2023年10月、JR山手線新大久保駅の近くにマレーシア肉骨茶専門店がオープンした。情報元は、新大久保と言えばの室橋裕和さんのX(旧ツイッター)でのポスト。
ということで、2023年10月27日(金)、ランチ・タイムに訪問。このビルの地下もお店が頻繁に入れ替わる印象。
一口に肉骨茶と言っても、潮州ルーツのシンガポール式の白と、マレーシア式の黒では全く別料理。そして、同じマレーシアの黒でも、福建ルーツの有名なモノや海南ルーツのモノまで色々。
マレーシアの肉骨茶の具材は、日本だとスペアリブが有名だが、現地では他にも内臓を含む様々な部位が使われている。華僑の料理ではあるが、ムスリムが多数派の国なので、具材をムスリム・フレンドリーな魚介などにすることもあり、鶏肉を使った雞骨茶(チクテー)というヴァージョンも人気。
↑
入り口にはオーナーさん?をモチーフにしたロゴマークが。
↑
最初に、パンダンリーフや塩などで風味付けをして炊いた白饭、そして肉骨茶のお供には欠かせない油条(揚げパン)がサーヴされる。タレはたっぷりのニンニクと赤唐辛子の入った中国醤油。
↑
そして肉骨茶が登場し、スペアリブ肉骨茶セットの完成。スープにはマッシュルームと生菜(レタス)が入っている。デフォで入っていないことを知っていたら油豆皮(湯葉)とか雞蛋(玉子)あたりを追加しておけば良かったかな。まあ、次回はそうしよう。
↑
持ち上げただけでも肉が骨から外れるくらい柔らかく煮込まれている。美味~い!
↑
スペアリブは3ピース入りだった。
↑
肉をタレに付けたところ。
スープは特有の薬っぽさがそれほど強いわけではなく、個人的には発祥地クランで食べた中国醤油強めの濃いタイプと、クアラルンプールなどで食べた醤油薄めで薬膳ぽさ強めのタイプのちょうど中間的な印象を受けた。スープがもっと多いと良いんだけど、味はとても好みで大満足。
帰りに、イラストのモデルであると思われる中華系の元気なおじさん(オーナーさんかな?)とちょっと話した。聞けばどうやらクランの出身らしい。
駅近に良いお店が出来たな。おまかせで内臓ミックス的なモノもあるらしいので、次回はそっちも試してみるか。
ごちそうさま。