函館らーめん塩の蔵 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

初めて北海道に行ったのはたしか中学1年の時の家族旅行。

そん時はまだガキんちょだったからフードカルチャーには興味なくて

北海道行くと聞いても、そんときプレイしていたファミコンの推理ゲーム「オホーツクに消ゆ」

に出てくる画面と同じ景色が見れるかなくらいにしか思ってなかった。


朝市で旅行に来てた柳生博を見かけて、偶然にも泊まるホテルも一緒

(しかも朝市会場からかなり離れた交通手段で行くとこだったのに)だったこともあり、

当時の函館の思い出は「柳生博」一色だ。

濃霧にてロープウェイが運行してなかったから函館山の夜景も見れなかったし。


それから十数年たって社会人になってから当時の同僚や先輩と数人で北海道へ出張に

行った。そのころはラーメンにハマっていたこともあり、札幌支社の人や現地の人に

おススメを聞いたら、8割以上の人が同じことを言っていた。


「『てつや』っていう店が美味い」 ということと 「『ラーメン横丁』は行くな」ということ。


「ラーメン横丁」に関しては札幌の人曰く、観光客向けの話題と商売優先の場所なんで

あそこでラーメン食って、これが北海道ラーメンの実力だと思われたくないらしい。

なんとなくそれはわかる。入口前は通ったがスルーした。


「てつや」に関してはほとんどの人が名前を出すんでこれは是非行ってみたいと思ったが

場所を聞くと、自分達が動いてる拠点からしたらアクセスが良くはないらしく、足が無いと

ムリと言われて断念した。

同行して隣にいた同僚の人も名前が「てつや」さんだったから親近感もあったせいか、

すごく行きたそうな顏で断念していた。よほど食ってみたかったんだろう。

同じ名前でネタにもなるし。隣の席でオンナノコが麺啜りながら「てつやの太~い!」とか

言ってるのを聞きたかったとか意味分からんことも言っていたが(爆)


今度、北海道行くことあったら行ってみよう。あ、玉ねぎ入っとるかな・・・


実はつい最近まで「北海道」といえば何ラーメンが一番有力なのかウヤムヤだったのだが

土地によってジャンルが違うみたいね。広いから。

とりあえず旭川は醤油かなとは思ってたけど、函館は塩みたい。

塩というか、醤油も味噌もあるけどとサッパリ系ということは確かみたい。


で、前置きが長くなったが、今年初めに函館ラーメンを地元で喰った。

ラーメンネタとしてストックしてたから記事にするまで一カ月以上経ってしまったが。


『函館ラーメン 塩の蔵』


国分寺駅ビル内なんで住所は省略。詳しくはココ



昭和80年代クロニクル-塩の蔵


ご存じの通りオレは今まで油ソバを強く推進してきたが、推進するのは塩ラーメンも同じ。

かなり美味いんだけど、提供する店が少ないこともあり、まだまだ豚骨系やガッツリ系に

若者人気は押されている感がある。諸君、塩は美味いぞ。


注文したのは「特製塩ラーメン」 980円


昭和80年代クロニクル-特製塩ラーメン


は中太よりキモチ細いようなストレート麺。
塩ラーメンはぶっとい麺よりも細めのほうがいいからベストだった。

噛みごたえもあった。


スープはいい具合にしょっぱくキレがある。

濁ったギトギトスープも美味いけど、前回書いた「坂内」みたく、こういう下が見えるような

クリアなスープもたまにすごく飲みたくなる。


クリアながらもスープの表面に浮いてキラキラ光るオイルの輝きがまた食欲をソソる。

その水面の輝きはまるで、(旧)金曜ロードショーのオープニング映像にて夕陽に反射して

光る海の水面のよう。

金曜ロードショー・・・

ムーディーでダンディな感じのBGMと美しい海の映像見て、異国映画情緒に浸ってると、

その背景をバックに画面にいきなりデーン!と「釣りバカ日誌3」とか出して雰囲気ブチこわすの

やめてくれw。「風と共に去りぬ」とかならイメージ合うのだが…


なにわともあれ小沢真珠や高木美保が出てそうなメロドラマみたいにギトギトドロドロした

スープのラーメンばかり嗜んでると、たまにこういうキレあるスープがとても新鮮に感じられる。


トッピングは画面見てもらった通り←どうでもいいことで文章書き過ぎてメンドくさくなってる)

シンプル系ラーメンには昔ながらの渦巻きナルトがいいねえ。


結論。美味い!

もっと塩ラーメン店が増えるといいのに。

でもこれに関しては店側というよりも世の中のラーメン好きの「塩味」に関する

認識不足だと捉える!


今回改めて、塩ラーメンというか「塩」の深さと魅力を再確認。

ラーメン食って塩を学ぶ。お塩を学ぶ。元妻は矢田亜希子…とくに意味なし。