秋の名月を前に、
だんだんと月が膨らんできました。
夕方、秋の夜空に
雲のヴェールをまとった
大きなお月様がちらっと見えました。
明日17日は中秋の名月。
18日は満月。
中秋の名月には、
月見団子をお供えして、
お月見を楽しみましょう。
月が満ちた形を模した
丸い団子は、
豊作への感謝ともに、
物事の結実や幸福の象徴とされ、
供えた後のお団子を食べることで
健康と幸福を得られるとされています。
月がよく見える場所に台(三方)を置いて、
十五夜にちなんで
15個の団子をうず高く盛るのが
昔ながらの伝統的なお供えの仕方。
また中秋の名月は、
里芋やさつまいもの収穫時期にあたることから
芋名月とも呼ばれています。
里芋などの収穫物を供える
風習が残っている地域もあります。
私の生まれ育った
関西のお月見団子は、
まん丸ではなく、里芋のような形で
小豆餡をかぶせて作られます。
18日は、満月。
ハーヴェストムーン(収穫月)といわれる
9月の満月。
作物の収穫で忙しい時期に、
夜遅くまで収穫作業を行う人たちを
月明かりが照らしていたことに由来し、
名付けられたといいます。
マクロビオティック陰陽で観ると、
新月と比べて、
満月は陰性となります。
満月の日は、
28日間でいちばん自然界のエネルギーが緩んで、
開放的なエネルギーで満たされます。
満月でピークに達して、
満ち足りたものが
減っていく頃となります。
心の中がふわっとして、
穏やかになりやすいときです。
意識を自分の内側へと
深く降ろしていきましょう。
・・・・・
中秋の名月の9月、
料理教室ではお月さまのお箸置きを出します。
こちらは、月の満ち欠けのお箸置き。
一目ぼれした清水焼。
並べるとかわいいでしょ^^
うさぎを正しい位置に見ると、、
左に膨らみがあるお月様ですね。
これは満月から欠けていく月になります。
(ちなみに、満ちていく三日月は右に膨らみがあるお月様)
右から・・・
/
・満月
・寝待月(ねまちづき)
・更待月(ふけまちづき)
・下弦の月
・有明月
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満ちては欠ける月。
さまざまな表情をみせる月には、
しゃれた名前がつけられています。
お箸置きコレクターな私。
月の満ち欠けをイメージした
スタイリッシュなお箸置きも見つけました。
素敵なお月見、
満月の夜をお過ごしくださいね。
茨城県土浦市・つくば市
マクロビオティック料理教室
イエローハーモニー
小川原智子(おがわらともこ)