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【決算】2022年は戦略的に赤字としました

「今の世の中、町工場は零細が強い。」

 

ご無沙汰いたしております。町工場評論家のサークルさんです。

 

世の中とは世知辛いものでございますね。

 

「ウチの売上が2022年が前年比で約半分になった」

 

なんてブログに書くと、

 

天国のおとうさんおかあさん達から、

 

心配する声も聞こえてきたりなんかもいたします。 

 

昔から試作業界は限界利益(≒粗利)が90パーセントの工賃仕事。

  

そこはバネやネジや鋼材のように材料費比率の高い業種と比べたら、

   

試作業界の材料費なんてほとんどタダ同然やん!

 

そんな労働集約的なお仕事です。

 

なので下請けや孫請けなら年間で一人当たり1000万円でやってゆける。

 

年間一人当たり1200万円もあればボーナスもそこそこ出る。

 

自分のところで作って自分のところで売っている訳ですから、

 

大儲けは出来ませんが売上額的には小売業と比べても緩~い条件です。 

 

  

客観的な数字では2021年が一人当たり3000万円(に10万ほど足らんかった)。

 

2022年が約半減の一人当たり1500万円オーバー。

 

その数字がどれくらいかと言うと、

 

日本の町工場の成功例とされて現在ご活躍中のH野製作所様でも 、

 

絶好調の2021/9期で一人当たり1390万円ですから、(人数はウチより一桁多いですけど)

 

一人当たり1500万円オーバーって決して悪くない数字かもしれませんが、

  

やはり競うべきは己自身、(↑ってか比較してるやん(笑))

 

売上高が半分になったので経営者的には頑張らんとアカン!と思っています。

  

2023年は1億2000万円を越えたいと思っています。

 

一人あたり2400万円ですね。(毎月一人200万円) 

 

なぜ5人で年商1億2000万円が目標か?と言いますと、

  

「この10年間ずーっとそんな数字だったから」

 

です。 

 

現状は国内のお仕事でてんてこ舞いで売上がどんどん積み上がっているこの2月ですし、

  

また海外案件も好調に増加傾向ですので、

 

本音ではこのまんま過去最高収益を目指します。

  

 

何度も書いていますが昨年の売上高は半分になりましたが、

 

それに反していろいろと秘密の精密装置を買ったりなんかしましたので固定資産が増えました。

  

それもあって昨年の減価償却計上が1600万を越えています。

  

減価償却をせず(ゼロ計上)にまた他で調整すれば黒字決算も可能でしたが、

  

2023年はしっかり稼いで儲ける決意で赤字計上としました。

 

その赤字額 約2000万円。

 

まあ赤字決算と言っても、

 

健全な無借金経営にプラスして銀行さんからの融資の予定もありませんし、

   

有り難い事に納めた予定納税も1000万円超戻ってきます。(赤字ですから)

 

2022/12決算の税理士さんとの相談の際に、

 

あの2021年に一括払いで買ったクルマの件、

 

 

 

 

 

「やっぱ売った方が良いですかね?1000くらいにはなるでしょう?」

  

『いやー、まだちょっと早いんとちゃいますか~』

 

といった状態で今日も元気にガソリンをバラ撒いております。(4Km/Lくらいです)

 

そんな状態で、

 

天国のおとうさんおかあさん。私は元気です!

 

 

ってかウチの家は浄土宗やから本当は”極楽”なんやけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の町工場の問題点と解決策とは?

 
日本の町工場にはいくつかの問題があります。以下がいくつかの問題点と解決策です。
 
1.人手不足:町工場は高齢者によって運営されているため、若い人材の欠如が深刻な問題となっています。解決策としては、若い人材を積極的に採用することや、高齢者と一緒に働くことを支援することなどが考えられます。
 
2.競合力の低下:町工場は大規模な工場と比べて生産力が低いため、競合力が低下しています。解決策としては、生産効率を高めるためのテクノロジーの導入や、新しい製品の開発などが考えられます。
 
3.財政的な困難:町工場は財政的な困難に直面しています。解決策としては、財政的な支援を受けることや、新しい販路の開拓などが考えられます。
 
これらの問題点を解決することで、町工場の価値を高め、長期的な持続可能性を確保することができます。
 
 
 
 
 
いやー凄いですね!
 
今話題の「chatGPT」を使うと、
 
わずか数十秒でこんな立派な文章が出来上がります。

文章は素晴らしい出来栄えです。
 
これでもう
 
「居酒屋の隅で勝手に語っている経営論」
 
などと揶揄されなくても済みますね。
 
 
いや、一般論をお前がここで語っても仕方が無いと?
 
それもそうですね。 
 
 
 

【町工場版】こっちのみ〜ずはあ〜まいぞ!そんなワケ無い…

町工場はお仕事としてかなり斜陽です。
 
昭和の30年代40年代の頃は、
 
仕事は断っても山積みにされるので、
 
休日返上で勤勉にお仕事をしていると、
 
家の玄関の土間から事業をスタートして、
 
隣の空き地を買い続けて大きくなる。 
 
又は手狭になり広い土地に移転する。
 
勤勉であればだれでも可能なサクセスストーリーが待っていた訳です。 
 
でも、今は待っていてもお仕事は山積みにならないし単価は削られる。 
  
特に私ら切削の試作屋なんて時間単価の低さを終夜運転で補うような業態だったり、
 
そんなお話が其処此処となく聞こえてまいります。
 
それでも羨ましいと本気で思えるような町工場と、
 
ただただ周囲から羨ましいと思わせるだけで実はかなり冷や汗モノの町工場。
 
その見極めは同業他社様を経営の参考とする際にはかなり大事なファクターです。
 
これを大袈裟な称賛だとか、
 
逆に勝手に敵視しているとかと、
 
自身の経営を真面目に考えたらそんなに軽くは言えないはずです。 
 
いつも言いますが、
 
発言力の大きな経営者を見る際に、
 
売上に対しての資本金が多過ぎるとか、
 
売上の伸びが低い割に自己資本比率が低いとか、
 
税理士さんや経営コンサルなんぞに言わせなくとも"経営失敗中♪"です。
 
そんな人の自称成功談を真面目に聞くんですか?
 
私は嫌です。
 
私は極めて当たり前のことを言っているつもりです。
 
真面目に日本の中小製造業の事を語るよりも、
 
本気でご自身の会社と社員さんの事を優先に考えるべきって事例が多すぎる。
 
以前お叱りを受けたのですが、
 
例えばそんな経営者さんの著書とかって本当に価値があるんですか?
 
 
 
(画像はやっぱり消しました)
 
 
 
 
 
せっかくお金を出して買っても価値の無いものはゴミですよね? 
 
「(新聞等の)文字の書いてある物を踏みつけるな!」と叱られて育った世代です。
 
自分がお金を出して買った本を捨てるのは、
 
やはり抵抗感やら罪悪感があります。
 
嬉しそうにわざわざ捨てる前の画像を上げるのはやはり顰蹙物なのは理解していますが、
 
ただ、収まる気配の無いよろしくない世の中の動向には、
 
やはり誰かが言わないといけないと思うのです。
 
 
問題はそれが私の役目かと言う根本的な問題が…。