ひまわり教室活動報告 | 心と心が通うとき〜やさしい人間関係の作り方

心と心が通うとき〜やさしい人間関係の作り方

発達障害や周りの人達へのコミュニケーションサポート

 前半クラス

始めの会

○○なとき(気持ちを考える)

絵本読み聞かせケチャップマン)」

ぴっぐテン

終わりの会

 

 今月最後は、言葉と気持ちを

テーマにしました

嬉しい時、腹が立つ時、悲しい時など

気もちが書かれた紙に

「プレゼントをもらった時」

「失敗した時」「褒められた時」など

状況が書かれたシールを貼り、

「こんなときは、どんな気持ちになるか」

を考えて整理してもらいました。


子ども達は、「嫌な気持ち」と

「いい気持ち」という大まかな二つの

区別はしていても、「嫌な気持ち」には

「悔しい」「悲しい」「つらい」など

いろいろな感情があることに自分から

気づくことが難しい場合もあります。


そこで、「その嫌っていうのは、悲しい・

腹が立つ・涙が出そうの三つだったら、

どれかな?」などと声をかけると、

「だったら、これ。」とスムーズに

答えてくれました。


つい最近、「悔しいって何?」と家で

お母さんに質問した子は、

今日、最後のゲームで負けて

「すっごい悔しい」気持ちを体験して

帰って行きました。


ダイレクトに「きみの今のその気持ちが

『悔しい』だよ。」と伝えることが

一番分かりやすい方法だと思います。

 

 

<後半クラス>

始めの会

○○なとき(気持ちを表にする)

絵本セラピー(「ケチャップマン」)

ぴっぐテン

終わりの会

 

後半クラスも、気持ちについて考え、

表にまとめてもらいました。


プログラム中、気持ちの種類に

自分で「不安」ということばを

書き足した子がいました。


後から聞いてみると、彼女にとって

不安という言葉は自分の気持ちを

表現するのに大事な言葉だということでした。


怒ったり、泣いたり、笑ったりという

近くで見ていて分かりやすい気持ちとは

違い、よく見守っていないと気づけない

子ども達の不安という気持ち…。

それをしっかりとキャッチできる大人で

いたいと感じた一瞬でした。


ひまわり教室スタッフ 阿久津智子