Part 3-2 「比較して考える」
比較して考えるとは、2つ以上の要素に対して事実を比較して類似や差異を考え類推することである。ここで比較のポイントは「似ているのか(=類似)」または「異なっているのか(=差異)」をまずは認識することである。そしてその類似・差異について、何故だろうと考えていくことが分析である。
比較するときに意識してほしいのは、その2つ以上の対象が「apple to apple」ということである。りんごと車の価格を比較しても意味がない。意味のある比較ができるかがポイントである。
この比較分析は日常でもよく使う。
たとえば、あなたが留学に迷っている大学生になって、下図について考えてもらいたい。
どうだろうか。留学というテーマでなくても、日常の買い物や勉強・仕事でこのような「比較」を行っているのではないか。「類似」「差異」を認識して、「考える」というプロセスを習慣化させてみよう。


