【南斗六聖拳】シンのかっこよさをもっと拡散したい | 北斗の拳好きすぎるブログ

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たまに他のアニメも語っちゃいます。



「北斗の拳の中で誰がかっこいい?」という話も最近しなくなってたが、今日久々に朝っぱらからそういう話になり、やはりレイ、シュウ、サウザー、ジュウザの名前が挙がる。

そこで、南斗六聖拳のうち3人も名前を挙げておいてシン様が出てこないことに納得がいかなかった私は、「シンは?」と聞くと「好きだけどあまりかっこよさがわからない」と。


なんと。


南斗。



なんてこった。



これは「ふーん」では済まされない。


というわけで、シン様のカッコ良さを拡散するためにシンのかっこよさについて語らせていただきます。


南斗孤鷲拳・シン




まず一つ言っておきたいことがあって、シン様はアニメ北斗を含めてシン様である。原作のシンだけでシンを語ろうなんて、錦戸亮のいない関ジャニ∞みたいなもんだ。
(なんかギャルみたいな文字になった。)

なので、シンのかっこよさがわからない人でアニメを見ていない方はこんなブログ読んでないでアニメ見てきてください。


  北斗神拳に勝った男


よく考えて欲しい。

ケンシロウをボコボコにし、完全勝利をおさめたのはシン、サウザー、カイオウのみ。
(最近ボケてきてるんで他にもいたらごめんなさい。)

南斗聖拳最強であり特異体質のサウザーと、北斗神拳にとって最強の敵となった魔神カイオウ。そこに並んで、別にこれといった北斗神拳に対して有利な何かがあるわけでもないシンがいるのだ。

これがどれだけ凄いことなのか、よく考えて欲しい。

体質とか血とか関係なく、純粋に拳の勝負で圧勝したんだよ。

やってることが「嫌なこと」なだけに見過ごされがちだが、シンがめっちゃ強いことを忘れてはいけない。


あの頃のケンシロウは哀しみ背負ってないとかそういう時期的なこともあるが、それを言うならシンだってあの頃のシンである。

伝承者となった直後(恐らく)の時点で既に手下もいて、欲望と執念で強さを身につけてるのだから逆に凄い。

なので「当時のケンシロウはまだまだ甘ちゃん」なんて言い訳は聞かないよ、私は。

百歩譲って、だとしても、北斗神拳伝承者に勝った実力は認めるべきだし、もっと評価されるべきである。



  心優しい一面も


そんな、どちらかというと『悪』寄りなシン様ではあるが、アニメでは、シンのやり方(略奪ダメとかだった気がする)に不満を募らせた部下によってそういった人の良さが暴露された。

そして、不満を抱いた部下たちが密かに謀反計画を企てていることに気付いたシンは、サキ(ユリアのお世話係)を解雇し追放。

しかしその実は、クーデター計画が実行されればサザンクロスは危険だからと、サキを故郷の近くまで避難させたのだった。


そんな素振りを全く見せず、ユリアにも本当のことを言わず、悪名をかぶり続ける不器用なシン様。

せめて北斗ファンだけでも、シン様に対する理解を深めていこうじゃないですか。


  伝説のキスシーンまで


人の良さ暴露、粋な計らい、多分両方同じ21話だったと思うんだが、この21話は私にとっては神回である。

なぜなら、ユリアとのキスシーンに至るまでのストーリーに、狂気ではなくシン本来の姿が現れていたからだ。

これこそが「アニメ見て欲しい」という理由なんだが、ユリアが一瞬心を開きそうになるくらいのかっこよさと言えば伝わるだろうか。

あれだけ頑なだったユリアの心を、たとえ一瞬でも動かしたのだ。

シンの本当の姿とは、好きって思われて死にたくなるようなものでもないし、軽蔑するものでもない。

ただ彼は不器用すぎるだけだった。

まぁ結局、「なんもわかってねーな」と自殺に追いやった事実は変わらないのだけど。


  誰よりもユリアを愛してた


ユリア愛ランキングでジュウザを1位に輝かせておいてなんですが、ユリアの気持ちを完全に無視していいとすれば、愛情の深さで言うとシンは誰よりもユリアを愛していただろう。

愛情なんて誰かと比較するものではないのだけど、大人になればなるほど、おばさんになればなるほど、彼のユリア愛には尊敬すら抱く。

まさに愛の力でケンシロウに勝利し、愛に彷徨い敗北したのである。

ていうか・・・


ユリアさえいればシンはどこまでも強くなれたんじゃないかと思う。

だって、シンが敗れてユリアが奪われるなんて想像出来ます?

現実的に考えて、相手がラオウならシンは勝てない。その事はシン自身もわかっていると思う。普通に多分奪われる。

なのに、何故かシンの元からユリアを奪えるのはケンシロウ以外想像がつかないのだ。

どんな手を使ってでも、シンならユリアを守り抜くだろうと思わせてしまうほどの愛が滲み出ている。

まさに執念。

ケンシロウが言っていたように、シンの執念に勝るのはケンシロウの怒り以外にないのだ。


  悲しい死の覚悟


シンの殉星が輝き、シンが一番かっこよかったシーンと言えば何だかんだでこの時だろう。





恐らくもう二度と触れることもできない、ユリアとの最後の別れだ。

愛するユリアにだけは生きていて欲しいと願い、その為の力を手にし闘い続けてきたシンが、ある意味全てを失ってしまう瞬間でもある。

だがその代わり、シンがユリア殺しの悪名をかぶったことでどれだけの人々が救われたことか。

「ユリアが死んだ」と知ったラオウはユリアを諦め、ケンシロウは悲しみを背負い、各々が宿命に生きた結果実はユリア生きてましたって。

そんなまさかの展開、ストーリー、そして最高の決着への道を作ったのはシンのユリア愛があったからだ。

シンの愛がなければ、乱世の平定は叶わなかったかもしれない。


何より、ユリアはケンシロウと穏やかな日々を過ごし、ケンシロウの傍で最期を迎えることが出来た。

それは、ユリアがシンに奪われたからこその結末である。


「最初から強奪なんてしてなかったらこんな複雑なことにならんかったやん」と思う人もいるかも知れないが、それに関しては全否定させてもらう。

ケンシロウの成長には、シンの偽りの狂気が必要だったのだ。

当時、北斗神拳伝承者としての明確な目的がなかったケンシロウを、宿命へと導いたのは彼である。


つまり、内容がなんであれ、シンの残した功績はもっと大々的に評価されるべきなのだ。



  まとめ



アニメ21話見て!!!