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昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

 

 

暑い。

先日、立川の病院まで自転車でいったのだが、晴天だったのに道路が濡れて

いたように見えた。

あれ、アスファルト溶けてたんじゃないか??

そこまで暑くないと思うがでもあれは不思議だった。

 

夜ももうエアコンつけないと眠れない。

なるべくつけないで扇風機でガマンしようと思っているのだけど、

ベッドに寝ていて、湿気と汗で肌がベトベトとシーツにくっつくので

気持ち悪い。

やはりもうエアコンは必須だ。

 

でも、すこし前までは網戸にして扇風機で耐えることができた。

網戸って夏の風物詩みたいでなんか好きだ。

厳密にいえば、夏の夜どこからか飛んできて、網戸の外側にとまる虫が

好きなのである。

 

東京都の中でも23区ではなく、比較的緑と自然の多い地区に生まれ育ったので

子供のころから虫と触れ合うのは好きだった。

学校の裏には裏山と呼ばれる山があり、朝早く起きたりして、そこの山の中へ

カブトムシやクワガタを獲りにいったりしていた。

結局、カブトムシもクワガタもいず、カナブンだけ獲って帰ったりしていたのだが。

 

話は戻って、網戸の外側にとまる虫が好きなのである。

ただ、いうまでもないがGやハエは嫌である。

 

カナブンとかコガネムシが好き。

網戸の外側にとまっているので、当然室内から見ると腹を見せているのだが

網戸にとまってる状態の虫の腹をみるとテンションがブチ上がる。

夏だなあと思う。

昆虫の腹って気持ち悪いといって嫌いな人も多いが、虫好きなオレは好き。

 

あと、蛾もセーフ。

触りたくはないが、網戸にとまるのは好き。

フォルムは似ているが蝶だとちょっと違うのだ。蝶だと綺麗すぎる。

蛾のグロテスクな部分がいくらかリアルでいいと見ている。

蝶だとなんだかファンタジーな世界の感じがするが、蛾だとリアルな世界の

感じがするのだ。この感覚おわかりいただけるだろうか。

 

若いころ、友人が車の免許とって、深夜とかドライブいこうという話になって

田舎や山奥のほうにいったとき、高い街灯の上のほうで、無数の蛾が光に群がって

バサバサとたくさん飛んでいるのを見ると、ああ、これがリアルな日本の夏だなあと

感じたものだ。オレ、異常だろうか。

 

ブルーハーツのリンダリンダの「どぶねずみみたいに美しくなりたい 

写真には写らない美しさがあるから」じゃないけど、とりあえずオレは綺麗すぎる

ものってなんか悪い意味での非日常を感じてあまり惹かれない部分がある。

まあ、桜とかは好きだけど。

 

昨日は蛾が2匹ほど網戸にとまりにきていた。それをしみじみと眺めていた。

でもできれば、蛾よりも緑色のカナブンとかコガネムシのほうが嬉しい。

さすがにカブトムシとかはやってこないが、オレにとって網戸にとまりにくる虫はみな

「夏のお客」なのである。

 

子供のころの夏は好きだったが、大人になった今の夏は暑くて苦手。

でも夏の風情、雰囲気を体で感じるのは好きである。だから虫も好き。

あと、夏といえば花火か。

今週末は隅田川花火大会。もちろん現地にゆく余裕も気力もないから、

今年も自分の部屋でビール呑みながら、テレビ東京の生中継特番で観ること

になるだろう。

 

 

夏を舞台にしたゲームといえばプレイステーションの「ぼくのなつやすみ」

 

 

 

社会人になってはじめてもらったボーナスで買ったのがプレイステーション2だった。

何年も前に壊れたのでもう処分してしまったから今は手元にないが、その時に買った

ゲームのひとつがベスト盤で安く売っていたこのゲームだった。

 

「おとなになってしまった子供たちへ」をキャッチコピーにしたノスタルジックゲーム。

自分自身が夏休みに突入した子供となって田舎で思いきり遊ぶというゲーム。

 

これも虫獲りや花火大会などたくさんのイベントがある。

友人たちと山へ虫を獲りにいって、獲った虫同志を戦わせて勝ち負けを争ったりする。

また、花火大会の日が決まっていて、それを忘れずに夜自分の(寝泊りする)部屋にいって

窓を開けると、花火の様子が見れたりするのだが、その日を忘れたりすると結局花火が

見れないまま1日が終わったりするのだ。

そう、リアルな夏休み生活をテーマにしたゲームなので、明るいうちに外を駆け巡ったり

冒険したりしないと、あっと言うまに日が暮れて夕焼けになり、お母さんが迎えにきて

家に帰らないといけなくなる。

だらだらしていると、たいしたことがなにも出来ないまま1日が終わってしまうのだ。

このへんは、なにげに時間を有効に使えというメッセージが込められていたのかなと思う。

 

「ぼくのなつやすみ」はシリーズ化されていて、オレは最初のモノしかプレイしたことは

ないんだけど、名作ゲームだなあと思った。

田舎があればいきたい。

オレは両親の出身がふたりとも東京の多摩地区だから田舎がない。

決してそれを恨んだりしてはいないが、夏休みとか車で田舎へ帰ったという同級生の話を

きくとちょっと羨ましかった。

 

ただ、詳しくはどういう関係なのかわからないが、親戚?かなんかが山梨の韮崎のほうに

いたようで、幼少のころ何度か泊まりにいったことがある。

その家のおじいちゃんが夜、車に乗せてくれて近くの山を走っていたら、前方でおっきな

カエルが道路の上でぴょんぴょん跳ねていて、それがライトに照らされて興奮した記憶が

ある。そうだ。カエルとかヘビも大好きだな。そのへんは子供のころも今も変わっていない。

トカゲもいいな。

だいたいの生物は好きだけど、爆笑問題の田中と同じでミミズだけは小さいころから苦手。

 

ここ数年の夏、外を歩いていたりすると、公園のベンチとかで集まってスマホをいじっている

子供とかはよく見かけるけれど、虫取り網や虫かごを持っている子供を見かけることが

なくなったのがちょっと悲しい。

これも時代なのか。

ただ単に、オレも「最近の子供は……」とかいうオールドタイプの大人になってしまったのだろうか。

 

スマホやゲームもいい。

でもゲームやるならば、この「ぼくのなつやすみ」をやってもらいたいなとは思う。

このゲームをきっかけにリアルな虫取りやその他の遊ぶの楽しさをしるきっかけになるかも

しれないから。

 

オレが昆虫食に抵抗ないことも、やはり子供のころから比較的自然が多い土地で育って

虫に触れてきたからかもしれない。

記事にも書いたがオレが高田馬場にある「米とサーカス」という店でコガネムシ等を食べた

ということを話したら、友人のほぼ10割が拒絶を示した(笑)

 

いや、昆虫美味いかどうかはわからないけど、不味くはないよ。

コガネムシとか豆みたいにポリポリしてるし。

サソリもスナック菓子みたいな食感だし。

オレにとっては虫より玉ねぎのほうがずっとグロテスクである。

 

おっと、最後、夏休みから話がそれた。

 

まあ、まだ7月。

本格的に夏になるのはこれからだな。

 

選挙が近い。

記事タイトルは誤字ではない。

投票日前に選挙記事書いて投稿するから期日前投稿。

 

選挙は当日日曜日にいく予定。

あー、でも選挙はいくけれど、その日の夜は友人たちとの飲み会に

いっちゃうから、夜放送する開票特番は観られないな。

そして酔って帰ってくるからブログの更新もできない。だから期日前投稿。

 

いつもはドライの缶チューハイ呑みながら選挙特番を観てるんだけど。

辛口のチューハイ呑みながら、つまみに観る選挙特番は面白い。

でも、帰ってきたらすこしだけ観られるか。

爆笑問題の太田光がでるTBSの特番が観たい。

 

選挙のことはあまり詳しくないから、よくわからないけれど、

SNSで誰に投票するとか、投票しようとか書きこんだらいけない?

ようなので(今もそうか?)、はっきり書かないけれど、今回は

選挙区と比例で誰とどこの党に投票しようかもう決めた。

 

選挙区のほうは党でなく人で選んだ。

今回は政見放送とか観てないし、街頭演説もひとりも観ていないけれど

テレビで各候補者の演説を観ていたら、ひとりだけ発達障害の子供の支援に

ついてアピールしている人がいた。

もちろん、テレビは各人の演説をすべて放送しているわけじゃなく、切り抜きで

放送しているのはわかっているから、もしかしたら他にも発達障害について

いっている候補者がいたのかもしれないが、そこは調べきれないからしょうがない。

 

SNSなので票を入れるとまでははっきり書けないがその人を応援しようかなと

考えている。今まで投票したことのない党所属の人だ。

その党の候補者を応援するのははじめて。

 

(これくらい濁した表現でもNGっぽいようならこの記事は追って削除します)

 

ネットでちらっと見たが参●党が「発達障害など存在しない」とかいっていたらしい。

なにもわかっていない。許せんことだ。

それにしても今、参●党が台風の目だとかマスコミが騒いでいるな。

 

比例の方も決めた。

比例はその人が所属している党とは別の党。

 

まあ、どこの党が力握るにせよ、食料品の消費税は0%にならないだろうか。

いつも買っている900mlのペットボトルコーヒーが97円から117円に値上がっていた。

イタイ。

ただでさえ食品が値上がりしているのに、プラス消費税はきついものがある。

2万円なぞいらないから減税してほしいものだ。

 

みなさんはもう誰に入れるか決めましたか?

 

6日の日曜日。

友人の恩恵をうけるかたちで日帰りで静岡県の浜松まで

ふたりでいってきた。(ありがとうございました)

静岡駅は元連合赤軍の植垣さんのお店へいったときに降りたが

その先の浜松で降りたのははじめてだった。

 

浜松といえばうなぎと餃子。

11時半くらいに到着して、駅前を散策。

駅から数分だけ歩いたところに有名な「むつぎく」という餃子屋

があるようで、そこを目指したのだが、いざいってみるとまだ正午前だと

いうのにすごい行列。断念。

 

浜松とスマホの操作にぜんぜん詳しくないので、現地での行動はすべて

友人におまかせさせていただいたので、駅ビルに入っている餃子屋へと目的地変更。

 

「浜松餃子の五味八珍」

 

 

友人は食べたことがあるらしい。

円盤型に並んでいて真ん中にもやしが盛られているのが浜松餃子の特徴。

浜松餃子ははじめて食べたけれど、美味しかった。

テレビなどで紹介されているのを観て、前から一度食べてみたいと思っていたので

嬉しかった。

 

画像はないけれど、食べ終わったあとはザザシティという施設の1階にある

「浜松ジオラマファクトリー」というところへいった。

サイトはココ

山田卓司さんという方の作ったジオラマがメインで展示されているようだ

エヴァンゲリオンとかシンゴジラだけでなく、昭和初期の家庭を表現したジオラマなど

たくさんあった。

どれも精工ですごいと感じた。

 

ジオラマファクトリーのあとはタクシーで「中田島砂丘」というところへいった。

 

 

どうやらここは日本3大砂丘のひとつとのこと。

 

砂丘といえば、キン肉マンでウルフマンとスプリングマンが死闘を繰り広げた舞台で

ある鳥取砂丘が有名で、オレはそれしかしらなかったが静岡にも砂丘があったようだ。

 

砂丘というだけあり、ちょうど丘を登るような形状になっていて、これが登り切った

上から撮った写真。

海と砂が広がっていて壮大だ。

砂の質がいいのか積もっている砂が浅いのかわからないがスニーカーで砂の上を歩いても

砂がぜんぜん靴の中に入らなかった。

砂丘なんて、生きていてなかなか行く機会がないので、ここにこれたのは新鮮で嬉しかった。

連れてきてくれた友人に感謝。

この日はとても暑かったので、海から吹く風が強くて心地良い。

 

砂丘の空気と景色を感じたあとは、ふたたび浜松駅方面へ戻る。

 

駅からすぐのところにアクトタワーというビルがあり、そこに展望回廊という展望台が

あると友人が調べてくれたので、いってみた。

 

タクシーでビル入り口に到着。

ドアを入って進んでゆくと、展望回廊へと続くエレベーターがあったので乗り込む。

 

展望回廊は地上45階らしい。

さすがにつくまで時間がかかった。

外側がガラス張りのエレベーターなので、途中外観たら高くて怖くなった。

 

そして45階に到着。

結婚式をあげるカップルもいるのか天空チャペルなる部屋もあり、この日も一組の

カップルが下見らしきものに来ていた。

 

名前のとおり、展望台は回廊。

これが45階からの風景の一部。

 

 

さすがに高い。

下に見える人が小さくジオラマファクトリーでみた人形のようだ。

 

上の画像では確認できないが、ずっと奥の水平線あたりにさっきまで行っていた

中田島砂丘が広がっているのが見えた。

やはりちょっと遠かったようだ。

 

いっけん高層ビルがあまり周囲にないように見えるが、そうじゃなく、このアクトタワーが

すば抜けて高いだけなのだ。

 

天気がよければ反対側からは富士山も見えるらしい。

浜松城も見えたらしかったんだけど、ちょっとどこだかわからなかった。

 

浜松餃子→ジオラマファクトリー→中田島砂丘→アクトタワー展望回廊

という順番で浜松観光は終了。

最後は新幹線の時間までドトールコーヒーでいっぷく。

 

なかなか中身の濃い1日だった。

浜松ははじめて降りたので楽しかった。

餃子もうまかったし砂丘もよかった。

いろいろお世話になった友人には重ねて感謝とお礼をいいたい。

ありがとうございました。

 

帰宅してからは疲れを流すために缶ビール2缶とチューハイ2缶の合計4缶空けて

しまった。

 

綺麗事は好きじゃない。だから先にはっきりいっておくとオレは

職業差別者である。

基本、人が「仕事に優劣はない」といっているのを聞くと

じゃあ、この人は自身に限らず、自分の息子や娘、彼氏や彼女が

どんな仕事をしていても、誇らしく自信満々に世間にいえるのだなと

確認したくなってしまう。

 

オレの中で職業差別というのは、その職業を馬鹿にしたり卑下したり

笑ったりするということだけじゃなく、自分や自分の身内がその職業を

やっていても全然かまわないか、かまわなくないかということに準ずる

わけである。

 

いくら馬鹿にしなくても、自分の子供にその仕事をやってほしくない

というのならば、それは職業差別とオレはとっている。

だから、オレは職業差別者に当てはまる。

(まあ、向き不向きの問題はあるがそれは別として)

 

オレは心が狭いので、正直、娘や彼女がソープ嬢だったらちょっと

耐えられないと思う。

いや、それはソープ嬢という職業を差別しているというよりかは、オレ自身が

ヤキモチ焼きなので、自分の彼女や娘が体を張って不特定多数の男性を相手に

しているという状況がなんともガマンできないという表現のほうが的確かもしれない。

だから、自分の娘や彼女が「ソープで働きたい」といったら、オレは心が狭いので

止めるだろう。

「仕事に優劣はない」「職業差別はしない」といっている人たちはおそらく自分の

娘、彼女が働きたいといっても反対せず、応援することができるんだろうなとある意味

尊敬すらする。もちろん、いればの話になるが。

 

ちょっと前だったと思うが、なにかのドキュメント番組をテレビで観た。

ある姉弟の話だったのだが、お姉ちゃんがストリッパーで弟がホストだった。

普通、自分の姉が裸を他人に見せるのは弟としては抵抗あると思うのだが、そのホストの

弟は、お姉ちゃんの舞台のお客さんを増やそうと、いろんなところで舞台のおしらせをしまくるのだ。

純粋にお姉ちゃんを応援して、たくさんのお客さんを呼ぼうと頑張っているわけである。

偉いと思った。

姉の裸をたくさんの男性に観てもらいたいという感覚は弟としてあっているどうかは

わからないが、ひとつ確実にいえるのは姉の意志と仕事を純粋に尊敬しているということ。

そして。ストリップという仕事を卑下していないこと。

(ラスベガスでストリップにいったと記事で書いてどの口が言ってんだかといわれる

かもしれないが)

確実にいえるのは、すくなくともこの姉妹はストリッパーという職業にたいして

職業差別をしていない。

とにかく、職業差別しない職業差別しないと口で何回もいっている人間よりもずっと

純粋に職業差別をしていないということは伝わってきた。

この姉弟のように生きられる人はこの世に何人いるだろうか。

 

話は変わってオレは就職氷河期世代。

今世の中に同じ就職氷河期世代は1700万人から2000万人いる

そうだ。

年に1、2回会って呑む高校時代の友人Мの学生時代のバイト仲間は

就職が決まらず首を吊って亡くなったと聞いた。

それくらい深刻な世代なのだが、氷河期世代じゃない人たち、あるいは

同じ氷河期世代でもとくにやりたいことがなく、すぐに進路を決められた

人たちからすれば、氷河期世代の苦しみとかはあまり興味がないように

感じられる。

実に残念である。

 

氷河期世代はなかなか正規の仕事にもつけない。

だから結局バイトやパートでなんとかつないでいるしかない場合が多い。

「バイトでもいいからとにかく働け」「バイトも立派な仕事だ」と口先で

いってくる人間は多い。

でもその多くの人間が無意識のうちにかバイトやパートなどの非正規を

差別しているのである。

 

オレも最初の会社辞めたとき、いろいろ言われたらわかる。

バイトでもいいから働け、バイトも立派な仕事だ、という人に訴えたい。

じゃあ、あなたに娘がいたとして、その娘が成人したときに45歳のフリーターの

おっさん連れてきて、「私、この人と結婚します」といっても当然反対なんかしま

せんよね!? たとえバイトでも立派な仕事というのであれば? と。

 

そこで、バイトの人間には娘はやれない、というのであれば、その人間はバイトを

職業差別しているということである。

 

昔、フジテレビで放送していたドラマ「ひとつ屋根の下」でこんなエピソードがあった。

主役であるアンチャンこと江口洋介の結婚が破談になるのである。

 

主役である江口洋介は足が悪いため施設に入っている兄弟の末っ子の山本耕史を

家で引き取ることを決める。

それをしった結婚相手の女性の両親は、

「君の決断は兄弟の長男として人間として立派だが、人間というのは勝手なもので

苦労するとわかっている家庭へ娘を嫁としてやるわけにはいかない」

というのである。

 

脚本家の野島伸司、これはなかなか鋭いところを突いたと感じた。

 

まさに野島伸司が書いたとおりで、人間という生き物は本当に自分勝手なのだ。

口ではどんなに平等論や無差別論を述べていても、いざ、それが自分の子供や配偶者、恋人の

こととなると話はまったく別になるのである。

オレが人間の一番嫌いな部分のひとつがそこだ。

 

いや、人間のほとんどが神でも聖人でもない。

自分の子供や配偶者あるいは恋人が可愛いことは当たり前なのだ。それはわかる。

風俗嬢やスタントマン、グレーな探偵業など、体を張る職業や危険な職業、世間から

聴こえの悪い職業につかせたくないし、自分の子供や恋人がそういうことをやっていると

外にいいたくない気持ちもわかる。

でも、だったら最初から「仕事に優劣はない」とか「職業差別はしない」とかいうな。

冒頭でも書いたようにオレは綺麗事が大嫌いだ。

 

自分の身内がその職業についても反対もしないし、他人に胸を張っていえるという人間、

また、自分の娘が中高年で非正規の男性を結婚相手として連れてきても反対しない人間

以外はみな、暗黙で職業差別していると考えていいかもしれない。

 

オレが今回書いたのはブログ用ということもあって、ある意味極論だが反論もあると

思う。

でもオレがいいたいのは、自分の身内を可愛いと思うなということではなく、自分とよく

向き合ってから発言しろということなのだ。

 

むしろ、この記事を読んで、「ソープ嬢だろうがグレーな探偵業だろうが、自分の子供が

選んだ職業なら胸を張って応援したい」と言い切れる人がいたら、この人は本当に職業差別して

いないすがすがしい人なんだなとオレはマジで尊敬する。

 

誤解のないよう最後にひとこと。

世の中には金銭的な問題でしょうがなく性風俗業界で働いている方もいると思うのでそういう

方を批判する気持ちは一切ありません。

 

 

6月。

ちょっと気になったので調べてみたら、アメブロ書き始めて

昨日23日でちょうど15年だった。

 

はあ、そうか。

もうそんな経つか。

書き始めたときにオギャーと生まれた赤ん坊が、もう高校1年生に

なるのかと思うと感慨深い。

我ながら良く持続していると感心する。

 

20代のころからいろんな作家のエッセイなどを読んでいて、

自分もいつかエッセイみたいなものを書きたいと思っていたら、

友人からアメブロを勧められた。

 

やり始めてから面白いなあと思った。

文章のプロでもなんでもない自分のコラムというかエッセイを日本中のいろんな

ところにいる人が読んだりしてくれるのかと。

(スペインからもコメントいただいた。ネルハさん、お元気ですか?)

ある意味で、自分でエッセイみたいなものを世の中に発信したいという小さな夢は

叶った。

 

考えてみれば栃木の山屋の秘湯、北温泉とかもいって記事書いた。

でもそれって、行ったときはまだアメブロ初めてなかったから、手元にあった写真とかを

使ってあとにアメブロを始めてから書いた。

ということは北温泉いったのはもう15年以上前になるのだな。

ああ、懐かしい。また行きたい。

 

もっと前からアメブロはじめていたら、ラーメン屋とかもこれ以上に紹介できて

いただろう。でも、まあブログを始めるにはいいタイミングだったと思う。

 

椎名誠、原田宗典、大槻ケンヂなどなど。

このへんのエッセイには影響受けたかな。

まあ、ぱっと出てこないけど影響受けたエッセイストや作家はまだまだたくさん

いる。

エッセイっていうのはその人のプライベートや人柄が垣間見れるから面白い。

 

もっと温泉いきたい。

もっと酒場行きたい。

もっとラーメン屋行きたい。

もっと無料穴場スポット行きたい。

 

そして記事にできたらいいなと思うが年々難しくなってきている。

 

 

まあ、とりあえず15年続けてこれたのは、コメント頂いたり読んで頂いたりしている

みなさんに見守られてのおかげです。

みなさんから頂いたコメントはオレの生きる糧になっています。

どうもありがとうございます。

あまり更新できずすいません。

 

本日はお礼まで。