新年があけましたが、連日心を痛めるニュースの連続に圧倒されています。
関わる全てのみなさまのご無事を、心からお祈りしております。
私は趣味の長風呂読書中に揺れを感じました。いつもなら1時間くらい読書しながらゆっくりお風呂に入るのですが、
「これは余震がくるかもしれない」と思い、そそくさと服を着てお風呂を出て、ニュースをチェックしました。
さて、わたしにできること、わたしたちにできることは。
==関係者のみなさま用==
東京都防災ホームページ 多言語版あり
日本小児アレルギー学会 災害時の対応
サイコロジカル・ファーストエイド実施の手引き第2版 日本語版
子どものために心理的応急処置
SNS相談窓口 まもろうよこころ
被災地での健康を守るために 厚生労働省
==被災地に向かうDMATなど専門職のみなさま、ボランティアのみなさま==
心から応援しております。
みんなのために、本当にありがとうございます。
==現地入りする予定はないが、応援したい方==
ここに該当する方が圧倒的に多いと思います。
まずは、「現地入りできないことで自分を責めないで下さい」と、
東日本大震災経験者の医療専門職が発信されていました。
医療専門職でなくても、現地でボランティアで何かできるのでは!と考えるかたも多いと思います。
でも、高度にトレーニングされ必要な装備を持った専門チームがもう現地で活動しています。
ここに下手に災害時のトレーニングを積んでいない人間が来ても、食料などが追加で必要になったり、
この不慣れな人たちが怪我をしたりして更に救護の必要な人が増えてしまったり、
多数の医療専門職が指揮系統と関係なく活動すると現場が混乱したり、とデメリットの方が大きいことがあるようです。
現地入りできない方は、災害の対応をしてくださっているスタッフを快く送り出し、
彼らが抜けた分の業務を頑張ってカバーしたり、必要以上な自粛をせず、社会をきちんとまわす。
実際、人手が必要になったときは、ボランティアの募集などが様々な団体で出ると思います。
その時のために、体力や物品を備えておくというのも大事だと思います。
もし今回、現地に駆けつけることができず本当に悔しい、次こそは!!!という方は
このような団体に参加して、トレーニングを積んでおくというのも良いと思います。
そして現実的な一番てっとり早い応援手段は、寄付だと思います。
そしてやはり、日本は地震大国です。今は能登半島の余震に注目されていますが、例えば今晩、別の場所で大きな地震が起きる可能性もあります。それは私の住む地域かもしれません。
持ち出し袋の点検、モバイルバッテリーの充電チェックを、淡々とすすめておきませんか?
特にモバイルバッテリーは5年前のものなどだと劣化や機器の容量アップなどで対応が厳しいことが多いと思うので、時折買い替える必要があります。
そして家族できちんと防災時の対応を再度話し合っておくというのも大事です。
我が家でも年に2回は備蓄の点検と棚卸しをしていますが、娘の去年の自由研究は「防災」でした
昨年、自治体の防災計画担当者に女性が少ないというニュースをNHKでみました。
そうであれば、生理ナプキンや粉ミルク、オムツなど、女性やこどもたちが必要な物資は特に、自分たちできちんと備えておくという意識が必要だと思っています。
↑ライフラインで回復が最も遅いのは水、と言われています。ふるさと納税であれば気軽に備えやすいと思います
一刻も早く、みなさんが心穏やかに過ごせる日になりますように祈りながら、
私は私で、明日の診療を精一杯するのみです