認知症の母の話。
やっとやっとメモリー外来を受診することができました。そこであった出来事をシェアしたいと思います。
はい、あいかわらず
中々エッジの効いた内容です。
色々段取りを経て当日メモリー外来へ
認知症がすすむと？（元々の性格のせいもある）
自分の異常性にまったく気がつかなくなり万能感がレベルアップしてくる。
と、いうことを感じる日々が続いています。
まあ、なんとか膀胱がん後の検査日にメモリー外来の予約をとりつけ、かかりつけ医から紹介状もゲット（ここはぬかりなくやった）
当日、泌尿器科でも検査が嫌だとぐずる母。
いやいや、今回は泌尿器じゃなくてメモリー外来がメインだからここで気分を害されても困るなぁと思いつつ...
なんやかやと検査終了。
そしてここから本番。
メモリー外来の階へ向かいます。
メモリー外来は「精神科」の中にあって、
この次点で
「なぜわたし（母）がこんなところにつれてこられるのか」
「みんなで私をいじめる」
「あんたが他の人に余計なことをいう」
という修羅場が繰り広げられました。
鬼の形相の母 昔からそうだったなと思い出す
この科では2名の医師の面談があるといわれ、
待合で延々と母の言葉を聞き流しひたすら待ちます。
（それなりに混んでます）
順番になり、面談室へ。
最初は同席での聞き取りが始まりましたが、
「わたしにはできないことはない」
この一点張りなので先に私、そのあと母という順番で面談を開始するようお願いしました。
いつから様子がおかしくなっているかや最近の様子をお伝えし、最後に病院側からは「望むこと」を尋ねられました。
「ともかく感情の爆発を抑えられるように力を貸して欲しい」とお話してわたしの面談は終了。
入れ替わりに母が入室しました。
聞き取りのほか認知テストを行ったようです。
面談が終わった母が鬼の形相で戻ってきて、周囲の目もはばからず、大声で延々と文句を言い始めました。
「なんであんな若い女に馬鹿にされないとだめなわけ？あんたがよけないことをいって人を苦しめる！いったい何がしたいの？なんでいじめるの？」などなど
いやいや、ノーマルな状態の人を連れてきたりしないですよ。
泥棒がはいったと電話かけてきてることもまったく覚えていない人に何をいっても通じないよ....
泥棒に入られたと電話してきた母
（そばに座っていた人達はみんな去って行ったよ）
担当医から薬をもらう
昔から、感情の爆発が激しかった母。
家庭の中だったから外部の人には理解してもらえなかったけど（外ではやらなかった）
やはり認知機能が衰えると「他の人の目」を気にしなくなりますね。
面談のあとしばらくして担当医に呼ばれ、別の診察室へ案内されました。
そこでも医師の声かけに納得するどころか
「わたしはもう死にますから色々結構です。わたしにはわかっているんです」
まあ、こんな調子でずーーーと自分はどこもなんともないからほうっておいてくれという趣旨を言い続けていました。
※割愛します...
医師
「お薬だしますから必ず飲んでくださいね」
母「絶対のみません！！」
病院から自宅までのタクシー内、地獄絵図でした。（運転手さんが気の毒でした...）
昨日の騒ぎをまったく覚えていない母
そして今朝。
「しらない検査票がはいっている、これはなんだ？」と電話が。
彼女の中で、昨日のメモリー外来の記憶はまったくありませんでした。
これは私の予想を超えてましたね。
ああー、
本気で認知機能が落ちているなぁと。
そして一時期落ちていた怒りのパワーが落ちるどころか上がってきている....
認知症がすすむってこういうことですね。
認知症の母
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