コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る -193ページ目

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

Part 3-3 「変化(時系列)を考える」


最後に「変化(時系列)を考える」について説明をする。


これは前後や過去・現在・未来を意識し、ある一点での大きな変化に気づき、なぜそうなったのかを考えることである。


主に① 変化点を考える  ② 大きな流れを考える という2つの視点がある。



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この変化(時系列)を考えるときにはグラフを使うことが多い、よって、縦軸・横軸の目盛りの取り方を見ることを注意してほしい。例えば縦軸の値が大きければ大きいほど、グラフの傾きは平坦に見える、逆もまた同じである。統計のウソにだまされないことが大事である。



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もう一点は、時代背景を知ることが大事である。単にグラフから変わった・変わっていないだけを読み取るのではなく、その大きな変化点があったときに世間で何が起きていたのかまでを理解し、分析をすることでより深いレベルの分析をすることができる。



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デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)
デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice) Tim Brown

早川書房 2010-04
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star経験からくる観測眼

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世界的なデザイン&コンサルティング企業であるIDEOのトップが書いた書籍。

デザインという言葉は我々コンサルの中でも非常に注目されており、サイエンス&アートの融合をさせるためには必須なスキルであると考える。


本書は、Tim Brown氏の体験談がベースであり、ノウハウ本というより、デザイン思考の大切さを終始さまざまな角度から説明をしていたと感じる。

グローバリゼーションと人間の安全保障
グローバリゼーションと人間の安全保障 Amartya Sen

日本経団連出版 2009-02
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starグローバリゼーションや「文明の衝突」などを、どう捉えるか…
starあらためてセン氏を読む機会
star世界的に格差や弱者への対応が求められている今こそ輝く、ノーベル経済学者の講演録

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私が学生時代に好きだった経済学者の一人「アマルティア・セン」の書籍。

テーマは「グローバリゼーション」と「文明の衝突」について。


どちらのテーマも根底には「多様性」を認めることの必要性や、決して物事を画一的に捉えてはならないことを示唆してくれてる。グローバリゼーションの暗だけを述べる書籍は数多とあるが、本書は光についても非常に論理的に説明しているのが印象的だった。





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英保守党13年ぶり政権、連立の行方不透明


英国総選挙(下院、定数650)で2位に転落した労働党のブラウン首相は11日夕、辞任の意向を固めた模様だ。

 BBC放送など英メディアが一斉に伝えた。

 同党と、第3党、自由民主党との連立交渉が決裂し、組閣の見通しが立たなくなったためで、ブラウン首相は12日中にもエリザベス女王に辞表を提出し、第1党となった保守党のデビッド・キャメロン党首(43)が同日中にも新首相に就任する。

 中道右派、保守党の政権奪回は13年ぶりとなる。

 ブラウン首相の辞表提出を受け、女王は直ちにキャメロン氏に組閣を要請、同氏が首相として組閣作業に移る。キャメロン新政権は、7日以降交渉を行っている自民党との連立か、その他の小政党と協力しながらの少数与党となる。

 連立政権ができると、英国では第2次世界大戦後初となる。連立政権の場合、自民党のニック・クレッグ党首(43)の入閣は確実で、保守党「影の内閣」のジョージ・オズボーン財務相(38)、ウィリアム・ヘイグ外相(49)らが、そのままのポストに就く見通しだ。連立政権ができると、保守党と自民党の議席数合計は363議席となり、過半数326を上回る。ただ、財政赤字削減の手法などで双方の政策の隔たりは大きい。一方、少数与党政権となれば、政権の不安定化は避けられないとみられる。

(2010年5月12日01時24分 読売新聞)


この英国の総選挙結果だけで、二大政党制の終焉を迎えたことを断言するのは極めて難しい。

但し、英国市民(有権者)がYES/Noまたは①か②の二元論的な思考から、より多元的な価値判断で今回の選挙に臨んだと言えるのではないか。


一方で連立政権は、(本来は)多様な価値観の集まりであり、政権運営そのものは記事にもあるとおり難しい。二大政党制かまた第三局を含む多党制かという仕組みの議論ではなく、どうよりよい政権運営をしていくかというところに論点はシフトしていくのかもしれないし、そう臨みたい。

本日の日本経済新聞(日本経済新聞 電子版)より。


パナソニック、クラウド使い生産管理

パナソニックは2011年度から、ネットワーク経由でソフトウエアの機能を利用する「クラウドコンピューティング」を工場の生産管理に導入する。まず子会社で活用してシステム運用費の4割を削減するとともに、迅速な海外展開を後押しする。自前のコンピューターを持たないクラウドを活用する目的は、日本企業ではメールなどの情報共有が中心だった。生産の基幹部分への導入が広がれば、コストの軽減などで国内外の工場の競争力を底上げする動きにつながりそうだ。

 パナソニックグループが進める事業戦略の柱は、家電から蓄電池、住設機器を含めた住宅全体の省エネ化。社内分社や子会社にまたがる製品群を一元管理し、新興国へ迅速に進出することが課題になっている。グループ全体でクラウドを活用すれば、システムコストの削減とともに、柔軟な海外展開につながると判断した。



いよいよ大手電機メーカーでもクラウドを使ったシステム構築が始まる。日経でこれだけ大々的に扱われるのは、クラウドがビジネスの世界の中で大衆化をし始めている証拠といえるだろう。

Part 3-2 「比較して考える」
比較して考えるとは、2つ以上の要素に対して事実を比較して類似や差異を考え類推することである。ここで比較のポイントは「似ているのか(=類似)」または「異なっているのか(=差異)」をまずは認識することである。そしてその類似・差異について、何故だろうと考えていくことが分析である。



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比較するときに意識してほしいのは、その2つ以上の対象が「apple to apple」ということである。りんごと車の価格を比較しても意味がない。意味のある比較ができるかがポイントである。



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この比較分析は日常でもよく使う。
たとえば、あなたが留学に迷っている大学生になって、下図について考えてもらいたい。



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どうだろうか。留学というテーマでなくても、日常の買い物や勉強・仕事でこのような「比較」を行っているのではないか。「類似」「差異」を認識して、「考える」というプロセスを習慣化させてみよう。

ファーウェイ(爲技術有限公司 Huawei Technologies Co. Ltd)は、中国企業で最近日本でも話題に上がっている急成長企業である。先週のワールドビジネスサテライトや日経ビジネスでもトピックにあがっていたが、日本ではイーモバイルやドコモ、ソフトバンクモバイル向けに製品・サービスを提供している。


この企業の注目点は研究開発費用に50%弱割いていることである。この研究開発体制が強化されていることで、顧客からの技術的な問い合わせにも即座に対応し、提案力・サポート力に定評があるという。


中国が高い品質管理を行うための、モデル企業となるかもしれない。



【参考URL】

「Huawei Japan」

www.huawei.com/jp/

「世界規模の技術はここで生まれている――Huawei本社に行ってきた」

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0912/03/news077.html


「中国ファーウェイ、米モトローラのネットワーク事業買収に食指 」

http://wirelesswire.jp/Watching_World/201004080925.html

システム統合の「正攻法」 世界最大6000人プロジェクト、三菱東京UFJ銀行「Day2」に学ぶ
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starプロマネは読んで損しない本
star正攻法の延長上に創意工夫が時折顔を出す、生々しい内容は自粛
star当たり前の凄さが感じられる一冊

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2009年初頭に完了した三菱東京UFJ銀行のシステム統合の記録が記述された本。プロジェクトマネジメントという視点で、システム統合をリードしたメンバーが注意した点などが具体的に描かれている。私の自分のチームを持つ者として学ぶところが多かった。プロジェクトマネジメントについて学びたいすべての人々に推薦する一書である。

マグマ (角川文庫)
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ひさびさに手に取った経済・ビジネス小説

著者はハゲタカで有名な真山仁氏の書籍である。


テーマは「地熱発電」。小説としてだけでなく、新エネルギーを考える上でも非常にためになる一書である。


さてこちらはだいぶご無沙汰になってしまった。グローバルリーダーになるための思考力について、再度開始したい。プロジェクトが忙しく、不定期投稿になってしまうこと了承いただきたい。


前回はこちらの記事 を読んでほしい。


Part3 3つの分析手法


前節で「分析」とは、① 「物事の実態・本質を正しく理解する」ための作業であり、②意思決定の際に役に立つことを「Fact-Finding」をいう言葉をキーワードに学びました。ここからはその分析をより精度を高く行なうために、3つの分析手法について学んでいこう。




3つの分析手法とは、「分けて考える」「比較して考える」「変化を考える」の3つとなる。この3つの分析手法は後正武 (著) 「意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法」を参考にさせて頂いている。




この3つの分析手法を一つずつ見ていこう。




Part 3-1 「分けて考える」


「分けて考える」とは、世の中の事象を細かく分解して、個々の要素を吟味することで、本質を正しく捉えることを意味している。実は、分析の「分」も「析」も元々「わける」という意味がある。故にこの「分けて考える」を意識することが、分析力の第一歩といっても過言ではない。

下図を見て頂きたい。



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分けて考える上での最適なツールはこの樹形図であろう。「TOEFL」の点数が悪いといってもすぐに対応策を講じてはいけない。TOEFLの点数が悪いといっても、TOEFLを構成する要素を分解し、より深いレベルで”分析”をする必要がある。この樹形図を使用することで全体感を確認しながら、分けて考えていくことができる。



皆さんも「○○」が苦手というテーマで分けて考えてもらいたい。