男の料理教室 カレーづくり妨害編
私が作るカレーは、男の手料理と言ってもよいダイナミックなカレーです。
いや、手抜きと言い切っても良い。
ビーフカレーを肉がサクサクに溶けるまで大事に食べたい。
その思いで、カレーが泡を噴いてミネストローネ風になる事を防止する為、
あちこちで聞き込んだ「にんじん、ジャガイモ抜き」カレーなのです。
(足がはやい野菜を入れない事で腐りにくい…らしい)
カレーのルー3種類も、スパイスを補い合い味を膨らませるとの、
誰かからの聞きかじりです。
さて、時間を掛けて煮込むため弱火で煮立ったら火を止める、
もしくは火は蛍火が原則なのですが、
この原則を無視しおいしいカレーづくりを阻止する輩が現れました。
コイツ(次男=モンハン友達)です。↑
「ちょっと、火ぃ見といてや」(大阪弁で)
「うん、わかった!」
明瞭簡潔な会話で以心伝心と思っていました。
弱火で煮立ったら止める=火を見る
根本的な事を教えていなかったのは、私の教育方針の過ちです。
慢心創痍です。(字が違うってばよ=ナルト風に)
このお方は、時々何かの拍子に思い出した折に、
素朴な気持ちで「チラチラ」見ていたそうです。(意味が違うってばよ)
その事に気付いたのは2時間後。
鍋底厚さ1センチが焦げていましたが、弱火だったので対流が無く、
焦げ臭さは最小限で留まり、鍋の移し変えで事無きを得ました。
上の写真はそのカレーを左のズンドウ鍋に入れ替えている写真です。
すんません。上の写真のズンドウ鍋はウソでした。(小)
男の料理教室 2日間じっくり煮込んだカレー編
簡単シンプルなカレーでかくし味は時間です。
誰でも出来て、ヘタに手の込んだカレーよりはるかにうまい。
材料
①牛肉(オーストラリア牛カレー用¥100/100gが理想って安っ)1.5kg
②カレーのルー=3種類(①ジャワと②ゴールデンと③後は熟カレーとか適当に)
③タマネギ6ヶ(みじん切り)
それだけ。
作り方
タマネギはみじん切り器でみじん切り。
大き目のフライパンに全部入れ、必ずフタをして蛍火で1時間。(時々混ぜよう)
白いままでも1/4くらいにちいさく、甘くなっているはずなのでそれでOK。(あめ色タマネギ伝説の崩壊)
鍋に肉とタマネギを入れ2時間煮込む。(弱火)
ルーを3種類同量入れる。
ルーをよく溶かし、火を止める。
朝昼晩と3回必ず蛍火で熱して寝かせる。
それだけ。
隠し味
根気強く、2~3日間朝昼晩それぞれ火を通す手間が味を変えます。
それだけ。
どうです。簡単でしょ?
次回もボブの料理教室でお楽しみ下さい。(小)
プラスチックとラーメン屋
朝、電話有り。
「あのー、カメラマン募集の書き込みをみたのですが…」
そんな事はありませんし、知りません。
はては、新手のイタズラかと思いきや、
どうやらSEOの先生が間違ってウチのHPアドレスを打ち込んだようでして、
みんな疲れてるんだなーと、朝からしんみりいたしました。
さて、私も精神的に弱っております。
私の仕事は試作品づくりで、一発勝負で100点を取る仕事です。
本日納品しました、レンズとプリズム(それぞれ別件)の出来上がりに納得しておらず、
本日も食欲がありません。
前回も「ああすれば良かったかなぁ?」との反省がたくさんあり、
率直にまだまだ至らぬ部分と努力している詳細とをメールしますと、
「今まで発注した中で一番よい加工業者さんです。今後とも宜しく…」
との望外のお褒めの言葉をいただき、
その時は喜びテンションは上がり杞憂は吹っ飛ましたが、
今回も含め、毎回どこかの部分で「ああすれば良かったかなぁ?」があります。
神経衰弱の状態が続き、酒の量が増えまた弱っていきます。
「ものづくりと言うは死ぬ事と見つけたり。」(葉隠より誤用)
以前は、良いものを作っていれば必ず向こうから見つけてくれる、
品質向上=売り上げ向上 だと思っていました。
そんな持論をあざ笑うかのごとく、ある日、(中)工場長に言われました。
「いくらおいしいラーメンを作っても、ひっそりとした路地裏の店で、
誰も気付かず誰も食べに来なかったら
クチコミもリピートも無いまま店は潰れるぜ」、と。
そこで私は思うわけです。
「なるほどそうか。まずいラーメンでもええんや。いっぱい宣伝すれば…」(って、違うやろ!!)
発展途上の若輩試作屋の苦悩と衰弱の日々が続きます。(小)