ニセ健康志向の人間のメッキはすぐに剝がれる。
「私、体を動かすことが好きで好きでしょうがないんだ!」
とかいっているニセ健康志向の人間は。
駅2つ3つ分の移動をするとき、電車やバスを使わないで
40分から2時間くらい歩こうと提案すると、
「え~、歩くの?」
とか嫌そうにいってくる人間。
本当に健康に気を遣っているのであれば、喜んで歩くはずである。
そういう人間はだいたいニセ健康志向。
あと、ジムに行くのはいいのだけれど、そのジムが入っているビルに
着いたとき、ジムのある階まで階段を使わずエレベーターで行く人間。
本当に健康に気を遣っているのであれば、足腰を鍛えるため階段で
登るはずである。
あと、健康がどうだこうだとかいうクセに電車で座る人間。
健康のため、運動のためとかいうと聴こえがいいが、実際はそれをしている
自分に酔うための人間が多い気がする。
全員がそうだとは言わないけれど、スポーツジムに通っている人間のなか
にも、本当は健康や体のためとかでなく、お金を払って最新マシンをつかって
身体を動かしている自分が好きだというだけの人って、けっこういないだろうか。
そういう人間に限って、歩いて移動すること嫌がったり、階段を使わなかったり
する印象がある。
だからオレ、他人にたいして「オレ、こんなことして体動かしてるアピール」
する人間てあまり好きになれないのだ。
だったら歩けよ。階段使えよ(笑)
オレだって子供のころ、デパートとかいっても地上8階くらいまでだったら
階段でいっていた。まあ、オレの場合はエレベーターに閉じ込められることを
想像したら怖かったから階段使っていたのもあるけど。
そんなわけで、健康のためというよりも、そういうことをやっているという
自分に酔いたいだけのナルシストが多い。
オレは基本的にスポーツや体を動かすことが好きじゃないのだが、移動で歩く
ことは好きだ。
だから、前に記事でTBSの「ベスコングルメ」についても紹介したけど、歩く系
のテレビ番組は観てしまうことがある。
毎回ではないが、たまにブログ更新作業の合間とかで夜観る歩く系番組がコレ。
『バナナマン日村が歩く! ウォーキングのひむ太郎』
BS朝日
毎週火曜日22時~
サイトはココ TVerでも配信
ひむ太郎こと、バナナマン日村が趣味のウォーキングを企画まで昇華させた番組。
現在は日村が病気療養中でおやすみなので、スピードワゴン井戸田潤が「いと次郎」と
して代役をやり歩いている。
日村が毎回いろんなところを歩いているのだが、数か月前の放送では、国立・国分寺周辺
でうちの近所を歩いていたので嬉しかった。1部はオレもよく歩いているコースだった。
この前の放送では井戸田が奈良井宿を歩いていた。
奈良井宿も10年くらい前に友人たちと青春18きっぷ旅で行って歩いた所だったので
懐かしく嬉しかった。
今まで会ったことないけれど、「趣味なんですか?」と訊いたとき、「ウォーキングです」
と答える人がいたら、きっと好感持てると思う。
オレの偏見だけど、「ジム通いです」と答えられたら、
「ああ、この人ちょっと気取ってるな」
「自己アピール好きな人だな」
と思いそうだけど、ウォーキングって、体を動かす類のなかではやはり地味なイメージが
あるけど、そのぶんそれを趣味にしている人って本当に気取っていなくてアピール目的でも
なくて、純粋に健康や体のことを考えてやっているのだろうなって思う。
重ねていうがオレも歩くのは好きだ。
でも、どちらかといえばウォーキングというよりも散歩寄りかもしれない。
専用のウェアとかなく、普通にTシャツ、ジーンズで歩いているし。
でも、正直いってウォーキングと散歩の違いがわからない。
歩く距離の問題か。それとも速度の問題か。
ただ、オレの場合、健康のためにウォーキング(散歩)しているというよりもどちらかと
いうと、サウナと同じでのちに呑むビールを旨くするためと、あとは電車賃の節約で
歩いているという感じ。
動機はともかく、それで結果運動にもなっているのならば一石二鳥ではないかという
感覚だ。
先月も立川で友人と呑んだが、1時間ほど歩いて現地まで行った。
ビールが美味かった。
記事でも書いたが、10年以上前に西国分寺に住んでいるとき、神奈川県の登戸駅で
呑み会があったのだが、そのときも運動と電車賃の節約をかねて、東京の西国分寺から
神奈川の登戸までてくてくと多摩川沿いを歩いていった。
午後1時に家を出て、午後5時に登戸に到着するまで4~5時間かかった。
ずっとまっすぐ来たわけでなく、途中道を迷ってくねくねと歩いてきたから
迷わなかったらもうちょっと早く着いたかもしれない。
かなり疲れて足も痛くなったが、東京から神奈川まで歩いて到着したのはかなり
達成感があったと同時に、電車でなくともいけるんだという発見があって嬉しかった。
呑んだ帰りはもちろん電車で帰ったが。
ああ、でも呑んだ帰りに歩いて帰ったこともあった。
あれは大学生のとき。当時の友人ふたりと中央線の吉祥寺で呑んでいて、終電が
無くなった。
カラオケゆくほどの金も気力もなかったので、夜中とりあえず国分寺駅方面に
向かって歩いて、途中始発がでたらその近くの駅から電車に乗ろうという話になった。
でも当然、地図もなにもない。
なんとなく目の前にある道をただただ国分寺のほうへ向かって歩いた。
迷って迷って迷った挙句、5時間くらい歩いたら国分寺の駅ビルが見えてきた。
もう空は明るくなっていた。
結局、始発の時間になるまで電車に乗ることはなく、吉祥寺から国分寺まで歩き通した。
遠足とかは別として、オレの人生のなかで一番歩いたのがそのときかもしれない。
酒の酔いもすっかり醒めてしまった。
当時は辛かったけれど、今となってはいい思い出であり、笑い話である。
健康を推進するつもりはまったくないが、やはり歩くことって達成感がある。
そして、そのあと食べるメシも美味いし、呑む酒も美味い。
日村と井戸田も番組の最後、ゴール地点ででご褒美として、そこにある店で
蕎麦を食べたりしている。
ウォーキングは手軽だし、人に自慢するような気取ったところもないし、
移動の際の交通費の節約にもなるので、やはりいいと思う。
なんでみんなもっとやらないのだろう。
やはりちょっと地味な運動だから、やってても自分に酔えないのだろうか。
歩くことが一番手軽で安く済む。
それと、バナナマン日村の早い回復とテレビ復帰を心から願う。
そういえば20数年前、営業で下北沢歩いていたとき、リュック背負って友達と
歩いているプライベートの日村を見かけたことがある。
今みたいに誰もがしっているほどまだ有名じゃなかったので、周囲の人はあまり
反応していなかったけど、近くを歩いていた若い女の人が「あ、バナナマンだ」と
言っていた。






