Day35    晴れのち曇りのち雨


8時頃出発。人はほとんど歩いておらず、何もない道なので快適。今日は寒いのでダウンも着てきた。


誰かが作った矢印。


途中で大阪から来た日本人に会う。彼女は1日に30kmほど歩いているそう。日本では歩いたりはしていなかったみたいやけど、「(歩くのは)慣れますね」と。若いし元気で良いな。日本ではマッサージ師をしていたそうで、タイマッサージもできるとのこと。タイは好きで何度も行っているらしい。カミーノの後はタイを含め、他の国も周りつつ、7月に帰国するとのこと。


サン・フスト・デ・ラ・ベガでカフェコンレチェ休憩。トルティージャも込みで1.3ユーロ(トルティージャは無料)。安い!トルティージャは昨日の残り物とかかな?だから安いんかな?奥から出してきてたし。でもちゃんと温めてあった。



アストルガが見えてきた。綺麗な街。



線路を越える。



アストルガ司教館。5ユーロで入場。

Wikipedia より

設計はカタルーニャ人建築家のアントニ・ガウディであり、1889年から1913年にかけて建築された。ゴシック・リヴァイヴァル建築であり、当時のカタルーニャ地方で流行したムダルニスマの影響を受けている。カタルーニャ地方外にある3つしかないガウディ建築のうちの一つである。1969年7月24日にはスペインの重要文化財(BIC)に指定された。

19世紀の火災によってそれまでの司教館が破壊されると、ジョアン・バプティスタ・グラウ・イ・バリェスピノススペイン語版アストルガ司教は友人であるアントニ・ガウディに新しい司教館の設計を依頼する事を決めた。二人が友人となったのはグラウ司教がタラゴナ大司教区英語版の司教だった時であり、この時にはガウディが高い祭壇の教会を設計している。

ガウディが委託を受けた時、彼はバルセロナのグエル邸英語版の仕事に取り掛かっており、地形や地域を視察するためにアストルガへ赴くことができなかった。そのためガウディは、アストルガ司教館の設計を行うためにグラウ司教に対して写真を送るよう依頼した。ガウディが設計図をグラウ司教に送り、それが承認されたのは1889年2月である。1890年7月には礎石が置かれた。なお1891年から1892年にかけて、ガウディはレオン県の県都レオンカサ・ボティネスを設計している。

レオン県エル・ビエルソ英語版地域で産出された灰色の花崗岩で造られた建物は、特にアストルガ大聖堂英語版を含むこの地域の建築に調和する新中世の様式である。しかし、ガウディはキャリア後期に典型的ないくつかの要素(例えば、控え壁入りの入口のアーチ、サイドファサードに組み込まれた煙突など)もある。ガウディはファサードに装飾するための高さ5メートルの天使像を考案したが、天使像が付け加えられることはなかった。ファサードには4つの円筒形の塔があり、溝に囲まれている。

1893年にグラウ司教が死去すると、ガウディは議会との意見の相違から辞任し、建設は数年間にわたって中断された。しかしこの宮殿は、1907年から1915年にかけてリカルド・ガルシア・ゲレタによって完成された。1930年代後半のスペイン内戦の間、建物はファランヘ党の地元支部として役立った。 1956年、カタルーニャ人建築家のジョゼップ・カステイトルトは修復作業を開始し、建物を司教の邸宅として適応させた。 その後、マルセロ・ゴンサレス・マルティン英語版司教はこの司教館を、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路に捧げられた宗教美術博物館に転換させた。







アストルガ大聖堂




大聖堂の横にあるIglesia de Santa Marta


何だか落ち着く、私の好きな感じの教会やった。


何だかカッコいいIglesia de San Pedro de Rectivía


中でスタンプ押せた。


街を出てからはアスファルトの1本道。途中から雨が降ってきて、ポンチョを着る。一旦止んだけどまた降り出す。


ムリアス・デ・レチバルドに到着。



チェックイン後、明日のアルベルゲを予約しようとするも、行こうとしていたアルベルゲは全滅。距離を伸ばしてフォンセバドンまで行くことにする。予約は電話で何か分からないことを言われたので、スタッフに代わってしてもらったが、「日本人の女の子が行くからって言ってあるから大丈夫」と・・・本当に大丈夫か??代わってくれたスタッフは、その明日の宿のスタッフと友達だと言っていたので、名前を出して何とかしよう。


宿の暖房が壊れているらしく、部屋は寒すぎて無理!共有スペースは外なのでもっと寒い。寒くてシャワーは諦める。お湯は出るらしいけれど。。。寒くて何もできない。何をする気にもなれない。これじゃあ確実に風邪が悪化する。


近くのバルに避難し、カフェコンレチェを。


あぁ、暖かい。1.4ユーロ。


温まったなぁ、と思いながらアルベルゲまで歩いていくと、次第に冷えていく・・・。


19時、コミュナルディナー。

隣に座っていたニュージーランドの老夫婦、サンジャン出発したの4月9日やって!私よりも早い!ちょっと安心。ニュージーランドで有名な食べ物は何かと聞いたら、羊肉、牛肉、赤いキウイフルーツやって。赤いやつは緑のよりもちょっと甘いらしい。


野菜のスープ。美味しい。おかわりした。


パスタ。美味しい。


デザート。レアチーズケーキみたいな感じ。甘い。


食後、寒いので500mlペットボトルにお湯を入れてもらい、それを湯たんぽ代わりにしてみる。いつもの手作り寝袋+ブランケット2枚で眠れるかな?

Day34    曇り時々晴れ時々雨


夜はキムさんのイビキと他の部屋の人のイビキ、ベッドの軋む音(少し動くだけでかなり音がした)そして咳でほとんど眠れなかった。。。風邪薬は効いているのだろうか?


朝食はかなり豪華。パンにマフィン、ゆで卵にヨーグルト、フルーツ、カフェコンレチェ。ドナティーボなのに。こんな豪華な朝食は他でもめずらしい。


8時、昨日配送してもらう予定やったけど休みやったバルに荷物を預け、歩き出す。外はどんより曇り。道路沿いでつまらない。巡礼者はほとんどいない。トイレ行きたい・・・でも道路沿いなのでできない。


サン・マルティン・デル・カミーノにてトイレ&ココア休憩。


ココア頼んだら、ホットミルクとココアの粉末出された。1.9ユーロ。

            ↓



プエンテ・デル・オルビゴ


街灯が可愛い。


通過。もう次の村、オスピタル・デ・オルビゴが見えている。


オスピタル・デ・オルビゴに続く橋が何だかカッコいい。


トイレに行きたかったのでバルのトイレを借りる。でも全くお腹空いていなかったので、何も注文せずに出てきた。お客さんいっぱいいたし、いいやろ。。。


この村可愛くて、泊まってみたかったなー。

市役所


IGLESIA DE "SAN JUAN BAUTISTA"


アルベルゲの看板が可愛い

この村を出てから道は二手に分かれ、私は少し距離の長い、道路沿いではない道を選ぶ。


ビジャレス・デ・オルビゴ


バルが人でいっぱいだったので通過。ここも可愛い村やった。


こんなのどかな景色を待っていた!


田舎道


目的地の村が見えてきた。


12時45分頃、サンティバニェス・デ・バルデイグレシアスに到着。


既にMさんを含め、先着7名。みんな早いなぁ。一応予約はしていたけど。


夕食。


タラ?ちょっと味薄いけども、いつも肉ばかり食べていたので新鮮。

Mさんのコミュニケーション力には脱帽。発音は日本語英語やし完璧な英語ではないけれど、パパッと英語が出てきて、自分が思っていることを伝えることができるのがすごい。


昨日も荷物が届かないかもしれないって時に、電話もし繋がっても英語で話せないと弱音を吐いたら「繋がったら私が代わって話してあげるよ!」と言ってくれたり(結局繋がらなかったんやけど)、SIMカードや薬、今後の村についての情報を教えてくれたり、とても頼りになるMさん。頼りっぱなしだよだれ


できることなら同じ日にゴールしたいな。Mさんも私もサンティアゴ到着目標は6/1。頑張ろう!

この居心地のいい宿を離れるのは嫌やったけども、8時過ぎに出発。


青空が広がっており、もう一度観光しながら歩く。


レオン大聖堂



カサ・ボディネス


サン・イシドロ教会


サンマルコス修道院


Puente romano de San Marcos




7kmほど歩いたラ・ビルゲン・デル・カミーノでカフェコンレチェ休憩。


ミニサンドイッチとカフェコンレチェ大で3ユーロと安い。


イケメンスタッフ揃いのことバルは、たくさんの人で賑わっていた。




可愛い巡礼者。妹は魔女と勘違いしていた。


鳥の巣だらけの教会。


こういう集合住宅がいくつかあった。

メゾネットタイプで、それぞれ地下に車庫がある。車庫以外にも何かあるのかな?車庫に通じる坂にも車停められそう。




道路沿いをひたすら歩く。あまりおもしろくない。時々雨がパラつき、ポンチョを着ようとすると止む。。。


もう一度休憩を取ろうと思っていたけど、目当ての場所のバルが閉まっており、そのまま歩く。




晴れ間が見えてきた。目的地まであと2kmほど。




13時、目的地のビジャダンゴス・デル・パラモに到着。荷物を送ったバルに行くも、閉まっており、ちょうど掃除をしていたスタッフが「休みだよ」と。荷物は届いていないかと尋ねるも、「ない」と。


凝視


郵便局の予約表をよ〜くみてみると、店の名前の後に「※火曜日閉店」と書かれている!はっ驚き


郵便局に、間違えて閉店のバルを指定してしまったこと、どうすれば良いか?というメールを送信(電話はいつも通り繋がらない)。やはりすぐに返事は来ない。昨日泊まったレオンの宿に電話をして荷物があるか確認すると、ないとのこと。だとすれば、荷物はどこかに運ばれてる。


今日泊まる予定のアルベルゲにはちょうど日本人のMさんがおり、その友達キムさんも心配してくれる。


まぁ仕方がない。返事を待つしかないと思っていたところ、郵便局のバンが走ってきた!走って追いかけると、ちょうど停車して荷物を出してくる。私の荷物!どうやら閉まっているバルに持って行こうとしていたようだ。私の荷物であることを伝え、受け取る。「今日閉店なんだよね」と笑いながら言われる。ありがとうー!!


あー良かった。郵便局にもメールし、いつもありがとうと感謝を伝える。


さて、14時になり、アルベルゲにチェックイン。シャワー・洗濯をし、無料のコーヒーを飲み、ご飯(昼?夜?)を食べにバルに行く。


ビジャダンゴスの入り口らへん。


ピザメキシカーナを注文。9ユーロ。

生地がカリカリで美味しい!

バルではおじさんたちが集まり、それぞれのテーブルを囲んでトランプで盛り上がっている。

同じものを食べていると飽きてきたので、2/3をその場で食べ、残りの1/3は夕食とする。


Mさんは夕食を自炊。共有スペースでMさんもキムさんもその他の巡礼者も話して盛り上がっている。


その後、キムさんに「なぜみんなのコミュニケーションに参加しなかったんだ?」と聞かれた。英語が苦手なのとシャイだからと答えたら、「そんなの文明の利器(スマホ翻訳)があるじゃないか!どんどん参加してこっ!」と言われた。Mさんも以前キムさんから同じようなことを言われたことがあるらしい(Mさんは参加していたけど、その時たまたま喋ってなかったら言われたらしい)。ちょっとおせっかいやけど、良い人だ。ただ、参加したところで私はほとんど喋れないし、頑張って喋ろうとしても喋るまで待ってくれる人はほとんどいないから、辛い思いをするのだけどね・・・。


20時くらいに、ブラジル人ケイズィーがアルベルゲにやってくる。足にたくさんの豆を作りながら、レオンから歩いて来たらしい。出発したのが12時やったからこんなに遅くなったとのこと。ケイズィーはこんな遅くまで歩いて来たにもかかわらずとても明るく、ケラケラ笑いながらみんなと話していた。寝る時は耳栓とヘッドフォンとアイマスクをして寝るらしい。完全防備だ。


Day32    晴れのち曇りのち雨


夜中はイビキの大合唱が酷かった。シングルベッド8台の部屋なのに、そのうち半分の男性陣はみんなイビキ!恐ろしい。でも何とかイヤホンで音楽を聴きながら、眠れていたようだ。


みんなわりと早くから起きていたようで、私がちゃんと起きた7時にはほとんどの人が準備を済ませているかあるいはもう既にいなくなっていた。


今日はゆっくり出発すればいいやと思っていたけど、そう言えば荷物の準備は8時までにしておかなければならないのであった。。。ということで急いで準備。


昨日は見なかったにゃんこ



8時までに荷物を準備し、8時20分頃には出発。しかし初っ端から道を間違えていたようだ。完全に間違えではなく、そのまま行けば巡礼道に合流するルートだったため、そのまま進む。誰もいない。嬉しいけどちょっと不安。


20分ほど歩いて巡礼道に合流。でもそれほど人はいない。


途中、アルカウエハを通過するが、バルは今日はお休みのようだ。


しかしもう少し歩き、大通りに出るとバルがあり、そこでカフェコンレチェ休憩。



あと8kmほど。レオンに向けて(もしかしてもうレオンに入ってる?)大通り沿いを進む。


都会



11時半に宿近郊に到着。宿に12時に行くと言っていたため、先にレオン大聖堂を見学。中のステンドグラスが素晴らしいということで、今回は入場。7ユーロ。


音声ガイダンスがあるQRコードを読み込んだけど、英語は分からないので無視。ただステンドグラスは素晴らしい。




外へ出ると少し晴れ間が出ていた。





宿にチェックイン・・・と思いきや、チェックインは13時半とのことで、杖を宿に置かせてもらい、もう少し散策&昼食を摂ってくることに。


カサ・ボディネス



ガウディの初期の作品。一部工事中。入場もできるらしい。入ってないけど9ユーロ。


サン・イシドロ教会




スペインロマネスク様式の傑作と言われている建物で、11世紀に着工されたらしい。レオン出身のセビージャ司教である聖イシドロの聖遺物が祀られている教会で、レオン王国の歴代王族が眠る霊廟。見どころは、王家の霊廟の天井に描かれたフレスコ画らしいが・・・見てなかった無気力




さて、昼食をどうしようかと宿の近くのレストランを覗いていると、一昨日一部一緒に歩いた日本人グループが声を掛けてきてくれた!おぉ!

ちょうどレストランのテラスで昼食を摂ろうとしていたら私がウロウロしていたので、声を掛けてくれたそう。ご一緒させてもらう。


4人グループだったが、そのうちの夫婦は今朝フランスに出発し、残りの2人でランチしていたとのこと。2人はビールを飲んでいたので、私はレモン入りビールを注文し、乾杯!イカ墨パエリアとパイをみんなで食べる。


2人は山岳会グループのメンバーと飲み会要員だそうで、その縁で一緒に来たそうだ。今回は1週間でブルゴスからレオンまで。1日25km前後を歩いていたらしい。次回来るかどうかはまだ分からないとのこと。元々、山岳会のホームページをフランス人が見て、日本の山を歩きたいということで山岳会のリーダー夫婦が一緒に日本の山を歩き、その繋がりで今度はフランスのルピュイの道を歩くことになり・・・という経緯らしい。


Kさんはスキーも好きで、イタリアとかヨーロッパによくスキーをしに来ているとのこと。日本とは違って急峻な山々を見ながら滑ることができ、またコースが長く、山の周囲を1周することもできるので楽しいそうだ。


Cさんは山登りよりは飲み会が好きらしく、飲み会要員となっているそうだが、その繋がりで今スペイン巡礼をしている。すごいことだと思う。ちなみにもう引退しているが、元検査技師とのこと。


本当に楽しいランチだった。一昨日はあんなに不貞腐れていたのに、分からないもんだ。




さて、宿にチェックイン。4人部屋!しかも広い!もう1泊したいぐらい。

シャワーを浴びて、今日は雨なので洗濯はお休みなのでお昼寝。喉のイガイガが酷くなってきたため、薬局に薬を買いに行く。どうやら総合感冒薬っぽい。水に溶かして飲む。コーラ味。



あとスーパーで初めて、生搾りオレンジジュースを買う。500mlで2.99ユーロ。ビタミン摂取して風邪を撃退したい!


夕食は買って来たもので簡単に済ます。

足りなかったので、食べていいよスペースにあったチップスを追加。

Day31    晴れのち曇り


5時半頃からゴソゴソ・・・みんな早いなぁ。

私は8時前に出発。アルベルゲに少し人は残っていたものの、歩き出すと周りに人はいない。嬉しい。


こんな所にレリエゴスの写真スポットが。


白いマシュマロのような塊はアイスランドでもよく見たけど、刈った草をまとめたもの?


なんかこう見るとおもちゃみたい。村が見えてきた。



マンシージャ・デ・ラス・ムラスにてカフェコンレチェ休憩。1.9ユーロ。


高いけど、ちょっと量多かったっぽい。

今後どのように歩くか計画。やっぱり明日はレオンでストップしよう。2日連続で12km程度と短い距離になるけど、ログローニョ以降1日も休まずに歩いているので、休みご褒美としよう(休みではないけれど)!




いつの間にかみんないなくなっていて、再出発。可愛らしい村。



目的地の村のスーパーが開いてるか分からないので、スーパーで買い出しし、再び歩き出す。周りにはほとんど人はいない。


花が綺麗。

ずっと道路沿いを歩いていく。



もうすぐ目的地。

なんか群れがいるぞ。


メ〜、メ〜。ヤギの放牧だ。


12時半前にプエンテビジャレンテの宿に到着するも、開いておらず。

他にも待っている韓国人がおり、話すと、なんと21人のツアーとのこと!しかもサンジャンからサンティアゴまで。よくそんなツアー催行してるな。途中で脱落したり色々トラブルありそうなのに。


時間があるのでランチへ。搾りたてオレンジジュースとピザパイ?で6ユーロ。



12時半にアルベルゲにチェックイン。前々日に電話で予約していたのに、台帳に名前は見つからなかったっぽい・・・。それでもベッドは空いていたが、20ユーロ。高い。15ユーロだと思って来たのに。その代わり2段ベッドではなくシングルベッドだが、そんなのどちらでもいいかも。


洗濯機は1人5ユーロ、乾燥機5ユーロで高かったので、シャワー後に手洗い。


その後明日の宿をネットで検索し、予約。ちょっと高いけど、大聖堂に近い方が便利でいいからね。


ネットをしつつ、洗濯物が乾いているか定期的にチェック。よく、乾きそうな自分の洗濯物の近くにずぶ濡れの他人の洗濯物があることがあるので、それは遠ざけたい。にしても、ポプラ?の綿がフワフワ舞っていて、鼻や口から入りそうになる。ってか入ってそう。ただでさえ風邪気味なのに、こんなの舞ってたら悪化しそう。。。




19時過ぎ、宿のレストランでコミュナルディナー。アイルランド人とフランス人に囲まれ、積極的に話し掛けてくる、感じのいい方々やった。いや、コミュナルディナーで近くに座った人で、嫌な感じの人はいなかったな。みんな優しい。ちゃんと話し掛けてくれる。アイルランド人はみんな別々で来たそうだが、元教師と、看護師2名。薬専門?の看護師と腎臓専門?の看護師であった。アイルランドの看護師体系はよく分からないけど、薬専門なんてあるのね?治験とかそんな感じかな??少し離れて座っていたので詳しくは聞けなかったけど。フランス人の2人は従姉妹同士で、ルピュイから毎年少しずつ歩いているとのこと。今年はアストルガまで。来年サンティアゴまで行く予定とのこと。いつか四国のお遍路にも行きたいと言っていた。隣に座ったフランス人のお姉様が、ワインをグイグイ飲みながら積極的に英語やフランス語で色んな人に話しかけていて(スペイン語も話せそうやった)、カッコいいなぁと思った。しかも格好も少しオシャレ(白い襟付きシャツ)。


スープ



チキン



チョコレートアイス


夕食代を夕食後に集めていたのだが(現金のみ)、チェックインの時に一緒に集めてしまった方が楽なのにと思った。


夕食時に一時明かりが消えると(どっかのスイッチが切れたのだろう)、どこからともなくハッピーバースデーの歌声が響きわたる、陽気な人々の集まりであった(どうやらイタリア人グループらしい)。実際に今日誕生日の人がいて、後でもう一度ハッピーバースデーが流れた。


Day30    晴れのち曇り時々雨

8時前に出発。途中でトイレしたくなり、その辺で。。。


9時半前にエル・ブルゴ・ラネロに入る。



スムージー休憩。


6ユーロ高い。味も微妙・・・ほうれん草、パイナップル、バナナ、ブロッコリー・・・野菜の味だ。




いつの間にかバルに誰もいなくなっていた。再出発。


やはりスムージーを飲んだあとはトイレが近くなる。またまたその辺で。。。




途中、日本人4でブルゴスからレオンまで歩いている山好きのグループに遭遇。そのうちの夫婦は、ルピュイから毎年少しずつ歩いているとのこと。ルピュイの道はこのフランス人の道に比べるとかなり中継地点やバルが少ないため、食料は持ち歩かないといけないらしい。最初ルピュイから歩こうと思っていたけど、そうしなくて良かったとつくづく思う。。。




13時過ぎ、目的地のレリエゴスのアルベルゲに到着。今日はこの後雨で、洗濯しても乾かなさそうなので、先にランチをしに行く。


豚肉がちょっと獣臭い・・・。他は美味しい。特にトマト。甘くて美味しかった。




アルベルゲに戻ってシャワーを浴び、ネットをして、いつの間にか寝てしまっていた。




気が付いたら19時。喉が渇いたのでコーラを買いに行き、夕飯はレトルトのサラダと、

物足りなかったのでインスタントラーメンを食べた。




ちょっと晴れてきたので外へ。


今日は何だか孤独を感じる日やったなぁ。。。

アルベルゲに人はたくさんいるのに、私は常に1人。人と交流するのをなるべく避けているからやけど。


日本人グループに、「外国人の友達はできましたか?」と聞かれ、速攻で「ないです」と答えた。「英語喋れないので」とは言ったものの、多分そういう問題ではない。友達を作ろうともしていないし、交流しようとも思っていないのだ。


歩いている間はずっと音楽を聴いているし、他の人とすれ違う時も「ブエンカミーノ」と言って会話にはならないようにしている。日本人とは話すけど、連絡先の交換は基本しない。何回か会えばするけれど。そもそも一緒のペースで歩いている人はほとんどいない。


友達なんて、そう簡単に作れるものではない。それは今までの旅でも、日本での生活でも証明されている。旅中に仲良くなった人がいても、その後余程頻繁に連絡を取り合ったり会ったりしていなければ交流は続かない。他の人は違うのかもしれないけれど、私の場合はそうだ。


昔は違ったのかな?SNSなどなければ、年に1回ほどハガキや手紙を出して交流が続いたのかな?

Day29    晴れ


起きて外を見たら朝焼けが綺麗だったので、外に出る。


8時過ぎに出発。


サン・ニコラス・デル・レアル・カミーノは通過。


Iglesia de San Nicolás


この村を出る頃、歩いている日本人Sさんに会う。韓国人かと思ってた。私と同じミレーのバックパックを背負っているが、重そうだ。8kgほどとのこと。

Sさんは奈良から来ていて、小学校教師をしていたとのこと。ずっと教師をしているので他の世界も見てみたいと転職しようと思ったが、すぐに転職するのももったいないのでスペイン巡礼に来たとのこと。友達が最近サリアからサンティアゴまで歩き、良かったよと勧められ、その時初めてスペイン巡礼を知ったらしい。

今日サハグンまで行ったら、バスと電車でマドリードの友達に会いに行き、また(どこからだったか忘れたが)再開するとのこと。




サハグン到着。


久しぶりに見る鉄道駅。サハグン駅。


バルにて休憩。これで3ユーロ。



さて、あと11km。





途中で違うルートに行く分岐があるので、地図アプリを見ながら間違えないようにする。




にしても暑い!

朝は半袖Tシャツの上から薄手のフリースとレインウェアを着て少し寒いくらいやったけど、今は半袖のみである。


13時半過ぎ、ベルシアノス・デル・レアル・カミーノに到着


宿へ行く途中に村で唯一のスーパーがあったため、速攻でコーラを購入。


宿に到着するも、またもや荷物がない!郵便局にメールをして待つ。


16時、郵便局から返事は来ない。もう一度、アルベルゲの荷物が置かれてるという場所を見てみると、あった!!あれ、さっきは見えなかったのに。死角に隠れていた・・・。もっと隈なく探せば良かった。ってか、オスピタレラも一緒に見に行って、「ないね」って言ってたのに。郵便局に謝罪メールを送る。自分が嫌になる。待ってる間に1人不貞腐れていたのが恥ずかしい。


こんなに天気が良かったのに、今からじゃあ洗濯物が乾くかも分からないので、洗濯はやめておく。シャワーもクレンジング以外はお湯だけで。




18時過ぎ、みんなで夕食の準備をしているので、何かできることはないかとオスピタレラに尋ねると、テーブルのセッティングをしてとのこと。テーブルセッティング。





19時半よりコミュナルディナー。知らない人たちとコミュニケーションを取るのは嫌やけど、食事は野菜たっぷりで美味しかった。サラダもスープもおかわりした。本当に栄養たっぷり。




デザートはヨーグルト。


その後のチャペルでのリフレクションタイム、夕陽を見に行くレクリエーションはパス。そういうの苦手凝視

Day28    晴れ


夜中に何度か咳込む。喉がイガイガで、Mさんにもらった飴ちゃんを舐めると喉が楽になり、眠ることができた。




朝、ほとんどみんな荷物を整理をして出て行ったので、最後らへんに出発したと思ったら、みんなカフェで朝食摂ってた。


ちょびっと観光しつつ、8時前に出発。

Iglesia de San Martín de Tours



歩いてる人割と多い・・・出発時間被ったな。この抜きつ抜かれつが好きではない。周りに人が多いのは嫌だ。




1時間半ほどでレディゴスに到着。


今日は12.5kmしか歩かないし、アルベルゲのチェックインは14時からなので(そう思っていたが実際は12時やった)、休憩。風邪ひいてるのでビタミンを摂ろうと、ストロベリーとラズベリーのスムージーを注文。


5.9ユーロと高いが(冷凍されていた果物のパックと牛乳を混ぜてミキサーにかけていただけ)、美味しいー!風邪よ飛んで行けー!!


また歩き出すが、周りにほとんど人がいなくなっているー!嬉しい。ゆっくり休憩すると人がいなくなるのか。


また3キロほど歩き、テラディリョス・デ・ロス・テンプラリオスに到着。


Iglesia de San Pedro


キラキラのアルベルゲ広告


トイレに行きたくなったので、ここでも休憩(スムージーの効果よ)。上記のアルベルゲ&バーへ。

カフェコンレチェ。1.3ユーロ。安っ!


アルベルゲも併設している分かりにくいバーやけど、居心地が良かった。のどかで、スタッフも優しくて、広告のヘビーな感じとは違ってニコニコここに泊まっても良かったなー。3人ほどチェックイン待ちっぽい人がいた。

バーを出ても攻めた感じのオブジェが。


また歩き出す。人は全然いない。


のどか。トラクターが畑で作業している。


今日は歩くのが楽しい。距離は短いし、アルベルゲの予約は取ってあるから安心やし、休憩は楽しいし、周りに誰もいないし、天気が良いし。こういう巡礼がしたかったんだなぁきっと。




12時過ぎ、目的地のモラティノスのアルベルゲに到着。


チェックインは12時からだったのでできた。先客は1名のみ。シャワーを浴び、洗濯をし、お腹が空いたのでレストランへ。


目玉焼きとハム 6ユーロ。


レモネードを頼んだらサングリアみたいなのが出てきて、これがスペインのレモネードなのか・・・と思いながら飲んだらやっぱりアルコール入ってるっぽい。。。


食事を下げにきた店員さんに聞いたらどうやら間違えてサングリアを出したらしく、レモネードを持ってきた驚き


あぁ、、、風邪なのにアルコールは飲みたくなかった。持ってきた時にちゃんと聞くんやった。。。そしてサングリアは1.8ユーロ、レモネードは2.2ユーロと、レモネードの方が高いという凝視


ちょっとしか飲んでないけど、アルコール弱いので酔っぱらい。宿で休む。




アルベルゲは、1部屋に10ベッドあるのに2人だけ。みんなあまり泊まらない場所なのかもしれない。同室のドイツ人のおじさんはドイツ語しか喋れなさそうなので(珍しいな)、翻訳アプリを使って話す。彼は25日にサンティアゴに到着予定だそうで、それまでぎっしりBooking.comで予約をしていた。その後はフィニステーラまで歩くそうだ。私がアルコールで酔っ払っていたので「巡礼中にお酒はおすすめしません」と言われたが、彼はランチでビール3杯飲んだらしい。人のことは言えていない 笑。「パエリアに付いてきたんだよ!」と。ユーモアがある。


酔いが覚めてきたので、近くの高台に登ってみる。



高台より。


この高台の下は昔貯蔵庫になっていたらしい。

「ホビットは住んでいません」と看板に書いてあった 笑。

今日は暖かく、半袖でも過ごせる。風邪よ飛んでいけ!!




夕食はコミュナルディナー。ほぼフランス人とオランダ人。スペインのコスタブランカ在住のオランダ人夫婦は、家からサンティアゴまで自転車で行き、今は帰りの途中だそうだ。そういう人もいるのね。自転車を漕いでいるとすれ違いざまに「ブエンカミーノ」「ブエンカミーノ」と言われて大変だと言っていた泣き笑いまたフランス人夫婦は、ナヘラからここまで歩いてきて、あとは来年サンティアゴまで歩く予定とのこと。みんなアルベルゲの同室じゃないから、ダブルルームとかに泊まってるんかな?


夕食

野菜スープ



ミートボール


デザートのアイス


Day27    晴れ


7時半過ぎに出発。綺麗な場所が多いので写真を撮りながら歩く。


マヨール広場


Puente Mayor


ブエンカミーノ


時計台




しばらく道沿いに進み、その後も同じような平坦な道が続く。今日は目的地の17.2km先まで村はない。


案の定、トイレに行きたくなり、途中でその辺で・・・。休憩を取っていると、後ろから人が来る来る。休憩取るまでは2人前方にいるだけやったのに。




その後もベンチのある場所で休憩を一度取り、12時前にカルサディージャ・デ・ラ・クエサに到着。この村も少し低地にあり、近づくまで見えなかった。



アルベルゲは予約しておらず、11時からチェックインだったため、先客が6人。そんなもんか。収容可能人数が少ない村は、予約していないと不安である。


シャワーを浴び、洗濯をし、明日の宿を予約。本命の所は電話したら一方的に捲し立てられて(何言ってるか分からなかった)切られたので、感じ悪いのでやめた。予約の電話をして感じの悪いところはやめておくに越したことはない。

whatsappでも連絡していたんやけど、「予約は予約サイトでしてください」とのこと。そういうことだったのか。booking.comで予約すると割高になるからなぁ。。。


昼食は隣のバーでパエリア。


大きな鍋に入ってて、それをお皿に移してレンジでチンしてた。それで8ユーロ。。。高いー。味はまぁまぁ。そもそもレトルトとそんなに違う?




寒い。体調が悪い。やはり鼻と口の間の違和感が続いている。このまま喉が痛くなって咳が出てきて喘息悪化がいつものパターン。あぁ、これで巡礼も中断かな?一度中断したら再開はあるのだろうか?もう来ないかもしれない。暗い考えがぐるぐる・・・寒くて暗い部屋にいるからかな?




村で唯一の?バーが18時までのため、17時過ぎに夕食。Lomoのプレート。


パンが付いてくると思ったけど付いてこなかった。まぁいいや。10ユーロ。普通に美味しい。栄養満点!


部屋にいると暗い気持ちになるので、アルベルゲの庭で過ごす。こちらの方が陽が当たって暖かいし明るい。今までに使ったお金を計算していると体調悪いのを忘れる。


19時過ぎ、もう歯磨きもして寝る準備。早いけどすることないから。しかも寝てる人多いし。早い!


喉がイガイガしてきた。なんか予定通りで怖い。近くには病院も薬局もない。。。咳が出始めたら咳止めがまだ残っているのでそれを飲もう。


部屋はまだ2段ベッドの上のベッドがいくつか空いている。予約不可のアルベルゲならまだ余裕があるのかもしれない。

Day26    晴れ時々曇り


7時半頃出発。今日はみんな起きるの早かったなぁ。5時半ぐらいからゴソゴソしてた。


今日は天気が良い。



後ろを振り返ると、太陽の光で草が白く光っている。神々しい。



ビリョビエコ(村)?

なんか、いつの間にやら遠回りルートを歩いてしまっていたようだ・・・。仕方ない泣くうさぎ

でもこっちの方が道路沿いじゃなく自然が多いルートなのかも。

晴れていると気分良く歩けるし、写真もよく撮る。

なんかコーヒーゼリー食べたいなうさぎあー、コーヒーゼリーラブラブ日本が恋しい。




トイレに行きたい・・・。




大きな建物が1棟見えてきた。あれは何だ?豪邸?

近くに行くと、それは教会だった。


Ermita de la Virgen del Río

中でスタンプを押してもらう。

でもトイレなさそう・・・。こんな大きな建物なのに。

マフィンを1個食べ、再び歩き出す。




20分ほどでビリャルカサル・デ・シルガに到着。


Santa María la Blanca


トイレ休憩&おやつ?ランチ?

ピザとカフェコンレチェ

これは栄養満点だ!4.8ユーロ。

このレストラン、プレートメニューも美味しそうやったなぁ。プレートメニュー食べたかったけど、食べたら歩けなくなりそうで、渋々我慢。。。


可愛い村やったし、休憩したレストラン、ホステルもやってて、できればそこに泊まりたかったなー。そして夜プレートメニューを食べたかった。



見えてきた、カリオン・デ・ロス・コンデス!


少し都会な気がするぞ。



12時半過ぎ、目的地の宿に到着。ここでまたMさんと遭遇!やはりペースが同じなのか?

シャワーを浴び、本当は洗濯機使いたかったけど1台しかなく使用中・・・。仕方ない、手洗いで泣くうさぎ


薬局へ行きがてら散歩。


マヨール広場


湿布を買おうと薬局へ行くも、温湿布(6ユーロ)か値段のはる薬用湿布(16ユーロ)、痛み止めのゲル(8ユーロ)しかない。安い冷湿布が欲しかったんやけどなかった。。。これから行く村で探してみよう。


なんか、鼻と口の間に違和感。私のいつもの風邪の初期症状だ。だいたいこじらせて喘息が悪化する・・・どうしよう?鼻噛むの面倒くさくて我慢してたからかな?


夕食は昨日に引き続きパエリア。巡礼メニューの気分ではなかったので。節約節約。




夕食後、Mさんといっぱい喋った。Mさんは東京出身やけど札幌住まい。東京には戻りたくないらしい。札幌は家賃が安く、風呂・トイレ・ウォシュレット付きでなんと22,000円!その代わり冬は暖房代が1万円を超えるそうだ(それはうちも同じ。節約しても8,000円台にはなる)。で、冬は暖房を使わないように電気・ガスを止め、沖縄に出稼ぎに行くそうだ。サトウキビの工場で住み込みで2ヶ月半働き、80万円稼げるとのこと。ただし休みはなしで1日12時間労働。その代わり沖縄なので、半分ぐらいは休憩らしい 笑。楽しそうだ。