10世紀に栄えたインド・チョーラ王朝の壮大な闘いを描く大河ドラマ、だそうで、前評判が凄いので、予習ゼロ!で行ってきました!
 

1を観てる時は、特に前半は、ストーリーが頭に入ってこない…男性は皆同じような顔と髭でマジでちんぷんかんぷん…と思っていたのですが、戦闘シーンや大群衆の迫力に圧倒されて、何だか分からないけど2も観たい!という気持ちになって。

数日後、2を観て、計6時間見届けたぞ!という充足感でいっぱいにドキドキ

 

チョーラ王国の年老いた王と、その息子2人が諸侯の策略に翻弄されるというストーリーで、原作は1950年代にベストセラーになった「ポンニ河の息子」という歴史小説だそうで、この言葉は映画でも使われていて、「ポンニ河の息子」とは皇太子の弟のことでした。

壮大な群像劇で1人1人にたっぷり見せ場があってそれがまた良い。それぞれの思惑が錯綜するけど、皆がっちり正義を持っている(だから譲れなくて闘う)。

狂言回しでもありコメディリリーフでもあって、おまけに多分出番が1番多い戦士デーヴァンがとても魅力的。アクションが素晴らしくて、往年のハリウッド・スター、ジーン・ケリーみたい!と思いました。「三銃士」や「踊る海賊」とそっくりなアクションシーンがあったので。

 

 

 

 

ヒロインは主に2人、絶世の美女が出てきます。どちらも本当に魅力的で片方は皇太子との悲恋(どころではない壮絶な愛憎)、もう片方はデーヴァンとの微笑ましい恋愛シーンが眼福でした。ナンディニ役のアイシュワリヤー・ラーイは「ミモラ 心のままに」(99)の主役だったそうで、これ観てるんだけど全然覚えてなかった…

 

 

インド映画お約束のミュージカルシーンはほぼなくて、劇中劇のようなナンバーが印象的でした。

あとはこちらもお約束の、聖典からの詩句の引用や礼拝シーンは、何とシャンカラの6連詩が!

(「~チダーナンダルーパハ シヴォーハム シヴォーハム♪」で締める歌デス)
それから仏教の修行僧達が、数とお経の力で刺客を撃退するとか…信仰がすべてを倒す強い力になるということががっつり描かれていたと思います。

 

中世インドの歴史を知ってたらもっと面白かったかもしれないけど、それでもすごく楽しめました。観て良かった。

ラストもとっても気持ち良かったし(史実なんでしょう)!

 

 

 

 

 

 

 

ハンセン病患者の宮﨑かづゑさんの生い立ち~現在を追ったドキュメンタリー。

かづゑさんご本人は「自分は『らい病』患者。ハンセンさんが見つけたっていうけど、そのずっと前からあった病気なんだから。」と映画冒頭でぱしっと宣言されます。

 

2012年に公開されたドキュメンタリー映画「辰巳芳子“いのちのスープ”」に、辰巳氏がかづゑさんの住む、岡山県の離島「長島愛生園」を訪れて語り合うシーンがあり、それが私がかづゑさんを知ったきっかけです。

 

 

 

2人が大きな樹の下で話している時、さあっと風が吹いて、かづゑさんが被っていたつば広の帽子が飛びかけた瞬間、まばらな髪が映ってどきっとした記憶が…その時の伏線が今回の映画では回収されたような納得感がありました(監督も配給も違うのですが)。

 

かづゑさんは、自分の裸も含めて全部撮影して下さい、良い恰好するつもりはありません、と言います。身体も、感情も、ご主人とのやりとりもあけっぴろげで、序盤からもう本当に、お財布逆さにひっくり返して中身を全部ばらまくみたいな映像が続いて、観てるこちらは、あわわわわっ!ってなりながらもどんどん目が離せなくなっていく…。

 

私は、中盤の、思いがけずその場で本にサインをすることになり(最初のうちは、後でお送りします、って言ってたんだけど流れ的にそうなった)、そこら辺にあったゴムを指のない手に括りつけてもらって、慣れない人のサポートを受けてガッタガタのサインを書くシーンに思わず目を背けてしまったんだけど…でもかづゑさん本人は書けた後、すまし声で「すみませんね、お恥ずかしいところお見せして」ってニコ

思わず笑ってしまってから、何もこんなところまで映さなくても…と思ってしまった自分が恥ずかしくなりました。だって本人が「全部撮影して下さい」って腹括ってるんだもんね。観てる側もそれを受け止めないと。

 

感受性が豊かで、喜怒哀楽を幼児のように表すチャーミングなかづゑさん!

10歳の時に入所するまで、家族の大きな愛情をたくさん受けて、そして入所後もお母さんは年に何度も会いに来てくれたと。

家族が一切会いに来ない人も多い中、自分は羨ましがられたと。

かづゑさんの明るい人格形成には家族の存在が大きいんだろうなあ、と感じました。

またご主人が豪快で、声がでかくて、それでいて繊細な感じが素敵!お似合いの2人。

大きな樹の下(「天のしずく」で辰巳氏と語り合ったところ同じ場所では?)で2人が並んで座っている姿は小鳥が体を寄せ合ってるみたいで本当にかわいいドキドキ

 

ハンセン病患者を描いた映画で思い出すのは「ベン・ハー」と「砂の器」。

 

 

 
 
 

 

病気の苦しみは、私には想像のしようもないのですが…かづゑさんは「病気じゃなくて私という人間を見てほしい」と言いました。


肉体は魂の「容れもの」でしかないのだ、というYOGAの教えとここで繋がります。

瑞々しい感性も、自分を受け入れて生きる強さも、すべて魂から生まれてくる。

 

80歳を超えてから随筆集を2冊も出版されているの、知らなかった…読みます!

 

 

 

 

 

 

先日上京した際、新宿の「BOOK AND BED TOKYO」に泊まってみました!

このホテル(というかホステル、というかカプセルホテル)が池袋に開店した時はすごく話題になって、いつか行きたい…と思っていました。
でもタイミング悪いのか人気高いのか、いつも予約が取れず…段々当時の熱も冷めてしまっていたのですが、今回の上京が決まった時、ダメもとで予約サーフィンしてみたら…新宿が空いてた!しかもやっすい!
コンセプトが『泊まれる本屋』ですからね飛び出すハート飛び出すハートワクワクしながら向かいました。

 

数年ぶりに新宿歩きましたが…以前よりも更に汚くなってる気がガーン

何回かでっかいネズミ見ましたよ!(道行く人が動画撮ってた驚き

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そしてSTUDIO ALTAの電光掲示板に、広告募集のお知らせが映し出されているのを見た時は、思わず「うわあ…栄枯盛衰…」と感じてしまいました。来年あたり閉館するというのは何かで読んで知ってたけど、アルタの広告スペースが空いてるなんて、自分が若い頃には考えられない光景で…。

 

「BOOK AND BED TOKYO」は歌舞伎町の外れにありました。

歌舞伎町はもう、コマ劇もシアターアプルもとっくになくなってて、噴水広場も消えて、ただっぴろいたまり場になってました。そこと、手前の歌舞伎町入り口の道は、コスプレ風の若い客引きの子たちがずら~っと並んでまして。
もう全然知らない場所じゃん!と浦島さん状態で到着。

 

ビルの8Fにある「BOOK AND BED TOKYO Shinjuku」

本当に本屋さんのような内装でした!

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書棚の間にベッドスペースがあってそこに潜り込む感じ。

コンセプト重視なのかコスパ事情かはともかく、ベッドは本当に「鰻の寝床」という感じです。私は小柄なので、荷物を足の方に置いたり、枕元にも眼鏡やらスマホやら書棚から持ち込んだ本やらを置いて寝れましたが、標準サイズの人だと結構圧迫感があるのでは?

でもまあ、本当に閉店後の本屋さんにごそごそっと忍び込んで、好きなように過ごせるイメージなので、もうそれ以外は文句言いません!という気持ちになりました。
ゲストは外国の人ばっかりでしたね。年齢層はまちまちでしたがカップルが多かったかな。
あ、トイレの水の流し方が分からないようで、よく見ると、Panasonicのシステムなんだけど、英語表記がないので、それは気の毒だった…スタッフの人が聞かれてるシーンも見たし、そこはちょっと不親切かな、と思いました。
 

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↑みんな大好き!村上春樹コーナーもちゃんとありました。

 

本はこの2冊を自分のねぐらに持ち込みました。

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エーリッヒ・フロムの「人生と愛」

バーネットの「秘密の花園」

 

 

 

 

どちらも全然読み切れなかったけど、エーリッヒ・フロムの本は「愛するということ」しか読んだことないから思わず手に取ってしまいました。

「秘密の花園」は、開くの40年ぶりくらいで、でもパラパラしただけでストーリー思い出した!新訳だそうでこれは再読したい!(帰ってから図書館で予約しました)

 

ここ数年、電子書籍派になりつつあった自分ですが…理由は老眼とスペースね…やっぱり紙の本は良いなあ!って思いました。でもとりあえずは今ある積読本にゆっくり取り組みます本本本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週末は上京して、インド大使館でのイベントに参加したり、新宿の「BOOK AND BED TOKYO」に泊まったり…その話は後日UPしたいと思います。楽しかった!

さて、明後日5月9日(木)は、上ヶ原公民館でのレッスンです。
お席だいぶ埋まってきておりますが、まだ若干名ご予約頂けます!
9:10~10:10の60分レッスンです。ご都合つく方、ぜひご参加下さい。
ご予約はこちらからどうぞ。 

こちらのクラスは「ヨーガ療法」をメインにしたレッスンです。
難しいポーズに挑戦したり、身体を柔らかくすることを目的とするものではなく、「感じる」「観察する」「メタ認知する」ことを意識し続ける時間。


心拍数を上げるアイソトニック運動と、筋力をつけるアイソメトリック運動を交互に行うプログラムです。

アイソトニック運動は、あえて速い動きの繰り返しで心拍数を上げ、自分の心臓が軽くドキドキ、息がハアハア、という状態を意識化します。
アイソメトリック運動は、漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)とも言いまして、体の部分同士で力を入れあい(手と頭を押しあったり、手足を繋いで引きあったり)筋肉を緊張させている時と緩めている時の違いを客観視するというやり方です。
その後は、ベーシックな呼吸法や、最後には短い瞑想も…皆さんで静寂の時間をご一緒しましょう。
終了後の「身体と心の落ち着き」を実感してみて下さい。そして、レッスン前と後に自分の心身にどのような変化があったか、なかったか、それを感じ取ろうとする自分を客観視します。これがメタ認知!
ヨーガはセラピー照れと実感して頂けたら嬉しいです。

身体が硬いのでヨーガは苦手、という方や、身体よりも心の調子が今一つ…という方も、是非1度、体験気分でお越し下さい。
新たな価値観に気づけたら、心身共に前向きになれます!

リアルレッスン・オンラインレッスンも行っています。
プライベートレッスン、出張レッスン等もどうぞお気軽にお問合せ下さい。

 

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今日は映画感想でもYOGA話でもなく、ここ3日間ほどのちょっとした事件(?)についてです。

 

前回書いた「日本ヨーガ療法学会大阪大会」が終わって帰宅した日の夜に、無記名式のsuica(JR東日本の交通ICカード)を紛失しました…


大阪学会の最終日、敬愛するスワーミー・メーダサーナンダ師を新大阪駅のホームまでお見送りして、それまでの準備から3日間のアテンドで相当気を張っていたせいかどうか、自宅の最寄り駅に着いた途端に一気に緊張が解けましたねこへび
翌日の夕方、ふと気づいたら、いつもカードを入れているiPhoneの手帳型ケースのポケットが空っぽ!

…実はその数日前から、このポケットが緩んできてるのかカードが滑り落ちたことがあり、ちょっと不安だなとは思ってまして…なので、その不安が現実になった!あちゃあ~!という気持ちでした。

前日までの心身の疲れ&ひょっとしたら他のところにあるのでは?という希望的観測もあり、その日は何もせず就寝。

翌日、ゆっくり思い出して歩いたところ見に行ってみよう、くらいの気持ちでした。

 

ところが翌日は台風の影響で1日中大雨!おまけにその日は丸1日仕事があり、悶々としながら、何もせずに過ぎてしまいました。

悶々の内容は…

・そのICカードは、スワーミーのアテンドの際、支払いがスムーズにいくようにそれなりの金額をチャージしてあり、終わった後とはいえ、まだ残金があった筈なので、諦めるのは勿体ない。

・とはいえ、無記名のカードだし、ネットで検索しても「無記名のICカードを紛失するのは裸現金を失くすのと同じ。諦めなさい」的なことばっかり出てくる。

・紛失届は警察に出すのか、それともJRに出すのか?JRだとしたら我が家は阪急沿線でJRのターミナル駅は遠い。メンドくさい。

・これを機にモバイルICにするか…でも定期的に新幹線に乗るので、その時モバイルとEX-ICカードは併用できないらしいし、モバイルIC申し込むのもメンドくさいんじゃないか。

という訳で、結局、勿体ないとメンドくさいのどっちをとるのか、という気持ちになってしまったのでした。

 

冷静に考えたら、お財布丸ごと紛失、とかスマホ欠損、とかに比べたら、無記名のICカード(チャージ数千円)で済んだのだから諦めても良いと思うのですがハートブレイク

でもまあ、諦めるにしても、見つける努力はしよう、と思いまして。

そのまた翌日はカラッと晴れましたので、朝から前々日に歩いたところを一通りなぞってみて(当然落ちてない。前日暴風雨だったし波)。
帰ってから、警察への紛失届をネットで出来ることを知り、早速入力、送信しました。

そんなことをしながらも、ほぼ9割がた諦めてましたので、これを機に、モバイルsuicaを試してみようと思い立ち、アプリをインストールしました。恐る恐る使ってみたところ、特に失敗もなく、便利!特にチャージ簡単!カードは券売機で現金入れてチャージだけど、モバイルはいつでもどこでも自分のクレジットカードから入れられる!(オートチャージはさすがにまだやってないですが)

当たり前だけど、改札も止められたりしないし、バスはタッチする時に少々コツがいるようですけど、それも運転手さんに教えてもらいました。

 

そしてそして。

webで警察に紛失届を出してから約半日。

直接携帯に着信がありました。最寄りの警察署からで、いくつか確認の質問があった後「該当するカードが届いています」と!

正直びっくりしました。財布やパスケースではなくカード単体で落ちてたのに、それを拾って交番に届けてくれた人がいたんだ…飛び出すハート

 

聞けば、お名前もご連絡先もおっしゃらなかったそうです。どこのどなたか、本当に有難うございました。直接お礼は出来ませんが、他の機会に他の方に何かをして差し上げたいと思います。

 

 

今日、警察署に行って、無事、ICカードは私の手元に帰ってきました。

持ち主が心身くったくただった日に、ぽろんと道に落ちてから約4日間の出来事でした。

 

 

今回の学び(自分の為の覚書)

 

・無記名のカードは番号をどこかにメモっておくと紛失の時、(ダメもとにしても)届出を出すことができる。

(実は、私はもしもの時の為ではなく、半年ほど前にそのカードNo.をEX予約アプリに入力したことがありその記憶を辿ってJRからの確認メールを探し当てました。この番号があったことで照合出来てすんなり戻ってきました!)

・プラスチックのsuicaカード(無記名)とモバイルsuicaは併用できる!なくしんぼ&壊し屋の傾向が強い自分としては、2本立ては安心!

・今まではカードに1度に上限の金額近くチャージしていたけど、今回みたいに紛失するリスクを考えて、少額のチャージにしておく。その分、モバイルの方はチャージが簡単だから、こまめに入れるようにする!

 

今回のことは、もう本当に全方位に感謝、という気持ちです。

自分の不注意以外には、有難かったこと、学んだことしかない…皆さん、有難うございました。

 

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↑警察に受け取りに行った帰り、近所の神社でお礼の御参りをしました。

 

 

 

 

グランキューブ大阪にて、2日間行われた、ヨーガ療法学会の研究総会が、無事終了しました。

大阪という地元都市での開催だったので、仲間達は皆ボランティアスタッフ側で頑張っていたのですが、私は、日本ヴェーダーンタ協会の書籍ショップや、スワーミー・メーダサーナンダ師のアテンド等で関わらせて頂きました。
普段から親しくしている仲間や、久しぶりの仲間…年に1回の研究総会は皆に会えてたくさんの刺激をもらえます!

今年は特に、大きな会場とたくさんの参加者で、大賑わいの2日間でした。
4年前にインド・ガナガンガ修行に行った時にお世話して下さったインド人ご夫妻も来日されていて、嬉しい再会も!

今年のテーマは「緩和ケアとヨーガ療法 尊厳~ともに繋がり、ともに癒す~」。親の介護がすぐそこに来ている身としては、とても有難いです。

沢山の緩和ケア専門のお医者様の講演、ヨーガ療法士の研究発表、講演の先生のパネルディスカッションなど、密度の濃い2日間でした。
来月から2か月間ほど、アーカイブ視聴できるので、当日聴けなかった講演にアクセスしてみたいと思います。
また、今回は、医療従事者や一般の方は、この2日間分のアーカイブを3300円で視聴できます!より広くヨーガ療法を知って頂き、様々な分野と繋がれるよう、たくさんの方々にご覧頂きたいです。
詳しくは、上の画像からどうぞ。

少し前から「午前十時の映画祭」以外にも、往年の名画を映画館で観られる機会が増えました。嬉し!

 

で、「ミツバチのささやき」(1973)。初見でした。

 

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とても静かで、台詞が少なくて、画面も暗めで、まったく心躍るお話ではないのですが、全てを凌駕するのが主演の5歳の少女、アナ・トレント。

長いまつげと澄み切った大きな瞳!お姉さん役の子(イサベル・テリェリア)も可愛いんだけど、無垢さが違うというか何というか。

 

2人は大きなお屋敷に住んでいるんだけど、両親の仲は冷え切っていて、温かい家庭という雰囲気ではない。

アナはイサベルと一緒に、街の公民館で上映された「フランケンシュタイン」を観て作品の世界に囚われていく…単純に夜泣きするとか悪夢を見る、というのではなく、じりじり、ゆっくりと彼女の心に幻想が根を下ろしていく感じが恐ろしくもあり、自分自身にも何となく思い当たる記憶がありました。

親や兄弟にも言えない、というより言いたくない。なのに見ず知らずの赤の他人に、この人となら分かり合えるのでは、みたいな希望的観測を持ったりして。

今思うと、その時の観測はあながち間違ってはいなかったんじゃないか、なんて気持ちになったり。

…という風に、子どもの頃に感じた思いの朧な記憶が次々に浮かんでは消えるような、そんな映画体験でした。

 

子どもの頃の方が「生と死」について真剣に考えていたなと思います。

きっと他の余計なことを考えなくても良かった時代なんだと思います。

歳を重ねるにつれて雑務が増えて、本当に考えなくてはいけない課題を脇に置きっぱなしにして来たなあ、と振り返って思います。

 

舞台は、内戦が終結した翌年の1940年のスペインの小さな村、ということで、時代背景を知ってたら分かる描写もたくさんあるみたいです。
ミツバチの巣と働きバチが何度も出てくるんですが、それもきっと、抵抗せず疑問も持たず働き死んでいった市井の人々のメタファーではないかと感じました。

 

 

G.Wは、時折仕事、時折のんびり、そして後半に息子が帰省したので、唐揚げをどっさり揚げたりおいしい中華食べに行ったり…と楽しく過ごしました。身体重いですえーんえーん

 

さて、明後日5月9日(木)は、上ヶ原公民館でのレッスンです。
お席だいぶ埋まってきておりますが、まだ若干名ご予約頂けます!
9:10~10:10の60分レッスンです。ご都合つく方、ぜひご参加下さい。
ご予約はこちらからどうぞ。 

こちらのクラスは「ヨーガ療法」をメインにしたレッスンです。
難しいポーズに挑戦したり、身体を柔らかくすることを目的とするものではありません。
心拍数を上げるアイソトニック運動と、筋力をつけるアイソメトリック運動を交互に行うプログラムです。
アイソメトリック運動は、漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)とも言いまして、体の部分同士で力を入れあい(手と頭を押しあったり、手足を繋いで引きあったり)、筋肉を緊張させている時と緩めている時の違いを客観視するというやり方です。
その後は、ベーシックな呼吸法や、最後には短い瞑想も…皆さんで静寂の時間をご一緒しましょう。
レッスン前と終了後の「身体と心の落ち着き」を実感してみて下さい。
ヨーガはセラピーである!と実感して頂けたら嬉しいです。

身体が硬いのでヨーガは苦手、という方や、身体よりも心の調子が今一つ…という方も、是非1度、体験気分でお越し下さい。
新たな価値観に気づけたら、心身共に前向きになれます!

リアルレッスン・オンラインレッスンも行っています。
プライベートレッスン、出張レッスン等もどうぞお気軽にお問合せ下さい。

 

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↑我が家の鉢植えのバラが咲き始めていますピンク薔薇

 

 

 

山梨県の障害者福祉施設「みらいファーム」で働く人々のドキュメンタリー。

花の苗の世話をしたり、掃除をしたり、布を織ったり、その布になる綿を育てたり紡いだり…一人一人が自分の仕事に取り組んでいて、朝晩や仕事の合間にはプライベートな姿も映し出されて、観終わる頃には、登場するメンバーのことが大好きになってしまいました!

心身に不具合があって、一般の会社で働くのは難しいとされる人達が、自分を生かせる場所があれば、こんなに楽しく穏やかに働くことが出来る。

私自身、ここ数年で、大阪の就労支援事業所やデイケア等、複数の施設に行かせてもらってまして、穏やかながら活気があったり、笑い声が飛び交う時もあったり、何より雰囲気が良いんです。伺う前は勝手に、暗いんじゃないかとか話通じるんかな、とか心配してましたが、杞憂というより偏見でした汗うさぎ

こちらは就労支援B型の施設らしいので、勿論、従事者の報酬としてはとても低いだろうし、不便なこと、大変なこともたくさんあるでしょうけど。
それでも、自分が出来ることをやり、また、出来ない、しない、ということまで含めて、皆、この場所に集っている。ここに居場所がある、というのが素敵だなあ、と思いました。

 

少しだけ映るスタッフの人達の、メンバーを見守る姿もとても感動的。お世話役という感じが全然なくて、同僚に接しているみたい。あったかい職場…。

 

青柳拓監督の作品は初めて観ました。何と前作が「東京自転車節」だそうで、これすごく話題になったんだけど見逃しちゃったんですよ。でもどっかでつかまえたい。

予告編みたら、今回の「フジヤマ~」とは全然テイストが違う!

 

 

 

監督のお母様が、この施設「みらいファーム」で長くお仕事されてるそうで、だから監督自身は子供の頃からここに遊びに行ったりしてたんだそうです。メンバーが皆、カメラを向けられても自然体に見えるのはそういう近しい関係性が出来てるからなんだな、と知りました。

 

現在、関西では神戸の「元町映画館」で上映中です。

ラストシーン、メンバーの「仕事とは?」の答えに泣きました!

 

 

 

 

 

 

実は1984年公開のオリジナルは劇場では観ていないのですが、当時大ヒットしたのは覚えてて、数年後に1,2とビデオで観て「ああ~これは映画館で観ないとダメなやつ!」と後悔しました。TV画面だと馬鹿馬鹿しさが半減しますハートブレイクハートブレイクそれにやっぱり例のテーマ曲を大音響で聴きたい🎵🎶

2016年(1の32年後!)にリブート作品が公開されて、でもこれは、1,2のキャストはカメオ出演のみって聞いたので未見。

で、2021年の「ゴーストバスターズ/アフターライフ」これは、オリジナルキャストが大集結、と話題になったので劇場で観ました。やっと映画館であの曲聴けた!
年を重ねた博士たちを見られるだけで良し、と期待値を下げて行ったら、何と何と、とても面白かった。そして主人公のマッケナ・グレイスちゃんの中性的な可愛さにやられてしまいました!
 
そして今回の「ゴーストバスターズ フローズン・サマー」。前回も良い感じだったポール・ラッドが大活躍で、マッケナちゃんはぐっと大人になりました。
とっても良い意味で「安心して観られるコメディ映画」で、小さい子もきっと楽しめると思います。思春期の子はマッケナちゃんに感情移入できるだろうし、私のように1の頃青春時代を送った世代は、開業メンバーのダン・エイクロイドやビル・マーレーが出てくれるだけで泣けてしまう…
 
正直、あらすじはあるようなないような…だし、悪役もしょぼめなんだけど、ゴーストバスターズ達があの車で出動してお化けを吸い込むシーンだけでめっちゃ上がる!
 

 



1.2は観てなくても大丈夫だけど、前作の「アフターライフ」は先に観ておく方が良いかもです。子役の皆さんの成長っぷりが凄いので、そのあたりも楽しめます。
もちろん、1と2も超おすすめです。1から「フローズン・サマー」まで40年!彼らがその間紆余曲折ありながら細々とNYで生きてきたことを思うと、まだまだ頑張って退治してね!って思います。