こんにちは。もうすぐ4月、いよいよ2025年も春本番間近といったところですね。各河川解禁を迎え同じ釣りを趣味とする諸兄も様々な渓流に繰り出しているところではないでしょうか。
筆者も今年はホームと定めている東京は多摩川の上流部で鮎イングが全面解禁になるという話を聞き今からウズウズしているところでありまして。そんなことを以前このブログでも書いた『漁協の中の人』とも話していて、多摩川が変わってきたね〜なんて話をしていました。
今日はその中の人との話で出てきた話題のおすそ分け。
最近仕事でちょくちょく中の人(...言いづらいんで青木さんとてでもおきましょうか
)と会うことがあり情報交換をしていたのですがなんとまあ色々話題が出てきまして。
青木さんご本人は中の人である以上なかなか公の場での公開は憚られるということで...じゃあ筆者が感じたことなんかを書くのは?と話していたところ名前を伏せてもらえるなら、そしてあくまであなた(筆者)の個人感想なら
...とのオユルシが出たので書いてみようかと。
話題に入る前にまずは予備知識。
さまざまあるんですが漁業協同組合ってまぁざっくりいうと同じ志を持つものの団体ってところでして。その組織は組合長さんと副組合長さん、理事さん、総代?さん、組合員さんというピラミッドで構成されているようです。
組合長1名副組合長2名の3名が三役といわれるお偉いで、理事さんが10余名、総代...この立場がどういうものなのかいまいち筆者にはわからなかったのですが組合員さんの中で漁協運営に携わる人(内部で意見を言える人)っていう位置付けらしくその人たちが100名ほど、そのほかに組合員という人が数百人いて、筆者のような年券や日件を買って釣りをするいわゆる釣り人がいる...とまぁこんな感じ。
組合って何しているのか不明だったのでせいぜい漁業券の売り上げと現場の監視で徴収する売上で魚を買って放流してる...くらいに思っていたのですがそのほかにも色々やっていた!というのがわかったのが以前のブログで触れたところ。
今日はそんなオモテガワではなくウラガワのこと。
どんな魚を放流するかとか、害鳥、害獣被害にはどう対処していくかとか、他の川の利用者との折り合いはとか、そういうマルチにモノを見ることが求められるようなのですがこれを議題に沿ってみんなで意見を出し合い合議で決めていくところ、簡単にいうと三役で漁協をほぼ牛耳ってしまっているとのこと。
青木さん曰く総代さんたちは若い人から中年壮年と様々な年代の様々な人がいるそうで、多摩川の今後のために「こうしたらいいんじゃないか」、「こういうふうに舵切りをしていったらいいんじゃないか」と熱い議論が飛び交うそうなのですがそうして意見をあげても三役はじめ役員さんたちは強行採決、言ったこと忘れる、人によって言っていることが違うとまるで悪徳政治家(失礼!
)のような状態だとのこと。
例として聞いたのは『前回話したことと違うのは君の捉え方の勘違いだよ、私はそんなふうには言っていない
』とか『補助金が取れるからそれ前提でこの意見で行こうと言っておいて実はそんな補助金自体が存在しない
』とか、『内部で役員の金の着服があってそれを有耶無耶にしてしまったり。
』とか...。
側から聞いているとおいおいそれって大丈夫なん?と突っ込みたくなることばかり。
内部のほとんどの人は筆者も喜んでいた鮎イング全面解禁!とか前向きに動いているようなのですが役員がどうもきな臭いことをしているみたい...。
それとこれは心底驚いたことなのですが、数年前にス○ニチさんの記事に漁協を名指しで批判した記事を載せていた某氏が理事役員に選出されたとのこと。
筆者は某氏についてはよく知らず青木さんに聞いて初めて知った程度の方でしたが、釣り界隈では一部で有名な方のようです。
開高健さん、細山長司さんの熱烈ファンな筆者ですがそれ以外の方の情報にはどうも疎くて...。
存じ上げずすんません!ってなところなんですがなんでそんな知らない人のことで心底驚いたかというと、
漁協を痛烈批判していた人を役員で迎えるってどんな神経だとそういう采配になるんだよ
って思ったからなんですね。
先述のイケナイ運営実態に加え獅子身中の虫となり得る役員某氏の加入。
どこもそんな感じなんですかね。大都会東京を貫く多摩川の最後の清流域青梅奥多摩地域の漁協さんでこんなことが起こっているとはびっくりしてしまうと同時にモノゴトっていうのは一方向絡みただけではダメなんだなというのを実感したところでした。
青木さんからはこのほかにも数時間に渡りド・ブラックな漁協話をされました。このブログ上で書ききれないほどに。...青木さん、暴露本書いちゃえば?
釣りは優雅に、静かに水面に糸を垂れたいですね。
ちなみに漁協さんに筆者も一釣り人として意見を!と思って青木さんに筆者でも加入できるのかを聞いたところ、青梅や奥多摩の漁協さんの管轄エリアに在住でないと組合員とかにはなれないそう...。残念ですが会議とか寄り合いで青梅まで...となると確かにとても通えませんからね。これからの多摩川の行末を漁協さんの有志の皆さんに託して。