車内でのトラブルでご相談が多い【嘔吐】
今日は真面目に?書いてみたいとおもいます目

今回は車内で嘔吐された方が、徹底的にクリーニングして、汚れのひどいところは交換した時の事例です。

今まで、コーティング屋さんのダカーポでは、嘔吐クリーニングについてご紹介してくることは少なかったのですが、書いてなくても口コミなどからご相談頂くことも多いため、少しずつですがご紹介していこうと思います。


まず被害に遭われた方は、その処理するだけでも大変なのに、以下のトラブルに陥っていかれる方が多いです。

1.CMで「◯◯◯で洗おう」などのキャッチコピーの影響を受け、調べる前に簡易消臭剤を使ってしまい、臭いを包んでしまう。
けれど、包みきれず臭いが残り、取れにくくなり、クリーニング工程が大変になる。

2.カー用品店や車屋さんに相談するが、専門知識が無いため、根本的な解決できないが消臭剤やクリーニングをしてもらい無駄な出費をしてしまう。

3.専門店の施工を考え始め、探すが、安さに惹かれて施工を頼むと、それでも臭いが残ってしまう。値段が高くても慣れていないと同じようになるケースもあります。

4.YouTubeやネットで出ているDIYのやり方を実践してみて、さらに2次被害を発生させてしまう。
例えば重曹がいいと聞いてやってみたが白くなってしまって取れなくなるなど。

嘔吐してしまったら、まずはダカーポに電話してみてください。施工を頼む、頼まないはそれからでかまいません。

ウェブで書けないことが多すぎますので。


さて、今回のお客様は、ディーラーの営業マン様。会社の飲み会で酔いつぶれた同僚の方を送っていたところ後部座席で吐かれたとのこと。

自社でも嘔吐クリーニングのシステムはあるが、仕上がりを見ていても出す気になれないとご来店くださいました。


拝見すると後部座席に広範囲にわたってしまっていて、特にシートはかなり臭いがひどくなってました。



このお車は、家族で乗られてるそうで、後ろには奥様とまだ幼いお子様が乗られているそうで、奥様はクリーニングできれいになったとしても、この座席に子供さんを乗せたくないと悩まれているそうでした。



確かに、家族旅行などでお子様が寝たりするときにお顔をつけることもあるシート。

絶対気になってしまいますよね。


シートベルトもこんなに染み込んでます。



ドアも…


とりあえず、外して見ました。
中にも垂れてしまってました。

嘔吐クリーニングは何度も臭いが取れるまで繰り返さないといけません。
少しの残骸でも臭いを残します。

悪臭の中、破片を残さぬよう、探しながらクリーニングをしていきます。

そのため、高額になってしまいます。
今回は総額20万近くなってしまいました。

そこで、使える保険がないか確認してみてもらうことにしました。


すると、嘔吐された方の加入していた賠償責任保険で対応できることになりました。

これで、シートも、ベルトも新品に交換でき、気持ちよく嘔吐の痕跡を消すことができました。




ダカーポでは、このようにどんな純正部品も手配可能です。


洗ってスッキリきれいになるとこは、徹底的に洗って


交換のOKが出たとこは交換して、クリーニングを進めていきます。


スチームは、使い方も大切です。ただ蒸気を当てるだけの施工では、スチームの意味がありません。

どんな洗剤をどんな風に使い、スチームを当てるか。そして、当てた後の処理の仕方。
リスクはどんなことがあるのか、そうしたことの知識の積み重ねも施工クオリティだと思います。



そして、きれいになったところで、オゾンによる燻蒸を行い、嘔吐の臭いを徹底的に消し去っていきます。


ドアの内側も、スッキリしました!
これでドアからのにおいの浮き上がりも大丈夫です。


写真奥は交換して廃棄の部品。
新品でスッキリしました。

これで、奥様とお子様を乗せても大丈夫になりましたね。

まだまだ嘔吐クリーニングで保険が使えるということを知らない方が多いのが現状です。
また保険屋さんも、嘔吐クリーニングがどれだけ大変なのか、ご存知ないのが現状です。
今回も5万円くらいでしょ?と言われました。

ですが、しっかりとした嘔吐クリーニングを行うには自分で何とかしようとせず、とにかく相談していただくことが大切です。

こんなことで電話するの気が引けるのですが、、と皆様気にされてますが、ダカーポには頻繁に嘔吐のお悩みが届いてきます。

ぜひ、「嘔吐クリーニングで困ってまーす」とお気軽にご相談くださいね。