自動車用スパナ 3/6

【その他編(日産、トヨタ以外)】

 

その1【日産編】その2【トヨタ編】に引き続き、自動車メーカーを取り上げます。

その1、2と同様に、車載または整備工場向けスパナとコンビレンチを、自動車メーカー毎に分類し、製造者記号等から判明したOEM製造元を明らかにしていきます。

ダイハツが多種多彩で面白いです。

 

1.一覧表

本編では、表内の青で塗りつぶしたメーカー11社(+1社)について解説します。

 

*『製造者記号』は、会社名ならびに会社ロゴと共に製造者を示す3番目の名前です。(例えば、大阪鍛工なら  )

*+1社として愛知機械/GIANTを追加

 

2.商品解説

 1)ダイハツ工業 

ダイハツの車載スパナは、多種多彩で、非常に面白いです。

OEM製造元も5社あり、日本の四輪メーカーで最多です。(ホンダ二輪HMも5社)

まずはエンブレムの変遷から。

 

1) カタカナ”ダイハツ”(1930年~1960年代前半)

ダイハツは、日本で一番最初に自動車の生産を始めた会社です。

↓1930年にオート三輪HA型を発売し、その時にカタカナ『ダイハツ』のロゴを使用しています。

↓大阪城イラスト付きの楕円ダイハツ(オート三輪1955年)

↓軽三輪ミゼット/1957年

 

ちなみにダイハツの名称由来は、大阪大学が研究に関わった発動機製造(株)⇒大阪の発動機⇒大発(読み方ダイハツ)。

 

2) 手書き風"Daihatsu"(1955年~1960年代後半)

軽三輪ミゼットに手書き風の"Daihatsu"ロゴが使われています。

車載スパナのロゴとしては3種類見つかっていて、以下の順で使用されたと推測しています。

1番目ロゴの"D"が面白い字体になっています。

また、2番目と3番目の差は楕円で囲まれているだけのように見えますが、"i"を見れば分かるように、微妙に字体が異なります。

 

3) デザイン"D"(1966年~現在)

1966年に社章としてデザイン"D"が登場し、同年の初代ダイハツ”フェロー”にも採用されています。

したがい、車載スパナロゴも同時期に"D"へ変わったのだと思います。

なお、同時に車両の英文エンブレムが斜め小文字の"Daihatsu"から正立大文字の”DAIHATSU”に変わっています。

1955年~1970年のわずか15年の間にエンブレム/ロゴが小刻みに変化していったようです。 

 

 ダイハツ-1 

by SDF/昭和スパナ製造

・カタカナ『ダイハツ』は1950年代の3輪ミゼットで採用されたロゴですので、このスパナも3輪(ミゼット~2トントラック)用で、1950年代の製品と思います。

・サイズが17x21と変則になっています。

・昭和スパナ製造は、この時代にカタカナ『ニッサン』のスパナを日産自動車に納めています。

 

 

 

 ダイハツ-2 

by NITTAN

・Daihatsuロゴの"D"が変則的な字体になっているのが特徴です。

・1950年代カタカナ『ダイハツ』と1966年以降のデザイン"D"マークの間で採用されたロゴと思います。

・◇NITTANがどの工具メーカーなのか分かっていません。

・日本鍛工、新日本鍛工(株)、(株)新日本鍛工、日鍛工機など多くの会社がNITTANを使うことが出来ます。(自動車スパナ全6編で最大のナゾナゾです)

 

 ダイハツ-3 

・"D"だけ字体が替わり、次のダイハツ4~8の楕円"Daihatsu"と同じになっています。

・ダイハツ-1と同じ17x21の変則サイズです。

・私を悩ませる1本です。

・まさか"No.1980"が製造者記号では無いでしょうから、『JISマークには必ず製造者記号を付随させる』というJISの約束事を無視していると思ったのです。

・でも、他ブランドのJIS+No.1980というスパナが、有象無象ストックの中から出て来ました。

・表面には"◇工"が刻印されています。

・JIS認証会社一覧には登場しない"◇工"を会社ロゴとする工具メーカーが、実はJIS認証を取得していて、"No.1980"をJIS用の製造者記号として使っているのかもしれません。(と言うよりは、それ以外には解釈のしようがありません)

☆2022年4月3日追記

◇"工"という製造者記号を持つ会社名不明の工具メーカーがJIS認証を1953年に取得していて、No.1980はそのJIS認定番号と判明しました。⇒詳細はこちら

☆2022年4月28日追記

◇"工"は(株)東亜鍛工所のロゴと判明しました。⇒詳細はこちら

さらに、下のダイハツ-4の"TOA"も同じ東亜鍛工所のもうひとつのロゴと分かりました。

 

 ダイハツ-4 

by TOA with JIS-N

・ロゴが、楕円"Daihatsu"に。

・JIS商品には製造者を表示しなければなりませんが、”TOA"以外に表示が無いため、"TOA"という会社がJIS認証を取得していると考えるのが妥当です。

・ただし、JIS認証企業一覧にTOA(東亜?)の名前は載っていません。

・したがい、三菱の"TORI"と同様に『失われた10年』にJIS認証を取得した会社と推測します。

☆2022年4月28日追記

上のダイハツ-3で追記の通り、『失われた10年』にJIS認証を取得していた東亜鍛工所製と判明しました。

 

 ダイハツ-5 

by NTK with ◇NITTAN & JIS-N

・◇NITTANとNTKのダブルロゴになっていますが、JISマーク付きですので、JIS認証を取得しているNTKの生産であることは間違いありません。

・NITTAN(日本鍛工?)がダイハツから受注して、NTKに生産委託したものと推測します。

・下のようにNITTANロゴだけ(JIS無し)モデルがあることから、NITTANも鍛造など製造の一部を行っていることも考えられます。

・と言うよりは、基本的な生産はNITTANで、JIS表示をさせるために生産の一部をNTKに委託したのではないかと思います。

・JISでは、鍛造に機械加工、熱処理、メッキ処理の主要工程の一部がJIS認定工場で行われていれば、JIS表示を許可しているようです。

・なお、NTKは1962年にJIS認証を取得し、1980年頃に倒産していますので、1962年~1980年の生産になります。

 

 ダイハツ-6 

by NTK (NTK単独で、◇NITTAN無し)

・裏面にはNTKだけが刻印されていますので、ダイハツが直接NTKにオーダーしてJISモデルを作ったことが分かります。

 

 ダイハツ-7 

by NITTAN

・上記とは異なりJIS無しの場合は、NITTANロゴだけになっています。

・ダイハツ-5~7の3種類より、NITTANとNTKで3パターンが存在しているのが分かります。

(NITTAN単独、NTK単独、NITTANとNTK両方)

 

 ダイハツ-8 

by NEON/前田機工

・製造者と思われる"NEON"が刻印されています。

・一般に市販されている汎用スパナでも見かけるブランド表示です。

 

 ダイハツ-9 

by NEON/前田機工

・ロゴが、1966年から採用されているデザイン"D"マークに変わります。

・車載スパナ用ロゴの採用順番としては、ダイハツ⇒Daihatsu⇒楕円Daihatsu⇒"D" と思います。

・ちなみに、会社の英語表記が斜め文字(Daihatsu)から正立文字(DAIHATSU)に変わったのが1970年ですので、1950年代から1970年にかけて頻繁にロゴが変わったのではないかと思います。

 

 ダイハツ-10 

by NEON?(NEは上記NEONの略号?)

・裏の"NE"表示以外は上のダイハツ-9と同一です。

 

 2)三菱自動車工業 

 三菱-1 

by TORI/服部スパナ with JIS-N

・JISの認証を受けていて、製造者記号は"TORI"だけですので、"TORI"が製造者を示すのは明かです。

・服部スパナ…JIS認証取得:1952年11月10日、認定番号:001979

 

 三菱-2  

by 大阪鍛工(製造者記号  より大阪鍛工製と分かります) with JIS-N

 

 三菱-3 

by 大阪鍛工(製造者記号  、JIS無し)

・大阪鍛工のJIS無しモデルです。

 

 三菱-4  

by NTK with JIS-N

・上の三菱-2, 3と同一形状です。

↓胴長の断面形状が四角い、角が丸いの差があります。

 

 三菱-5  

by NTK with JIS-N

気になる点が複数あります。

(1) JISの製造者記号はNTKになりますので、NTK製であることは間違いありません

(2) 表面がOEMブランド表示、裏面が製造者表示だとすれば、『MARVELという会社が三菱から受注して、JIS認証の製造権を持っているNTKに生産委託』と考えることも出来ます。

(3) 英国インチ仕様のウィットねじサイズが裏面に併記されています。(自動車用では無い?)

(4) スパナサイズが大径であること、およびウィットねじサイズの併記の2点から考えると、三菱自動車では無く、他の産業機械等の三菱会社の可能性もあります。

☆2022年4月6日追記

"MARVEL"は、(株)マーベルと判明しました。

上記の通り『MARVELという会社が三菱から受注して、JIS認証の製造権を持っているNTKに生産委託』が当たっていました。

マーベルは、電設工具メーカーであり、『何十年も前の話であり、現在はハンドツールは製造も販売もしていない』とのことです。

 

 三菱-6  

・メーカー名が不明な無印(裏面に製造者記号無し)。

・表面にスパナの品番表示。(スパナに品番を刻印するのは珍しく、他にトヨタに1例あるのみ)

・凹丸パネル。

*写真差し替え予定

↓トヨタの例(KTC製/ディーゼルエンジンのグロープラグ用)

 

 三菱-7  

・メーカー名が不明な無印(裏面に製造者記号無し)。

・上の三菱-6と同じ凹丸パネル。

 

 三菱-8 

  

・三菱重工業の水島製作所が、軍需産業から民需産業への転換を図り、戦後直後の1946年からオート三輪の製造に乗り出し、その軽四輪版として1959年に生産販売を開始したのが三菱レオ/LEO。(3年後の1962年に生産終了)

(手塚治の漫画『ジャングル大帝』のレオがマスコット)

Wiki(会社)、Wiki(三菱レオ)

・その車載工具です。

・写真を見ると12x14サイズは、三菱-2~4の大阪鍛工凹パネルスパナと同一形状で、表面の会社名表とロゴも同一のようです。(上の青背景12x14は三菱-4)

・フラットパネルの大径サイズも写っていますが、三菱-1の大径サイズ?

・三菱/みずしまは、戦後に三分割された三菱重工業のひとつで、会社名は新三菱重工業。

 

 

 3)ホンダ技研工業 

 ホンダ-1 

by KOWA/興和精機(製品名Kowa Stream Lineより、JIS無し)

・主にホンダ向けの自動車整備機器を取り扱う商社であるKOWAが、整備用工具としてホンダディーラー向けに出荷しています。

・オートバイ用だけで無く、自動車用にも使用していると理解していますので、自動車編で取り扱います。

・KOWAは商社ですので、製造元が別にありますが、オートバイ車載用も含めて不明となっています。

・下の写真モデルはロゴが"KOWA"になっている一般市販品ですが、ホンダディーラー向けには"HONDA"のロゴに打ち替えた専用品が設定されています。

↓一般市販用の"KOWA"モデル

 

 ホンダ-2 

by KOWA/興和精機(製品名Kowa Stream Lineより、JIS無し)

ストリームラインシリーズがもう一つあり、綺麗なミラーフラットモデルです。

これもホンダディーラーなどに出荷され、出荷先でディーラー名等をレーザー印刷して整備用工具として使われているようです。

また、このモデルは販促品としても使用されています。⇒HONDA DREAMでの使用例

なお、このモデルには金メッキセット(6本ケース入り)もあります。

 

 ホンダ-3  ☆2022年4月18日追加

・"For HONDA"と刻印されたこれまで見たことが無いHONDAスパナを手に入れました。

・情報が無く、何用だったのか全く不明です。

・"HONDA"の頭に"For"が追加されていることに何か特別の意味があるのだとは思います。

・二輪用としては"HM"とアメリカ産GOLD WINGの"HONDA"しか存在しないこと、および裏面の"KOWA"字体が二輪用では無く四輪用であることから、この"For HONDA"も四輪用だったのだろうと推測しています。

・なお、裏面の"POPULAR ARTICLE"という表示は、他のKOWA製品には存在しません。

 

 4)スバル/富士重工業 

     

 スバル-1 

・製造者記号無し(メーカー不明)

・表面にブランドロゴ、裏面に会社名というのは、ありそうで無いスバル独自のレイアウトです。

 

 スバル-2 

by △YK/吉田工具

・形状的には、三菱/大阪鍛工の凹丸パネルに似ています。

 

 5)マツダ 

 マツダ-1 

・メーカー名不明(製造者記号無し)

・東洋工業時代の古いロゴ(丸い地球に漢字の"工")

・約100年前の1928年に商標登録された歴史のあるロゴで、車両マークとしてはデザイン"m"(次のマツダ-2)が最初から使われているため、補用部品等で使われたものと思います。


 

↓製造元は日鍛工機(ギヤーN印、SUPER印)? ☆2024年1月7日追記

 

 マツダ-2 

・KOWA/興和精機(JIS無し)

・KOWAは商社であり、マツダからKOWAに発注されて、KOWAがどこかのメーカーに生産委託した商品です。

・どのメーカーが生産したかは不明です。

 

 マツダ-3 

・メーカー名不明(製造者記号無し)

・裏面の"STAMP DROP FROGED"が珍しい表示になります。

・"DROP FORGED"(落とし鍛造)と表示されるのが一般的ですが、落とし鍛造製法のひとつとしてエアー加圧を加える場合があるようで、そのエア加圧を"STAMP"と表現しているのではないかと思います。

・三木ネツレンの初期スパナに"STAMP FORGED"(DROPを省略)という表示例もあります。

・次の写真に示すように、FJPというブランドのスパナの裏面に"STAMP"だけが使われている例もあります。(FJP⇒FiJi Peace?)

 

 マツダ-4 

・KTC、S100スパナにMAZDA刻印

 

 6)スズキ 

 スズキ-1 (フロンテ1970年)

・四輪"フロンテ70"の車載工具のスパナ情報を当ブログの読者の方から頂きました。

・ちょうどフロンテが第2世代から第3世代に切り替わる時ですが、1970年の車載スパナであることは明確です。

・二輪に掲載している"スズキ-2"と同じスパナですので、スズキは四輪と二輪で同じを車載スパナを使用していたことが分かります。

↓二輪 "スズキ-2"

 

 スズキ-2 

・上と同じ方からの情報で、別のスパナが1965年頃のスズキに車載されていたとのこと。

・これも二輪"スズキ-3"と同一のスパナです。

↓二輪 "スズキ-3"

 

 

左…フロンテ360/第2世代(1967~70年)、右…フロンテ71、72/第3世代(1970年~76年)

 

個人的には1971年ジウジアーロデザインのフロンテクーペが大好きです。

2ストロークで、敏感なアクセルワークを求められ、靴を脱いで右足の親指でアクセルコントロールするのがちょうど良くて、面白い車でした。

フロンテクーペも同世代ですので、上の2種類どちらかのスパナが車載されていたのでしょう。

 

 7)日野自動車 

 日野-1 / NETSUREN 

・三木ネツレン製のつば付きスパナ、JIS-H

・表スパナ平面に"Hino"ロゴが刻印されています。

・裏面にはインチサイズ(ウイットねじ)が併記されています。

・同じく裏面にネツレンの意匠登録No.が刻印されていますので、つば付きの第1世代になります。

・したがい、1952年~1972年での納入と分かります。

・この期間は日野(日野ヂーゼル工業)がルノー4CVを生産販売していた時期とぴったり重なります。(1953年ノックダウン開始、1958年完全国産化、1963年生産終了)

・当時のフランス車がインチとメトリックのどちらを採用していたかの情報がありませんが、両サイズが表と裏に刻印されていますので、ルノーにも使用可能です。

・したがい、このスパナは日野ルノー4CV用の可能性が高いと思います。

 

 日野-2 / SANKI 

・SANKI/北陽産業 with JIS

 

 日野-3 / NK 

・"◇NK"(メーカー名不明)

 

 日野-4 / HIT 東邦工機 

・東邦工機(メーカー名打刻&ロゴ"HIT"より)

 

 日野-5 / 丸K-1 

・"○K"(メーカー名不明)

 

 日野-6 / 丸K-2 

・上の日野-6と同じ○K製ながら、"Hino"ロゴの"H"の字体がくずれています。

 

 8)三菱ふそうトラック・バス 

 三菱ふそう 

by NETSUREN/三木ネツレン(会社ロゴ"NETSUREN"より) with JIS-N

・強力級であることから、車載では無く、ディーラー整備工場向けの工具と思います。

・三菱自動車の可能性もありますが、同じトラック業界の日野自動車が、同形の強力級NETSURENを採用していますので、三菱ふそう向けと考えるのが妥当だと思います。

 

 9)いすゞ自動車 

 イスズ-1 

・他とは異なり、工具会社が生産販売し、該当する自動車メーカーの刻印が入っています。

・OEM供給品ではありませんので、本稿の対象外ですが、『自動車会社名と製造会社名入り』には該当するので取り上げます。

・大型トラック用スパナの二重丸京版です。

・一重丸京版とKTC版もあります。(自動車会社名の刻印入りは、このモデルだけ)

当ブログ内の詳細解説

 

↑適用となるトヨタとイスズの刻印が入っています。

↓適用車種のイスズTXトラック。

 

 イスズ-2(戦前/1925年)

戦前の1925年に東京鍛工所がTDF印のスパナをイスズに納めていたことが分かっています。(当時は東京石川島造船所の自動車部)

東京鍛工所は、戦前から日産やイスズと関係が深く、イスズ社史にその記録が載っています。

1925年時点では2車種が生産されていて、その車載または整備工場向けのスパナだろうと思います。

当時の2車種…大正11年/1922年の英国ウーズレーA9乗用車、および大正12年/1923年のウーズレーCPトラック

↑ウーズレーA9とCP

 

 10)日産ディーゼル(現UDトラックス)

 日産ディーゼル 

by KTC (形状同一性より)

・KTCやトヨタ向けスパナと同一形状であることからKTC製と思います。

・凸パネルが長方形では無く、両端が六角形っぽくなっているのは日デ向け独自のデザインになっています。

 

 

 民生ディゼル 

 

日産ディーゼルの前身が"民生ディゼル工業(株)"(1950年~1960年)でした。

1955年に開発した2サイクル大型ディーゼルのUDエンジンが特徴で、赤くて丸いUDマークの基になっています。

このUDマークは日産ディーゼルにも継承されましたが、民生時代にはUDの下にMINSEIが追加されていました。

 

いすずにも使用されていたのと同じ二重丸京の大型トラック用スパナに"民生"と打刻されています。

KTCが二重丸京ロゴを使用していたのは民生ディゼルと同じ1950年~1960年頃となっています。

↓左から3番目が"民生"。(トヨタ、日野、民生、いすずの順)

 

↓適用表の中、"ニッサン"の下側(赤枠内)が民生ディゼル/日産ディーゼルで、T80が4x2、6TWが6x4の大型トラックになります。

 

 

↑6TW

 

 11)無限 
     

 無限 

by KTC(KTCホームページにて無限モデルの開発経緯が公開されていることより)

・無限NSXの車載工具として開発され、KTCの車載工具準備は終わっていたものの、車両本体の販売が直前で中止に。

・車載工具として企画で進んでいたことから、本稿の対象とします。

当ブログ内の詳細解説

 

【追加】12)愛知機械/GIANT 

・表面にブランド名として"GIANT"。

・裏面にJISマーク、"H"(強力級)、"O-G"(製造記号?)、 (大阪鍛工の製造者記号)

・JIS商品に表示が義務づけられている製造者記号より大阪鍛工製と分かります。

・表裏共に凹丸パネル。

・三菱向けは表面のみが凹丸パネルで裏面はフラットなのですが、この"GIANT"は表も裏も凹丸パネルであり、"GIANT"向けの専用ボディーになります。

 

・クロモリ製もあります。(SNCM…ニッケルクロームモリブデン鋼)

 

★車両情報

1,000cc級 三輪車(オート三輪)

・1947年~1960年 ⇒ Wiki

・AA26(1959年)

↑AA26車両外観

 

↑フロントエンブレム(Giant)

↓エンジン/AE25型の刻印(GIANT)⇒ このロゴがスパナに

愛知機械/GIANTの詳細は、当ブログ内のこちらにて。

 

 

この回、終わり

自動車用スパナ 全6編それぞれのページには、こちらから