自動車用スパナ 4/6
【二輪ホンダ編】
【2023年6月3日 追記】
楕円HMスパナのOEM6社目としてSANKIを見つけました。
珍しい三条機械のロゴ
が入っていることから、初期のSANKIと分かります。
⇒ 詳細は、本文のこちら。
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自動車用スパナ6部作の二輪編は、まずはホンダから。
これまで色んな機会を捉えてオートバイ4社のスパナをあちこちで取り上げてきました。
重複する部分も出て来ますが、集大成として本編と次のOEM-5【その他二輪編】、さらにOEM-6【昔の二輪編】にてその全てをまとめます。
自動車メーカーのOEM-1~3と同様に、車載または整備工場向けスパナとコンビレンチを、二輪メーカー毎に分類し、製造者記号等から判明したOEM製造元を明らかにしていきます。
1.一覧表
本編では、現在のオートバイ4社と、過去の2社について解説します。
*『製造者記号』は、工具会社名ならびに会社ロゴと共に製造者を示す3番目の名前です。(例えば、大阪鍛工なら
)
ホンダ-1
ホンダ・オートバイで一番ポピュラーな車載スパナが10x14mmで、カブからCB750まで多くの車種で採用されると共に、OEM供給元も5社と多くなっています。(品番:9900110140)
スーパーカブで見てみると、世界の累計生産台数は1億台を越えているとのことです。
2000年に入ってからはアジアを中心とした現地化が急激に進んでいますが、現地化が進む前の2000年以前で見ると累計3千万台になっています。⇒Wiki
つまり、この10x14スパナは、カブ本体と共に少なくとも3千万本は日本で生産されたと考えて良いと思いますので、恐らく世界で一番生産された車載スパナでしょう。
(1960年で日本国内生産56万台/年)
☆製造元4社…①KOWA/興和精機、②RK/理研化機工業、③KTC、④SDF/昭和スパナ
追加⑤MITO/水戸工業、6社目としてSANKI/三条機械?
・KTCには通常ロゴの楕円KTCとは別に、このホンダスパナだけで使われたと思われる珍しい初期のKTCロゴがあります。
・世界で一番生産されたであろう車載スパナに敬意を表して、4社5種全ての詳細写真を載せます。
① KOWA/興和精機
・ホンダへ供給する工具の大半は、このKOWAと次の②RKの2社が取り扱っています。
・KOWA/興和精機は、自動車整備機器を主にホンダに納めている商社です。
・商社ですので、生産機能は無く、スパナ生産をいずれかの工具製造会社に再委託をしていることになりますが、どの会社に依頼しているかは分かっていません。
② RK/理研化機工業
・上の①KOWAと共にホンダに強い工具メーカーです。
・ 但し、理研化機工業は、プレスとNC機械加工メーカーであり、鍛造を行う会社ではありませんので、これも別会社に全てを再委託または鍛造など一部の工程を委託していたと推察しています。
・以前は会社ホームページにRKロゴが載っていたのですが、ホームページが2020年頃にリニューアルされ、RKマークのロゴが使われなくなったようです。
・現在のホームページで、オートバイ工具事業について説明されています。
・2013年5月当時のホームページでRKロゴを確認できます。(Internet Archiveより)
③-1 KTC (楕円KTCロゴ)
・KTCもホンダに納入していました。
・KOWAとRKほどではありませんが、時々オークションに登場しますので、それなりの量を納入していたものと思います。
③-2 KTC (初期ロゴ)
・KTCのロゴは、創業時は二重丸京、さらに創業から4年後の1954年5月にお馴染みの楕円KTCが商標登録されています。
・商標出願されたのは1953年9月ですので、その1953年頃から楕円KTCは使用され始めたものと思います。
・楕円KTC以前は二重丸京がKTC唯一のロゴになりますが、何らかの理由でホンダ納入工具には二重丸京を使わず、楕円KTCを出願する頃の初期は、ロゴ
が使われたものと推測します。
・したがい、このモデル③-2は、1953年~1955年頃の生産と考えるのが妥当だと思います。
・ちなみに、KTCの商品第1号は1950年のトヨタ向け車載スパナですが、ほぼ同時期の会社創業期からホンダにもOEM納入していたことになります。
・なお、英語会社名の略である"K.T.C."は二重丸京と併記する形で創業時から使用されていますが、"K.T.C."では無く、敢えて新たなロゴ
を採用した理由は不明です。(自社ブランド商品との差別化をしたかったのか?)
・後述しますが、ホンダ二輪にHMマークが最初に採用されたのは1955年ドリームSA型です。
・一方で、前述の通り、二重丸京と楕円KTCの狭間、もしくは楕円KTCの商標登録初期にロゴ
が使われたと考えると、このスパナ③-2は、最初にHMマークを採用したホンダドリームSA型の車載工具の可能性が高いと考えます。
↑ホンダドリームSA型(1955年)
④ SDF/昭和スパナ
・SDF/昭和スパナは、日産への車載工具納入で実績がありましたが、ホンダにも納入していました。(SDF…"S"の中に"D"と"F")
・ホンダ二輪車載の多くはKOWAとRKが担当していて、かつKTCも古くから少量ながら納入していますので、昭和スパナが入り込む余地は少なかったと思います。
・このスパナは一般的で無いサイズですので、専用の鍛造型を新たに興す必要がありますが、出荷量が少ないことが初めから分かっていても、新たな投資を行って販路を拡大したいという昭和スパナの意気込みを感じます。
・なお、4社の中でJISマーク付きは、昭和スパナだけです。
・JIS付きのスパナが車載されていても販売促進にはならないと思いますが、納入数を増やしたい昭和スパナからホンダへのアピールだったのだろうと理解しています。
↑4社5本の揃い踏み
・一番下、KTC初期ロゴの胴長が太く、かつスパナが卵型のため、一番古めかしく感じます。(約70年前の製品です)
・一方で、もう一つのKTCは、一番細身なのが面白いところです。
⑤ MITO TOOLS/水戸工機 ☆2022年4月28日追加
・MITO TOOLS/水戸工機の10x14を発見しました。
・ホンダHMで最もポピュラーな10x14サイズで5社目になります。
・但し、他の4社がフラットパネルなのに対し、水戸工機は凹帯パネルになっています。
・スパナ形状が卵型であることから1950年代の製品と思います。
・裏面の"MITO"と"TOOLS"の間に梅デザインの水戸工機ロゴが入っています。
・水戸工機は、カワサキ二輪で楕円"MITO"ロゴを入れて独占的に使用されていますが、カワサキで採用されるよりも前の時代に古いロゴでホンダHMに納入されたのかと思います。
・上の③-2/KTCが一番古いと考えていましたが、この水戸工機も同じく古そうです。
↑水戸工機ブランドのスパナ
・自らのブランド商品のため、"MITO TOOLS"ロゴが表面になります。
・裏面右側の"61A"より1961年生産と思います。
("A"は1月生産もしくは鍛造型の管理番号でしょう)
・これより、ホンダへの納入は1961年前後になるのかと思います。
・また、この時期の水戸工機は、一般的な楕円"MITO"では無く、この梅デザインのロゴを使っていたのでしょう。(水戸と言えば、梅の偕楽園)
⑥ SANKI/三条機械 ☆2023年6月3日追加
・ホンダHMのOEM6社目としてSANKIを見つけました。
・初期のSANKIの印として
ロゴが入っています。
・この三条機械ロゴは、これまで初期のモンキーレンチとプライヤーでだけ確認できていましたが、スパナでは初めて見つかりました。
・17x19で、下表の通り車載スパナに採用されているサイズです。
・一番ポピュラーな車載スパナ10x14でSANKIがあったかは確認できていません。
☆HMロゴの形状バラエティー
・初期はホンダでさえもカンパニーIDの考えが確率していなかったようで、楕円幅や楕円形状、文字の太さと傾きが様々なHMロゴが存在しています。
・後にホンダは、ロゴデザインも含めてIDに関して非常に厳格な姿勢に転じ、それが車載工具が無印に移行する原因のひとつになっているようです。
☆ホンダ主要車型とサイズ別スパナの適用について
・主要車種に車載されているスパナサイズを、パーツリスト情報(1958年以降)より一覧表にまとめました。
※オランダのCMS(Consolidated Motor Spares)という部品販売会社が運営するホームページ内のホンダオートバイ全モデルのパーツリストにて確認したのですが、とんでもないサイトが存在するものです。(旧車ファンの方は既にご存じのサイトかと思いますが)
・サイズ10x14が多くの車型で採用されていることが分かります。
・10x14の品番は、全て"9900110140"。
・KTC
についてはドリームSA型への車載と推定していますが、後述するホンダ-3の10x12はCB750/K3~K8に車載されていたようです。
・なお、ドリームSA型は1958年よりも以前であるため、車載工具の内容についてパーツリストで確認が出来ないのが残念です。
↑左からC100/初代カブ(1958年)、CB92/初代CBモデル(1959年)、CB750Four/K0(1969年)
ホンダ-2-1
by KOWA/興和精機、CB125用コンビレンチ
・CB125後期型の最初の3年間(1967年~69年)だけに車載されたKOWA製です。
・オートバイでコンビレンチがメーカー設定として車載されているのは非常に珍しく、私の所る限りでは世界でも次のゴールドウィングGL1200と、このCB125の2例だけです。
・ゴールドウィングの場合は、綺麗にクロームメッキされたコンビレンチを高級工具として車載したものと思いますが、普通のオートバイに安価な亜鉛メッキ仕様の実用工具としてコンビレンチを車載したのは、まさしくこのCB125だけでしょう。
ホンダ-2-2
↑CB125用コンビレンチのRK製も見つけました。
☆CB125用との特定について
・前述のオランダ部品販売会社CMSホームページにて全カタログをチェック。
・カタログのイラストより、コンビレンチはCB125にのみ車載されていることが分かり、品番は892022 46000。(イラストが表示されない場合は、『view large image』のタグをクリック)
・なお、CB125は1967年からカムチェーンがセンターからサイドに変更され、その後期型(サイドカムチェーン仕様)のCB125K1になってからこのコンビレンチが採用されているようです。
(初期型CB125K0のオーナーから『初期型にはコンビレンチは入っていない』との情報より)
・さらに、CMSに記載されているカタログを見る限りでは、後期型の最初の3年間(1967年~69年、CB125K1~K3、C/#:3000001~500000x)だけの採用のようです。
・このコンビレンチの存在は、今まで全く知られていなかったと思います。
・最近はスパナにちょっかいを出していますが、私は基本コンビレンチ・コレクターなので、珍しいコンビレンチは全て入手するべく頑張っていて、これもヤフオクで見つけて取りあえず手に入れた感じでした。(他に応札者が出ないかヒヤヒヤしましたが、無風でした)
・手に入れてから、前述のオランダ・ホームページと格闘して、とんでもない超貴重品だったと分かった次第です。
・CB125の歴史は、こちら。
↓CB125後期型
ホンダ-3
by RK/理研化機工業
・RKの両サイドに=が追加されたロゴになっています。
・このホンダ-3はスパナ形状がやり型になっていて、冒頭ホンダ-1の10x14モデル(卵型&丸型)よりは世代が新しいのかと思います。
・上に『主要車型とサイズ別スパナの適用』という一覧表を載せていますが、このサイズ10x12は1973年のCB750/K3で設定されています。
・一方で、ロゴがHMマークから"HONDA"に変わったのが1972年と言われていますが、実際の車載工具を見る限りでは1972年以降もHMロゴのスパナが継続されています。
・したがい、CB750で見れば、1973年にK3となり、その時に10x12スパナが登場していますので、このHMスパナはCB750/K3~8に車載されていたものになります。
☆HMロゴの使用時期と、HM以降について
・HMロゴは、2001年モデルのCB250T/日本向けまでは使用されていることが部品カタログで確認できます。⇒2001年/CB125T日本仕様
・しかしながら、この時期を境にしてHMスパナは、ぱたっと見なくなります。
・そして、次のゴールドウィング(ホンダ-4)を例外として、一般のオートバイでは"HONDA"ロゴのスパナを見ませんので、HMマークから直接に無印(ホンダのロゴ無し)へと移行したと推測しています。
・前述の2001年モデルは、2000年の製造でしょうから、HMロゴから無印への移行は2000年頃と思います。
・無印へ移行後も、裏面の製表示表示(KOWAまたはRK)は継続していました。
・その後、他の自動車メーカーと同様に車載工具はアジア製に移行していて、日本製を示すKOWAまたはRKの製造者表示が無ければ、アジア製ということになります。
ホンダ-4 (無印/KOWA)

・2000年頃にHMロゴのスパナから切り替わったホンダロゴ無しの無印KOWA製です。
・ホンダ純正部品を269円で買いました。
・部品タグにちゃんと日本製と表示されています。
・無印にはRK製もあります。
ホンダ-5 (無印/中国製)
・同時購入した14x17は、表も裏も全く何の刻印もありません。
・部品タグにHONDAと書いてあるので、かろうじてホンダ商品と分かります。
・タグに中国製と表示されています。
・1955年から始まったHMロゴ車載スパナの今の形です。
※車載スパナの代表としてホンダHMロゴの最初から最後までの65年間を完全に追いかけたことになります。(ホンダ-1~5、掲載スパナ10種)
↑ここまで"HM"ロゴ(写真背景:緑)
↓ここから"HONDA"ロゴ(同:赤)
ホンダ-6
by RK/理研化機工業、ゴールドウィングGL1200用コンビレンチ
・ホンダ二輪ゴールドウィング5種の内、GL1200(1987年)に車載されたコンビレンチです。
RKロゴより理研化機工業がホンダに納入した製品であることが分かります。
・ゴールドウィングは米国組立ですので、理研化機工業から車載スパナを輸出した場合、生産国表示義務の日本輸出法令によりJAPAN表示が必要になりますが、JAPAN刻印が無いことから、このスパナはアジア製(またはアメリカ製)だと思います。
⇒どうも日本製で燕三条生まれの様子。(ホンダ-7の下に追記)
・この商品はこれまで日本で見たことが無く、私はアメリカのebayで入手しました。
・前述のように一般オートバイではHMロゴから"HONDA"に切り替わらずに無印へ移行していますので、"HONDA"ロゴを採用しているのはこのゴールドウィングだけだと思います。
☆GL1200用との特定について
・オランダ部品販売会社CMSホームページにてカタログより、GL1200にコンビレンチ(14mmと17mm)が車載されていることが確認できました。
・サイズ14mmと17mmの2種類が入っていて、17mmは品番89254M B9870、14mmは89253M B9870になっています。
・Gold WingにはGL1000、1100、1200、1500、1800の5モデルが設定されていますが、車載工具にホンダ専用コンビレンチが採用されているのはGL1200だけになります。
・なお、他の3モデルはスパナで、GL1800にはKTCネプロスのコンビレンチ(ホンダ-6)が車載されていますが、ホンダ専用品では無く、ホンダロゴの無い汎用品です。
・5モデル中の1モデルだけでのホンダ専用コンビレンチの採用ですが、それでもゴールドウィングはアメリカで多くの台数が生産されていますので、アメリカebayに出品されているのを年に数回見かけます。
↑2種類のコンビレンチを入手しましたが、カタログに14mmと記載されているのは、写真内の下側、12x14だと思います。(コンビレンチで左右のサイズが異なるのは珍しい)
・上の車載工具ケースの写真に12mmスパナの先端が写っていますが、これが12x14コンビレンチなのだと思います。
ホンダ-7
by RK/理研化機工業、サイズ14x17
・上のコンビレンチ(ホンダ-6)と同じデザインのスパナを日本国内で見つけました。
・GL1200にはスパナも車載されていますが、サイズが10x12、7x8の2種だけになっています。
・一方で、ゴールドウィングは1988年から日本でも販売が開始されますが、その1988年日本仕様のGL1500カタログを確認するとスパナ14x17が載っています。
・スパナ胴長のロゴまでは描かれていませんが、上のホンダ-6の例から考えれば、このスパナもゴールウィング用と考えて良いと思います。
・なお、スパナ形状がやり型になっていますので、モデル-6のコンビレンチ(スパナ丸型)よりも世代が新しくなっているようです。
・モデル-6が、唯一の"HONDA"ロゴ車載コンビレンチで、こちらは唯一の"HONDA"ロゴ車載スパナになります。
☆2022年4月5日追記
未確認情報ですが、既に廃業している燕三条の熊谷鉄工所が製造元のようです。
製造専業メーカーで、スパナにメガネ、ラジオペンチを製造していました。
当たっていれば、発注者:ホンダ(米国ホンダ)、受注者:理研、製造者:熊谷鉄工所の構図。
【参考 】 ホンダ-8
HONDA Gold Wing/GL1800車載工具(品番:89010MCA700)
・ゴールドウィングの最高級車種GL1800には革製ケースの工具が車載されていました。
・但し、コンビレンチ自体は一般市販のネプロスがそのまま使われていますので、HONDAのロゴは入っていません。
・したがい、本稿その1で説明の通り、掲載条件である『日本の自動車会社名またはロゴ入り』に該当しませんので、参考扱いとします。
・コンビレンチが車載工具に採用されるのは車両の原価低減の観点からとても珍しいことですが、価格反映しやすい高級車ならば、高級工具ネプロスを採用することも可能なのだと思います。
【参考】 ホンダ-9
by KOWA/興和精機
・KOWAのミラーコンビレンチです。
・自動車編 OEM-2で解説の通り整備工場向けにも使用されていますが、販促用にも活用されています。
・表面は何も印字されていない状態で興和精機から出荷され、ホンダディーラーなどが独自にレーザー印刷等を追加してから整備工場用工具または販促品として使用する形を取っています。
・掲載の商品は、"ホンダウィング"ロゴ
と"HONDA DREAM"が印字されたホンダニ輪店の販促品です。(この商品自身は、整備工場向けではないので、参考扱いとします)
【参考】 ホンダ-10
ホンダ二輪の発表会で配られた記念品で、ケース入りのコンビレンチとドライバーセットです。
"HONDA"のロゴがくっきり刻印されていて、やたらに味のあるコンビレンチです。
ホンダロゴ種類とコンビレンチの製造記号より1989年製と推察しています。
(整備工場向けでは無いので、参考とします)
・スパナ部根元がエラのように広がっていて特異な形状の凸丸パネルです。
・ホンダ二輪のロゴは1972年頃に"HM"から"HONDA"に変わっていますが、車載スパナは"HM"ロゴが継続し、"HONDA"は採用されないまま、2000年頃に無印に移行しています。
・したがい、"HONADA"ロゴの工具は非常に珍しく、私の知る限り米国生産ゴールドウイングの車載用だけでした。
・今回存在が分かったコンビレンチは、"HONDA"ロゴの2例目になります。
・下のダイヤ精工/TOUGHコンビレンチと同一形状ですので、製造元はダイヤ精工で間違いないと思います。
・スパナヘッド根元の製造記号も、ダイヤ精工そのものです。
・"9A-1"の"9"は製造年記号と考えていて、19x9年の生産を示していると思います。
・前述した同じ"HONDA"ロゴのゴールドウイング車載コンビレンチが1988年でしたので、"9"は1989年生産を示していると考えるのが妥当だと思います。
・ドライバー2本、アレンキー4本とコンビレンチ5本のセット。
・コンビレンチのサイズは8~17mm。
・ドライバーはベッセル製?
★ロゴの変遷について
・HMマークは、1953年3月のホンダ月報に登場しています。
↑ホンダ月報1953年の表紙
・1955年に登場したホンダドリームSA型が、タンクエンブレムにHMマークを採用した最初のホンダ二輪になります。
・1972年にホンダウイング内の"HM"が"HONDA"に変わっています。
・車両本体と車載工具のマーク切替は必ずしも同時期では無かったようで、ホンダ-3で解説の通り車載工具では2000年頃までHMロゴは使用されていました。
HMマークの商標登録は1960年出願、1962年認可になっています。
(実際には前述の通り1953年には使用が開始されています)
この回、終わり
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