軽い気持ちで確認を初め、忘備録を兼ねてブログに書き始めたんだけど思いのほか長くなってしまった^_^;
でも、それも今回で最終回となる予定です(^o^)
過去のブログは下のリンクからどうぞ
第1回 キャンピングカーのサブバッテリーは満充電になってるの? パルス充電って効果あるの?
第2回 キャンピングカーのサブバッテリーは走行充電で満充電になっているのか?
第3回 キャンピングカーのサブバッテリーはソーラーからの充電なら満充電に出来る?
第4回 キャンピングカーのサブバッテリーは外部充電で満充電出来るか?
第5回 キャンピングカーのサブバッテリーは外部充電をつなぎっぱなしで大丈夫?破裂寸前になってしまう理由。
第6回 キャンピングカーのサブバッテリーを満充電にする方法を考える。
第7回 キャンピングカーのサブバッテリーを満充電にしたい すぐれもの充電器の設定変更
前回、外部AC充電器(すぐれもの充電器)の設定を27.8V(12V相当では13.9V)⇒28.8V(12V相当では14.4V)へ変更して充電を開始してみたところまで書きました。
充電開始前の状態で、外部充電器(充電電圧27.8Vの設定)やソーラー充電で満充電となっていた状態からの充電です。
ほぼほぼ満充電からの充電なので、バルク充電電圧28.8V(12V相当では14.4V)で充電しても、電流は3~4A程度と大して流れていない。
3~4時間後の確認では2~3A
すぐれもの充電器CH-2415GTPでは充電電流が1.5Aを下回るとバルク充電からフロート充電に移行する。
まだ、しばらくかかりそうである。
12時間後くらいでも充電電流は2A
まだ、フロートモードへ移行していなかった。
いままでだと、お出かけした後に帰宅した時点(走行充電などで満充電状態)から外部充電器を接続(充電電圧27.8V)しても翌日(12~24h)にはフロートモードに移行していたが、設定変更後(充電電圧28.8V)の充電12時間ではフロートに移行していなかった。
電圧を上げたことにより、満充電させるのだから、充電時間が長くなるのは当然なのだが、なんか不安なので一時充電を停止。
とりあえず会社に行くことにして、帰宅後再び充電することにした。
帰宅後のサブバッテリー電圧は25.9Vとなっていた。
外部充電を開始すると、一瞬3~4Aで充電したが、すぐに下がり2A程度となった。
4時間後変わらず、翌朝(12時間後くらい)にもフロート充電には切り替わっていなかった。
サブバッテリーを確認してみると、ほんのり温かくなっていた。
たぶん30℃を超えてるくらいと異常な熱ではなかったが、バッテリーの温度にバラつきがあるようだ・・・
我が家のキャンピングカーのサブバッテリーは↓の写真の様に搭載されていて
右の2個、左の2個がそれぞれ直列に接続されて、その二組が並列に接続されているのだが、右側の2つがほんのり温かく(30℃くらい?)、左の2個はあきらかにそれよりも温度が低かった。
2年半の使用でバラつきが出ているのだろうか?
このままでは、片系が破裂する事象につながる懸念があるので、ここまでで充電を終了し、一旦実験を終了した。
すぐれもの充電器にはオプションで温度センサーがあり、ウチのキャンピングカーにも接続されている。
しかし、温度の低かった一番左のバッテリーに取り付けられているので、これを一番右の温かくなっていたバッテリーに付けるように変更した。
またここで以前ブログで紹介したサーモグラフィーカメラが欲しくなり手配した。
サーモグラフィーカメラで見る愛犬レオくんの画像
その後、日帰りでキャンピングカーを使用し、サーモグラフィーカメラが納品されたので実験を再開。
実験を再開
充電開始直後はやはり4~5Aとなるが、それはごく短時間で、すぐに2~3A程度の充電電流となった。
途中何回か確認しながら充電を進めたが、24時間後くらいの時点でも充電電流は2A弱とフロートに移行する充電電流値まで下がっておらず、フロート充電へは移行していなかった。
サブバッテリーの発熱に関しては手でさわる限りは4つともほぼ同じくらいになっている。
サーモグラフィーカメラで見ても大体均等に発熱していて32~34℃くらいのようだ。
若干、間2つのバッテリーの温度が高いようだが、触った感じでは差はあまりわからなかった。
今回は4つともほぼ同じくらいとなっている。
なぜだろう?
すぐれもの充電器では温度センサーの温度により、充電電圧を補正する機能があるのだが、これが働いた結果均等に充電されたのだろうか?
サブバッテリー毎のバラつきは許容範囲であれば良いなと思うがどうなんだろう?
フロートに移行しない事に関しては、27.8Vから28.8Vに充電電圧を上げたので、単純に充電時間が長くなり、より満充電になるように正常に充電しているのだと思う。
過充電の可能性に関してはうちの外部充電器は24V380Ahのサブバッテリーに対して24V12.5Aの定格出力電流とかなり控えめなので、長時間充電しても大丈夫なのかな?とも思う。
充電電流も2Aとかだしね。
しかし、容量の大きいバッテリーの場合だと、充電電流が下がらずに過充電する可能性があるとどこかで目にしたことがあるので、過信は禁物だと思う。
とりあえず、バルク電圧を28.8Vに上げて充電しても、充電時間を制限すれば問題はなさそうなので、今後はこの様に運用しようと考えている。
充電時間に関しては、前の設定では走行充電での満充電状態では翌日(12~24h)でフロートとなっていたので、とりあえず24時間程度を目安にしようと思う。
<最終的な結果>
8回に分けて書いてきたサブバッテリーの充電に関するブログで最終的にわかったこと、決めたことをまとめる。
・車載されている各充電器では完全に満充電までは充電されていないことが分かった。
・車載されている充電器の設定変更により充電量を上げると、過充電やその他の不具合が生じる可能性がある。
・外部AC充電器の充電電圧を変更することにより、充電量は上げられるが、過充電の恐れを完全に払拭することは出来なさそうなので、充電時間を制限して運用することにする。
充電時間はいままでの実績から、走行充電による満充電状態からの充電で24時間程度にしておこうと思う。
帰宅時にサブバッテリーが減っている場合には減っている量に応じて、充電時間を長くしようと思うが、具体的に何時間にすれば良いかはわからない。
上記の様にバルク充電をした後に、メインSWを入れて(パワーソース・スイッチを使う)フロート充電とすることにより満充電を維持すればサブバッテリーの寿命伸びるかな~
結局のところ
・安全に満充電状態にするためには、端子を外して、単体で充電するのが良さそうである。
と、いろいろ確認したり試してきたが、手間をかけずにより満充電状態にしようという試みは振り出しに戻ってしまったようです(T_T)
しかし、いろいろわかったこともあるし、少しだがより満充電に近い状態まで充電できるようになったので良しとしたいと思う。
今後、新たな事実や不具合などが出てきたらまた続きを書きたいと思います。
終わり。