役立たずリク○ートエージェント。
柳楽優弥と高橋一生がCMやっているけど、何言ってやがるんだと
観るたびに思わずにいられない。
もう16、7年前の話だが、当時働いていた会社で異動になった先の
トップがパワハラや横領をやっていたので、オレはもう辞めたくなり、
一足先に転職した同じ会社の違う部署の仲いい人にいろいろ
転職の仕方にかんするノウハウを受け、まずは転職サイトのリク○ビNEXTに
登録した。
贅沢いったら転職先は見つからないと思い、希望の勤務先や年収等はとくに
こだわらないとアンケートには記入して送信した。
登録したらすぐにリク○ートエージェントの人からメールが届き、相談を
受けるので支社まで来てくださいといわれ、仕事のない土曜日に立川まで
いってきた。
出てきたエージェントの人は若い女性だった。
数十分さんざん話したあと、
「○○さんから頂いたアンケートをもとにこちらでもいろいろ探してみた
のですが……ありません」
といわれた。
挙句に果てにオレはそのときの会社を辞めたくて辞めたくてしょうがなくて
相談にきたのに
「○○さんの場合、まだ今の会社に在籍されているので、辞めないでください」
だと。
たしかに仕事がないこの時代。働く場所があるだけラッキーだと思え、
今は他に仕事なんてどこもない、といいたかったのだろうかと思うが、ないなら
ないで、わざわざ休みの日に立川まで呼び出すなよ、と憤ったのを憶えている。
まあ昔も今もそうだが、仕事がない寒い時代だからしょうがないといえば
しょうがないのかもしれないが。
しかし、この不景気な氷河期時代。世の人々は現状を本当にわかっているのだろうか。
冠婚葬祭の場などに多いが、初対面の人と話すとき、人に
「お仕事は何しているんですか?」
と当たり前のように訊く人がいる。
感覚大丈夫だろうかと疑問に思う。
今の寒い時代、これってとても失礼な質問なのだ。
このご時世、倒産やリストラあるいは障害者差別などで、働きたくても働かせて
もらえない仕事のない人もたくさんいる。
そういう人達の存在をないがしろにしているように映る。
いきなり「お仕事は何しているんですか?」と訊くということは、
‘人は働いてて当たり前’という前提の概念があったうえで、そういう訊き方を
しているというふうに捉えられる。
つまり、本人は無意識だろうが、働くことができない人のことを上から見ている
わけである。
訊くならば、順序としてはまず
「今こんなご時世ですが、お仕事や会社のほうは大丈夫ですか?」
と訊くべきだろう。
そうすれば、
「いやあ、実は会社が倒産しまして」とか
「仕事辞めてからなかなか転職先が見つからなくて」
とか言えるのである。
訊かれた側からしても、心配してくれてありがとうございますという気持ちになれる。
だけど、いきなり何か仕事してて当たり前みたいな前提で「仕事何してますか」と
訊かれたら、仕事がない人からすれば腹が立ち嫌味に感じるだろう。
同時に深く傷つくに違いない。
自分は人間のゴミだと。
実際、当時オレが弟の結婚式の場で嫁さん側の親戚だという女性から
「お兄さん、お仕事はなにされているのですか?」
と訊かれ、すごく嫌だった。
一応転職活動中とかいえ、バイトはしていたが、アルバイトだと言いたくなかった
のと、腹が立ったことがあり、そのときは
「フリーライターで文章書く仕事やっています」
と普通に答えておいた。もちろん嘘だが罪悪感はなかった。
いきなり仕事を訊くなんて失礼なことをするほうが、嘘をつくよりも
悪いと今でも思っている。
まずは仕事や会社の状況が大丈夫か訊いて、そこで相手が大丈夫と答えたら
次に「お仕事は何してるんですか?」
と訊くのが最低限の礼儀である。
あと、経済的な理由とかで風俗とかで働いている人もいる。
そういう人はあまり仕事のことを人に言いたくないと思う。
そのへんの事情も考えてほしい。
だからオレは人にたいして基本、仕事を何しているかはこちらからは訊かない。
働きたくても働く場を与えてもらえない立場の人や、言いたくない仕事をしている
人に失礼だ。
女性だってみんな平等に1年に1歳、年をとるのだから、女性に年齢を訊くことは
別に失礼ではないと以前記事で書いて共感を頂いたが、女性に年齢を訊くよりも
人にいきなり仕事を何しているか訊くほうが100倍失礼だ。
今、このブログを読んでいただいている方々にもお願いしたい。
もし、優しさがちょっとでもあるのならば、合コンや結婚式などの場で初対面の
人にあっても、相手が仕事できている状況なのかの確認もせずに、いきなり
「お仕事何しているんですか?」
などと訊かないよう、気をつけて頂きたい。
相手は働きたくても働けてない状況にあるかもしれない。
人にはあまり言いたくない仕事をしているかもしれない。
そのへんの優しさを大事に。
