ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 -13ページ目

春のレーゲンスブルク紀行② ホテル・オルフェにて

アウトバーン93号線が丘陵地を抜け次第にドナウの谷に向かって下がっていくと
大聖堂の尖塔を中心としたレーゲンスブルクの町が目前に現れる。
何百回走ったか知らないけれど、毎度のように心が沸き立つロケーション。

さて・・・
いつかこの町にお泊りするチャンスがあったなら・・と
長年憧れていたホテル・オルフェに到着する。
ホテルは旧市街の車輌禁止区内のど真ん中、小粋なカフェや個性的なブティックが立ち並ぶ小道にあります。
地階のカフェビストロは19世紀末からそのままという落ち着いた内装なんだけれど
なぜか南欧の開放感と軽やかさが漂って、この町の雰囲気にピッタリだと思う。

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パリの料理屋か?                    暖かい季節には中庭に座りたい

家庭的なフランス料理を食べさせてくれるこの店は
20年前に住んでいた頃からツバつけてあった。
HPによると、1977年以来だという。
でも古い建物を丁寧に修復し、ホテルとしてオープンしたのは今世紀に入ってから。
真っ直ぐでない壁・程よく軋む木の床・スタッコが施された天井・・・
ロマンチックだけど甘すぎず程よいアンティークで、もろワタシ好みである。

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テーブルには飲料水・ワイン・スナック&りんごのウェルカムサービスが・・・

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せっかくだからお姫さまベッドのカーテンを開いてみた

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デコパージュっぽい缶にLAN用ケーブルが入ってる

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窓の外。朝は人々が仕事や学校に急ぎ、夜は遅くまでストリートカフェが賑わう。

しかもバスルームは新品で清潔だし、ベットも固めで寝心地が良く、各室有線LAN完備です。
活気のある通りを窓から見下ろすのも楽しいものだし。

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下の店で頂く朝食はビュッフェ式を敢えて拒否、でも多々ある美味しいパンも飲み物も追加無料。
コーヒー片手に新聞読みながらゆっくりノンビリ朝がスタートします。
私たちが泊まった広めの部屋で155ユーロというのはリーズナブルでしょう。

ここに滞在するということ自体が今回のアトラクションの一つだったかも。

あーまた行きたい。誰か一緒しません?(笑)
常客が多いのも大きく納得だ。ビストロも人気の店で要予約。
ちょっと一味違った宿を所望する方には絶対お薦めですよ!
(ちなみに市内に別館が二つあり)

Hotel Orphée
Untere Bachgasse 8
93047 Regensburg
Buchungen unter:
Tel.: +49 (941) 59 60 20
Fax: +49 (941) 59 60 21 99
eMail: info@hotel-orphee.de

Restaurant Orphée:
Untere Bachgasse 8
93047 Regensburg
Reservierungen unter:
Tel.: +49 (941) 52 97 7
eMail: restaurant@hotel-orphee.de

春のレーゲンスブルク紀行① ホレダウ地方でホップづくし

よく晴れた日曜日。
もったいないのでレーゲンスブルクに直行せず
昼食を兼ねてホレダウ地方をドライブすることにしました。

$ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 夏ならこういう風景

ホレダウ(Holledau)は世界でも有数のホップ生産地。
ビールが主食(?)のバイエルンの最もバイエルンらしい一角とも言えましょうビール
なのに、今の今までアウトバーンから眺めるだけでちゃんと訪れたことが無かった。
で、まずはWolnzachのホップ博物館で基礎知識をお勉強。
博物館入り口部分は5m程の支柱にワイヤーが張りめぐらされたホップ畑を再現。
売店にはホップを使ったプラリネ・ハーブティ・リキュール等等や安眠ホップ枕などが並んでます。
(ハーブティはね~苦いんだよね。不眠症じゃないし好んで飲みたいお茶じゃない)

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・ホップは雄雌異株の蔦性植物で、南北半球の特定の緯度の温暖な土壌でしか繁殖しない。
・元来、不眠や婦人病などに効く薬草として扱われていた。
・中世以降クミンや樹皮・サクランボなどに取って代わりビールの原料として使われるようになる。
・16世紀にはバイエルン公の「麦芽・ホップ・酵母・水のみを使うべし」というビール純粋令が発布され現在に至る。
・19世紀後半をピークにビール醸造所数・生産量・消費量全てにおいてドイツが世界トップいってます。

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 今はこういう風景

この後、今が旬のホップ若芽料理(Hopfenspargel)を求めて田舎道を走らせる。
あたり一面ホップ畑が広がる中、Leibersdorfという小さい村(というか集落)の料理屋へ。

ホップの若芽って正直初めて口にしました。
夫が注文したのはサラダとクレープ、私は淡水魚ザンダーのワイン蒸し。
見た目もモヤシみたいなホップの若芽は歯ざわりもシャキッ!
初物をありがたく頂きました。

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キャラメル化したホップがのったサラダ。
ちょっとゴボウみたいな土の匂いのする絶妙な風味じゃないの。
クレープの中にもホップがごっそり入ってる。

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お魚の付け合せに春野菜をレモンとワインで味付けしたもの。

のんびりテラスで春の陽光を楽しむ。
農家の向こうに広がるホップ畑に丘や森。
町の雑踏が遠い。

食後まだまだ時間があるので
今度はホレダウ地方でも大きい町のひとつアーベンスベルク(Abensberg)に行ってみよう。
アーベンスベルクといえば、この辺ではシュロベンハウゼンと並んでホワイトアスパラの名産地でもあります。
古い城壁が残る町はちょうど春祭りでものすごい人出!
人垣を掻き分けながら、町外れにあるビール醸造所とビールテーマパーク?Bierwelt(ビールの世界)まで歩いてみる。
このKuchlbauerという醸造所は相当お金が余ってたとみえて(笑)
何とフンデルトヴァッサーの塔を建てちゃったんです。
その麓にはもちろんビアガルテンが。
カラフルでファンタジー溢れる、まるで大人も楽しめる児童遊園地。
でも塔には・・・登りませんでした。

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ここでもホップ料理が食べられると聞いてたのだが
結果的にあの村の店に行って大正解だった。
さあ、再びアウトバーンに乗ってレーゲンスブルクへ。


春のレーゲンスブルクへ

いいお天気に恵まれてレーゲンスブルクに行ってまいりました。

1日目:ミュンヘン~ホップとアスパラの産地ホレダウ地方~レーゲンスブルクまで125km。
2日目:市バス一日券を駆使してレーゲンスブルク周辺を散策。
3日目:帰りがてらインゴルシュタット近郊マンヒングのケルト人・古代ローマ人博物館を見学。


大きな地図で見る

明日から

明日から火曜日まで2泊3日でレーゲンスブルクに行ってきます。
近いし短いしで、荷造りも明日の朝でいいか・・・なんて。
この一ヶ月間、日本のことを想わない日は無かった
というか、四六時中考えてた。
現地で頑張ってる皆さんへ想いを馳せながら
ここらで少し気分転換できるかな。

帰ってきたら
春のバイエルン紀行で記事アップしますね。
ではっ!

故郷に小包無事届く

先週水曜日に発送した小包が昨日無事、実家近くに住む姉のもとに届いた。
郵便局のオネエサンが、必要日数は通常10日ですと言っていたけれど
こんな状態の日本でも正味1週間。良かった良かった。

DHLの小包便には2種類あるのですが
今まで曖昧だったその違いが今回やっと分かった私。
例えば5キロのお荷物 普通便 40ユーロ
        プレミアム便 +22ユーロ
飛行機で日本に到着した後、空港から配達先住所まで
普通便はトラックで(島には船で?)運ばれるのに対し
プレミアムは最寄の空港までさらに空輸されるのだという。
・・・ん?ってことは、関東の我が故郷へは普通便で全く支障ない。
というか飛行機飛んでないですからー。
できるだけ早くに、という思いで
いつも22ユーロ追加していたなんてもったいなかったな。

昨夜、私たちはその小包の中身を肴に(?)長々と電話で喋る。
スーパーの棚も商品で満たされ、ガソリンスタンドの長蛇の列も解消したそうで
後はJR完全復旧と道路や橋の修復が待たれる。
時は春。新しい門出を迎えた子供たちや若者たちのためにも
一日も早く通常生活が戻ってきてほしいものです。

桜 桜 桜 桜 桜 桜 桜 桜 桜 桜 桜 桜



若く可憐な「キャプレッティとモンテッキ」

友達を誘って「キャプレッティとモンテッキ」に行ってきました。
先日のオープニング座談会でアリアを一曲披露した中村恵理さんのジュリエットと
プレミエ前にカサロヴァ姐さん肺炎降板で代役に立った若干24歳の劇場専属メゾTara Erraught嬢のロミオ。
若々しい2人の歌唱は各新聞評でも大絶賛を受けており期待が高まります。
タラ嬢に関しては、カサロヴァ降板でチケットを返してしまった人は「スター誕生の瞬間を見逃した・・・」とまで。

昨晩は2回目の舞台。
そんな好評を受けてか、平日にもかかわらず観客席は満員御礼で
しかもお洒落した女性がいつもよりもさらに数多くいたような気が。
ラクロワの衣装に触発されたのかもしれませぬ(ほほっ)。

ベリーニのオペラって正直初めて生を聴いたのですが
ウィーン古典派とロマン派の狭間、それを感じさせるフレーズがちりばめられ
しかもイタリアらしい明るく調子の良いメロディーが心地よい。
かなり元気なオケと、それに負けじと歌い上げる歌手とコーラスで盛り上がる盛り上がる。
物語は悲劇・歌ってる内容も悲恋・復讐・流血・死なのに・・ミスマッチが面白いですね。
ロミオの最期のアリアも穏やかな長調で歌われるからこそ一層悲しみが伝わるものだな。
歌手の中で一番素晴らしかったのは、やはり恵理さんでした。
黒髪で可憐な姿もジュリエットに相応しく、しかしその声量と感情豊かな歌声はすでに貫禄を備えてます。
タラ嬢も負けじと厚みのあるメゾを披露してくれましたが
熟練のカサロヴァ姐さんはどんな役作りをしただろうか・・と思ったり。
ドキドキするような色気というのは年齢とともに育つのでしょうね。
デュエットする2人は可愛らしくて、どちらかというとヘンゼルとグレーテルみたいなんてレビューがあったっけ(笑)。

当劇場にありがちなひねりのある解釈ではなく、舞台装置も立ち回りもシンプルで分かりやすい。
その分歌唱をじっくり鑑賞できました。
衣装も時代考証に割りに忠実に、男性はシルクハットに黒いフロックコート、
女性はバロックかつゴシックな雰囲気のカラフルでゴージャスなドレス姿。
第二幕最初、階段上をファッションショーよろしくそぞろ歩く淑女たちに拍手が沸いた。

プレミエにはブーイングがお約束事のミュンヘンで
大歓声大拍手100%ポジティヴな反応だったそうで、
この夜も長々とアンコールが続いていました。
プライベートでも仲良し同士という恵理さんとタラ嬢。
この2人の更なる成長に注目していきたいですね。



カサロヴァ姐さん:オペラ史上最も美しくも悲しいラスト。感情が込上げて喉が詰まりそうになるの・・・。


こちらは初日のラジオ中継から。タラ嬢の声は恵理さんと重なる部分多し?

そうだ、レーゲンスブルクへ行こう

里帰りを延期してしまってポッカリ穴が開いた4月に
せめて2~3日くらい近場を旅したいと思った。
行き先はレーゲンスブルク。
日帰りも十分可能な距離なんだが
この際、子抜き犬抜きでゆっくり市内外を散策してみよう。

我が心のレーゲンスブルクでずっと泊まってみたいと思っていた宿は
その名も相応しく(!)Hotel Orphee
旧市街の狭い路地にあるロマンチックなカフェ・ビストロは
20年前に短期間住んでいた頃から無償に好きだったんですが
その上階がホテルだとは後年初めて気がついた次第。

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カサロヴァ姐さん急病にて

いまさっき、州立劇場のメールで
プレミエ間もない「キャプレッティとモンテッキ」の
ロミオ役カサロヴァ姐さん肺炎のため、プレミエ及びその後数回代役が立つとお知らせがありました。
数日前から体調を崩していると聞いていたので、やっぱり・・という気もしないでもないけれど。
独特のオーラを漂わせるカサロヴァの当地での人気は絶大で
先日のオープニング座談会に登場した時も会場からオオ~ッとざわめきが立つほど。
きっとガッカリするファンも多いことでしょう。
で、その座談会中一曲アリアのかじり部分が流れたんですが
バロックオペラであれれ?と違和感を持っていたカサロヴァ節が全く気にならず
色艶のあるいい歌声だったのよね。
そして最後に中村恵理さんが深みのある心地よいソプラノでジュリエッタのアリアを披露。
この2人の舞台が一層楽しみになってた矢先でした。

さて、今度は姐さんの抜けたの穴を誰が埋めるのか興味津々。
さっそく、サラ様のスケジュールをチェックしてしまったサーチ
でもね~絶対ありえないわよね~
丁度同じ時期にMETのカプリッチョだもんね・・・

$ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 ロメオ・カサロヴァ。この凛々しい姿を見られるのはいつ?

被災者への募金運動

昨日、補習校時代の友人から
今回の大震災被害者への募金運動を発足させた、とメールがありました。
ドイツ赤十字の枠内なので安心だし確実。
今、ドイツからできることはとにかく募金が一番なので
私もさっそく参加させていただきました。

昨日の今日ですでに1000ユーロを突破してます。
少しずつでも力を合わせればかなりの金額になるもの。
もし何らかの形で被害者援助をしたいと思っている方がいらっしゃいましたら
ご協力お願いいたします。

もちろん、彼女の作った枠でなくても
直接募金できますけどね。

http://www.drk.de/spenden/spendenaktionen?hptitle=ogino-japanhilfe

いったいどうなってしまうんだろう?

金曜日以来ネットとテレビにかじりつき状態です。
ドイツのマスコミは地震津波の被害状況はもとより
原発大事故への危惧、そしてさらにはドイツの原発廃止討論へと発展しています。

私の実家は福島と東京のちょうど間なのですが
やっと昨日初めて向こうから携帯で電話が通じ、今日になって普通電話回線も復活した模様。
水道はまだダメだそう。道路も陥没部分や傷んだ橋など通行止め区域も数多いとか。
とにかくみんな怪我もなく無事だそうです。

原発がこれからどういう方向に発展していくか
関東に集中している家族親戚友達のことがとても心配で
ついにツイッターに登録、速攻草の根内輪的情報収集することにしました。

東北方面というと
ブログでたびたびお世話になっているandy-andyさんとsilkvivaceさんが気になります。
どうしていらっしゃるでしょうか。