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コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

 
 
タイトルに興味があり手に取った本です。FinTechが叫ばれる中で、銀行提供機能のアンバンドル化(解体・解消)が進んでおり、その手の本かとタイトルから連想しておりましたが
いい意味で裏切られました。
 
本書は2015年に金融庁長官に就任された森信親金融庁長官を中心とする金融庁改革、地方創生のための地銀改革の書籍です。本来銀行は貸し手の預金や自己資金から貸し手に利子付きでお金を貸す融資業務を生業としています。それだけは当然売り上げが伸びないため、証券業務や事業支援・再生業務、M&A業務などを手がけていのが今の銀行です。また非常に規制も厳しいため、役所対応の業務の一つと言えるでしょう。本書の中にも記載のあった徹底的なマニュアル経営でいかにお上の機嫌を損なわないようにするか、そういう経営体質であることは様々なドラマなどを見ても容易に想像できます。
 
この森氏を中心とするグループは、その官僚体質にメスを入れ、本質的な地方創生を行う -- それは地域経済活性化におけるメインプレイヤーの地銀を再生させるための施策を様々志向しているという話です。リレーションシップバンキングと言う言葉が度々本書の中で出てきましたが、正に顧客本位の経営をいかにできるかが地銀が生き残る道と言うのが本書の要旨であったと思います。個人的には新しいビジネスモデルとしての北國銀行と会計クラウドソフトで有名なFreeeの話がとても興味深かったです。地銀のあり方を考える一書でした。
 
 
人工知能、バイオテクノロジー、宗教対立、格差社会など現在の諸課題に対する現代哲学者のアプローチを理解するための一書です。哲学とは一歩立ち止まって、思考と存在に関して、批判的思考を使いながら問う学問であると理解しています。
 
本書では、下記の点が興味深かったです。
- カント以来の近代哲学の中心概念が「相関」になった
-SNSは民主化のツールと言うだけでなく、監視の手段としても利用されている(シノプティコン)
-フランスとイスラム教徒に関するSF小説『服従』という書籍を読みたくなりました
-人類は地球は守らなくてはいけないのかという論点は哲学として再度考えてみもいいのかもしれない
 
走り書きで申し訳ありません。
 
 
 
採用基準でマッキンゼーの経験からリーダーシップの大切さを訴えた伊賀氏の第2弾の書籍です。今回は「生産性」をテーマに展開されました。巷で話題の働き方革命の本質も言える生産性。インプットを少なくして、いかにアウトプットを最大化するか。そのための方法はインプルーブメントなのかイノベーションなのかというところから本書は始まります。
 
その本書の中で興味深かったのは人材育成論です。
 
- トップパフォーマーの成長の足踏みを避けるための3つの方法
 ① ストレッチゴールを与える
 ② 比較対象を変える(1年前の自分、社内/外のトップパフォーマー)
 ③ 圧倒的なライバルの姿を見せる
 
- 成長のためのフィードバックの重要性
 Distinctiveな納涼や分野と、Weak pointoではなくDevelopment needsをセットでフィードバックする
 
- 管理職の仕事とは、「チームの生産性向上のためにリーダーシップを発揮する」こと
 
その他役に立った情報は、
 
① ロールプレイング研修の重要性(今後の研修作成のためのいいインプット)
② ブランク資料と言う設計図を作ること
③ 5つのタイプの会議の達成目標
 - 決断すること、洗い出しすること、情報共有すること、合意すること、ネクストステップを決めること
 
自分の仕事ももう一度見直して、生産性を意識したいと思いました。

 

日経コンピュータ編のIoT事例が多数載っている本です。IoTを理解する上でのセンサー、ロボット、ドローンや最新の企業事例などわかりやすくまとめられています。

 

特にドコモ・バイクシェアのIoT事例が非常に印象に残りました。

カーシェアリングと言うサービスを通して、自転車の走行データを集め、それを東京五輪に向けた道路整備計画に役に立てるということです。

 

IoTによるデータの収集は、これまで取れなかったデータを取得できることで、データを売るというビジネスが発生し、医療や農業、ブル中など多くの産業に役に立てられる可能性があります。

今後もしっかりStudyしていきたいと思います。

昨年劇的な形で現役の幕を閉じたプロ野球・巨人の代走のプロ 鈴木氏の記事です。

将来指導者になるために様々枠を超えて挑戦する。

指導者自らがモデルを示せるように、そのための準備をする。

枠を超える新しいモデルを作っていたく事の大切さを学びます。

 

元巨人の鈴木尚広氏が東京マラソンに挑戦 「完走しようというのが目標」

http://news.livedoor.com/article/detail/12516671/

 

昨季限りで引退した巨人の代走のスペシャリスト、鈴木尚広氏(38)が2月26日に開催される東京マラソンに出場を予定していることが9日、明らかになった。将来、指導者になるために見聞を広げ知識を吸収するために、野球の枠のとらわれず、あらゆる分野へのチャレンジを考えている鈴木氏が、まず最初の目標に掲げたのが東京マラソンへの出場だった。

「これからはやりたいことは自分で決めることができます。まず東京マラソンに挑戦します。目標タイム? いえタイムとかじゃなく、完走しようというのが目標です。とにかく野球しか知りません。巨人時代にできなかったことに挑戦してみたいのです。そういう経験の中で、良くも悪くも何かを感じることができればいいんです。東京マラソンも新鮮な世界ですから、そこから自分の世界観が広がっていけば面白いじゃないですか」

 巨人時代の15年間で通算228盗塁を記録。盗塁成功率の.829は、通算200盗塁以上の選手では歴代ナンバーワン。しかも、代走で成功させた132盗塁は日本記録という足のスペシャリストではあったが、長距離のマラソンとなると初経験。現役時代はオフに中央大の陸上部に入門し、塁間の走力だけでなく、シーズンを通じた筋持久力を意識して10キロ走などを練習に取り入れるなどしてきたためスタミナも十分。

 また徹底した準備にこだわり、午前5時に起床、試合前の7時間前には球場入りをして、体を温めストレッチ、体幹トレーニングなどを欠かさず、38歳にして30メートル走のタイムがアップするなど、引退は決意したが肉体面での衰えはまったく感じさせず、体脂肪10パーセント前後の精密機械のような肉体を保持してきた。 引退後は、ほとんど体を動かすことがなく、一日一食の生活を続けているうちに体重がさらに落ちてきたというが、年明けから東京マラソンに向けて始動している。

「現役時代は、無駄な筋肉はいらない、動ける筋肉があればいい、という考え方でした。引退してからは、動いていないので食べる必要がありません。食べたいとも思わないので、夕方に食べるくらいの一日一食の生活を続けていたら痩せてきました。でも今は一日二食。年明けからもう一度、体を作り始めています」

 完走を目標に掲げたが、3時間を切るのか。どれくらいのタイムで初マラソンを走るのか興味深い。

 将来、指導者を目指す鈴木氏には、ひとつのポリシーがある。

 それは「もし、自分が現場に指導者として戻るなら、選手に実際に手本を見せてあげないといけないと思うんです。そこでボテっとした体で動けなかったら、選手もイメージがわかないでしょう」というもの。だからストイックな生活は続くし、東京マラソンなのである。
 

 鈴木氏は現役時代からスポーツ医科学や運動生理学、肉体のメカニズムに関心を持ち勉強をしていたが、これからはさらに本格的に研究、追及をしたいと考えている。

「将来的には大学で勉強したいと考えています。でも今はその前の段階です。大学では、むずかしい言語、専門用語、知識などが必要です。それを理解する基礎を大学に行く前に、しっかり学んでおくべきだと考えています。例えばこの筋肉を動かすにはどうすればいいかというような、体のメカニズム、そしてメンタルのコントロール手法などを今以上に知っておきたいのです」

 鈴木氏が目指すのは、日本球界の常識を覆すようなハイブリッドコーチ。つまり野球の技術を教えるだけでなく、トレーナーやフィジカルコーチ、育成コーチ、メンタルコーチの知識までを兼ね備えた新しいスタイルのコーチだ。おそらくそれは前代未聞の指導者像となるし、そのためにも東京マラソンなどへ参加して自らを実験台に視野を広げたいのだ。

「トライアストンもやってみたいし、富士山も登ってみたいのです」とまで言う。

 もちろん、今季は野球解説の席にも座る。 

「野球解説はしていきたいです。日本シリーズの解説をさせていただきましたが、立場が変わると、“野球ってこんな長いの?疲れるよな”と感じました。試合時間の短縮が叫ばれていますが、その理由がようやくわかりました。でも試合を見ていると、初回からの流れがあって、色々と見えてきます。ベンチで僕はずっと、そういう流れを読みながら野球を見てきましたが、解説席から見ると、さらに視野は広くなります」

 その先にあるのは、やはり巨人への恩返しである。

「巨人の伝統というか、チームカラーは、勝つことが当たり前の中で生まれる緊張感であり、その緊張感の中で成長させていだきました。勝つために何をするかを考えて、みんなが自分で動きます。自分で動かなければ結果も出ないという切羽詰まった感、いつも追い込まれているプレッシャーが巨人にはあり、それが自分を叩きあげてくれました。それを僕はモチベーションに変えていきました。それが巨人。悪いときがあっても優勝争いに参加していく。いつも堂々としているんです。それが巨人でした。僕が決められることではありませんが、この巨人への愛着をいつか還元させていただきたい。そういう気持ちで視野を広げたいのです」

 心に抱く巨人への熱い思い。
 東京マラソンの号砲が鳴る2月26日。長距離の足と短距離の足は違うと言われているが、“神の足”と呼ばれた男は、初挑戦のマラソンでどんな走りを披露してくれるのだろうか。

 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)

 

ビジネスはゲームである。ゆえにいかに勝つか、負けないかを考えるかというのが本書の趣旨。その為のリーダーシップであり、マーケティングであり、財務であり。MBAというタイトルは付いているもののハウツー本ではなく、著者の経営者としての実戦経験に基づく知見がまとめられた本である。

 

・ 財務は差異分析を重視する。過去との差異、計画との差異など

・ マーケティングはデジタル化が進んでいる中で、あえて原点の4Pをきちんと意識する。

・ 危機管理を意識する

・ リーダーシップ2.0を心がける。

<リーダーの行動>
Getting in everyones’ skin:みんなの心の奥底に入り込む。 
Serving as the Chief Meaning Officer:仕事に意義を見出す再構成帰任者となる
Removing blockages:抵抗勢力や官僚主義など、チームの障害を取り除くこと。 
Demonstrating the generosity gene:褒める時には、給与も昇進もしっかり報いること
Making sure the work is fun:仕事が楽しくなるように

 

 

昨年12月の日露の山口・東京での首脳会談。

地政学的にも日本にとって、ロシアとの関係が非常に大事になってきています。

 

そしてプーチンと言う独裁的ともいえる強力な指導者によるリーダーシップの存在がロシアと言う国の存在を高めていると思います。

 

本書ではロシアを第3のローマと言う観点で、主に宗教・地政学的な側面から分析をした一書です。

 

アマゾンには下記の通り内容がまとめられています。

 

■現代の国際関係の基礎となっているウェストファリア体制では、宗教的要素を棚上げにして、世界秩序を「主権国家」が織りなすパワー・ゲームとして構想しました。イデオロギーの対立を軸にした冷戦もまた、ウェストファリア体制の継続でした。しかし、冷戦の終焉を契機に、イデオロギーに変わる新たな政治の基軸として宗教の役割が見直されることになりました。とくにウクライナ自体の東西分裂という構造的問題が次第に明らかになるとともに、世界政治の焦点は、中東危機、IS(イスラム国)問題や難民問題の背景にある宗教に移ってきたといえます。
■このウクライナ危機の最大の要因は、実は宗教です。千年にわたる歴史的・宗教的経緯を抜きに、つまり文明論的・宗教的アプローチ抜きに、今のロシアのアイデンティティ、あるいはロシアとウクライナとの特殊な関係は理解できません。そして、それを理解するカギとなるのが「モスクワは第三のローマ」という世界観です。
■「第三のローマ」という考え方は、もともと、17世紀半ば、正教とカトリックとの和解という当時の国際的な潮流に乗ってカトリック的要素を取り入れ儀式改革を進めようとした「ニーコン改革」に反発し、モスクワを聖なる都=「第三のローマ」と信じた「古儀式派」といわれる伝統重視の保守派が唱えたものです。
■「古儀式派」とこの改革をめぐる分裂は、これまでのロシア論では無視されてきましたが、21世紀に入って、そしてウクライナ危機により注目されるようになりました。なぜなら、この宗教改革をめぐる対立問題が、単に宗教上の争いにとどまらず、ロシアとウクライナ、つまりモスクワとキエフとの関係の問題、そしてウクライナ危機やロシアのアイデンティティというきわめて現代的な問題の源流となるものでもあり、さらに、2017年に100年目を迎えるロシア革命の解明にも、ソ連崩壊の理解にもつながる重要な要素だからです。
■プーチンは、ロシアを「正教大国」と表現し、欧米国家ですら放棄しかかっているキリスト教的な価値をロシアが体現するとして、正教とロシアのミッションについて明確に語るようになりました。ロシア正教会とローマ・カトリックとの歴史的和解はその成功例の一つだといえます。この「第一のローマ」と「第三のローマ」との和解は、IS(イスラム国)やシリアをめぐって緊張する中東やウクライナでの現実的紛争を解決する梃子ともなっています。「第三のローマ」としてのソフト・パワーを行使することにもつながるものです。
■プーチンのロシアはどこへ行くのか――。「ロシアは常に理論の予測を裏切る」というテーゼを提起してきた著者が、文明論的・宗教的アプローチで、政治と宗教とが「交響」する、ウクライナ危機、現代ロシア政治の深層を解き明かします。

 

人工知能超入門と言う言葉通り、ライトに読めます。

ただ人工知能における論点も整理されており、私にとってはよい棚卸となりました。

 

・ 人工知能には認知型と探索型の2種類がある(この種類には様々あることも事実。汎用と専門など)

・ 今後の人工知能をきちんと理解しているかどうかはディープラーニングをきちんと理解できる否か。

・ 人工知能は様々場面で使われるが、特に顕著となるのが自動車業界における自動運転。

・ 一方でテスラのようにNo Testで自動運転をサービス提供し、事故となるケースも出てきており、人工知能を教育する倫理を考慮する必要あり。グーグルはその点においてはぬかりなくテストを長時間実施ししている。

・ コンサルタントとしてはAI活用戦略が面白そう。

・ テクノロジーとしてはAIとロボットの融合がどこまでここ5年で進むか。

・ 本書の事例の中でおもしろかったのは、AIと分析の事例。

人工知能を活用した店舗解析プラットフォーム

 

 

米IBMが定期的に発表しているIBM 5 in 5。

今後5年間でどのようにテクノロジーが我々の生活に寄与するか記載されています。

 

AIにより、言葉がメンタルヘルスを知るきっかけとなる
ハイパーイメージングとAIがスーパーヒーローのビジョンを
マクロスコープが限りなく細部にわたり、地球の複雑さを理解
チップ上のメディカル・ラボが健康探偵として病気を探知
スマートセンサが光速レベルで環境汚染を探知

 

AI・IoT・クラウドという”基礎”テクノロジーが我々の生活にも入り込み、医療や地球的問題群の解決に大きく寄与するというのが大きな予測であると理解をしました。

データを集め、そのデータを解析し、解決策のパターン化がなされれば荒唐無稽な話ではないと思います。

 

 

毎年年初にはこの手の総予測系の書籍を読んでいますが、今年は週刊ダイヤモンドを初めて読んでみました。結論から言うと良く整理されており正解だったと思います。

 

【経済】

・水野和夫氏の資本主義の終焉のコラムが興味深かったです。水野氏はここ最近資本主義の終わりに関する主張は多々されていますが、資本主義と言うパラダイム自体は遅かれ早かれ"変わる"というのは正しい見方なのではないかと思います。

・2017年は米国・韓国・仏国など世界のリーダーが多く変わる年であり、経済的なリスクも多く孕んで言えるでしょう。特に欧州経済に関しては、昨年のBrexitの具体化が進む可能性もあり、注目をすべきと考えます。

 

【国際】

・ 世界情勢に関しては、中心はやはり米国の出方になると思います。リーダーが変わるということは世界情勢に関しても、なんらかの歪みが出るときでしょう。

・ その中でも注目すべきは、ロシアと中国の出方であると考えます。両国ともある意味で覇権国を目指す強力なリーダーシップを持ち、かつ情勢が不安定なリーダーがおり、何を仕掛けてくるのか読めない部分も多々あります。大国同士が政治・経済などでけん制し合うのではないかと考えます。

 

【産業】

・日本経済に目を向けると、金融維新と言うのが一つのキーワードになるのかもしれません。FintechをはじめとするDigital Disruptionが起り、ビジネスモデルの変革が求められる年になるのかもしれません。

・自動車や電機なども銀行・保険が先行着手するテクノロジーのトリクルダウンが起り、やはり人工知能やデジタル化の波が多く押し寄せるでしょう。またグローバル競争と言うものが足り前になり、M&Aも盛んに行われるような気がします。半導体や造船、自動車などでは大きな動きがあるかもしれません。

 

【政治・社会】

・働き方改革や生産性というのが大きなキーワードとなりそうです。昨年末の電通の問題に端を発し、日本人のライフスタイルそのもの見直しに直面をしている気もします。

・安倍内閣としてもなかなか経済成長が見込まれない中で、国民の幸福度を上げる政策を取る必要があり、労働改革関連の政策が多数できる可能性があります。

・地方創生や空き家問題、農業などの社会問題に関しても民間の特にベンチャーの力を借りながら解決策が多く出てくるかもしれません。

 

【文化】

・今年はオリンピックもない年であり、日本人の活躍としてはテニスやゴルフ、またWBCのある野球やサッカーワールドカップ最終予選が話題となるでしょうか。

 

大きな変革の一年になることは間違いなく個人的には「世界」と「デジタルテクノロジー」の動向にしっかり目を向けた一年にしていきたいと思っています。