【読書】プラットフォーム戦略 | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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プラットフォーム戦略
プラットフォーム戦略 平野 敦士 カール アンドレイ・ハギウ

東洋経済新報社 2010-07-30
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最近「プラットフォーム」という言葉が妙に気になり、手に取った本。

楽天やアマゾン、Mobageそしてアップルなど場を作った企業が今日勝ち組企業になっている。

そのプラットフォーム戦略のメカニズムについて平易に解説しているのが本書である。


プラットフォームは生きているものであり(生態系)、生き死には一瞬の方向性の誤りで決定してしまう可能性もあることを理解した。古くはIBMがこの点で負けており、最近ではソニーも失敗に陥っている。


【プラットフォーム戦略が注目されている理由】
技術進歩の速さ
顧客ニーズの多様化
ITの進化による外部ネットワーク効果の迅速かつ広範な拡大
デジタルコンバージェンスの進化


【勝てるプラットフォームの3つの特徴】
自らの存在価値を創出する
対象となるグループ間の交流を刺激する
統治する


ハーバードビジネススクールについて
教員と学生に加えて、アルムナイ、ケース作りによる企業のつながり は正にプラットフォーム戦略



(プラットフォーム戦略実現のための教育政策について)
ドラッカーによれば、米国にはテクノロジストの教育機関として「コミュニティ・カレッジ」が全国的に広がっており、理論的知識と肉体的技能の双方の訓練を行っているため、豊富な人材が育成されているとしています。それに比べると日本の教育システムは高学歴な知識労働者は生み出しますが、こうしたテクロノロジストは決定的に不足しているのです。
今後は日本でもこうした人材の育成、とりわけ産業界ではIT、経営双方に精通した、語学も堪能な国際的人材の育成が重要になってくるでしょう。P210