6月5日時点のCME日経平均先物ポジション動向
CMEに上場されている日経平均先物取引ついて、コマーシャルズ(実需筋)やノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況をみてみましょう。
コマーシャルズについては、6月5日時点では7,273枚の買い越しとなりました。前週に比べて買い越し枚数は175枚減少しています(3週間振りに減少)。
ノン・コマーシャルズについては6月5日時点では3,456枚の売り越しとなりました。前週に比べて売り越し枚数は673枚減少しています(売り越し枚数は5週間連続で減少)。前回説明したように、ヘッジファンドやCTA等の投機筋は売り越しスタンスを変えつつあります。
次に、COTレポートのデータを使って、ラリー・ウィリアムズが考案したCOTインデックスと、それを応用して筆者が考案したNCOTインデックスをみてみましょう。
6月5日時点での日経平均先物取引のCOTインデックスのチャートは下記の通りです。
COTインデックスは78.72%となりました(やや低下)。
一方で、下記はNCOTインデックス(ノン・コマーシャルズ指数)のチャートです。これは、ノン・コマーシャルズの行動をみるためにCOTインデックスと同様の計算式で、筆者が計算したものです。
6月5日時点のNCOTインデックスは31.32%で、やや上昇しました。ノン・コマーシャルズは日本株に対して売りスタンスをとってきましたが、スタンスを変えつつあります。
下記は、財務省が発表している対外及び対内証券売買契約等の状況(週次・指定報告機関ベース)のうち、非居住者による株式の取得・処分をまとめたチャートです。
直近のデータは6月1日に終わる週まで発表されています。外国人による株式取得は6,201億円の買い越しとなっています。5週間連続で買い越しており、買い越し金額は増加傾向にあります。
下記は、寄り付きの外資系証券の売買状況です。6月8日は4日振りに売り越しとなっています(1,720万株の売り越し)。
下記は日経平均の週ベースの一目均衡表です。終値は転換線の上に位置しています。2月26日につけたザラバ高値(18,300.39円)を上回るかどうかがポイントですが、先週の時点ではまだ上回っていません。
6月8日のシカゴ日経平均先物の終値は、17,950円と大証の終値(17,790円)より160円高くなっています。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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5月29日時点のCME日経平均先物ポジション動向
6月1日(金)東部時間午後3時30分(日本時間では、6月2日の早朝)に、5月29日時点でのCOTレポートが発表されました。
CMEに上場されている日経平均先物取引ついて、コマーシャルズ(実需筋)やノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況をみてみましょう。
コマーシャルズについては、5月29日時点では7,448枚の買い越しとなりました。前週に比べて買い越し枚数は578枚増加しています(2週間連続で増加)。
ノン・コマーシャルズについては5月29日時点では4,129枚の売り越しとなりました。前週に比べて売り越し枚数は308枚減少しています(売り越し枚数は4週間連続で減少)。前回説明したように、ヘッジファンドやCTA等の投機筋は売り越しスタンスを変えている可能性があります。
次に、COTレポートのデータを使って、ラリー・ウィリアムズが考案したCOTインデックスと、それを応用して筆者が考案したNCOTインデックスをみてみましょう。
5月29日時点での日経平均先物取引のCOTインデックスのチャートは下記の通りです。
COTインデックスは79.40%となりました(やや上昇)。
一方で、下記はNCOTインデックス(ノン・コマーシャルズ指数)のチャートです。これは、ノン・コマーシャルズの行動をみるためにCOTインデックスと同様の計算式で、筆者が計算したものです。
5月29日時点のNCOTインデックスは27.72%で、やや上昇しました。ノン・コマーシャルズは日本株に対して売りスタンスをとってきましたが、スタンスに変化がみられます。
下記は、財務省が発表している対外及び対内証券売買契約等の状況(週次・指定報告機関ベース)のうち、非居住者による株式の取得・処分をまとめたチャートです。
直近のデータは5月25日に終わる週まで発表されています。外国人による株式取得は2,613億円の買い越しとなっています。4週間連続で買い越しています。
下記は、寄り付きの外資系証券の売買状況です。6月1日は7日振りに買い越しとなっています。
下記は日経平均の週ベースと日ベースの一目均衡表です。三角保合いが続いていましたが、上放れました。テクニカル面では、当面、強含みで推移する公算が強いといえるでしょう。
今週の注目点は、2月26日につけたザラバ高値(18,300.39円)を上回るかどうかです。
6月1日のシカゴ日経平均先物の終値は、18,050円と大証の終値(17,950円)より100円高くなっています。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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5月22日時点のCME日経平均先物ポジション動向
5月25日(金)東部時間午後3時30分(日本時間では、5月26日の早朝)に、5月22日時点でのCOTレポートが発表されました。
CMEに上場されている日経平均先物取引ついて、コマーシャルズ(実需筋)やノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況をみてみましょう。
コマーシャルズについては、5月22日時点では6,870枚の買い越しとなりました。前週に比べて買い越し枚数は129枚増加しています(3週間振りの増加)。
ノン・コマーシャルズについては5月22日時点では4,437枚の売り越しとなりました。前週に比べて売り越し枚数は496枚減少しています(売り越し枚数は3週間連続で減少)。買い枚数が増え、売り枚数が減っています。ヘッジファンドやCTA等の投機筋はこれまでの売り越しスタンスを変えている可能性があります。
次に、COTレポートのデータを使って、ラリー・ウィリアムズが考案したCOTインデックスと、それを応用して筆者が考案したNCOTインデックスをみてみましょう。
5月22日時点での日経平均先物取引のCOTインデックスのチャートは下記の通りです。
COTインデックスは77.16%となりました(やや上昇)。
一方で、下記はNCOTインデックス(ノン・コマーシャルズ指数)のチャートです。これは、ノン・コマーシャルズの行動をみるためにCOTインデックスと同様の計算式で、筆者が計算したものです。
5月22日時点のNCOTインデックスは26.07%で、やや上昇しました。ノン・コマーシャルズは日本株に対して売りスタンスをとってきましたが、スタンスに変化がみられます。
下記は、財務省が発表している対外及び対内証券売買契約等の状況(週次・指定報告機関ベース)のうち、非居住者による株式の取得・処分をまとめたチャートです。
直近のデータは5月18日に終わる週まで発表されています。外国人による株式取得は2,175億円の買い越しとなっています。3週間連続で買い越しています。
下記は、寄り付きの外資系証券の売買状況です。5月24日と25日は売り越しとなっています。
下記は日経平均の週ベースの一目均衡表です。終値は転換線の上に位置しています。基本的に保合い相場が続いています。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。------------------------------------------------------------------------------------------