日本人にとってMBAとはまだまだ特別なものなのでしょうか。
私はMBAホルダーではありませんし、今の会社に入ったときから一種の憧れのようなものがありますが、一方で、最近は少しずつ現実も見えるようになってきました。大学院での学びは今でも大いに憧れていますが。
MBAはプロフェッショナルを育てる環境であり、仕事の仕方、知識、マインドなどを学ぶ場なのかなと想定しています。そうだとすると学部教育で一般教養と少しの専門性を学んだ私たちにとって、ビジネスという場で生きていくための穴を埋めるのがMBAという場なのかなと最近は思っています。
もちろん培われるネットワークを通じて、ビジネス機会を広げたり、トップビジネススクールに行けばクルーシブルな体験をして一皮も二皮も自身を変えていく場になると思います。
中国では15万人のMBAホルダーがいるとのこと。中国の方の気質もあるのかなと思いますが、中国の方の勤勉さに本当に頭が下がります。トップスクールがアメリカ・欧州と比べて少ない中国国内でのMBA取得はどちらかと言えばプロフェッショナルになるための"穴埋め"が目的なのかもしれません。
こういう統計が出てくるということは、中国の国策としても非常に重要な領域なのかもしれませんね。
中国MBA・工商管理修士教育指導委員会がこのほど発表したところによりますと、中国でMBA取得を目的とした教育課程を修了した学生は20年間で33万3000人に達し、そのうち、15万人が実際にMBAの学位を取得したということです。
紹介によりますと、1991年から中国の9校の大学でMBA教育課程が始まり、当時の学生はわずか100人足らずでした。しかし現在、中国では、233校の大学にMBA教育課程が設けられており、毎年5万人の学生を募集しているということです。(Lin、吉