公衆衛生大学院生というレンズを通してみる、シンガポール旅行記第3段。

 

過去ブログでは殆ど触れていませんが、子連れ旅行ですので、Night Safariに行きました花とはいえ、このNight Safariそのものよりも、こちらへの往復バスの中から見えた景色に釘付けになってしまいました指差し

 

このあたりの道路、片側に沿ってずーーーーーっと鉄条網が張り巡らされていて、「写真撮るな」「立ち入り禁止」的な看板が数十メートルおきにありました。ちょっと物々しい。写真撮るなって書いてあったので、よければGoogleストリートビューでみてみてください。ほんとうに、ずーーーーーっと鉄条網なんです。

 

 

そして過去ブログで「シンガポールは空港が一個しかない」と書きましたが、軍事専用空港が別にあるようです。

 

 

狭い国土に、広範な軍関連施設があるようで、軍事にはめちゃくちゃ力を入れているようでした。男子には2年間の兵役があり、現役の軍人だけで約8万人という話。どうして狭い国土の小さな国で、そこまで力を入れるのか。

 

そもそもマラッカ海峡という地政学的に重要な位置であることに加え、そこには過去の日本の影響が大きかったという話でした。

 

1942年、当時イギリスの植民地であったシンガポールが、たった1週間弱で日本軍に占領されてしまいました。当時のシンガポールは難攻不落の要塞と言われ、イギリスの連合国軍は日本軍の倍以上いたにも関わらず、です。詳細はWikiによくまとまっています。

 

 

これはシンガポールの人々にも、連合国軍として馳せ参じて一緒に戦っていたオーストラリアの人々にも衝撃だったようで、この出来事がきっかけとなって、オーストラリアの人々は「イギリスは我々を守ってくれないんだ」と独自のアイデンティティを確立させていくようになったんだとか。このあたりは以前オーストラリアの際に紹介したこちらに詳しく書いてあります。

 

 

 

話をシンガポールに戻すと、様々な国と接しており、交通の要所でもあり、さらに過去の痛い思いもあり。軍事は絶対に手を抜けないところなんだな、と感じる風景でした。それに日本が深く関与しているとは。。。

 

そして、Night Safariへの道すがらシリーズ。またまた次回に続きます!

 

 

 

↑そういえば、海外旅行で撮りためた写真をグッズにしています!よろしければのぞいてみてください^^