心と心が通うとき〜やさしい人間関係の作り方 -2ページ目

心と心が通うとき〜やさしい人間関係の作り方

発達障害や周りの人達へのコミュニケーションサポート

前半クラス

始めの会

お金の練習

 (所持金のどれで支払うかを考える)

絵本読み聞かせ

 100えんたんけん)」

坊主めくり

 終わりの会

 

 3月の前半クラスのテーマは、お金。

今週も引き続き、買い物すごろくを

使いながら、金額に応じたお金の出し方や

プリントの指示文をよく読んでおもちゃの

お金で指示された金額を作る練習などを

しました。

「10円玉が10枚」や

「100円玉が10枚」という指示には

少し時間がかかることもありますが、

落ち着いて正しく答えることが

できるようになっています。

なので、今回は

「500円玉が10枚でいくらか」に

挑戦してもらいました。

高学年の子は、

「500円の10倍だから五千円。」と

答えました。

低学年の子は、それを聞いても

「分からない。」と答えたので、

「千円ずつのグループを作って。」と

お願いし、そのあと、

「千、二千、三千…」と数える方法で

解決しました。

 

 

<後半クラス>

始めの会

アンガーマネジメントをやってみよう

怒りの仕組みの復習

自分の怒りの種を考える

  絵本を楽しもう

   (「100えんたんけん」)

  トランプ(大富豪)

終わりの会

 

   後半クラス前回に引き続き、

アンガーマネジメントに取り組み、

  絵本、ゲームという流れで進めましたが、

  終わりの会で子ども達が

「今日の楽しかったこと」で挙げたのは

  絵本でした。

  これは、主人公の男の子とお母さんが

  「百円玉一枚で何がどれだけ買えるのか」を

  調べるために商店街を探検するという話です。

  100円ショップでは、いろいろなものが百円で

  売っていますが、実際に八百屋さん・魚屋さん・

  肉屋さん・ケーキ屋さん・パン屋さん・・・

いろいろなお店を巡り、100円の価値を

楽しく分かりやすく知ることができま

「今まで考えたことなかったけど、

いろいろなものが百円でどれだけ買えるのか

分かっておもしろかった。」と子ども達にも

好評でした。

普段あまり考えない物の価値について考えたり、

同じ金額のもの同士を比べてみたりするのも

楽しいことかもしれませんね。



ひまわり教室スタッフ 阿久津智子

 

 前半クラス

始めの会

○○なとき(気持ちを考える)

絵本読み聞かせケチャップマン)」

ぴっぐテン

終わりの会

 

 今月最後は、言葉と気持ちを

テーマにしました

嬉しい時、腹が立つ時、悲しい時など

気もちが書かれた紙に

「プレゼントをもらった時」

「失敗した時」「褒められた時」など

状況が書かれたシールを貼り、

「こんなときは、どんな気持ちになるか」

を考えて整理してもらいました。


子ども達は、「嫌な気持ち」と

「いい気持ち」という大まかな二つの

区別はしていても、「嫌な気持ち」には

「悔しい」「悲しい」「つらい」など

いろいろな感情があることに自分から

気づくことが難しい場合もあります。


そこで、「その嫌っていうのは、悲しい・

腹が立つ・涙が出そうの三つだったら、

どれかな?」などと声をかけると、

「だったら、これ。」とスムーズに

答えてくれました。


つい最近、「悔しいって何?」と家で

お母さんに質問した子は、

今日、最後のゲームで負けて

「すっごい悔しい」気持ちを体験して

帰って行きました。


ダイレクトに「きみの今のその気持ちが

『悔しい』だよ。」と伝えることが

一番分かりやすい方法だと思います。

 

 

<後半クラス>

始めの会

○○なとき(気持ちを表にする)

絵本セラピー(「ケチャップマン」)

ぴっぐテン

終わりの会

 

後半クラスも、気持ちについて考え、

表にまとめてもらいました。


プログラム中、気持ちの種類に

自分で「不安」ということばを

書き足した子がいました。


後から聞いてみると、彼女にとって

不安という言葉は自分の気持ちを

表現するのに大事な言葉だということでした。


怒ったり、泣いたり、笑ったりという

近くで見ていて分かりやすい気持ちとは

違い、よく見守っていないと気づけない

子ども達の不安という気持ち…。

それをしっかりとキャッチできる大人で

いたいと感じた一瞬でした。


ひまわり教室スタッフ 阿久津智子

 

 

 前半クラス

始めの会

説明クイズ・とと合わせ

絵本読み聞かせものぐさトミー)」

UNO

終わりの会

 

 先週に引き続き、言葉を使った

プログラムを行いました

補助カードを使ってクイズを作り、

当ててもらうというゲームです。


いきなり「説明して。」と言われると

困ってしまう子ども達ですが、

補助カードがあると、

自分でカードを選び、

どの順番で説明をするかも

上手に考えていました。


出題者も回答者も正解すると

にこにこ~っと笑い、

「伝わるって嬉しいね。」という

時間になりました。


 絵本の「ものぐさトミー」は

いつもより長めの物語だったのですが、

電気仕掛けの家やトミーの食欲に驚いたり、

台風後のトミーに起こることに大笑いしたりと

楽しむことができました。

 

 

<後半クラス>

始めの会

興味を持たせることば

嬉しくすることば

とと合わせ

終わりの会

 

後半クラスは、残念なことに

出席者が一人だったので、のんびりと

進めることにしました


「実は、今日はお母さんの誕生日なんです。」

という話がその子から出たので、

「嬉しいことば」のプログラムは、

お母さんへのメッセージカード作りに

急遽、変更しました。



「興味を持たせることば」は用意していた

ポスター作りをしました。



ゲームのとと合わせは、魚の漢字の

神経衰弱ゲームです。


「これって、そんな字を書くんだね。」とか

「さばの塩焼きっておいしいよね。」

「ぶり大根が食べたい。」とか

おしゃべりをしながら楽しく遊びました。


ひまわり教室スタッフ 西野奈津子

 前半クラス

始めの会

ことばでチョコ集め

絵本読み聞かせ

 よかったね、ネッドくん)」

UNO

 終わりの会

 

 バレンタインデーが近いこともあり、

今週はプログラムにチョコレートを

取り入れました。

「あ」とか「ぱ」とか「きゅ」などの

文字が書かれたカードを一枚引き、

その文字で始まる言葉を考えるという

ゲームです。

順番を決めて15回行います。

さらに、10文字ごとにチョコレート

1個と交換できるため、子ども達は

制限時間内になるべく長い単語を考えます。

例えば、「あ」のカードを引いたら、

「あり」と答えるより、

「アイスクリーム」と答えた方が

得をします。

「チョコ」と聞いて、

「今日は、なにするの?」

「早くやろう!」とノリノリでした。

書くことが苦手な子達も、

今回ばかりは鉛筆を握り、

しっかりと文字を書いていました。

 





<後半クラス>

始めの会

チョコを食べながら自分を語ろう

絵本セラピー

  (「よかったね、ネッドくん)」

  ジェンガ

終わりの会


 


後半クラスも、今回はチョコレートを

食べながら、最近の様子や悩み事などを話す時間を作りました。

学校に行っている子は、毎日の学校生活での

楽しいこと・ちょっと困ったことなどの話をし、

学校以外のところに場所を作って

いろいろな体験をしている子は

そのことを話し、

お互いに「ふ~ん。」「そうなんだ~。」とか

「へぇ。それはすごいね。」などと

言い合っていました。

  

毎日、なんとなく過ごしているようですが、

 きちんと意識すると

「自分が『大事にしたい』と思っていること」や

「自分が『これだけは絶対にしない』と思っていること」は、あるのだと思います。

周りと協調しながら自分を見つけていく思春期は

ちょっとしたことで自信をなくしたり、

不安定になったりする時期でもあります。

いつも頑張っている子達だからこそ

気持ちを緩めて過ごせる時間と環境が

必要だと感じます。

  

もちろん、本気でゲームを楽しむ時間も…

 



ひまわり教室スタッフ 阿久津智子

 前半クラス

始めの会

トリセツ作り

絵本読み聞かせ

 おちゃのじかんにきたとら)」

 終わりの会

 

 今週は、自分の取り扱い説明書

(トリセツ)を作ってもらいました。

というのも、今学期もあと二ヶ月あまりと

なり、4月になると新しい学校に進む子も

いることを考え、今のうちから自分の

好きなこと、得意なこと、苦手なこと、

してもらうと嬉しいこと、嫌なことなどを

意識してもらうことで、コミュニケーション

を豊かにしてもらえたらいいな・・・と思った

からです。

鉛筆を持って、字を書くことが好きでは

ない子には、「先生が○○くんの代わりに

書くから、質問に答えて。」と声をかけました。

色とりどりの画用紙にページを示す数字シールを

貼りながら進めると、

「もう10ページできちゃった!」

などと、嬉しそうににっこりしてくれました。

 

<後半クラス>

始めの会

トリセツ作り

絵本セラピー

  (「おちゃのじかんにきたとら)」

  ぴっぐテン

終わりの会

 

   後半クラスでは、出席者が一人で少し寂しさを

感じる場面もありましたが、ゲームの時間が

  盛り上がりました。

  毎度のことながら、容赦なく勝ちを重ねる

  スタッフに対し、「大人げない。」と言いつつも、

  終わりの会の発表で

  「今日、楽しかったことはゲームです。

  なぜなら、先生の容赦ない大人げのなさが

  面白かったからです。」

  と、笑いながら話してくれたKさん。

  「確かに、ひまわりの先生達は真剣にゲームに

  参加するからね。」

  と答えると、

  「でも、それは人間としてみてくれてるからじゃ

  ないかな。子どもとしてではなく・・・」

  と、さらに言葉を続けてくれました。

  確かに、どんな人にもプライドはあり、

  誰でも自分が大事にされたら嬉しいものです。

  「平等ではないけれど、対等」と言う奈津子先生の

  言葉に二人で頷くKさんと私でした。


ひまわり教室スタッフ 阿久津智子

昨日は子育てこころサポーター養成講座12講座

第七講座「年齢と心の成長」

第八講座「発達障がい理解」でした。


「年齢と心の成長」はエリクソンの発達心理学を基に進めました。

「発達障がい理解」は、ひまわり教室の支援での様々な経験を踏まえお話させていただき


二講座中で「支援」とは何なのかを

皆さんで語り合える場にもなりましました。


子育てこころケア湘南HP

昨日は子育てこころサポーター養成講座12講座

第七講座「年齢と心の成長」

第八講座「発達障がい理解」でした。


「年齢と心の成長」はエリクソンの発達心理学を基に進めました。

「発達障がい理解」は、ひまわり教室の支援での様々な経験を踏まえお話させていただき


二講座中で「支援」とは何なのかを

皆さんで語り合える場にもなりましました。


子育てこころケア湘南HP

https://cocoroshonan.com/

 前半クラス

始めの会

かんたんポエム

絵本読み聞かせ

 ふるやのもり)」

 かるた

終わりの会

 

 今週は空欄に好きな言葉を入れて

詩を作ってみるというプログラムに

挑戦してもらいました。

数種類の記入シートを用意し、

 「これならやってみよう」

 「これならできるかな」と思ったものから

取り組むように勧めました。

 

結局、みんな全てのパターンに挑戦し、

「結構、集中力使った・・・」という感想とともに終了しました。

 







 

半クラス>

始めの会

詩を作ろう

絵本の読み聞かせ

  (「ふるやのもり)」

  ブロックス

終わりの会

 

後半クラスでは、自由に詩を作ってもらい、

絵本の読み聞かせを行い、ゲームの時間を

たっぷり取ることができました。 

ブロックスは、いろいろな色のピースを

盤上に置いていき、自分の陣地を広げていくゲームです。

しかし、対戦相手も自陣を広げていくため

ブロック(防御)されることもしばしば。

ゲームが終盤に差し掛かってくると

置けるピースも限られてきて、

  「あぁ~なんだかイライラする・・・」

というような一幕も。

  

しかし、一緒にゲームをしている人を

不快にしてしまうようなことはなく、

あくまでストレス発散発言にできていることが

大事だと思っています。


そして

真剣にゲームに参加するスタッフが今週も勝ちました。😅


ひまわり教室スタッフ 阿久津智子


 前半クラス

始めの会

お正月遊び

絵本読み聞かせ

 おもちのきもち)」

 ぴっぐテン

終わりの会

 

 新しい年になってからの初めての活動は、

お正月にする遊びや、日本に昔からある遊びを

子ども達に考えてあげてもらい、そのなかから

やってみたい遊びを相談して決めるという流れで

進めました。

かるたやたこあげ、羽根つき、コマ回し・・・

みんなで頑張って9個思いつきました。

そして、実際に何をして遊びたいかを話し合って

もらうと「百人一首!(坊主めくり)」ということに

なりました。

ルールは、とてもオーソドックスな

男の人の札

→山から引いた札を自分の札にできる

坊主(蝉丸も含む)の札

→持っている札を全て没収される

女の人の札

没収されている札があれば、自分の札にできる

   没収されている札がなければ、引いた札のみもらう

としました。

初めは、真ん中に一つだけ札の山を作り、挑戦。

めくって出た一枚一枚の札に一喜一憂しながら

ゲームは進みました。

しかし、「これは運頼みのゲームだから、勝てなくても

しょうがない・・・」という話になり、

二回目は札の山を二つ作り、挑戦しました。

すると、一回目に負けたときよりも

二回目に負けたときのほうが納得がいくという結果に。

どちらの山から札を引くか自分で決めたことで

負けも受け入れやすかったようです。

三人で勝負し、札の枚数が

1枚vs2枚vs97枚という大差でも・・・。

自分で決めるということと

結果に責任を持てるということの

関係性を感じた時間でした。

 

 

今週の後半クラスは、残念ながら

 お休みでした。

 

 新しい年になり、子ども達にとって

良いことがたくさんある年になってほしいと

願う反面、嫌なことや受け入れがたいことも

起こるでしょう。

ひまわり教室では、その日、その子が

どんな状態でやってきたとしても、

安心して時間を過ごし、

自分が自分であることを大事に思える

サポートを続けていきたいと思っています。



ひまわり教室スタッフ 阿久津智子

 

前半クラス

始めの会

おにぎり作り

絵本読み聞かせ

 バムとケロのさむいあさ)」

 かるた

終わりの会(お菓子とカードをプレゼント)

 

 今日は、ひまわり教室のクリスマス会。

子ども達が楽しみにしていたおにぎり作りの日です。

残念ながらお休みの子もいましたが、

出席した子は楽しそうにおにぎりを作り、

笑顔で「おいしい!」と食べてくれました。

三角形のおにぎりを作るのは、意外と難しい

ものです。

左の手のひらにラップで包んだご飯を乗せ、

右手は指を揃えて山の形を作り、ぎゅっと握る・・・

右手と左手がピタッと三角になるようにすることが

始めはなかなかできず、できあがったおにぎりを見て

「へたくそだからな・・・」と嘆きつつも、

のりを巻いて一口食べると

「おいしい!」

食べ終わる頃には

「もう一個、作る!!」

となります。

楽しい経験のなかで身につけたことは

確実にその子のスキルになると信じています。

 

<後半クラス>

始めの会

おにぎり作り

絵本セラピー

 (「魔法の夜」)

ジェンガ

終わりの会(お菓子とカードをプレゼント)

  後半クラスもおにぎり作りを楽しみ

 ゲームの時間はジェンガで盛り上がりました。

 和やかに世間話をしつつ、みんなタワーを

倒すまいと真剣です。

 スタッフも負けたくないので真剣に取り組みます。

 そんなわけで、このクラスのジェンガはとても

高く高くなるのです。



 そして、タワーが倒れると大きな音にみんな一瞬、

ビクッとなり、「あはははは~。」と笑顔になります。

アナログなゲームの醍醐味です。

終わりの会では、お菓子のプレゼントと一緒に

お母さん・お父さんからお預かりした

メッセージカードを子ども達に渡します。

お母さん・お父さんからのメッセージを読んで、

照れくさそうに、でも、嬉しそうに笑う子ども達を

見ると、毎年幸せな気持ちになります。

「ちゃんと見ててくれてる」

「大切にされている」

そういう安心感がとても大事なのだと感じます。


ひまわり教室スタッフ 阿久津智子

 

前半クラス

始めの会

クリスマスカード作り

絵本読み聞かせ

 よるくま クリスマスのまえのよる)」

 お菓子のつかみ取り

終わりの会

 


 子ども達が楽しみにしているクリスマスが

近づいてきました

毎年、12月の最終日はひまわり教室の

クリスマス会ということで、簡単な調理を

行い、おいしく頂くという日になっています。

その日をとても楽しみにしてくれていた

Aくんですが、大切な用事があるため

来週はお休みすることがきまってしまった

そうです。

そこで、何かちょっぴり特別で嬉しいことが

できたらいいな・・・と思い、お菓子のつかみ取り

をすることにしました。

Aくんはにこにこ顔で「コツ、知ってるよ!」と

大はりきり。

低学年のBくんは「ぼくから先にやりたい!」と

やる気満々。

Aくんが譲ってくれたため、Bくんから挑戦する

ことになりました。

するとBくんは親指と人差し指でチョコレートを

一つつまみ、「はい!できた!」

それを見て、少し驚いた表情でAくんが

「それは、つかみ取りじゃないよ・・・」

一方、Bくんは

「え?つまみ取りじゃないの?」

最終的にAくんのお手本を見て、

正しくつかみ取りができたBくんでした。

 

<後半クラス>

始めの会

クリスマスカード作り

絵本セラピー

 (「よるくま クリスマスのまえのよる」)

ぴっぐテン

終わりの会

 


  後半クラスは、前回、保護者の方達にお願い

するためのクリスマスカードを目にして、

「私たちも書きたい。」と話していたので

「あなたにとって大切な人にクリスマスカードを

書いてみよう!」というテーマで取り組んで

もらいました。

こすると消えるパステルカラーのペンや

クリスマス用のシールを見て、テンションも

上がったようで、笑顔でシールを選んだり

真剣な表情でメッセージを考えたりして

いました。

思っていることを言葉や文章にするということは

とても大事なことです。

妹に書いた人、友達に書いた人、お母さんに

書いた人・・・

みんな一人ひとりの気持ちが大切な人に伝わり

ますようにと祈っています。

 

ひまわり教室スタッフ 阿久津智子