数年ひきずった苦い記憶
の続きです~
第17話
必殺!先延ばし作戦
気付いたら
2週間経っていて
私は焦りました。
言われたとおり
ブログは何とか少し
更新していたものの、
原稿は真っ白。
なのに明日は
原稿チェックの日。
角川S木さんに
会う予定になってるのに
ただの1文字も
書けていませんでした。
やばい…
どうしよう…
本の打合せはいつも
私の昼休みに合わせて
角川のS木さんが
わざわざ会社近くまで
来てくれていました。
申し訳なさすぎる…
さすがの
腹黒ベティコも
心が痛んで
前日にメールしました。
「大変申し訳ありません。全く原稿が進んでいなくて、明日会いに来ていただいてもアドバイスしていただく材料がありません。延期していただくことはできますか。」
必殺!先延ばし!
ベティコの得意技を
炸裂させてみたのです。
なのに!
「延期の必要はありません。明日は予定通り伺いますのでよろしくお願いいたします。」
作戦効かず!
こ、これは
めっちゃくっちゃ
怒られるのでは!!!
そりゃそうだよ!
2週間もあったのに
1文字も進んでないなんて
私は一体
何をしてたのか!
(漫画読んでたんだよ…)
戻れるのなら
2週間前に戻りたい。
そして自分を殴りたい。
どうして私は
言われたことを
ちゃんとできないんだ…
なんでいつも
先延ばし族なんだ…
後悔と懺悔が
頭の中をかけめぐり
眠れませんでした。
次の朝、
永遠に来ないでくれ~
と思っても
やっぱり朝は来るわけで。
ヘタレなベティコは
暗~い気持ちで
出勤しました。
昼休み、
永遠に来ないでくれ~
無理な祈りを
神に捧げ続けましたが
あっという間に
昼12時になり
震えながら
待ち合わせのカフェに
行ってみると
S木さんは
もう来ていました。
うわあああ
怒られる~
おそるおそる座り
とりあえず謝ろうと思い、
顔を上げると…
驚いたことに
S木さんは笑顔でした。
ベティコさん、前回私からお伝えしたことは全て忘れてください。
へっ!?
全て忘れる?
どういうこと?
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