季節は9月…夏休みも終わりの今頃になって、

今年初めてのブログ…ガーン

更新できていませんでした。


少しずつですが書き留めて行きたいと思います。


今回は、少し前に施工した究極の車内クリーニングのご紹介です。


N-BOXでお気に入りの卵を300個買いに行って、

みんなに配り回っている最中に、

とある国の大使館ナンバーの車が飛び出してきたそうで、急ブレーキを踏んで、なんとか事故は回避できたそうです。


…しかし、


積んでた卵が車内に散乱して、とんでもない大惨事になってしまいましたえーん

お電話をいただいた時は正直言ってイメージできませんでした。

卵が300個割れるなんて想像できませんよね。


それでは、見ていきましょう。

モノはどかして可能な限り掃除はしたものの、卵がどうやってもとれないし匂ってきたので、ネットで検索して、ダカーポへとご相談くださいました。


それにしてもやばい惨劇ですね…ショボーン

買いに行った卵は割れてしまうし、残された残骸と悪臭。

外装の事故は回避できたけれど、内装は大事故です…。すぐにご来店されたので、まだこの時の匂いはマシでしたが、臭くなっていく気配はマンマンでした。


そこで、お見積りとなるのですが、この惨状を見て、数十万円と、かなり高額になってしまうと思い、車両保険を使った方がいいことをご提案しました。


土日だったこともあり保険屋さんに連絡すると、すぐの取り掛かりは不可で、月曜日以降に調査員さんに立ち会ってもらってからにしてくださいとのことで、この日は帰ってもらうこととなりました。


すぐにでも外さないと、その間車内は悪化の一途をたどりどんどん関係のないところまでにおいがこびりついていきますショボーン


なので、すぐにでも取り掛からないと施工費用がかなりかさんでしまいますよ〜とお伝えするも、

かまいませーんとのことなので、それなら大丈夫ですよとなり、3日後の月曜日に立会調査となりました。


炎天下の中3日置かれた、卵が散乱した車内は、誰も運転さえできないほどの吐き気を催す悪臭レベルでした…。


立会人…アジャスターさん…さんがらこられて、車の状況を見ていくのですが、今回はこの保険屋さんとの協定はすんなりいきました。

なんせ乗り込んでもらって劣悪な状況を身をもって体験してもらえたので、これをクリーニングでなんとかしてもらえるんです??って感じでした。

人は体験しないとわからないものですからね…


それでは施工です!


まず車内からシートを取り出してフロアマットもはがし、全て取り外していきます。

普段慣れてるみんなも、嗚咽しながらの作業です。

フロアをめくってみると、しっかりフロントの下まで卵が流れてきて、鉄板に貼り付けられた、制振盤と言われる振動をおさえる素材にまでにおいが染み付いていました。

これはやばい!!




制振盤を剥がすには熱するか冷やすかのどちらか。

ひたすら熱して、数時間かけて剥がして、鉄板の匂いをとるために何度も何度も洗って、クリーニングも一通り終わってきました。

この間何度も繰り返したり苦戦はしてました。

そのため、施工期間は1ヶ月!!


あの数日放置の代償は本当に大きかったですね。

シートもくまなくスチームで洗浄して、乾燥させ、消臭して、またやり直して…の繰り返しで少しずつ匂いが取れてきました。


こちらは剥がしてしまった制振板。

その場所ごとにカットされてくるのではなく、フリーハンドでカットして貼ってねーのタイプ!!

色で貼ったところがわかるので、そこに合わせてカットして貼り付けていきます。



その後発泡スチロールの隙間を埋めるものを元に戻し、新品のフロアカーペットを敷き、

椅子を戻して、ベルトや細かなパーツを戻して、ようやく組み上がりました。

そして、最後の消臭施工の二酸化炭素燻蒸システムresetをやって無事卵の悪臭は消え去りました!


保険屋さんに認めてもらえたのでフロアマットも新調されました!



座面も無事にきれいになり、匂いもなくスッキリです!




美しく元通りになりました。

フロアマットも2〜3万円はしますし、

フロアカーペットも3〜4万近くします!

そしてクリーニング代もここまでの内容になると数十万円となるケースもあります。

こういう万が一の時のために保険に入っておくと安心ですね。


今回は車両保険を使ってのクリーニングとなりましたが、車内のトラブルには他にも個人賠償責任保険などが使えることが多いです。

万が一に備えておくと安心ですね。


手に負えないような車内のトラブルに見舞われたら是非ダカーポにお任せください。