日経平均のAVSと一目均衡表(2013年6月4日時点):雲の上限で反発!
6月4日時点の日経平均のAVSと一目均衡表を確認しておきましょう。
4日の日経平均は前日比271.94円高となりました。2営業日振りの反発です。
下記は、日経平均のトレンドフォローシステムAVSのチャートです。6月4日時点では「売り」継続となっています。6月5日時点のSAR値(売買転換値)は14,677.43円です。
下記は日経平均の一目均衡表です。6月4日の終値は雲の上限で反発しました。なお、転換線と基準線は同値です。
下記はDMIのチャートです。6月4日時点では「売り」継続となっています。ADXは低下中です。
下記はMACDのチャートです。6月4日時点では「売り」継続となっています。
次に逆張り指標をみてみましょう。
下記はストキャスティクス13日線のチャートです。「売られ過ぎ」の領域にありますが、「買い」シグナルが出ています。
短期売買指標(変形騰落レシオ)のチャートです。10日線は「売られ過ぎ」の領域、20日線は中立領域にあります。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
米国のCFNAI(2013年4月)から:CFNAIは2カ月連続で悪化!
FRBの傘下には12の地区連邦準備銀行がありますが、それぞれの連邦準備銀行のエコノミスト・グループは特徴のある経済統計を開発・算出しています。
このうち、シカゴ連邦準備銀行が算出しているCFNAI(The Chicago Fed National Activity Index=全米経済活動指数)は、85の月次統計を加重平均して作成したもので、筆者は重要視しています。
久し振りにCFNAI(全米経済活動指数)の動きを確認しておきましょう(直近は2013年4月)。
4月のCFNAIは-0.53%となり、3月(-0.23%)に比べると、0.30ポイント低下しました。2カ月連続の悪化です。景気回復が停滞していることを示唆しています。
個別指数をみると、売上・受注・在庫の項目は上昇していますが、生産と所得、雇用関係、個人消費と家計の項目が前月比で低下しています。
CFNAIで重要なのは3カ月移動平均の数値です。CFNAIの3カ月移動平均が-0.70%を下回ると景気後退に入ったことを示し、0.20%を上回ると景気後退が終了したことを示します。
2013年4月のCFNAI(3カ月移動平均)は-0.04%となり、3月(-0.05%)に比べて0.01ポイント上昇しました。2カ月振りの小反発です。足元の米国経済は拡大しているものの、回復の度合いは弱いといえます。
市場関係者の間では、QE3(量的金融緩和の第三弾)がいつ終了するかが焦点となっています。ただCFNAIの数値から見る限り、FRBの金融緩和政策はまだ続きそうです。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
米国のISM製造業指数(2013年5月)から: 6カ月振りに50ポイント割れ!
ISM(全米供給管理協会)製造業指数の2013年5月分が昨日(6月3日)に発表されています。米国の製造業の景況感を確認しておきましょう。
下記はISM製造業指数の推移を示したチャートです。5月は49.0%となり、前月比1.7ポイント下落しました。3カ月連続のマイナスで、コンセンサス予想(51.0%)よりは悪い結果となりました。また6カ月振りに50%を下回っています。
いくつかの内訳の項目をみてみましょう。
まず生産指数です。5月は48.6%で、前月比4.9ポイント低下しました。2カ月振りのマイナスで、9カ月振りに50%を下回っています。
次は新規受注のチャートです。5月は48.8%で、前月比3.5ポイント低下しました。2カ月振りのマイナスで、5カ月振りに50%を下回りました。
輸出指数のチャートです。5月は51.0%で、前月比3.0ポイント低下しました。2カ月連続のマイナスですが、6カ月連続で50%を上回っています。
輸入指数のチャートです。5月は54.5%で、前月比0.5ポイント低下しました。4カ月振りの下落ですが、6カ月連続で50%を上回っています。内需については堅調のようです。
雇用指数のチャートです。5月は50.1%で、前月比0.1ポイント低下しました。2カ月連続のマイナスですが、44カ月連続で50%を上回っています。
最後に商品価格のチャートです。5月は49.5%で、前月比1.0ポイント低下しました。3カ月連続のマイナスで、10カ月振りに50%を下回りました。インフレ圧力は弱いといえます。
ファンダメンタルズ面をみると、米国の製造業には減速の兆候があります。次回以降の数値に注目する必要があります。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------















