台風14号の影響でおそらく日本中がビクビクしちゃってた今年のシルバーウィーク。不謹慎?にも時間が取れたので弾丸お出かけ敢行ウシシ

今回の台風の名前は「ナンマドル」...名前の由来はミクロネシアポンペイのナンマトル遺跡とのこと。行ってみたいですね〜。あ!遺跡の方ね、年為あせる

出発は3連休初日の深夜...もとい中日の未明に家を出発。首都高→中央道へ入り圏央道合流を過ぎて談合坂もスルーしファーストストップは双葉SA。さすが連休!真夜中なのにトイレ休憩やコーヒー休憩のカップル、家族連れの多いこと。

用を済ませコーヒーを買って本線へ。全く渋滞に巻き込まれることなく伊那インターを降り...ん??伊那?そう思った方もいるでしょう。

今回の目的地奈良井宿は諏訪から長野道塩尻方面からアクセスした方が圧倒的に近いのですが実はまだこの状況で南木曽へ行こうか奈良井宿方面へ行こうか些か迷い中。かといって中津川まで行くとちょっと遠いため伊那で降りて権兵衛トンネルを抜けきたか南へ舵を取るという手段を取りました。権兵衛トンネルを抜ける頃には空もすっかり明るくなり曇りベースながらも青空が見える良い感じ。

結局『最初に思った方』と決め予定通り奈良井宿へ。行きがけに木曽福島宿へ立ち寄り街並みを散策。古き良き街並み...のことをいつの時代を切り取るかで感じ方はそれぞれになるのでしょうが、小江戸川越の寂れたバージョン(失礼!)で車を止めてまで...という感じでしたのでサラッと流して離脱。国道19号線を北上し最初にであう道の駅『日義木曽駒高原』に立ち寄り。ちょっと早過ぎてまだ物産館等が営業時間前だったので少し仮眠。30分くらい寝たかな?時間を見ると10時過ぎ。

仮眠で頭も体もスッキリしたので改めて北上。するとまたすぐに道の駅。この辺りは各宿にあるのか??と思いながらも立ち寄り。

立ち寄ったのは道の駅『木曽川源流の里きそむら』。たまたま店頭で見つけたのが『汐ます』

長野の山奥でマトウダイやカレイに紛れて売られていた汐ます。

なんで?なんで長野でカレイ?マトウダイ?道の駅でしょ?その土地の特産品とかじゃなくて?え?もしかしてこの土地でマトウダイ養殖してるとか?え?え?と混乱していると魚屋の店主からは真剣に品定めしているように思えたのでしょう、突然汐ますの説明が始まりました。なんでも汐ますはこの地域ではハレの日の食材らしく通常の焼きのほか、茹でて食べる食べ方がポピュラーだとか。

それを聞いちゃあ食べたくなるでしょう?というわけで一本分けてもらいました。価格は写真の個体で1,200円。これが高いのか安いのかは分からずでしたがこのどう見てもアオマスの塩漬けを食べてみたい衝動に身を任せてみました。昔はこうして塩をして運んだんでしょうね。

長野の山奥で魚を購入する面白さ。後日食べてみたところナンと!『塩鮭』でした爆笑まあ、そうですよね真顔

不思議な出会いの道の駅きそむらを後にしいよいよこの旅の本丸『奈良井宿』へ。

駐車料金510円(一回)を払いいざ散策。

 

ここの宿場は住民の方々の意識がすごい!どのお店もおもてなし精神と言いますか観光業という意味をよくよく理解している感じがしました。観光客として気持ちの良い対応。例えるならば...そうですねぇ〜、川越のようでもあり京都のようでもあり。でも大きな違いはほとんどの店を地元の住民が営んでいるということ。川越や京都のように外部からサラッと入ってきて川越の新名物のナンちゃらとか京都で今流行りの映えスイーツ!ではなくあくまでも「うちは昔からこうだから」的な良さ。好きですねぇ、こういう感じ。

宿の至る所で目につくのが水場。良質の湧水の恩恵でそこかしこに水屋があります。

 

 

 

 

飲料水ですが念の為煮沸してから飲んでね。とありましたが触るとキンキンに冷たく木曽の地面を流れてきた水、本能が勝ちました。ぐびぐびとおそらく1リットルほど、思えばこの旅ではほとんど水分をとっていませんでした。余計に美味しく感じるわけです。

水源管理組合のようなものがあるようでメンバーさんの名前が掲げられており、保水活動をされているようでした。直接お会いできたわけではありませんが、その方々のお蔭様でおいしい水にありつけました。ごちそうさまでした。本当に美味しい水でした。

 

家族へのお土産をと立ち寄ったのはこちら。『才田屋漆器店』さん。

木曽漆器の表情の多さにはびっくり。本当に色々な表情の器が並んでいました。気さくな店主さんと話をさせていただき手ごろながらも使いやすそうな器を購入。お世話になりました。奈良井宿へ訪れたらこちらのお店は要チェックです!

 

次に訪れたのはこちら。笹屋酒店さん。店内にはジャズが流れ古き良き酒屋さんがいい感じに現代版へアップデートされた感じ。

店主さんは感じが良くそれぞれの酒のクセやおすすめな飲み方をレクチャーしてくれました。気に入った銘柄を数種購入。

その後もふらふらと場の空気に流されて散策していると宿のはずれに鎮守を見つけお参りさせてもらいました。

立派な社。鎮神社(しずめじんじゃ)というそうで千葉県は香取神社から御主神を招いたそう。

それにしても立派な神社でした。境内は静謐そのもの。喧騒を忘れ静かな時間が流れていました。

 

奈良井宿もほかの宿や全国津々浦々の宿場町と同様川沿いに栄えた宿場町。宿場町に沿って奈良井川の清流が流れています。

すっかりお邪魔した奈良井宿を後にし帰り道は塩尻方面から、というわけで北上すると...ありました道の駅!!奈良井宿の道の駅『奈良井木曽の大橋』こちらはスルーし北上。またすぐ次にある道の駅『木曽ならかわ』。こちらはググったところかなり充実した道の駅だそうで立ち寄ってみました。

 

いうだけある!確かにすごい気合の入り方w

 

立ち寄ってよかったのがこちら。漆器のできるまでをかなり事細かく紹介しているエリア。こういう展示が常設されていると見応えがあって良いですね。大変勉強になりました。

道の駅を出た後は塩尻から長野道→諏訪方面へ。諏訪SAの有名なスタバでいつも通りのドリップコーヒーを買い、その後はスムーズに帰路に...と思ったら大月付近で台風接近しているのを強制的に思い出させられました。文字通りの土砂降り!降ったり止んだりで帰宅。目黒川が氾濫警戒水位に迫るなど都内は結構な荒天だった様子。都内脱出していてよかったです。

釣り道具を一切置いてのお出かけ。こんなのもまた一つの思い出としては良いのかもしれませんね。ではまた。