く向かう。
胸の前で交差している腕がまるで長く伸びた爪を誇示している様に見えた。ロイヤルブルーの前にくるとと交差していた腕を広げロイヤルブルーを切り裂いた。
ロイヤルブルーはいつものキレがなく躱しきれずダメージをおう。
「よくこま切れにならなんだな。褒めてやろう。」
怠惰はそこで一旦立ち止まり印を結び呪を唱えた。するとラベンダーの前にヘルベアーが3体現れ同時にラベンダーに襲いかかった。
「猫など…戯れが過ぎるわ!!」
最後にハニーに向かって大きく咆哮した。はうリング弾の砲弾より大きな空気の塊がハニーに向かう。
ハニーは動けず直撃してしまった。空気の塊は嘲笑うかの様にハニーを吹っ飛ばした。
「自らの必殺技でやられるのはさぞ屈辱であろう。」
4人を圧倒した怠惰は大きく笑った。
「殺さぬ様に手は抜いてやったのだ。ワンファイバーども、早う立ち上がれ。そしてまた屈辱を受けるがよい!」
4人は何とか立ち上がった。
…しかし限界だった。
妖しく笑い狙いを定める怠惰。今にも襲いかかろうとしてたその時
「あんたの相手はウチがしてあげる!」
レッドは咎人の包囲をくぐり抜け怠惰に向かって叫んだ。遠くではエメラルドグリーンがレッドの近くに行かせまいと一人で咎人を食い止めていた。
「皆、今はウチと優樹ちゃんに任せて離れて!!」
「まさ頑張る!」
「2人とも…」
ホットピンクは一緒に戦うと言いたかった。他の3人も同じ気持ちでいた。しかしレッドもエメラルドグリーンもこうと決めたら動かないと知っているので躊躇っていると
「ウチ達なら大丈夫!!」
「早くあっちいって!」
レッドとエメラルドグリーンが言った。
「わかった…でも絶対に無理はしないでね!」
ホットピンクが返事をし4人は一旦戦線を離脱した。
「そんなに死に急ぐ事もあるまいて。まぁ良かろう。まずはウヌから始末してやる。」
怠惰はレッドと向き合った。
レッドは攻撃しようとしたがなかなか隙が見つからない。それでも何とかしようと攻撃を仕掛けた。
あらゆる方向、角度からパンチやキックを放ったがどれも防がれる。そして怠惰は確実に攻撃を返してきた。しかし一撃は重そうだがスピードではいくらか分がある様でレッドは全て攻撃を避けた。
―これなら、きっと…
レッドはある作戦を思いついた。そしてそれを実行する為に怠惰の周りをヒットアンドアウェイで動き回る。
そして遂に怠惰に隙が生まれた。
―今だっ!!
レッドは怠惰の懐に潜り込み声を上げた。
「しゅわし…」
「かかったなぁっ!!」
怠惰は素早く腕を振り抜きレッドを殴り飛ばす。レッドは咄嗟に身体を捻り衝撃を減らしたがそれでもやはり吹っ飛ばたされた。
「こうも簡単に騙されるとは他愛もない。それにしてもあそこから拳を避けるとはなかなかやるではないか。」
怠惰は少しだけ驚いた。
―全部怠惰の作戦だったの!?
レッドは痛みと悔しさに耐えながら立ち上がり再び怠惰へ向かおうとした。するとそこへ
「やっさーん!」
エメラルドグリーンが咎人達を倒し駆け寄ってきた。
「やっさん、一緒に頑張りましょう!!」
「優樹ちゃん…」
「しゅわぽくですよ(笑)」
「そうだね。…行こう!!」
レッドとエメラルドグリーンは怠惰へと向かって走り出した。
戦闘シーンも
これから一気に加速していきます
残りもあと5章かぁ…