コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る -169ページ目

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

最近HPの記事が多いですが、一つの組織論として興味深く、私の関心テーマの一つなっています。

グローバル経済に大きい影響を与える企業ですので、当然ながら一ファンとして復活をしてもらいたいと思っています。


英エコノミスト誌に興味深い記事がありましたのでリンクを貼っておきます。


迷走するHP:花形経営者の問題
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/24819

I was so surprised to hear the news.

It seems that one era was end.


Here is the annoucement of Apple.

thanks to Steve, "The world is immeasurably better."


We are deeply saddened to announce that Steve Jobs passed away today.

Steve’s brilliance, passion and energy were the source of countless innovations that
enrich and improve all of our lives. The world is immeasurably better because of Steve.

His greatest love was for his wife, Laurene, and his family. Our hearts go out to them and to all who were touched by his extraordinary gifts.

http://www.apple.com/pr/library/2011/10/05Statement-by-Apples-Board-of-Directors.html

大手監査法人トーマツの早期退職希望者が600人に達したというニュース です。


ヘッドハンターの一意見として 「監査法人の先生たちは、実務ができない。SAP(エスエーピー)などの会計システムも使えない。難しい試験に合格する勤勉さだけがウリ。若いうちならポテンシャル採用もあるけれど…」というコメントがありましたが、日本の国家試験制度の弊害の一つとも言えるでしょう。


これからは単なる資格、一つの専門性だけでなく複数の得意分野、専門性(会計+ITなど)、またコアスキル(読み書き、リーダーシップ、マネジメントスキルなど)が必要とされていることを痛切に感じる記事です。

週刊 東洋経済 2011年 10/1号 [雑誌]/著者不明



¥690

Amazon.co.jp




先週号の東洋経済です。ちょっとタイミングを逃してしまい、昨日一気に読みきりました。


台湾についてはほとんど勉強したことがなかったのですが、今回の記事を読んで非常に興味深い国となりました。




面積も人口も圧倒的に中国、日本そして韓国と異なる中でどう生き残るべきかを戦略的に考え、経済成長を実現しています。特にEMS(Electronics Manufacturing Service(英語)の略で、電子機器の受託生産を行うサービス)企業の躍進がすごいようですね。中国が世界の工場と言われた2000年代初頭から、今や台湾が世界のジャイテク工場となっているのかもしれないですね。




【参考記事】ソニーが台湾EMS大手に欧州のテレビ工場を売却、テレビ事業黒字化策の一環




また台湾食品メーカーの三大企業(統一など)の記事もなかなかおもしろかった。


日本企業との紐付が非常に大きいことを理解することができた。




日本が中国に進出する際に、台湾企業とパートナーシップを組んで進出をするというのは、戦術の一つのオプションとして持っているのもいいかもしれない。


但し、あまり紐付きを強化するとグローバル展開の自社企業の自由度がなくなることもあるため、注意をしていかないといけないだろう。

プラットフォーム戦略
プラットフォーム戦略 平野 敦士 カール アンドレイ・ハギウ

東洋経済新報社 2010-07-30
売り上げランキング : 8067


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

最近「プラットフォーム」という言葉が妙に気になり、手に取った本。

楽天やアマゾン、Mobageそしてアップルなど場を作った企業が今日勝ち組企業になっている。

そのプラットフォーム戦略のメカニズムについて平易に解説しているのが本書である。


プラットフォームは生きているものであり(生態系)、生き死には一瞬の方向性の誤りで決定してしまう可能性もあることを理解した。古くはIBMがこの点で負けており、最近ではソニーも失敗に陥っている。


【プラットフォーム戦略が注目されている理由】
技術進歩の速さ
顧客ニーズの多様化
ITの進化による外部ネットワーク効果の迅速かつ広範な拡大
デジタルコンバージェンスの進化


【勝てるプラットフォームの3つの特徴】
自らの存在価値を創出する
対象となるグループ間の交流を刺激する
統治する


ハーバードビジネススクールについて
教員と学生に加えて、アルムナイ、ケース作りによる企業のつながり は正にプラットフォーム戦略



(プラットフォーム戦略実現のための教育政策について)
ドラッカーによれば、米国にはテクノロジストの教育機関として「コミュニティ・カレッジ」が全国的に広がっており、理論的知識と肉体的技能の双方の訓練を行っているため、豊富な人材が育成されているとしています。それに比べると日本の教育システムは高学歴な知識労働者は生み出しますが、こうしたテクロノロジストは決定的に不足しているのです。
今後は日本でもこうした人材の育成、とりわけ産業界ではIT、経営双方に精通した、語学も堪能な国際的人材の育成が重要になってくるでしょう。P210

日本人にとってMBAとはまだまだ特別なものなのでしょうか。


私はMBAホルダーではありませんし、今の会社に入ったときから一種の憧れのようなものがありますが、一方で、最近は少しずつ現実も見えるようになってきました。大学院での学びは今でも大いに憧れていますが。


MBAはプロフェッショナルを育てる環境であり、仕事の仕方、知識、マインドなどを学ぶ場なのかなと想定しています。そうだとすると学部教育で一般教養と少しの専門性を学んだ私たちにとって、ビジネスという場で生きていくための穴を埋めるのがMBAという場なのかなと最近は思っています。


もちろん培われるネットワークを通じて、ビジネス機会を広げたり、トップビジネススクールに行けばクルーシブルな体験をして一皮も二皮も自身を変えていく場になると思います。


中国では15万人のMBAホルダーがいるとのこと。中国の方の気質もあるのかなと思いますが、中国の方の勤勉さに本当に頭が下がります。トップスクールがアメリカ・欧州と比べて少ない中国国内でのMBA取得はどちらかと言えばプロフェッショナルになるための"穴埋め"が目的なのかもしれません。


こういう統計が出てくるということは、中国の国策としても非常に重要な領域なのかもしれませんね。


中国、20年間で15万人がMBAを取得


中国MBA・工商管理修士教育指導委員会がこのほど発表したところによりますと、中国でMBA取得を目的とした教育課程を修了した学生は20年間で33万3000人に達し、そのうち、15万人が実際にMBAの学位を取得したということです。
紹介によりますと、1991年から中国の9校の大学でMBA教育課程が始まり、当時の学生はわずか100人足らずでした。しかし現在、中国では、233校の大学にMBA教育課程が設けられており、毎年5万人の学生を募集しているということです。(Lin、吉

年収1000万以上のビジネスパーソンを対象とするアンケートの調査結果。

母数がどれくらいなのかわからないのですが、「働いてみたい国 」の第一位はシンガポールだったとのことです。


先週末に行われたF1のナイトGPであったり、金融・ITビジネスで注目されていたりと、日本人にとっても治安の良さ、アジアの中でも英語が通じる安心さ、また同じ民族性をシンガポールに感じているのかもしれません。

最近は日本人のシンガポール転職会社も増えてきているようですね。

184安打で惜しくも200本安打の記録が10年で途切れてしまったイチローですが、やはり改めてすごさを感じます。特に最後まで試合に出たイチロー。凡人であれば数試合前に可能性を諦め、休みに入るケースが多いように思いますが、最後まで彼は試合出場することを選びました。いろいろな理由があってのことかもしれませんが、やはり彼の哲学を感じます。


最終試合を終えての彼のインタビューも秀逸です。


(200本安打が途切れて)

「寂しさが来るかなって思ったんですけど、そんな感じではない。動揺する感じでもないんですよ。それは多分、ギリギリのところでやってきた自負があるからなんでしょうね」


ギリギリのところでやってきた自負。かっこいい言葉ですね。

本気でやることの大切さを学ばされます。

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか エイドリアン・J・スライウォツキー 中川 治子

ダイヤモンド社 2002-12-14
売り上げランキング : 2534


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

利益とは売上から費用を引いたものであるが、当然ながら利益とは事業の最大の目的である。その利益に焦点を与え、23のビジネスモデルを小説仕立てで紹介しているのが本書。原題は「the Art of Profitability」であり、こちらの原題のほうが本書のイメージに近い。ここで紹介されている収益モデルは正に原理原則であり、自分の企業はまたはお客様の企業はどのパターンなのかを当てはめるためにも有効であろう。


個人的には、顧客ソリューション、製品ピラミッド、デファクト・スタンダード、ブランド、専門品利益、新製品利益、景気循環、マルチ・コンポーネントなどは23の中でのベーシックなものであり、抑えておきたいと思った。

昨日は久しぶりにアカデミーヒルズのセミナーに参加して来ました。


タイトルは「米倉教授の「創発的破壊」2時間講義~世界・歴史から学ぶパラダイムチェンジ~」。


やはり本を読むのとは違い、講義やセミナーに出るのと知的刺激を受け、思考の連続性が保たれるので楽しいですね。また自分がいる世界とは違う世界のことを聞け、自身の関心を広げていかないといけないと思います。


講義の内容に関しては、こちらの方のBlog も参考にしてください。

備忘録として、学んだことを下記に書かせて頂きます。


◆ 歴史を学ぶことの重要性

歴史を学ばないものを歴史を繰り返す


◆ イノベーションについて

ソニーとトヨタのオープンイノベーション

ハイボールがヒットしたのは、昔が良かったという日本人のノスタルジー。これでは進歩しない。

世界はクラウドに大きな舵を切っている。


代替、延長ではなくイノベーションをしていくことが必要。

→ 犬島方式


脱原発、脱炭素社会 の鍵は日本にある。日立、東芝の総合力でスマートグリッドをビジネスモデル化していく。

犬島方式はデータセンター活用の一例。


◆ 日本のパラダイムチェンジ

日本は昔からパラダイムチェンジを行ってきた。

戦後の原料の輸入、加工品の輸出を行う付加価値産業、通商国家としての日本。

明治・大正・昭和の人間は大きな時代観と決断力があった。


◆ これからの時代に必要な人材

ケネディ大統領の言葉「ビジョンにそもそも根拠は要らない」

→ アポロ計画はこのケネディのビジョンを聞いた26-28歳の平均年齢のプロジェクトメンバーが成し遂げた。

必要なのはカリスマではなくプロフェッショナル。


◆ 世界に出る、知の格闘

米倉氏はハーバードの歴史学PhD。なぜハーバードか。当時ハーバードしか知らなかったからであるという。

一方でハーバードの歴史学博士課程は卒業までに4ヶ国語を要求。1週間の読書量も規格外の量。

徹底的に頭を動かす訓練をハーバードで実施しているのだと認識した。


またバックパックを進めているのも興味深かった。