沈思黙考とリアルどてらい男(ヤツ)のお言葉
いやー、まあしかし何でございます。
新年も明けて早6日。
「今年こそはブログなんぞを書かないでおこう」
…と思いながら、
結局はいつもの如くブログを記しております。
さて、私の新年の目標は、
「沈思黙考」
です。
『それならブログを書くな!』
という話でございますが、
「そんな事を言うなら頼むから読むなよ!!」
と、とりあえず返しておきます。
いつも申し上げておりますが、
基本的にはいつの時代にも”有名な経営者様”の哲学を
書籍等で情報として入れる事が出来ます。
それが2000年以降は成功している”中小企業経営者”が取り上げられる機会が増えました。
確かに儲かっている事はすぐに確認出来る存在でした。
そしてリーマンショック以降、
成功もしていない経営の参考にならない”中小企業経営者”の
書籍やら講演会などが跋扈し始めました。
”有名な経営者様”のおひとりの山善(YAMAZEN)の山本猛夫さんが、
「金儲けの下手に下手な講義を受けたらそんなもん”下手&下手(へたへた)やろ!”」
とか仰っていましたが全く持ってその通りだと私は思います。
こんな事を言うと「勝手に敵視している」だとか足らん事を言う人もいるようですが、
「良いものは良い!悪いものは悪い!」
私はそれを地で生きていますので言わせていただくと、
参考にならないとは、
つまり学生の立場で喩えると、
「あなたは口達者なだけの赤点の同級生に勉強を習うのか?」
という事です。
しくじり先生からはその”しくじり人生”を参考にさせていただくしかなく、
わざわざ崇めるような存在じゃないでしょ?
「俺みたいになるな!」でしょ?
プロスポーツのように成績が簡単にわかれば話が早いのですが、
特に中小経営者なんて数字は表には出てきません。
だから表向きだけを鵜呑みにして経営に取り入れるのは危険だと申し上げているんです。
※私は信用情報にお金を払って真偽を確かめますけどね。
いつだったか精密加工でかなり有名な方のYoutubeの対談動画で、
「中小企業はメディアにどんどん出た方が良い」
というご意見を聞いたことがあるのですが、
調べてみると直近で債務超過だったりなんて例もございます。
また売上約数億円で資本金も約数億円(同じくらい)とかもう商売としてどうなん?という成功者も存在します。
「メディア露出が多い=成功者」
この図式はすでに過去の時代のものであるとの認識が薄く、
メディア露出が多いからともかく事業でも成功しているに違い無いと言う事こそが、
勝手な思い込みだったりする事が多いようです。
また、ものづくり屋とメディア露出でのテコ入れに関しては、
数十人や数百人規模の企業ではテコ入れになっている例は稀有で、
一人親方~従業員数2~3人規模が一番のテコ入れとして上手くいっているのでは無いでしょうか。
世間的に成功者と思われて派手に見えるものほど、
意外と危険水域だったりする事も多いから、
参考にするにしても慎重に見た方が良い。
これはかなり冷静に下調べをした上での発言ですが、
敵視しているとか誹謗中傷や揶揄した事になるそうですから、
良かれと思って警鐘を鳴らすような愚は避けて、
やはり今年こそはもう黙っておこうと思うのでございます。
なので今年は「沈思黙考!」です。
(イメージ画像です)
そんなこんなで今年もよろしくお願いいたします。
今年ももうすぐ終わりです
いやー、しかしまあ何でございます。
やっぱもう、年の瀬ですね。
流行語大賞やら今年の漢字やら、
年末恒例のアレやコレやが続きますね。
私はと申しますと、
良き2023年に向けて粛々と準備を進めております。
計画性に乏しい男ですので、
逆境が無ければ私は何も動いたりしませんから、
良くない年も必要なのかもしれません。
「順境にいて悲観し、逆境において楽観せよ」
出光佐三さんのお言葉だそうです。
今年のフランクフルトでの展示会の成果も、
確実に出てきております。
来年は1月末からのサンフランシスコから、
数件の海外展示会出展を予定しています。
小さな会社だからこそ、
出展のリターンが大きいと考えております。
ともかく頑張り続けます。
ものづくりで賞を獲る秘訣はあるのか?無いのか?
あ~、年末ですね。
ウチごときにも何やかんやと年末のご挨拶にとお越しになられます。
ありがとうございます。
工場の玄関入ってすぐの横の壁に、
DMG森精機様の切削加工ドリームコンテストの賞状を飾っています。
賞状の数も10枚を越えました。
こういうのは人目に付くのがアレなんで隠す側で、
特に「玄関」ってのが有り得ないんですが、
「試作という仕事柄で工場見学はNGだし、
積極的にお客様を打合せルームに上げないのなら、
せっかくいただいた賞状は玄関に飾りなさい」
とご懇意いただいている方からの啓示をいただきましてそれに素直に従っております。
本日のお客様は久しぶりにお越しになられまして、
その賞状の数が増えている事に気付いてくださいました。
それと共に「おめでとうございます」と。
多分かなり優秀な営業さんですので、
下調べして来られているんでしょうがそこはまあアレですね。
そんな日は、
別件でメーカーの担当者様とお話している時にふと、
「そう言えば…おめでとうございます」とも。
金賞を5回も獲ると、
身近な友人とかならもう話題にもしてくれません。
何なら従業員さんも軽く流してくれます。(社長の私が作ってますので)
でもこの前は、
宅配便の担当者様から、
「これ(コンテスト)って知らんかったんですけどかなり凄い事やっているんですね」
と、お声掛けをいただきました。
昔、金属を削っている会社にお勤めだったらしく、
それもあって興味を持っていただきお声掛けいただいたようでした。
先日の別のお客様(機械商社様)からは、
「賞を獲れる技術って他社さんと何が違うんですか?」
と尋ねられました。
『技術なんて何も無いです。強いて言えば納得するまで、やるか?やらないか?
それだけです』と。
理工系の大学(院)教授さん達が公平に審査されますので、
やはり自分の思い描く品物を作り上げ出品するしか無いのです。
しかも、どこの誰でもお金を出せば買える工作機械と工具頼みですから、
そんなに大きな差別化も図れません。
つまり、賞を獲っていても何がポイントなのかさっぱりわからんのです。
ただ、自分が面白いと考え抜いた物を出品しているのは確かです。
あとはそれが「できるか?できないか?」
生きているといろいろと否定されます。
でも、続けるしかございません。
継続は力なり。
町工場は人と人の繋がりがすべて