公衆衛生大学院生がシンガポールに行って感じたこと、シリーズぽってりフラワー

 

 

 

 

 

 

 

Night safariに行く途中(=18時頃)、郊外の建設現場の入口に仕事を終えた作業員達が道路沿いに集まって座っている場所が何カ所もありました。15人くらいが集団になって歩道の地べたにすわって、みんな道路側をみつめているんです。

 

 「建設現場のお仕事終わりだとは思うけれど、、、ま、まさかホームレス!!!???」

 

とシンガポールの闇を見たような気持ちになって、慌てて調べると、彼らは雇用主の調達したバスで寮に帰るために、バスを待っていたようでした。(バスを見たわけではありませんが、調べるとそういうことでした)。

 

彼らはコロナ禍では寮と職場以外の外出を禁止されたり、そもそも三密の寮(ほぼ相部屋)での生活を余儀なくされていたりいるようです。建設現場での労働災害(死亡事故)も起きていて、政府は一定数を熟練労働者と言って大卒などの資格保持者にするよう義務づけたりと彼らの環境を改善するために様々な取り組みを行っています。

 

しかし、そもそもシンガポールがバングラデシュ、インド、ミャンマーなどの出稼ぎ労働者にかなり依存した社会構造になっているという面も見逃すことはできませんし、一朝一夕に改善することは難しいようです。

 

日本でも、コロナは生活に困難を抱えた人たちを直撃しましたが、シンガポールも同様だなと感じました。また、日本が今後人口減で外国人労働者をもっと雇用する、という方針にもし変更されたら、こういった問題が出てくるのでしょうね、、、。

 

 

参考)

 

 

 

数年前もNight Safariに行ったはずなのに、こういった景色ひとつでめちゃくちゃ色々調べてしまうようになったのは、やはり大学院の影響が大きいと思います赤ちゃんぴえん

 

そして、もう一つのパターンの出稼ぎ労働者、住み込みのメイドさんに関しては次回触れてみますコーヒー